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スチームデック(SteamDeck)が日本向けに出荷開始!対応ゲームや基本スペック、体験レビューをご紹介!

スチームデック(SteamDeck)が日本向けに出荷開始!対応ゲームや基本スペック、体験レビューをご紹介!

最終更新 :
Steam Deckのキービジュアル

スチームデック(SteamDeck)とは、日本発売が開始された新しいゲームハード。本記事では価格やスペック、日本での発売日や対応ゲームなど本体情報をご紹介します。

スチームデック(SteamDeck)とは?

▲Introducing Steam Deck

スチームデック(SteamDeck)は、Valve社が運営するゲームプラットフォームSteamで販売されているPCゲームがプレイ可能な携帯ゲーミングデバイスだ。

どこへでも持ち運ぶことができ、最新のAAAタイトルも快適に動作可能。

7インチ静電容量式マルチタッチディスプレイで、キーボード入力やスワイプも滑らか。トラックパッドジャイロが搭載されており、携帯デバイス用に対応していないゲームやFPSなどの素早い動きが求められるゲームも違和感なく操作できる。

本記事では、そんな次世代の携帯デバイス「Steam Deck(スチームデック)」をご紹介していく。

Steam Deck 有機EL搭載モデル(OLED)

▲Introducing Steam Deck OLED - November 16

2023年11月17日(金)に発売された「Steam Deck OLED」の価格は、512GB版が77,090円(税抜)、1TB版が90,727円(税抜)となっている。

旧版の「Steam Deck LCD」から進化した点としては、ディスプレイが大きくなったことに加え、バッテリーの持ちやダウンロード速度が向上している。

種類が増えることで、自分の目的に合うSteam Deckが選びやすくなっているので、気になる人は以下からぜひチェックしてみてほしい

■詳細はコチラ!

Komodoで詳細を見る

目次

値段と発売日

国内向けSteam Deckの値段、発売日は以下の通り

従来の「Steam Deck LCD」は256GBのみのラインナップとなり、72,545円(税抜)から54,363円(税抜)価格が改定されてよりお求めしやすくなっているので、気になる方はぜひチェックしてみてほしい。

発売日価格
256GB(LCD)2022年12月17日(土)54,363円(税抜)
512GB(OLED)2023年11月17日(金)77,090円(税抜)
1TB(OLED)2023年11月17日(金)90,727円(税抜)
Komodoで詳細を見る旧版Steam Deck(LCD)の価格はコチラ!
価格
64GB(eMMC)59,800円
256GB(NVMe SSD)79,800円
512GB(NVMe SSD)99,800円

(※)アメリカ、カナダ、イギリス、EU地域では2022年2月25日より発売開始。

■ 本体に付属する特典はこちら

ストレージごとの内容はこちらをタップ

64GB(eMMC)

■ 内容

  • キャリングケース

256GB NVMe SSD

  • 高速ストレージ
  • キャリングケース
  • 限定Steamコミュニティプロフィールバンドル

512GB NVMe SSD

  • 最速ストレージ
  • プレミアム防眩エッチングガラス
  • 限定キャリングケース
  • 限定Steamコミュニティプロフィールバンドル
  • 限定仮想キーボードテーマ

■その他ゲーム機の予約/抽選情報はコチラから!

基本スペック

SteamDeckの画像

▲日本語にもばっちり対応しているようだ。

気になるスペック情報を一部抜粋してご紹介。解像度やリフレッシュレートなど、やりたいゲームに合わせてチェックしておこう。

PS5とほぼ同性能のCPUを搭載!

「スチームデック(SteamDeck)」には、CPU:Zen 2 4c/8t、2.4~3.5GHz(最大448 GFlops FP32)、GPU:8 RDNA 2 CU, 1.0~1.6GHz(最大1.6 TFlops FP32)が搭載。

CPUに関してはPS5と同等、GPUに関してはPS5に劣る性能にはなっているものの、携帯デバイスということを加味すると破格のスペックを持つ。

『エルデンリング』も快適に動く16GBメモリーを搭載!

「スチームデック(SteamDeck)」は「16 GB LPDDR5オンボードRAM(5500 MT/s クアッド 32ビットチャンネル)」を搭載。

「メモリー」は一度に動かせるデータ量の上限値。16GB搭載は最近のローエンド〜ミドルエンドのゲーミングPC同等のものとなっている。

携帯型デバイスで使うには十分すぎる性能を持つため、『エルデンリング』や『Horizon Zero Dawn』のような高スペックを要求するゲームでも快適に遊べる。

SteamDeckのディスプレイ接続画像

▲Steam Deckとディスプレイを接続すれば、大画面でゲームをすることも可能だ。

ストレージ(容量)はモデル別で3種類から選べる!

