▲DXRacer 公式サイトより引用
着席状態の疲労を軽減し、長時間座っていても快適なゲームや作業が出来るように設計されているゲーミングチェア。
特徴的なフォルムを持っているがデスクワークなども効率良く行えるため、昨今ではゲームのみならずオフィスやスポーツのプロシーンなどでも活用されている。
しかしゲーミングチェアで一番ネックとなる部分は価格で、どうしても手が出しづらいと思う方も多いのではないだろうか。
今回はそんな要望に答え、コスパ抜群でかつ快適に使用できるゲーミングチェアを厳選。選び方とともに紹介していくので是非とも参考にして欲しい。
目次
記事監修者情報
たろっさ
家電量販店、家電情報ブログ「家電損をしない買い方をプロの販売員が教えます」を運営するプロの家電ライター。家電アドバイザーの資格を有し、家電と名の付く物すべてに精通。家電で分からないことはなく、現在は家電ライターの業務を通して「すべての人が平等に良い家電に巡り会える機会の提供」に尽力。 ゲームも幼少期から現在に至るまでオールジャンル幅広くプレイし、とくに格闘ゲームでは過去に全国大会に出場した経験も。現在はAPEXやOW2、GBVSRなどを中心にプレイ中。最近はSteamの新着インディーズゲームを漁るのが日課。 |
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オフィスチェアや普通の椅子とゲーミングチェアは何が違う?
▲DXRacer 公式サイトより引用
最近ではオフィスシーンでも見かけることの多くなってきたゲーミングチェアだが、従来のオフィスチェアと大きく違うのはホールド感という点に尽きる。
オフィスチェアは背もたれが湾曲しており、深く腰掛けなくても腰にフィットするものが多く、どちらかというと前傾姿勢をはじめとしたある程度ゆったりした姿勢での作業がポイント。
ただ、長時間座っていても疲れづらく出来てはいるものの、ポジションを一箇所に固定して使用するという感じではないため、同じ姿勢で長時間いると身体に無理がかかってしまうことが多い。
対するゲーミングチェアは車のシートをベースとしているものが多いため、同じ姿勢で長時間身体を固定することを目的としている。
余裕を持って座るオフィスチェアとは対照的に身体全体を包み込むホールド感があるので、出来るだけ同じポジションで長時間作業を行いたい人に向いている。頭まで背もたれに預けても椅子が後傾姿勢をしっかりサポートするため、そのまま腕を伸ばして作業しても疲れづらい。
ホームポジションを固定して作業するエンジニアやゲーマーに向いている椅子と言えるだろう。
反面前傾姿勢で作業することが多い方には背もたれのフラット感があまり意味をなさないため、向いていないと言える。
コスパの良いゲーミングチェアの選び方
自分にとって最適なゲーミングチェアを選ぶポイントは以下の通り。
- ・座り心地、素材
- ・体型に合うかどうか
- ・その他リラックスできる機能
上記の3点を押さえることで自分に合ったコスパの良いゲーミングチェアを選ぶことが可能。一つずつ見ていこう。
座り心地はマスト!長時間使用するなら素材もこだわりたい
ゲーミングチェアを選ぶうえで欠かせないのが座っていて疲れないかどうかという点。
人によって心地よい椅子は違うためここを読み違えると全てが台無しになってしまうので最重要と言える。
■ランバーサポートは腰のフィットに必須
ゲーミングチェアは背もたれがフラットであるため、そのまま寄りかかると腰と背もたれの間にどうしても隙間が出来やすい。
そうなると腰を安定させることが出来ないため腰痛などの原因になってしまうが、ランバーサポートがあればそういったリスクを軽減することが出来る。
腰への負荷を少なくし、正しい姿勢を保ちやすくなるランバーサポートはマストと言えるだろう。
■通気性を考えるならファブリック。レザーは汚れがつきにくい
長時間椅子に座っていると接地面が汗などで蒸れてきてしまい、快適性が落ちてきてしまう。
