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FPS/TPSをはじめとした音が重要なゲームにおいてほぼ必須と言っても過言ではないゲーミングヘッドセット。そんなヘッドセットの弱点であるケーブルの煩わしさを解消したワイヤレスのヘッドセットが存在しているのを皆さんはご存知だろうか?
ワイヤレスだと遅延が気になる、バッテリー持ちが悪そうで不安…といった声もよく耳にするが、実を言うと昨今のワイヤレスヘッドセットはそういった不満をしっかりと払拭しており、有線のヘッドセットと比べても全く不自由のない性能を持っているのが特徴。
今回はそんなワイヤレスヘッドセットの選び方を解説するとともに、編集部おすすめのワイヤレスヘッドセットをご紹介。是非とも参考にしてみてほしい。
記事執筆/監修者情報

ワイヤレスゲーミングヘッドセットのメリット・デメリットは?

通常のゲーミングヘッドセットに比べてワイヤレスゲーミングヘッドセットが最も優れている点はもちろんワイヤレスで動作するということ。
実を言うとゲーム中に頭や身体を動かして体勢を変える機会というのは多く、有線だとケーブルが邪魔でヘッドセットが引っ張られてしまったり、大事な場面で耳からズレて負けにつながってしまったりということもしばしば。ワイヤレスのヘッドセットであればそういった心配もなく、ある程度頭を動かしても全くパフォーマンスに影響がないというのは大きな利点と言えるだろう。
また、自由な距離や体勢でゲームをしやすいというのも挙げられる。例えばモニターから少し離れてソファーに深く腰掛けてゲームをする、ベッドに横になりながらボイチャで通話を楽しむなど、有線では出来ない自由さは大きな魅力である。

しかし、当然ながらやはりデメリットというものも存在する。昨今は技術の進歩により、2.4GHz帯を利用するワイヤレス接続では遅延はほとんどないが、スマホやタブレット、ノートパソコンなどでBluetooth接続を行うとどうしても遅延が気になる。
アプリや製品、Bluetoothのバージョンやコーデックなどによってその遅延の大きさはまちまちだが、リズムゲームなどで使い物にならないということもあるため、その点は注意が必要だ。
もちろんワイヤレスということであればバッテリー駆動になるため、その充電をしておかなければいけないという点もネック。充電が切れても有線で接続出来るモデルもあるものの、それではあまりワイヤレスヘッドセットを選ぶメリットが無いため、使用する前には常に満充電にしておくように心がけておこう。
短時間充電で長時間使用できるモデルも中にはあるため、うっかり充電を忘れがちな方はこういったモデルを選ぶのもおすすめだ。
ゲーム機などにも使える?

PS4やPS5、Nintendo Switchに使用する場合は2.4GHzのUSBレシーバーが付属しているかどうかがポイント。Bluetooth接続の場合はNintendo Switchはそのまま接続することが可能だが、PS4、PS5はオーディオデバイスのBluetooth接続に対応していないという点に注意しよう。
また、PCであれば各メーカーが用意しているサウンドミキサーなどである程度サラウンドなどの制御は可能だが据え置きゲーム機ではそういったことは一切不可能。
よって、PS5の3Dオーディオに関してはPS5純正のワイヤレスヘッドセットを使用するか、PS5対応と明記されているものを使用しないと思った効果が得られない点は事前に確認しておく必要がある。
ワイヤレスゲーミングヘッドセットの選び方

自分にとって最適なワイヤレスゲーミングヘッドセットを選ぶポイントは以下の通り。
- ・つけ心地
- ・マイク性能
- ・接続方式
- ・バッテリー持ち
- ・音質
上記の5点を押さえることで自分に合ったワイヤレスゲーミングヘッドセットを選ぶことが可能。一つずつ見ていこう。
長時間使用に耐えうるつけ心地を選ぼう

ワイヤレスゲーミングヘッドセットにおいて最も重要なのは音質でもなんでもなく、間違いなくつけ心地が良いものとなる。
この点がイマイチということになるとどんなに音質やマイク性能が高くても長時間は使いづらく、結局買い替えるということになってしまうことも。
ゲーミングPCの取り扱いがあるPCショップや家電量販店などで実際に装着してみて、耳にフィットするものを選ぶと良いだろう。蒸れづらいもののほうが長時間使用における不快感は少なくなるため、メッシュ素材や布素材のものがおすすめだ。
耳はすっぽりと覆えるものをチョイスするのがコツ。耳に対してヘッドセットのイヤーカフが小さいとズレやすかったり、没入感が損なわれてうまく音が聞こえないことにつながったりと良いことは一切ないため、その点はイヤーカフの大きさなどを見て事前に確認しておこう。
VCを重視するならマイク性能も気にしたい。手元でミュート出来ると安心

