配信画面のOBSでのカスタマイズ解説記事です。画像と動画の設定やテロップ、CSSによるカスタマイズについて掲載。OBS配信カスタマイズについて調べる際にお役立てください。
OBSの基本とカスタマイズ性
OBSでできること
OBSは、ライブ配信と録画ができるPC用の配信ソフトウェアです。カスタマイズ性が高く、自分好みの配信画面を実現しやすいです。配信中の画面を同時に録画できたり、画像や文字を手軽に配置できたりと非常に自由度が高いです。
OBSでできること一例
- 画面録画
- ライブ配信
- コメント表示
- 画像や文字の表示
- 音声入力
カスタマイズの例
コメント欄を表示する
YouTubeやTwitchなどの場合、コメント欄を配信画面に表示することができます。さらにカスタムCSSを使うことで、コメント欄の枠や文字の色などをカスタマイズ可能です。
テロップを流す
配信画面にテロップを流すことで、配信のルールや禁止事項などを視聴者に伝えやすくなります。OBS内のテキストソースを追加し、フィルタのスクロールを追加することでテキストを動かすことができます。
外部の便利機能
CastCraftやマルチコメントビューアなどのコメントビューアと組み合わせることで、さらにカスタマイズの幅が広がります。おしゃれな演出やコメント欄をカスタマイズしたい場合は使ってみましょう。
時計やタイマーも出すことができる
ブラウザソースを追加することで、配信画面に時計やタイマーを配置できます。ソースを無料で配布しているサイトがあるため、そこから気になるソースを入手しましょう。ブラウザソースに入手したソースを追加することで配信画面に時計やタイマーを追加できます。
画像や動画を設定しよう
背景の設定
配信画面や録画画面の背景を最初に設定しましょう。画像ソースもしくはメディアソースから、スタイルに合った画像もしくは動画を配置するのがおすすめです。単色の背景を使いたい場合は、色ソースから好きな色を選んで追加するのもありです。
ロゴやアイコンを表示
自身のロゴやアイコンがあれば配信画面に表示させましょう。画像ソースから追加して、サイズや位置を調整しましょう。
OP/ED動画

オープニングやエンディングの動画があれば設定しましょう。OP/ED動画に関しては、同じシーンに入れるのではなく、別のシーンにそれぞれ追加しましょう。シーントランジションを「フェード」にすることで切り替えがスムーズになります。
テロップを動かそう
スクロールフィルタを活用
ソースにテキストを追加したら、スクロールフィルタを使ってテロップを動かしてみましょう。フォントや色の変更、左右上下に好きな速度で動かすことが可能です。
テロップの動かし方
① | ![]() |
② | ![]() |
③ | ![]() |
④ | ![]() |
⑤ | ![]() |
水平速度を調整すると左右に動くようになり、垂直速度を調整すると上下に動くようになります。
色や背景を変えてみよう

テキストのプロパティを開き、少し下にスクロールすると文字の色や背景の色を変えられる項目が表示されます。透明度も変更できるため、配信画面に合わせてカスタマイズしてみましょう。
コメント表示をカスタマイズしよう
OBSのコメント表示機能

OBSのウィンドウキャプチャを使うことで、コメント欄を配信画面に表示できます。ソースに「ウィンドウキャプチャ」を追加して、配信画面のブラウザをキャプチャしましょう。
Tips! | ウィンドウキャプチャ画面のトリミングは、「Alt」を押しながら、表示しているウィンドウの赤い枠をドラックすることで可能です。 |
コメントビューアを使おう
コメントビューアを使うことで、コメント欄の外観やフォントなどを細かくカスタマイズできるようになります。コメントしてくれた視聴者の管理もしやすいため、気になるコメントビューアを導入してみましょう。
CastCraft
CastCraftとは、配信者が視聴者との関係を深めるためのサービスで完全無料で使用できます。視聴者を記憶してコメントを管理したり、OBSの配信画面にコメント欄のオーバーレイなどを表示できたりします。OBSを使用して配信する際は、CastCraftも合わせて使うのがおすすめです。
マルチコメントビューア
マルチコメントビューアは、多くのプラットフォームと連携できる万能型のコメントビューアです。複数のプラットフォームからのコメントを一括管理できるため、同時配信をおこなう場合に特に有用です。
CSSで細かくデザインしよう
コメント欄を調整

カスタムCSSを使うことでコメント欄の見た目を調整することができます。YouTubeであれば、コメント欄のチャットをブラウザソースで追加し、カスタムCSSの欄に任意のCSSを追加しましょう。
時計/タイマーを設置

時計やタイマーもカスタムCSSによって見た目を調整できるものがあります。はいしんツールキットなどで無料配布されているURLをブラウザソースに追加し、色合いを調整しましょう。
その他のカスタマイズ
シーン切り替え

シーンを切り替えることで、まったく違う画面を即座に表示できます。ゲーム配信画面から雑談配信画面に切り替えたいときなどに利用しましょう。OBSの画面左下の「+」をクリックすることでシーンを追加できます。
BGMを追加

雑談配信などで、BGMを追加したいときはソースから追加しましょう。ソース追加から「メディアソース」を選択し、ローカルファイルから使いたいBGMを選択しましょう。追加後の音量は、右側にある音声ミキサーで調整できます。
プラグイン
プラグインを追加することで、OBSの機能を拡張できます。音声エフェクトやマイク音声のノイズ除去などができるようになるため、音声関連で困っている場合はプラグインの導入も検討しましょう。音声関連以外にも、映像にエフェクトをかけられるものなどもあります。
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