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Blizzard Entertainmentより、6月6日(火)に発売されたアクションRPG『ディアブロ IV』。
本作は、戦闘に重きをおいたアクションRPG、所謂「ハック&スラッシュ(ハクスラ)」の代表的な存在である『ディアブロ』シリーズの最新作だ。
これまでのシリーズの面白さは継承しつつ、オープンワールドやMMO要素により正当進化を遂げた本作。
この手のゲームを遊んだことがない人からシリーズファンまで幅広い人に楽しめる作品となっているので、本記事では『ディアブロ IV』の面白さを改めてお伝えしていきたい。
※本記事で使用されている画像・動画には先行プレイのものも含まれています。
目次
中毒性抜群のバトル&ビルド!本作の魅力をご紹介!
▲敵の大群を倒し、ランダム生成される装備の特殊効果を吟味し、自分だけのビルドを模索する。これこそが『Diablo』シリーズの面白さの核だ。
『Diablo』シリーズの伝統的な面白さといえば、敵を倒して得たアイテムで自身のキャラを強化し、次なる強敵に挑むというサイクルを繰り返していく点だ。
そんな本作のゲームの根幹となる部分に加えて、新要素となるオープンワールド要素や充実したマルチプレイ要素を、4つの項目にわけて紹介していこう。
魅力①敵の大群を殲滅&レアドロが気持ちいい!
▲アクションの操作性も進化を感じられる。特に弓や短剣を操る「ローグ」では、よりスムーズかつスタイリッシュなバトルを楽しめた。
本作のアクションの醍醐味といえば、やはりバトルの面白さ。強力なスキルでザコ敵を一網打尽にする爽快感は抜群だ。
ボス戦では、回避アクションで敵の攻撃を掻い潜りつつ、隙を見つけて攻撃を加えていく手に汗握るバトルを楽しめるだろう。

▲、通称「茶柱」と呼ばれるエフェクトが独特なSEとともに現れるのは、最高レアのレジェンダリー装備がドロップした証拠だ。脳汁が溢れ出すこと必至。
また『ディアブロ』恒例の、レアなアイテムを求めてダンジョンに潜る要素も本作の中毒性の高いポイント。
レジェンダリー装備がドロップしたときの高揚感はもちろん、アイテムの性能を吟味してどんなビルドに活かせるか考える楽しさもひとしおだろう。
魅力②多彩なキャラとスキルによる幅広いビルド要素



▲バーバリアン(戦士)やソーサラー(魔術師)など、選択できる5種類のクラスの姿。
『ディアブロ』シリーズの魅力のもう一本の柱として挙げられるのが、幅広いビルド要素だ。
プレイヤーは5種類のクラスから1つを選び、通常攻撃からメインスキル、奥義に至るまでの多彩なスキルを習得する。

▲スキルツリーの様子。様々なカテゴリーから自分の使いたいスキルを選ぶほか、スキルの強化やパッシブスキルの習得も可能だ。
さらに、本作でドロップする装備の特殊効果などはランダム生成なので、膨大な量のアイテムからより強力なもの、もしくは自分のビルドに合っているものを見つけ出していく。
これらのクラス・スキル・装備に加えて、後述するパラゴンボードの4要素を組み合わせて、非常に幅広いビルドを実現できるつくりとなっている。
▲同じクラスでも取るスキル次第で戦い方はガラッと変わる。ドルイドを例に挙げると、雷や嵐といった自然魔法で遠距離攻撃するビルドと…
▲人狼になって暴れまわる変身ビルド、同じドルイドでもここまで戦闘スタイルが変化するのだ。
ビルドがうまく組み上がれば、範囲攻撃で一網打尽にする、素早い身のこなしで翻弄する、疫病やトラップでなぶり殺しにする、あるいはこちらも大群を率いてさらなる数で圧倒するなど、自分の思い描くバトルスタイルで戦っていけるのである。
スキル同士のシナジーを考えたり、レアアイテムの特殊効果を活かしたビルドを作ってみたり…と、色々試しているうちに本作の虜になっていること間違いなしだ。

▲パラゴン・ボードの様子。赤い枠のボードを回転させて接続を変えられるので、自分のビルドに合ったツリーを作り出せる。
またゲームの終盤では、「パラゴン・ボード」と呼ばれる、細かくステータスを振り分けたり、新たなパッシブスキルを習得したりできるやりこみ要素も存在。本作のこだわり抜ける育成システムにはシリーズファンも満足できるだろう。
魅力③見知らぬ誰かとの共闘も!?シリーズ初のオープンワールド!

