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『Rusty Rabbit』4月17日(木)いよいよリリース!ニトロプラス×NetEase Gamesによる新作アクションを先行プレイレビュー
PS5 PC Switch
2025年4月17日 発売中
レビュー
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カジュアル
ゲーマー

『Rusty Rabbit』4月17日(木)いよいよリリース!ニトロプラス×NetEase Gamesによる新作アクションを先行プレイレビュー

最終更新 :
 
『Rusty Rabbit』4月17日いよいよリリース!愛すべき中年ウサギが主人公の新作アクションを先行プレイレビューの画像

『Rusty Rabbit(ラスティ・ラビット)』は、ニトロプラスとNetEase Gameの共同制作による新作アクションゲーム。PC、PS5、ニンテンドースイッチ向けに4月17日(木)にリリースされる。

原案およびシナリオはアニメ『魔法少女まどか☆マギカ』や 『PSYCHO-PASS サイコパス』などを手掛けた虚淵玄氏が担当。氏による異色の世界観を楽しみにしていたファンも多いはずだ。

一度の発売延期を経ていよいよリリースを迎える本作。先行プレイの機会をいただいたので、感触や魅力をお届けしよう。

目次

Rusty Rabbit

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『Rusty Rabbit(ラスティ・ラビット)』とは?

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『Rusty Rabbit(ラスティ・ラビット)』をひと言で表すならば、「インディ-ズ的に尖った世界観・アイデアと大手デベロッパーによる高品質なゲーム体験の融合」であろうか。

なにせ登場兎物(※)が全員ウサギだ。しかも主人公は悲哀にあふれる中年だ。酒を飲んでソファでいびきをかいて寝てしまうし、周囲には愚痴やぼやきばかりだ。

(※)ゲーム内の表記に準拠しています。

ほとんどの人が、まずこれらのコミカルな設定やビジュアルのインパクトに目が行ってしまうはずだ。しかし、本作の魅力はそこに留まらない。

プレイを続ければ続けるほど、丁寧に描き込まれた「世界観」、マップ探索への意欲を掻き立てる数々の「アクション」、とことんまで理想を追求できる「成長システム」にのめり込んでしまう。

本リポートでは、これらの魅力について掘り下げてみよう。

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▲主人公のスタンプは、頑固でせっかちで口が悪い中年ウサギ。だけど愛らしい。そして声が渋い。ずっと聞いていられる。

▲遺跡内はロボット「ポンコツ」に搭乗して探索。成長とともにアクションが増えてより頼れる相棒となる。

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【世界観】コミカルでシリアスなウサギたちが支配する世界

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『Rusty Rabbit』ストーリー

人類は氷河に覆われた地球を立ち去った。幾星霜を経て地球を支配したのは…ウサギ!?

人類が地上を去った後、ウサギたちは人類を「巨人」と呼び、残された巨大遺跡を「エントツ山」と呼び神聖視していた。その聖地を荒らし採掘する畏れ知らずな者たちは「錆掘」と呼ばれている。そんな錆掘である中年ウサギの主人公スタンプは、エントツ山での採掘を日課としていた。

ある日のエントツ山の探索帰り、スタンプは「BB団」を名乗る錆堀チームと出会い、図らずも共にエントツ山の深部へと挑むこととなる。

道中、遺跡の中に複数散在する古代の情報記録端末「ディータム」の中から、スタンプは別れた娘のものと思われる記録を発見する。その記録は娘の危機を暗示し、彼がかつて信じていた世界の隠された真実を明らかにしていく。

多くの謎を解き明かし、娘の足跡をたどるため、スタンプは遺跡の奥深くへと旅を続けていく...。

本作の舞台は、人類が立ち去った後の地球。支配者となったウサギたちが文明を築いていて、人類が創造した絵本『ピーターラビット』が聖典として扱われているという。

なんとも独特な世界観で風刺的な何かを感じずにはいられない。文明の継承と解釈という壮大なテーマにもつながっているのか? とゲームを進めるごとに想像は膨らんでいく。

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▲町での会話。ウサギによる文明と道徳観は図らずも人間のそれとほとんど同じであった。

主人公のスタンプはさまざまな経験や娘との確執を経て、いまは片田舎でガラクタを集めて生計を立てる悲壮感たっぷりの中年ウサギだ。

日課としているエントツ山の探索の最中のBB団を名乗るチームと出会い、それまでの生活が一変。町のウサギたちの力も借りながら謎に迫るストーリーが、見た目通りにコミカルに、そしてときにはシリアスに描かれていく。

