
キング亡き街でギャング同士の抗争が描かれるクライムアクションFPS『CRIME BOSS: ROCKAY CITY』をプレイレビュー!

505 Gamesから発売のPS5,Xbox Series X/S,PC対応ゲームソフト『CRIME BOSS: ROCKAY CITY(クライムボス:ロッケイシティ)』は戦略性のある縄張り争いが楽しめる協力型のクライムアクションFPS。

90年代の犯罪がはびこる街「ロッケイシティ」を舞台に、仲間と協力しながら、縄張り争いや強盗などの仕事をこなしていき、犯罪組織の頂点を狙う物語が描かれる。

本作は一人称視点で進んでいくFPSで、没入感のあるゲームプレイが特徴的だ。
プレイヤーは他のプレイヤーやNPCたちと協力しながらあらゆるミッションに挑んでいく。

本作は「Mafia」シリーズなどのビックタイトルの開発に関わったことのあるメンバーにより制作された最新作。
今回は各項目で実際のプレイ体験を交えながら『CRIME BOSS: ROCKAY CITY』の魅力を紹介していこう。
犯罪とマフィアが蔓延るロッケイシティでキングを目指せ!緊迫した駆け引きが楽しめるストラテジー要素!

本作のストーリーモードは、一日の行動を決めて徐々に勢力を拡大していくストラテジー要素と、現地で任務を遂行するアクション要素が特徴的だ。
プレイヤーが操作できるキャラクターは主人公のトラビス・ベイカー以外にも、ゲームを進めることでさまざまなキャラを仲間にして戦うことができる。

▲仲間がNPCの場合はゲーム中に操作キャラを自由に切り替えられる。
どの縄張りを攻め入るか、どの縄張りを守るかはプレイヤーの判断次第。
後先考えずに行動を決めてしまったせいで、縄張りが襲われているが出撃できる仲間がいない状態になってしまったこともあった。

▲ライバルの縄張りを確保すると1日に貰える報酬が増えるので積極的にゲットしたい。
勢力を拡大するのに必要な目標は自由に設定することができ、表示されているものであれば全て選ぶことも可能だ。
さまざまな条件をクリアする必要があるので目標を達成するのは骨が折れるが、その分見返りも大きいので積極的に挑みたくなる。

▲ライバルとなる犯罪組織の人物以外にも、ノーリス保安官がトラビスの首を常に狙っている。
大胆に行くか、隠密で行くか。自由なプレイスタイルで強盗が楽しめるクライム・タイム

クライム・タイムは短時間で迫力の強盗が楽しめるゲームモード。
このモードでは他のプレイヤーやNPCなど最大4人の仲間を連れていくことができ、リアルタイムで仲間と連携しながら任務をこなしていく。

銀行強盗や窃盗などさまざまなシチュエーションが用意されており、敵や防犯カメラの位置、目標などがミッションへ挑む度に変わるので毎回新鮮な気持ちでゲームを楽しめるのがクライム・タイムの大きな特徴。
任務の種類にもよるが敵に見つかってもペナルティはほとんど無いので、武力行使や隠密行動など、状況に応じて戦略を自由に選べるので遊んでいて楽しい。

また、ミッションには3つの評価があり、全ての目標をクリアすることで通常報酬に加えてボーナスがもらえることも。
指定の目標を達成するだけで貰える報酬の額が上がっていくので、報酬額と共に任務に挑むモチベーションも上がる。

▲稀にSWATや敵対しているギャングの奇襲を受けることも。今回は隠密作戦で行こうと思ってたのに…。
主人公のトラビスがミッション中に死んでしまうとストーリーモードの一番初めからやり直しになってしまう。
トラビスを操作してミッションに挑むのはハイリスク・ハイリターンだが、戦闘力が強かったり、2回出撃できたりと他のキャラと比べても性能が高いのでつい連れて行きたくなってしまう。

トラビスが死んでしまっても全てを失う訳ではないが、ゲームオーバーになったときは「うわー!やらかしたー!」とつい心の中で叫んでしまった。

クライム・タイムでは主人公のトラビス以外にも、雇った仲間を連れていくことが可能だ。
仲間はミッションを共に遂行して経験を積むと次第にランクが上がっていくので、一緒に成長している感覚になり次第に愛着が湧いてくる。
ミッションに持っていける武器は購入できるので、「このシチュエーションだったらショットガンは欲しいな…!」など考えながら装備を整えるのが楽しい。

▲武器一つで何人も人を雇えるほど高価だが、仲間の命を守るためには必要だ。
一部キャラクターには物語と共にゲームが進行していく特別なミッションが用意されている。
特にベトナム戦争のミッションでは、ロッケイシティではなくジャングルで物語が進行していくので、普段と一味違ったゲームプレイが楽しめた。

仲間と共にチームデスマッチのような大規模な銃撃戦が楽しめる縄張り争い

縄張り争いでは、隠密作戦がメインのクライム・タイムとは違い、チームデスマッチのような撃ち合いが楽しめるモードだ。
このモードでは相手の戦力を0にした方が勝利だが、プレイヤーが操作するキャラクターは他のモードで操作する仲間と比べて非力なので、遮蔽物や立ち回りなどを意識したプレイが求められる。

縄張り争いの攻めパートでは、クライム・タイムとは違いプレイヤーの操作するキャラクターが死んでしまっても、生き残っている別キャラを操作できるので戦力が残っている限り何度でも戦える。
戦うチャンスは他のモードと比べて潤沢に用意できるが、自軍の戦力が減ってくるとかなり焦るので、戦況をしっかりと確認しながら戦おう。
また、縄張り争いでは倒した敵の装備は拾うこともできる。初期装備が苦手でも自分の好きな武器を見つけることで形成逆転を狙える。

敵の戦力を削り切ると登場するボスは体力が通常の敵と比べて多く手強い。
ボスを守る敵も大勢いるので「これは一体どこから攻めるのが正解なんだ…?」と悩む時もあるが、うまく倒せた時はとても達成感を感じた。

ボスの場所は表示されているので、どのように攻めるか戦略を立てやすい。
防衛パートはトラビスの相棒を操作して、縄張りに侵入してくる敵のギャング一掃していくこととなる。
このモードでは死ぬと負けてしまうので緊張感があるが、初めからライトマシンガンを装備しているのでとても心強い。

▲ライトマシンガンで縄張りを犯すマフィアたちに銃弾の雨をプレゼントしてあげよう!
まとめ

いかがだっただろうか?本作では戦略性の高いストラテジー要素が楽しめる縄張り争いや、リアルタイムで戦略を立てながら金品を強奪していくクライム・タイムなどやりごたえ抜群なゲームモードが多数収録されている。
特にクライム・タイムはハイリスク・ハイリターンなゲームプレイが特徴のモードだが、誰にも見つからず目標を達成できた時は達成感を感じることができた。
FPSゲームが好きな方やストラテジーゲーム好きな方は、戦略的なゲームプレイが楽しめる本作を是非プレイしてみて欲しい。
発売日 |
PC: 2023年3月29日 PS5: 2023年6月16日 Xbox: 2023年6月16日 |
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会社 |
505 Games |
ジャンル | アクション シューティング |
対応ハード | PC / PS5 / Xbox |
タグ | |
価格 |
PC : 4,254円(税抜)
PS5 : 5,000円(税抜)
Xbox : 5,000円(税抜)
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最大プレイ人数 |
4人
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