こういった蒸れに対応するためには通気性の良い素材であるファブリック素材を用いたゲーミングチェアがおすすめだ。
ファブリック素材の製品はクッション性も高いため、身体への負担が小さいのもポイント。しかし、食べ物をこぼしてしまうといった色のつくような汚れには弱いので、取り扱いには注意する必要がある。
反面レザー素材は夏場などの汗をかきやすい時期の肌へ張り付く感覚が苦手という人も多いが、ファブリック素材のものよりも高級感があり、所有欲を高めてくれるのが特徴。
また、汚れも拭き取りやすく、経年劣化による革のくたびれ感を楽しみたいという方にもおすすめだ。しかし、通気性に関しては皆無という点は注意しよう。
自分の体型に合ったゲーミングチェアを選ぼう
日本人男女の平均身長と体重はそれぞれ男性が約171cm/68kgで女性が約155cm/49kgとなっており、多くのゲーミングチェアはそれを元に作られている。
自分が平均とどの程度離れているかで求めるゲーミングチェアの大きさは変わってくるため、この数値を参考にしながら選んでいこう。
■実際に座ってみるのが一番!難しい場合は口コミを参考にしよう
快適なゲーミングチェアを選ぶためには自分の体型を把握し、それに見合った製品を選ぶことが肝要だ。
体格が椅子と合っていないと身体が疲れやすくなるばかりか、身体を痛めてしまう可能性もある。
そういったことにならないためにも実際に座って確認できるような売り場を用意しているショップなどに赴き、座ってみるのが手っ取り早い。
少しでも違和感があるようなら別のものも試してみよう。
住んでいる場所や近くに売り場がない場合は実際に使用している方の口コミを参考にしてみよう。思ったよりも固い/柔らかい、意外と小さいといったような意見が拾えれば余裕のあるものも選びやすくなる。
■ヘッドレストやアームレストは調整可能なものだと尚良し
ゲーミングチェアのホールド感を高めてくれる機能の中にはヘッドレストやアームレストを自由に調節可能なものがある。
自分の好きに調整が出来れば、後傾姿勢でも正しい姿勢を維持しやすくなる上、首や肩への負担も軽減され、長時間の使用でも更に疲れづらくなる。
無段階で調整できるものがベストだが、段階式でも付いていないものと比べて雲泥の差のため、この点も押さえておこう。
その他リラックスできる機能の有無を確認しよう
長時間ゲームや作業を行っていると、時にはリラックスをしたいということもあるだろう。
そういった際にリクライニング機能があるゲーミングチェアを選べばわざわざその場から離れることなく休憩を取ることが出来る。
仮眠を取りたい場合や楽な姿勢でゲームや動画を鑑賞したいなどといった時に重宝するだろう。
その場合はセットでオットマン(足置き)が内蔵されていると更に身体を伸ばすことが出来るため、リラクゼーション機能を高めてくれる。
足を伸ばすことで腰の負担の軽減にも繋がり、長時間使用の快適性に一役買ってくれるだろう。
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AIMchair AIM-01
背面メッシュのシンプルなデザイン
ヘッドレスト、ランバーサポート、アームレストと必要最低限なパーツのみでシンプルにデザインされた日本発の新参ブランド。「ゲーミングチェアを再定義すべく始動したブランド」というだけあり、ひとつひとつのパーツにこだわりが見られる。
ミニマリストに好まれそうなオフィスチェア寄りだが、しっかりと機能を備えたゲーミングチェアだ。
材質 | メッシュ素材(内部高密度ウレタンフォーム) |
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色 | ブラック/ホワイト |
リクライニング | 最大123° |
ランバーサポート | あり |
オットマン | なし |
耐荷重 | 150kg |
【コスパ最強】安いゲーミングチェア7選!
