本作は小説を読むように進めていくノベル系のアドベンチャー。物語を彩る様々な登場人物と会話をしながら、竜騎士07氏のシナリオを堪能しよう。
本作には追加シナリオ「結姫(ムスビヒメ)」が収録されることが判明している。このシナリオは本編でも重要な役割を持つ、“雛形真由”について深く掘り下げたエピソードが展開する。
そのほかにもいくつかのシナリオが追加されるぞ。
コンテンツ量 3点
自由度 1点
ソーシャリティ 2点
BGM 3点
グラフィック 2点
感情移入 4点
ゲーム性 1点
『ひぐらしのなく頃に』で有名な竜騎士07氏がシナリオを手掛けた一作。
竜騎士07氏の作品らしく登場人物たちがそれぞれ個性的で一癖も二癖もあり、プレイしていくうちに自然と引き込まれていくのは痛快。
作中を通して不穏な雰囲気は漂いつつも、癒やされるシャチホコ部の日常シーンと、シリアスな場面の落差が尋常じゃなく、耐性がない人は結構なショックを受けてしまうため要注意。特に霊障が起こるシーンでは、思わず目と耳を塞ぎたくなるような極上のサイコホラーが味わえること間違いなし。
また、ストーリーではなぜこうした呪いじみた事象が巻き起こっていくのか徐々に飲み込んでいく気持ちよさも味わえ、恐ろしさと好奇心がせめぎ合いながらも先へ先へ読み進めてしまう魅力がある。
選択肢の分岐などなしに純粋に物語と向き合えるため、じっくりと身に沁みるようなホラー体験がしたい人には是非プレイしてみてほしい。
コンテンツ量 3点
自由度 1点
ソーシャリティ 2点
BGM 3点
グラフィック 2点
感情移入 4点
敷居の低さ 4点
祝姫 -祀-をプレイしたユーザーのレビュー。