DiscordをはじめとしたVCツールで仲間と連携を取りながらゲームを行う、配信で自分の声をマイクに乗せるということを重視するのであれば、マイクの性能もしっかりとチェックしておく必要がある。
しっかりと口元に寄せることが出来る、感度の調整が出来ると言った辺りは状況を伝える上でマストと言えるだろう。ただし、あまりにも感度を高く設定しすぎると自分の呼吸の音(ブレスノイズ)が相手に伝わってしまい、相手に不快感を与える場合もある。自分でマイクをモニタリングするなどしてその点は調整を行おう。
また、VCでも配信でも、急に環境音が入ってしまう恐れがある場合、ツールでのミュートではなくワンタッチで手元ミュートが出来ると安心。こちらも快適なコミュニケーションをするためにチェックしておくと良いだろう。
物理的に使わない時はマイクを取り外せるものであれば、入れたくない音声を入れてしまったというような事故も防ぎやすい。
USBレシーバー付きの2.4GHzが主流!PC以外でも使用するならBluetoothも

ワイヤレスゲーミングヘッドセットは独自のUSBレシーバーを同梱したものがほとんどで、PCや据え置きゲーム機ではそれを接続して2.4GHzでの通信を行うのが一般的。
Bluetoothと違いUSB端子が必要にはなるものの、Bluetoothよりも安定した高音質でノイズと遅延も段違いに少ないのが特徴となっている。有線よりも遅延が少ないということを謳っているモデルもあるため、2.4GHz接続の場合は遅延の心配はほとんどないと言っても過言ではないだろう。
また、製品によってはサラウンド機能を搭載しているものもあり、FPS/TPSで重要な足音の方角なども分かりやすくなるため、使用できる環境であれば是非とも使ってみて欲しい。
Bluetooth接続はPCだけでなくスマホやタブレット、Switchなどでも使用したい場合はチェックしよう。電力が少なくて済むためバッテリーが長持ちする点と、USB端子などの必要がなく、それぞれの機器とペアリングさえしてしまえばそれだけでずっと使えるというお手軽さが評価ポイント。
ただし、音質や接続の安定感は2.4GHzに遠く及ばないため、どちらでも使える環境であれば迷わず2.4GHz接続を選びたいところだ。
バッテリー持ちは20時間以上が目安。こまめの充電が面倒な人は24時間以上対応のものも

一度充電を行った後はしばらく充電しない、休みの日は朝から晩までずっとゲームに没頭したいという方は連続稼働時間が20時間以上のものを選ぶのがおすすめ。
それだけあれば1日中ゲームやVC、配信をしていてもそう簡単に充電切れにはならないため、必要十分なバッテリー容量と言えるが、ついつい充電を忘れがちな方は更に24時間以上対応が出来るモデルが好適。
また、充電を忘れないために充電スタンド付きのモデルを選べば快適性は高まるだろう。
音質は重要だがゲーミングヘッドセットに限ってはそこまで大きな違いはないかも