BB団は採掘チームというよりお笑いユニットでまるでコントのよう。町のウサギたちとの軽妙な会話は日常の癒しで、娘への思いや葛藤、かつての夢と現実のギャップにしんみり。豪華キャスト陣による人間、いやウサギ臭いやり取りは、笑いと癒し、そしてドラマの連続だ。

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BB団メンバー

アナ CV:ファイルーズあい

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錆掘りチーム、BB団のリーダー。

報酬と引き換えにスポンサーであるネザーランドのエントツ山探索を手伝うのが仕事。

錆掘りとしてそれなりの経験があり、流儀もわきまえている。

BB団の正式名称は「ブラックベリー団」。だが、なぜかメンバーにはその名を覚えてもらえず苦悩することも。

遺物回収のプロであるスタンプに目をつけチームにスカウトしようとしている。

レッキス CV:鬼頭明里

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BB団のメンバーの少女で、チーム最年少。

ガラクタに対する天性の素質を持ち、スタンプとは少し違うもののガラクタの「声」を聞くこともできる。

アナ曰く「腕利きの技師」。

その才能はかなり高く、故障しているガラクタの修理はもちろん、自力で設計図を起こすこともできる。

ガラクタへの関心が強すぎて、時に非常識な振る舞いをしてしまうことも。

フレミッシュ CV:森久保祥太郎

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BB団に所属する錆掘り、ボーリッシュの兄。探索が得意で、アナ曰く「チームの目であり耳」。

言動は軽いが、錆掘りとしての筋は理解しており、その意味で行動は常識的。

無鉄砲なボーリッシュに手を焼くことも。

BB団の正式名称を覚えられない。初めは「ブリリアント・バディ団」、アナに指摘された後には「ブリリアント・ベイビィ団」だと誤解している。

ボーリッシュ CV:小林ゆう

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BB団に所属する錆掘りで、フレミッシュの弟。腕は三流で、アナ曰く「ムードメーカー」。

ただし気持ちだけはいっぱし。意外と体も頑健。

軽率な行動でしばしば重傷を負うが命までは失わずに済んでいる。

BB団のことを「ブリッツ・ブレイド団」の略称だと誤解している。

ネザーランド CV:速水奨

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教会に所属している神父。なかなかの資産家でBB団のスポンサー。

物腰は柔らかいが、腹黒く、かなりのスノビスト。ただし金銭には律儀で、大悪人にはなれない小悪党な性格。

教会の教えが虚偽であると気づいており、「真実」を証明することで立身出世を目論んでいる。

BB団の正式名称を「ブラックベリー団」だときちんと覚えている。

ソマリ CV:くじら

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BB団に所属するベテランの錆掘り。チームでは一番年上。戦闘に優れ、アナ曰く「チームの剣であり 盾」。

大柄で長身、かなり威圧感がある。ただ、粗暴な振る舞いをすることはない。

雇われの身ではあるが、彼女自身の目的もあってエントツ山の探索に参加している。

ボーリッシュやレッキスなどの暴走を止める役目を担うこともある。

BB団のことを「ボーリング・ベア団」の略称だと誤解している。

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【アクション】気持ちのいい操作感と採掘感

本作のアクション部分の特徴をひと言で表せば「気持ちのいい操作感と採掘感」であろうか。

主人公のスタンプが搭乗する「ポンコツ」は重量のあるロボットだ。運動性能も極めて高いというわけではなく、重力や慣性を無効化する能力もない。

移動アクションはジャンプ、ダッシュ、壁登りなどを備えていて、あらゆる方向への移動・攻撃が可能だ。しかし前述の理由により、丁寧に操作しないと不要なダメージや状態異常を食らってしまう。

逆に言えば、丁寧に操作できる余地があって、それをプレイヤーのテクニックや状況判断で実現できれば、敵との戦闘やマップ探索が気持ちよく進められる、ということだ。

▲ワイヤーを使って高所を目指す場面も。地上と違い浮遊感が味わえて楽しい。

ウェポンのバリエーションは4種類で、切削・採掘系、打撃系、斬撃系、射撃系に分けられる。

装備しているウェポンはシームレスに切り替え可能で、シチュエーションや敵の性質に応じて使い分けを考え、実践していくのが醍醐味のひとつ。移動アクションを交えて敵を蹴散らし、リズミカルに進んでいくのは快感のひと言だ。

射撃系ウェポン以外はマップ中のブロックやコンテナを破壊可能。進路や探索箇所を切り開いたり、経験値やアイテムを獲得できたりする。

とくに切削・採掘系を用いて連続でブロックをがりがり破壊するのは、派手さはないが気持ちいい。

縦横無尽のアクション!といったテイストではないものの、少しクセと重量を感じる「ポンコツ」の挙動や武器のバリエーションは、「操作の気持ちよさ」と「結果につながる楽しさ」を実現できていると感じた。