本体のストレージは、64GBから512GBまで3つのモデルが用意されている。

最上位モデルを購入すれば、AAA級のオープンワールド作品でも5~6本のソフトを持ち歩くことができる。

一見容量が少ないようにも思えるが、microSDやSSDを交換することによりストレージの増設が可能だ。

ジャイロ機能やトラックパット機能でマウス同様の操作も実現!

本体にはボタンとアナログスティックだけでなく、ジャイロ機能トラックパッド機能が搭載されている。

PCゲームといえばマウスで操作するものも多いが、こちらの機能を駆使することで同等の精密性を再現することができる。

Switch有機ELと同サイズの7インチディスプレイ!

『スチームデック(SteamDeck)』のディスプレイは7インチ(解像度は1280 x 800px(アスペクト比16:10))。

サイズ感がつかめない方は、NintendoSwitch有機ELモデルと同サイズと考えていただければ幸いだ。

SteamDeckの画像1

▲PCゲームが好きな場所でプレイ可能。寝転んでのプレイや外出先で遊ぶことも出来る。

Bluetooth5.0対応でコントローラーやイヤホンも接続可能!

本体にはBluetooth 5.0が搭載されており、コントローラーやワイヤレスイヤホンなどの周辺機器も接続可能に。

チャットなど、どうしても文字入力が必要になるゲームをプレイする際は、キーボードの接続も可能だ。

SteamDeckのコントローラー画像

▲通常のコントローラーはもちろん、アーケードコントローラーを接続しての対戦も出来るようだ。

フル充電で最大8時間のプレイが可能に!

「スチームデック(SteamDeck)」には40Whrバッテリーが搭載。

フレームレートを落とすなど、ある程度の節電機能もあるため、使用用途や時間によって設定を変更することで、さらに充電持ちがよくなる点も魅力だ。

本体重量は少し重めの669グラム

公表されている本体の重量は約669グラムと、携帯デバイスにしては少し重ためとなっている。

例にあげるならば、Nintendo Switch有機ELモデルの約1.5倍マンガ週刊誌と同等程度と考えておけば良いだろう。

詳細スペックはこちらをタップ

■ コンピューティング

プロセッサーAMD APU
CPU:Zen 2 4c/8t、2.4~3.5GHz(最大448 GFlops FP32)
GPU:8 RDNA 2 CU、1.0~1.6GHz(最大1.6 TFlops FP32)
APUパワー:4~15W
RAM16 GB LPDDR5オンボードRAM(5500 MT/sクアッド32ビットチャンネル)
ストレージ64GB eMMC(PCIe Gen 2(1枚))
256GB NVMe SSD(PCIe Gen 3(4枚))
512GB高速NVMe SSD(PCIe Gen 3(4枚))
・すべてのモデルでソケット付き2230 m.2モジュールを使用(エンドユーザーによる交換は想定していない)
・すべてのモデルに高速microSDカードスロットを搭載

■ コントロールと入力

ゲームパッドコントロールA B X Y ボタン
十字キー
L&Rアナログトリガー
L&Rバンパー
表示&メニューボタン
割り当て可能なグリップボタン(4個)
サムスティック静電容量方式フルサイズアナログスティック(2本)
ハプティクスHDハプティクス
トラックパッド32.5mm触覚フィードバック付き角型トラックパッド(2個)
Steamコントローラと比較して55%遅延を低減
クリックの強度を設定できる感圧式
ジャイロ6軸IMU

■ ディスプレイ

解像度1280 x 800px(アスペクト比16:10)
タイプ読みやすさを追求した光学結合IPS LCD
ディスプレイサイズ7インチ(対角)
輝度400 nit(標準)
リフレッシュレート60Hz
タッチ対応あり
センサー環境光センサー

■ 接続

BluetoothBluetooth 5.0(コントローラ、アクセサリ、オーディオに対応)
Wi-Fiデュアルバンド無線Wi-Fi、2.4GHzおよび5GHz、2 x 2 MIMO、IEEE 802.11a/b/g/n/ac

■ オーディオ

チャンネル没入感のあるリスニング体験を実現するDSP内蔵ステレオ
マイクデュアルアレイマイク
ヘッドフォン/マイクジャック3.5mmステレオヘッドフォン/ヘッドセットジャック
デジタルDisplayPort over USB-C、標準USB-C、またはBluetooth5.0を介したマルチチャンネルオーディオ

