
友人とボイチャをしながらゲームをプレイしたりFPSなど音の定位が重要なゲームに没入したりといった現代のオンラインゲームプレイには欠かせないツールであるゲーミングヘッドセット。
中でもワイヤレスゲーミングヘッドセットと聞くと皆さんはどんなことを思い浮かべるだろうか?
便利そうだけど音質や遅延が気になる、充電時間の長さが不安など、メリットも多いものの不安点やコスパの問題で導入を断念しているゲーマーも中にはいるだろう。
また、価格もワイヤレスのヘッドセットと聞くと何となく高いイメージがあり、なかなか手が出せないと感じている人も多い。
しかし、昨今ではそういった価格が高いというイメージを覆すコスパと性能のバランスに優れたワイヤレスゲーミングヘッドセットも続々と登場してきている。
今回ご紹介するサンワサプライの「400-HSW051」もそういった製品のうちの1つで、高コスパながらも驚きの高性能を発揮してくれるとても良製品。
この記事を是非とも最後まで読み進め、この製品の良さを知っていってほしい。

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ゲーミングヘッドセットとは?普通のヘッドセットと何が違う?

▲公式サイト より
皆さんもよくゲーミングヘッドセットという単語を耳にすることはあると思うが、通常のヘッドセットと比べて何が違うというのはご存知だろうか?
この両者は同じヘッドセットというカテゴリといえども意識されている点がだいぶ違うため、同じ音声を聞いてもかなり印象が変わるようになっている。
例えばサラウンド機能もかなり差があり、音楽鑑賞や映画鑑賞に使用されるモニターヘッドホンは音の広がりと一体感、BGMとSEの調和を重視しており、独立した音が悪目立ちしすぎないようにフラットな調整がなされているものが多い。
対するゲーミングヘッドセットは音の出どころである位置や距離、そういったものを正確に把握するため、効果音やSEが強調される傾向にある。
また、中音域である人の声などがボイチャを併用することを前提として音作りがなされているため聞き取りやすく、「今なんて言った?」ということはほとんどない。
より深くゲームや仲間と協力プレイを行うなどの際に没頭しやすいと言えるだろう。
反面、音楽を聞くといった受動的なコンテンツを楽しむ場合、好みが分かれる。どうしてもSEなどが強調されてしまい、音楽を全体として聞きづらくなるという声もよく聞かれる。
もちろんボーカルの声が聞きやすくはあるものの、そこばかり強調されてしまってというキライもあるため、ある程度イコライザーなどでの調整が必要になる点は注意しよう。

「400-HSW051」のスペックをチェック

▲公式サイト より
それではこちらの製品の詳しい性能をチェックしていこう。
<ヘッドホン>
形式 | ダイナミック型40mm(ステレオ) |
---|---|
周波数特性 | 20~20,000Hz |
インピーダンス | 18Ω±15% |
<マイクロホン>
形式 | コンデンサータイプ |
---|---|
指向性 | 無(全)指向性 |
周波数特性 | 100~10,000Hz |
入力感度 | -42dB±3dB |
<共通仕様>
製品サイズ | ヘッドセット/約W17.5×D7.75×H18.2cm、 レシーバー/約W6×D2×H1.1cm |
---|---|
製品重量 | ヘッドセット/約169g、 レシーバー/約8.6g |
コネクタ形状 | ヘッドセット/Type-C、 レシーバー/Type-C (USB A変換アダプタ付き) |
送信周波数 | 2.404~2.480GHz |
変調方式 | GFSK |
通信距離 | 約10m |
連続使用時間 | 最大約23時間(RGB LED消灯時)、最大約14時間(RGB LED点灯時) ※音量50%の場合 |
充電時間 | 約2.5時間 |
バッテリー容量 | 700mAh |
装着時も少し感じたが、ヘッドホンの核とも言うべきハウジング部が少し小さめな印象を受けた。
耳全体を覆うタイプのイヤーパッドにはなっているものの、頭の大きさや耳の大きさによっては思ったよりもはみ出てしまうかもしれない。周波数特性はスタンダードな人間の可聴域の範囲内。
これが10Hz~30000Hzなどになると音の広がりが良くなるが、ことゲーミングヘッドセットに関しては音の定位の関係上、あまり音が広がりすぎると距離や位置があやふやになるため、この程度で問題ないだろう。