▲最初の斬撃系ウェポンを入手すると障害物を除去してマップの探索範囲を広げることができる。

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【成長システム】「ポンコツ」を一人前に育てる楽しさ

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相棒のロボット「ポンコツ」の強化も本作の醍醐味で、方法はふたつある。

ひとつはスキルの習得。ブロックの破壊や敵の撃破で得た経験値が一定以上になったときや、クエスト達成時などに得られる「スキルポイント」を消費して行う。

スキルの例(抜粋)

EN(エネルギー)を増やす/防御力強化/リペアゲル(回復アイテム)最大所持数アップ/追加パーツ装着スロット増加/採掘攻撃のオーバーヒート限度が少し上昇/射撃ウェポンのリロード短縮/地形把握能力が強化/スロウダウンの状態異常時間を半減/ウェポン分解でガラクタを3個回収 ほか多数

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▲いわゆるスキルツリー方式。どの方向にスキルを伸ばすかでポンコツの性能はまったく異なる。

もうひとつは武器と追加パーツの装備だ。

設計図を入手し、探索やクエストなどで材料となるガラクタを規定の数量以上集めていれば、武器または追加パーツをクラフトすることができる。

武器は前述の通り、攻撃のバリエーションが広がり、探索範囲も広げることができる。

追加パーツはポンコツの基本性能を向上させるもので、スロットの数だけ装備できる。状況に応じて使い分けたり、自分のプレイスタイルにあった追加パーツを装備すればいいだろう。

とくに序盤は移動アクション追加との相乗効果で、装備の強化が性能向上につながっていることが実感でき、探索の楽しさが増加する。

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▲追加パーツに必要スロット数が設定されている。長所を伸ばすか、短所を補うか。

今回のプレイでは到達できなかったが、武器のクラフトに関しては相当な沼要素になりそうなことがひしひしと感じられた。

武器のクラフトは同じ種類であっても、完成品に付与される能力が異なる場合がある。たとえば「攻撃力上昇」、「アイテムドロップ率増加」といった具合。

さらに、特定のアイテムがあれば後から能力を付与することができ、それもランダムで決定されるとのこと。

つまり、場合によっては欲しい能力が出るまで同じ武器をクラフトし続けたり、偶然クラフトできた高性能武器に合わせてビルドを考え直したり、クラフト用に用意された(と思われる)「ランダムダンジョン」をガラクタ収集のために延々と周回したり、その周回用の武器をクラフトしたり…。

といったアクションゲームでありながら終わりの見えないループに陥ることも十分に考えられる。皆さん、ハマりすぎにはくれぐれもご注意を。

▲深淵なるクラフト沼へようこそ。最後の能力が表示されるところで祈ることになるのだろうか。

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▲ランダムダンジョンも複数用意されている。倒されない限り先へ先へと進めるため、ギャンブラー気質の方は気を付けて。

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【まとめ】奇抜なだけじゃない実力派の作品

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『Rusty Rabbit』は、ビジュアルだけを見ると奇抜さを押し出した「出オチ」作品のように思えるかもしれない。しかし実際に触れてみると、実力派の作品であることがわかる。

主人公スタンプの独り言や、BB団を始めとする登場兎物たちとのやり取りは、かわいくて、楽しくて、ときには身に染みるひと時だった(だってウサギですし黒田崇矢さんですし)。

コミカルなだけではなく、娘との確執や過去との折り合いを描くシーンも見受けられた。虚淵玄氏が手掛けているということもあり、アクションゲームの枠に留まらない深みのある物語が期待できそうだ。

それ相応の難度のアクションゲームではあるが、得意ではない人にも、この世界観が気になったのならぜひチャレンジしてほしい。

▲ボスの大錆蜘蛛。こいつは物陰からショットガンの連打と回復アイテムで倒せるはず。アクションが苦手でもなんとかなる!

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『Rusty Rabbit』の基本情報

発売日

2025年4月17日

会社

NetEase Games

ジャンル アクション
対応ハード PS5 / PC / Switch
タグ
価格
PS5 : 2,980円(税抜)
PC : 2,980円(税抜)
Switch : 2,980円(税抜)
最大プレイ人数
1人
公式HP

おすすめPCスペック

プロセッサー
Core i7 10700K、Ryzen 5 5600G
グラフィック
GeForce RTX 3060、Radeon RX 5700

PCスペックの判定基準について

この判定基準は「メーカーが発表している必要・推奨スペック」と「CPUやGPUなどのベンチマークスコア」を基に独自の基準で算出されています。
また表示されている「プロセッサー」「グラフィック」は、メーカーの発表している必要または推奨スペックの表記を軸に近い性能のものが記載されています。

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