■ 電源

入力45W USB Type-C PD3.0電源
バッテリー40Whrバッテリー。2~8時間のゲームプレイ

■ 拡張

microSDUHS-IはSD、SDXC、SDHCに対応
コントローラやディスプレイとの外部接続DisplayPort 1.4付きAltモード対応USB-C:最大8K @60Hz または 4K @120Hz、USB 3.2 Gen 2

■ サイズと重量

サイズ298mm x 117mm x 49mm
重量約669グラム

■ ソフトウェア

オペレーティングシステムSteamOS 3.0(Archベース)
デスクトップKDE Plasma

類似ハードとの比較

■ Nintendo Switch 有機ELモデルとの比較

ここからは、現行の最強ゲーム機「Nintendo Switch 有機ELモデル」と比較をしていこう。

まず最初に、Nintendo Switchとスチームデック(SteamDeck)では、遊べるゲームの幅が大きく異なる点を留意しておきたい。

■ 対応ゲーム例

Switch・マリオシリーズ
・ポケモンシリーズ
・ゼルダシリーズ
・カービィシリーズ
・スプラトゥーンシリーズ
スチームデック
(SteamDeck)
・エルデンリング
・デスストランディング
・テイルズオブアライズ
・Horizon Zero Dawn

上記のように遊べるタイトルは大きく異なり、任天堂から発売されているゲームを遊びたい人にとってNintendo Switchはマストで購入しておきたいハードだ。

しかし、直近Switchで発売された『オクトパストラベラー』がSteamで発売を決定したという前例もあるため、それを見越して購入しておくのも有りだろう。

■ 気になるポイントを比較

スチームデック
(SteamDeck)
Nintendo Switch 有機ELモデル(携帯モード)
サイズ縦117mm x 横298mm x 厚さ49mm縦102mm × 横242mm × 厚さ13.9mm(Joy-Con取り付け時※)
重量約669g約320g(Joy-Con取り付け時:約420g)
画面7インチ7インチ
解像度1280x800ピクセル1280×720ピクセル
リフレッシュレート60Hz60Hz
バッテリー持続時間約2~8時間約4.5~9.0時間

Switchと比較して気になる部分は、バッテリー持ちや本体の重さだろう。

ゲームによって異なるものの、携帯デバイスで最低2時間とバッテリー持ちが短い点や、600グラム越えの重量も気になるところだ。

とはいえ、PCゲームを遊べるデバイスとしてはお手頃価格となっているので、気になる方は購入を検討しても良いだろう。

その他のポータブルゲーミングPCの紹介と比較

現在、様々なデバイスが販売され始めているポータブルゲーミングPCだが、「スチームデック(SteamDeck)」以外にもいくつかのモデルが登場している。

ここからは、発売中のポータブルゲーミングPCをご紹介しつつ、業界の黒船となりうる「スチームデック」を比較していこう。

■ 気になるポイントを比較

スチームデック
(SteamDeck)
ONEXPLAYER 1SAYANEO 2021 Pro
CPUZen 2 4c/8t、2.4~3.5GHz(最大448 GFlops FP32)第11世代インテル® Core™ i7-1195G7プロセッサーAMD Ryzen7 4800U 8コア
グラフィック8 RDNA 2 CU, 1.0~1.6GHz(最大1.6 TFlops FP32)インテル® Iris® Xe Graphics (96EU)AMD Radeonグラフィックス
メモリー16GB RAM16GBデュアルチャネル16GB(LPDDR4x 4266Mhz)
ストレージ64GB/256GB/512GB1TB1TB
ディスプレイ7インチ8.4インチ7インチ
重量約669グラム820g650g
価格・59,800円
・79,800円
・99,800円
188,000円138,800円

ポータブルゲーミングPCと一括りにしても、画面サイズや価格、重量が大きく異なってくるが、「スチームデック(SteamDeck)」を含むポータブルゲーミングPCは、SteamだけでなくEpic Gamesなど様々なプラットフォームで配信されているゲームでを遊ぶことができる。

Switchと比較したときの重量は、他のポータブルPCと比べると標準レベルである点や、ほぼ同性能のAYA NEOなどに比べても、「スチームデック」は安価で入手できるといった魅力がある。

しかし、他のポータブルゲーミングPCと比べるとストレージが少し控えめな点は留意したいところだ。

対応ゲーム

現在ではかなりの数のゲームがスチームデック(SteamDeck)に対応しており、有名ゲームからインディーズタイトルまで多岐に渡る。

下記はその一例だが、現在Steamでは2023年3月から2024年3月までに最もプレイされたゲームトップ100がピックアップされている。

どのゲームをプレイするか迷っている方でも、きっとお目当てのゲームが見つかるはずだ。

(※)容量はSteamページに記載されているものとなります。アップデートなどにより容量が増える場合があります。

スチームデックの種類は?買うべきおすすめモデルを紹介

「スチームデック(SteamDeck)」は、容量の異なる3つのモデルが用意されている。

おすすめポイントを中心に紹介しているので、「どれを買ったらいいの?」という人は購入する際の参考にしてみてほしい。

64GB(eMMC)モデルはこんな人におすすめ!