ヘッドセットにおいて音質というものは非常に重要ではあるものの、ある程度の能力を持ったワイヤレスゲーミングヘッドセットであれば実を言うとそこまで大きな差は無い。
サウンドドライバーなどが大型化すると音質に臨場感が出てくるが、ことゲームに限っては音質よりも音がどの方向から聞こえてくるかという定位のほうが重要になってくるため、サラウンド機能などの充実度をチェックしたほうが良いだろう。
また、どの高さ、低さの音まで再生できるかという数字の再生周波数帯域は10Hz~40000Hzあればどんな音でもしっかり鳴り分けられるとともに、音の振幅を感じることが出来る。人間の可聴域は一般に20Hz~20000Hzと言われているが、これより広い音の再生が出来たほうが振動などの臨場感を味わえるだろう。
ワイヤレスゲーミングヘッドセットのおすすめ6選
Logicool(ロジクール)『G535』
アメリカの有名ゲーミングメーカー、ロジクールのワイヤレスヘッドセットの定番品。236gとかなり軽量になっており、長時間つけていても疲れづらいのは評価ポイント。
また、33時間の長寿命バッテリーになっているため、こまめに充電をしなくても使いやすいのは利点と言えるだろう。
マイク性能 | - |
---|---|
接続方式 | ワイヤレス |
バッテリー | 33時間 |
音質 | ドライバー:40mm 周波数特性:20Hz〜20kHz 感度:87.5dB SPL/mW |
重量 | 236g |
HyperX(ハイパーX)『HHSS1C-KB-WT/G 4P5J1AA』
世界最大のメモリメーカー、KingstonのゲーミングブランドであるHyperXのワイヤレスゲーミングヘッドセット。白を基調とした高級感のあるデザインが特徴で、PS5などと一緒に保管しておくとオシャレ感が増すのがポイントとなっている。
ソフトではなくオンボードでもある程度音質を調整することが出来るので、据え置きゲーム機でも使いやすいのはメリット。
マイク性能 | 感度:-40dBV |
---|---|
接続方式 | ワイヤレス(2.4GHz) |
バッテリー | 17時間 |
音質 | ドライバー:40mm 周波数特性:10Hz〜21kHz 感度:95.5dB SPL/mW |
重量 | 315g |
SteelSeries(スティールシリーズ)『Arctis 1X』
XBOX Oneに対応するWindows Sonicサラウンドに対応しており、XBOXでの使用にとくに最適化されているワイヤレスゲーミングヘッドセット。マイクもDiscord社が認定したノイズキャンセリングマイクを搭載しており、クリアな音声を相手に届けることが出来る。
もちろんXBOXだけでなく主要な据え置き機やPCとの接続にもしっかり対応。USB-C接続のワイヤレストランスミッターでどんな機器にも接続しやすいのは利点と言える。
マイク性能 | 感度:-38dBV |
---|---|
接続方式 | ワイヤレス |
バッテリー | - |
音質 | ドライバー:40mm 周波数特性:20Hz〜22kHz 感度:95dB SPL/mW |
重量 | 236g |
Razer(レイザー)『RZ04-03220100-R3M1』
アメリカのゲーミングブランド、Razerのワイヤレスゲーミングヘッドセット。「RAZER HYPERSPEED WIRELESS」と呼ばれる独自のワイヤレス規格を搭載しており、高速通信と超低レイテンシーを実現。遅延なく音声の入出力を行える。
マイクは取り外し可能になっており、音声を入れたくない場合も楽に対応することが出来る上に、外では高性能なヘッドホンとしても使用可能。
マイク性能 | 感度:-42dBV |
---|---|
接続方式 | ワイヤレス(2.4GHz) Bluetooth 5.2 |
バッテリー | 70時間 |
音質 | ドライバー:50mm 周波数特性:12Hz〜28kHz 感度:100dB SPL/mW |
重量 | 320g |
Audio-technica(オーディオテクニカ)『ATH-G1WL』
日本の老舗音響機器メーカー、オーディオテクニカが手掛けるワイヤレスゲーミングヘッドセット。
ゲームへの没入体験をキーワードとしており、リアルな音を追求するバーチャルサラウンドモードや遅延のない2.4GHz接続、自分の声を聞きながらマイク調整が行えるマイクモニター機能など、ゲームを快適にプレイする上で重要な機能がしっかりと詰まっているのがポイント。
MMORPGの金字塔である「ファイナルファンタジーXIV」の推奨機種となっているため、同タイトルをプレイしているユーザーは是非とも一度はチェックしてみて欲しい。
マイク性能 | 感度:-43dBV |
---|---|
接続方式 | ワイヤレス(2.4GHz) |
バッテリー | 15時間 |
音質 | ドライバー:45mm 周波数特性:5Hz〜40kHz 感度:101dB SPL/mW |
重量 | 290g 約297g(着脱式マイクロホン含む) |
Logicool(ロジクール)『G933s』
派手なライティングが目を引くロジクールのDolby 7.1chに対応したワイヤレスゲーミングヘッドセット。Headphone:X 2.0サラウンドサウンドによる音の定位が安定しており、没入感や臨場感がとにかく高いのが特徴。
専用ソフトウェアで詳細なイコライザー設定やライティング設定を行えるため、自分好みのカスタマイズを行うのが楽しい製品だ。
マイク性能 | 感度:- |
---|---|
接続方式 | ワイヤレス(2.4GHz) |
バッテリー | 12時間(ライトなし) 8時間(デフォルトライト) |
音質 | ドライバー:50mm 周波数特性:20Hz〜20kHz |
重量 | 379g |
まとめ:ワイヤレスゲーミングヘッドセットでライバルに差をつけよう
良いゲーミングヘッドセットを揃えるというのは対人ゲームにおいて大切な「音のアドバンテージ」で優位に立てるということになり、それだけでゲームの勝率を上げることが出来る可能性が生まれる。ワイヤレスゲーミングヘッドセットは価格的には少し値が張るものの、手にして使用した時の満足感は格別。皆さんも是非とも今回の記事を参考にして、音の違いで勝利を勝ち取ってほしい。
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