▲ワールドマップの様子。過去作では基本的に一本道だったメインストーリーも、本作では1章~3章の一部が同時進行できるなど、広がりを感じさせるものとなっている。
本作の大きな新要素として、世界がMMO式のオープンワールドとなり、他プレイヤーとの交流が行いやすくなっている点が挙げられる。
少しずつマップが広がっていく様子や、時折すれ違う他のプレイヤーにより、従来のハクスラARPGでは希薄だった冒険している感をしっかりと噛み締められる。

▲各地に存在するリリスの祭壇。見つけると永続的なステータスアップを得られるので隅々まで探索したくなる。
また、サブクエストの達成やダンジョンの踏破などオープンワールドらしい要素盛りだくさんな上、探索を進めると経験値やスキルポイントなどの報酬が得られるので、これまでの『ディアブロ』シリーズとは一味違ったゲームプレイを楽しめるだろう。
他にも、レイドボスやフィールド各地で発生するイベントにより、見知らぬ誰かと共闘することも。マルチプレイ要素はMMOとなった本作の醍醐味だと言えるだろう。
魅力④パーティプレイから対人戦まで!充実したマルチプレイ
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▲マルチプレイの様子。レベルに差があっても「手伝う」のではなく対等な形で「共闘」ができる。
『ディアブロ』シリーズといえば、オンラインマルチプレイの先駆けとなる作品であったが、本作でもマルチプレイ要素は充実している。
前述のレイドボスやワールドイベントなどのMMOらしい要素に加えて、最大4人でのパーティを結成することも可能。4人でダンジョンに潜るのはもちろん、他のプレイヤーのストーリー進行を手伝ったり、アイテムのトレードも行える。
また、本作では敵のレベルが自分の強さに応じて変化(レベルシンク)する。仮にレベル5のプレイヤーとレベル50のプレイヤーがパーティを組んでも、敵が自然と両者にとってちょうどいい強さに調整されるので、どんなプレイヤーとでも協力プレイが楽しめるのだ。
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さらに、本作にはPvPが行えるエリア「憎しみの地」も存在。
憎しみの地はフィールドで手に入れた“欠片”を浄化し、持ち帰るというルールで、他プレイヤーを襲って欠片を奪ったり、ステルスなどを利用してこっそり欠片を持ち帰ったりと自分のクラスやプレイスタイルに合わせて自由に遊べるつくりとなっている。
メインシナリオをクリアしても戦いは続く…!シーズンを遊び抜け!
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▲バトルパスの様子。ゲームプレイに影響を与える報酬はすべて無料部分で入手可能だ。
本作はリリース後もシーズン制でアップデートが続けられていく。
シーズン開始時には新たなクエストの実装やクラスのバランス調整が行われるのに加えて、プレイヤーはバトルパスを進行できるようになる。
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▲シーズンの祝福を選択。
バトルパスを進めると、ゲームで有用なアイテム報酬が獲得できる他、XPやゴールドのボーナスが得られるシーズンの祝福を有効にでき、よりシーズンのゲーム進行を楽にできる。
バトルパスは無料のものに加えて、プレミアムバトルパスも購入できる。プレミアムバトルパスでは進行するとシーズン固有の限定コスメティックやプラチナ通貨(課金マネー)が入手可能だ。
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▲ショップで購入できるコスメティックアイテム。ダークなディアブロの雰囲気をより楽しめるデザインが目白押しだ。
他にも、本作には「ショップ」が存在する。ショップでは課金によりコスメティックアイテムが購入可能で、アイテムは定期的にローテーションしていく。
また、プレミアムバトルパスやショップで得られるコンテンツではゲーム内で有利になる要素は含まれない。課金で強さに差がつかないのはゲーマーには嬉しいポイントだ。
まとめ

10年ぶりのシリーズ完全新作ということもあり、全世界に待望されていた本作だが、その期待を全く裏切らないつくりであった。
『ディアブロ』シリーズで紡がれたきたビルドの奥深さや爽快アクションを引き継ぎつつも、オープンワールドという新要素でさらに進化した新時代のハクスラARPGだと断言できる。

▲かつて世界を築いたリリスとイナリウスの対立が描かれる。リリスはディアブロIIでは中ボス扱いされるなど、重要なキャラにもかかわらず過去作でフォーカスされることが無かったので、ナンバリング作にふさわしいストーリー展開であろう。
個人的に良いと思ったのは、過去作と比べてもシネマティックムービーに力が入れられているという点。
戦闘要素がメインとされがちな『ディアブロ』シリーズが、実は重厚な世界観を持っているのを実感できるだろう。
筆者はしばらく『ディアブロIV』漬けになることが確定したが、ここまで読んで興味を持ってくれた人は本日発売の本作を是非プレイしてみてほしい。
『ディアブロIV』の基本情報
発売日 |
2023年6月6日 |
---|---|
会社 |
Blizzard Entertainment |
ジャンル | アクションRPG |
対応ハード | PC / PS4 / PS5 / Xbox |
タグ | |
価格 |
PC : 8,909円(税抜)
PS4 : 8,909円(税抜)
PS5 : 8,909円(税抜)
Xbox : 8,909円(税抜)
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最大プレイ人数 |
大人数
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おすすめPCスペック
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PCスペックの判定基準について
この判定基準は「メーカーが発表している必要・推奨スペック」と「CPUやGPUなどのベンチマークスコア」を基に独自の基準で算出されています。
また表示されている「プロセッサー」「グラフィック」は、メーカーの発表している必要または推奨スペックの表記を軸に近い性能のものが記載されています。
GameWith編集者情報
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PCゲームを楽しむ。大昔からSteamでゲームしてました。digが趣味でジャンル問わずどんなゲームでもプレイ。ゲームに限らず興味を持ったものはなんでも深掘りする性質。 ゲーム以外の趣味は音楽鑑賞・ギター演奏などを嗜む。 『League of Legends』に出会い、人生がいろいろな意味で大きく変わる。 |
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