64GB(eMMC)モデルは、「スチームデック(SteamDeck)」の中では最安モデル(59,800円)となっているため、PCゲームを遊んでみたいという方にはおすすめの入門モデル。

ストレージは64GBと少ないので、『ELDEN RING(エルデンリング)』などの高グラフィックゲームをダウンロードするとそれだけで本体の容量が埋まってしまう可能性がある。

とはいえ、microSDカードで増設も可能なので、スチームデックが気になっているという人にはこちらのモデルをおすすめする。

256GB(NVMe SSD)モデルはこんな人におすすめ!

256GB(NVMe SSD)モデルは、スチームデックの中で2番目に容量が多く、オープンワールドなど大容量を必要とするゲームをプレイする人にはおすすめのモデル。

『Horizon Zero Dawn™ Complete Edition』など高クオリティのゲームをインストールしてしまうと、それだけで容量の半分近くを持っていかれる可能性がある。

容量的には物足りなさを感じるものの、“1本のゲームを遊びつくしてから次のゲームをプレイする”というタイプの人はこちらのモデルでもよいだろう。

512GB(NVMe SSD)モデルはこんな人におすすめ!

512GB(NVMe SSD)モデルは、スチームデックの中で容量が1番多く、複数ゲームをプレイするという人にはおすすめのモデルとなっている。

値段は99,800円となっているため安易に手は出しづらいが、例として紹介したゲームのほとんどをインストールできるほどの大容量を誇る。

旅行先でもゲームを楽しみたい”という生粋のゲーマーはこちらのモデルをおすすめする。

スチームデックの周辺機器

ドッキングステーション

SteamDeck ドッキングステーション

■ 価格:14,800円

ドッキングステーションとは、Steam Deckに拡張性を追加するために設計された周辺機器。

背面にはHDMI2.0やUSB3.1×3、DisPlayPort1.4などを搭載しており、テレビやモニターでプレイする際のドックとなる。

ドックに接続していればプレイしながら充電ができるので、長時間プレイする方はSteam Deckと一緒に購入しておくとよいだろう。

■ 予約/購入はこちら!

Komodoで詳細を見る

【要チェック】Steam Deck体験レポート!

■ 現地での試遊レポートをお届け!

KOMODOブースの画像

▲まるでカフェスペースのようなKOMODOブース。ゆったりと腰を据えて試遊が楽しめた。

KOMODOブースでは、Valve社が運営するゲームプラットフォームSteamで販売されているPCゲームがプレイ可能な携帯ゲーミングデバイス「スチームデック」を試遊できた。

待機列は『Apex Legends』をプレイ可能なwifi環境列と、その他タイトル群による2列が構成。

筆者はわずかな描写の遅延がプレイヤーのストレスに繋がる格闘ゲームの環境にスチームデックが耐えられるのか、に興味があり『MELTY BLOOD: TYPE LUMINA』で試遊を行った。

ゲームタイトルの起動には体感で7〜8秒かかっただろうか、 『MELTY BLOOD: TYPE LUMINA』は12GBほどの容量となっているので、参考にしてほしい。

試遊は1人で行ったため、コンボが問題なく繋げられるのか、チャレンジモードへと挑戦。結論から言えば問題はなかった。

普段はアーケードコントローラーを使用しているため、なれない環境でのプレイとなったが少なくとも遊ぶ上での不満は全くない。

個人的に気になる長時間でのプレイだが、試遊の時間は15分。本体は「温かいな」と感じる程度で、タイトルにも左右されるが、どの程度のプレイに耐えうるのかは気になるところだ。

KOMODOブースの画像

▲試遊前には映像で各種取り扱い説明が実施。各タイトルの起動や切り替えなど、初めて触っても戸惑うことなく行えた。

SteamDeckの画像

▲映像は綺麗でフレームレートも十分。

SteamDeckの周辺機器画像

▲コントローラーなどの周辺機器も展示されていた。

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