GTRacing LR002-GRAY
適度な柔らかさで長時間でも疲れにくい
コスパに優れたゲーミングチェアの中国の新興メーカー、GTRacing。抜群のコスパながらも優れた機能性の製品が多く、こちらの製品もその一つ。
芯材にポケットコイルを採用しているため、適度な柔らかさの座り心地で長時間使用にもしっかり答えてくれる。ファブリック素材で通気性も良いため、迷ったらとりあえずコレ!と太鼓判が押せる製品だ。
材質 | ファブリック |
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色 | ライトブルー/グリーン/グレー/ブラウン/ブラック/ブルー |
リクライニング | 最大140° |
ランバーサポート | あり |
オットマン | あり |
耐荷重 | 136kg |
DORIS ゲーミングチェア
適度な柔らかさで長時間でも疲れにくい
サイドテーブルとしても使用できる専用のオットマンが付属してくるゲーミングチェアで、コスパに優れる製品。
本革のような感触のPVCレザーを採用しており、お手入れが楽なのも特徴だ。深く腰掛けられる構造で腰への負担が少ないのもポイント。
材質 | ポリ塩化ビニル, フェイクレザー, 合金鋼 |
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色 | ブルー |
リクライニング | 最大150° |
ランバーサポート | あり |
オットマン | あり |
耐荷重 | 90kg |
GTRacing GTPLAYER PL800
高級感あふれるデザインと質感
GTRACINGはゲーミングチェアメーカーの1つで、中でも高いコスパが魅力のブランド。GTPLAYERシリーズはそんなGTRACINGの中でも特に人気の高いシリーズだ。
性能としては十分で手も出しやすいミドルクラスながら、滑らかな手触りでツルツルしてる合成皮革(PUレザー)を採用し高級感のあるデザインとなっている。
またリクライニング機能に連動するアームレスト&収納式オットマン付きな点も魅力。ゲーミングチェアとしても使用できるほか、ちょっとした休憩もできる万能モデルと言っていいだろう。
材質 | フェイクレザー |
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色 | WHITE/BLACK/BLUE/GRAY /PINK/GREEN/PURPLE/RED |
リクライニング | 最大140° |
ランバーサポート | なし |
オットマン | あり |
耐荷重 | 136kg |
ヤマソロ ゲーミングチェア
柔らかな色合いのカラバリ
ランバーサポートの大きめなクッションと135°までリクライニングするファブリック素材のゲーミングチェア。ホールド感が高く、しっかりと姿勢を固定しながらゲームや作業を行うことが出来るため、長時間使用でも疲れづらくなっているのがポイントだ。
オットマンも内蔵されているため、リラックスした体勢が取りやすいのも利点と言えるだろう。
材質 | ファブリック |
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色 | アイスグレー/ミスティグレージュ/ミスティローズ/ラテベージュ |
リクライニング | 最大135° |
ランバーサポート | あり |
オットマン | あり |
耐荷重 | 80kg |
タンスのゲン CYBER GROUND ゲーミングチェア
日本家具メーカーのコスパ高ゲーミングチェア
一人用こたつなどのラインナップで有名な日本の家具メーカー、タンスのゲンのゲーミングチェア。
この価格ながらもかなり高機能で、アームレストの自由度や大きめのオットマン、150kgまで耐えられる耐荷重と丁寧な造りが特徴となっている。
材質 | ポリエステル, スエード |
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色 | アッシュベージュ/グレー/ピンク/ブルーグリーン |
リクライニング | 最大155° |
ランバーサポート | あり |
オットマン | あり |
耐荷重 | 150kg |
タンスのゲン CYBER GROUND ソフトレザーゲーミングチェア
コスパ最重視のゲーミングチェア
こちらもタンスのゲンから、とにかくコスパを重視したゲーミングチェア。
無段階のリクライニングとオットマン、連動式のアームレストが特徴で、とにかく安価で基本的なゲーミングチェアを試してみたいという方にとくにおすすめ。
材質 | フェイクレザー, ポリウレタン |
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色 | オールブラック/スイートグレー/パールホワイト |
リクライニング | 最大170° |
ランバーサポート | あり |
オットマン | あり |
耐荷重 | 110kg |
SM-115シリーズ
最安のゲーミングチェア
本記事で紹介している製品の中でも最安、Amazonでは時に9,000円近くになることもあるゲーミングチェア。
ランバーサポートやリクライニング機能が全くないので、ガッチリとした椅子が欲しい人やその他のオプションを別途購入するなどを検討して購入を考えてみても良いだろう。
材質 | フェイクレザー |
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色 | ブラック/ブラック&ブルー/ブラック&グリーン/ブラック&レッド/ブラック&ホワイト |
リクライニング | 機能なし |
ランバーサポート | なし |
オットマン | なし |
耐荷重 | 90kg |
まとめ
ゲーミングチェアを活用して効率よく作業をしよう!
ゲーミングチェアは普通の椅子に比べ使用者の姿勢や長時間に渡る疲労の軽減などを重点的に考えられており、座ることで起こる慢性的な肩こりや腰痛を和らげる効果も期待できる。
今回紹介したゲーミングチェアはいずれも手の届きやすい価格に収まっており、少し試してみたいという方にもうってつけのものを厳選してあるので、この記事を参考に是非ともコスパの良いゲーミングチェアに触れてみて欲しい。
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