本作の主人公は苗木こまる、腐川冬子の2人の少女。プレイヤーはこまる操作時は拡声器型の銃、腐川操作時は連続殺人鬼ジェノサイダー翔に人格を入れ替えることでモノクマたちと戦っていこう。
ダンガンロンパ1・2の外伝にあたる作品で、世界観はもちろん多くの用語や登場人物が共通しているので、基本的には1・2をクリアしてから遊ぶことをオススメします。
1・2で明かされなかった謎や、一部キャラクターたちの「その後」や「過去」が補完できるため、シリーズの大ファンとしては非常に満足できる作品でした。
とは言え大胆にもシリーズの特徴である推理・裁判パートが丸っと撤廃され、3Dアクションアドベンチャーとして生まれ変わっているため、ファンの中でも賛否の分かれる作品と言えるでしょう。
ですがシリーズ独特の清濁併せ呑んだストーリーや尖りまくったキャラクターは健在なので、ポップでサイコな世界観を味わいたいならばプレイしても損はないと思います。
アクションに関しては操作性に一部ストレスを感じる部分があるものの、純粋なシューティング一本ではなく謎解き要素などもあるため、中だるみすることなくクリアすることができました。
ダンガンロンパであることに過度な期待はせず、あくまで外伝、あるいはファンディスクだと思ってプレイすれば良作と言って差し支えないでしょう。
コンテンツ量 3点
自由度 2点
ソーシャリティ 2点
BGM 3点
グラフィック 3点
感情移入 3点
ゲーム性 3点
時系列としてはダンガンロンパ1と2の間に位置する外伝作品で、戦闘スタイルの違う二人のキャラクターを切り替えながらステージクリアを目指す3Dアクションアドベンチャーです。
アクションパートの難易度は並程度で、純粋なシューティングというよりは「謎解き」や「パズル」の要素が大きかったり、無敵になって敵を薙ぎ払う無双モードのようなものがあったりと、慣れてしまば特に苦労することもなくクリアできると思います。
ストーリーに関しては「ダンガンロンパ」らしくシビアでダークな、率直に言うとエゲツない展開が多く、見た目のポップさとのギャップが凄まじいです。
ですがしっかりと作り込まれたストーリーや伏線、多彩かつ魅力的なキャラクターたちによって、純粋な読み物としても高い完成度を誇っており、続きが気になって夢中でプレイしてしまいました。
どちらかというとアクションパートはオマケで、世界観やストーリー重視のゲームとなっているのでダンガンロンパという作品自体に興味がある人にはオススメの作品です。
コンテンツ量 3点
自由度 2点
ソーシャリティ 2点
BGM 3点
グラフィック 3点
感情移入 3点
敷居の低さ 4点
絶対絶望少女 ダンガンロンパ Another Episodeをプレイしたユーザーのレビュー。