▲公式サイト より
接続に関してはUSB-AとUSB-C、あとは有線での接続が可能。Bluetoothでの接続には対応していない点には注意しよう。レシーバーと本体で通信を行い接続するため、音質と転送速度が安定しているのが特徴だ。
連続使用時間は最大で23時間。ライティング機能を使用すると14時間まで耐用時間が減ってしまうので使用環境に合わせて点灯するかどうかは選ぼう。

ライティングのイメージはこんな感じだ。そこまで目立つように光りはしないように思った。
それでは実機のレビューを見ていこう。
「400-HSW051」実機レビュー
今回、サンワサプライさんより上記の製品をご提供頂いたので、詳細なレビューを行っていく。
開封~重さ、サイズ感

内容品は本体、USBレシーバー、本体充電用ケーブル、有線接続用USB-C-3.5mmピンジャックケーブル、説明書。

これだけ入っていても箱がかなり小さく、手持ちのiPhoneと比較してもこれくらいの大きさだった。この大きさなら旅行先でSwitchと使用するといった用途も可能だろう。

こちらが接続用のUSBドングル。一見するとただのType-A用のレシーバーに見えるが

このようにUSB-Cと分かれるようになっており

こちらの小さいUSB-C部分が本体となっている。このレシーバーがかなり小さいため、場所を選ばず接続することが可能そうだ。また、小さすぎるので紛失しないように注意しよう。

こちらが本体重量。公称169gということでこんなものだろう。持ってみるととにかく軽く、装着時も重みで肩が疲れたりなどということは一切なかった。
また、ワイヤレスのため取り回しが良く、飲み物を取りに行く程度であれば装着したままといったシーンもあった。
実際の装着感

実際に装着した様子。筆者自身かなり頭が大きいのもあり、かなり髪の毛にめり込んでいる。ただ、ある程度しっかりと締めておかないと使用時にズレやすくなるため、ここはちょうどよいと感じた。
メガネのツルとの干渉も気にならないレベルではあるが、気になる人はツルの細いメガネを使用するか、コンタクトレンズを使用するようにすればもっと違和感は軽減できるだろう。

マイクを出した様子。筆者の顔がかなり大きいということもあるが、口元までは全く届かない。ただ、マイクテストや実際にボイスチャットなどもしてみて問題なかったため、マイクが口元に届かないという点は気にしなくて良さそうだ。
ただし、マイクは全指向性なため、環境音が少し気になった。静かな場所で使用するようにしたほうがボイチャ相手にも良いだろう。
実際にゲームにてそれぞれ使用!
それではゲーミングヘッドセットと言うこともあるため、実際にゲームに使用してみよう。

まずは先日ついに発売となったSwitch2を用いて検証。マリオカートワールドをプレイしてみる。

まずは本体上部のUSB-C端子にUSBレシーバーをセット。

そんなに目立つことも無く、かなりコンパクトに収まった。Switch2利用も想定してあるということだろう。
余談だがSwitch2の上部USB-C端子はドックに置きっぱなしだとホコリが積もって嫌だなと思っていたので、蓋代わりにも良いかもしれない。

早速プレイしている様子。プレイ中の音の聞こえ方だがかなりクリア。
左後方側から甲羅を投げる音や遠くの爆発音、ドンキーコングに追い抜かれた時のCVなど、全く違和感なくプレイすることが出来た。音の遅延もまったくないと言って良いだろう。

ライティングの様子。こちらはグラデーションで変わっていくか、1つの色の明滅、1色の点灯をそれぞれ選ぶことが出来る。

今度はPCに挿してプレイ。こちらはUSB-Aを使用した。

こちらはSteamでギルティギアストライヴをプレイしてみた。格闘ゲームということもあって音の遅延は命取りと思っていたが、USB-Aで接続しても全く問題なさそう。
少なくとも音声がずれていると感じたり、押してから音が出るまでのラグを感じたりということは無かった。
Bluetooth接続だとこの辺りはかなり気になるが、USB間での通信を利用しているため、ほとんど有線と遜色ないと言っても過言ではないだろう。

まとめ:本格使用にも対応できるゲーミングヘッドセット入門機としておすすめ!

今回はサンワサプライの「400-HSW051」を余す所なくご紹介した。
触る前は価格も価格だし、ワイヤレスで遅延やノイズがあるだろうと思っていたが、実際に使用してみると他メーカーの10,000円前後のエントリークラスのヘッドセットとそこまで大きな違いが無く、ストレス無くゲームをプレイしたい、ボイチャをしながら仲間とワイワイ遊びたいと言ったニーズには十分応えられる製品にまとまっていると言えるだろう。
皆さんも是非ともこの記事を参考に製品を手に取り、日々のゲームプレイに役立ててほしい。
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