2022年11月18日(金)に発売され、発売からわずか3日で1,000万本の販売本数を記録したシリーズ最新作『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』(以下、『ポケモンSV』)。
2023年12月14日(木)には、有料追加コンテンツ『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット ゼロの秘宝 後編・藍の円盤』が配信され、発売から1年が経過した現在もまだまだ大盛り上がりのゲームだ。
そんな『ポケモンSV』だが、ストーリーが歴代最高傑作との呼び声も高く、各所で高い評価を得ている。
今回GameWithは、そのストーリーを彩るセリフたちの中で、一体誰の・どのセリフがベストオブ名言なのかを調査するユーザーアンケートを行った。
ユーザーからの熱いコメントとともにランキング形式で紹介しているので、ぜひあわせてチェックしてほしい。
※この記事は、『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット ゼロの秘宝 前編・碧の仮面』のネタバレを含みます。
『ポケモンSV』の名言ランキングTOP15!
わたしの ライバルに なってください!
「わたしは チャンピオン!
◯◯(主人公)も チャンピオン!
今の わたしたちは
同じ チャンピオンランク!
つまり 対等な関係 なんだよ!
……と いうことで 改めて
わたしの ライバルに なってください!」
第15位は、主人公がチャンピオンになったことを確認したネモが、主人公に対して言ったセリフだ。
ネモからは今まで何度も勝負を挑まれてきているのだが、最後にここで改めて言われるセリフは、まるでプロポーズと言わんばかりの熱烈さを感じさせる。
ちなみにこの後「はい/いいえ」の選択肢が出てくるが、興味本位で「いいえ」を選んだ人も多いのではないだろうか。
【このセリフを推した理由】
ユーザー
今まで手加減してくれていた(チャンピオンの)ネモに初めて認められたということを示してくれたセリフだと感じたから。
お疲れさまでスター!
「お疲れさまでスター!」
第14位には、スター団が使う挨拶「お疲れさまでスター!」がランクイン。
「お疲れさまでした」とスター団の「スター」をかけあわせたもので、ポーズも相まって最初はダサいな…と思っていたユーザーも多かったかもしれないが、ゲームを進めるうちにだんだん癖になってくる挨拶だ。
なんなら、「スターダスト★ストリート」での最後の「お疲れさまでスター!」は泣けてくるまであるだろう(上記画像のシーン)。
【このセリフを推した理由】
ユーザー
みんなの怖そうな見た目とこのゆるい挨拶とのギャップが好き。
激しすぎる 水流は 良くも悪くも 周囲を まきこみ 多大な影響を もたらすだろう!
「激しすぎる 水流は
良くも悪くも 周囲を まきこみ
多大な影響を もたらすだろう!
なお一緒に いてくれる 友人は
お前さんにとって 大事な存在だな」
第13位は、メインストーリークリア後に行えるジムリーダー・ハイダイとの再戦後に語られたセリフだ。
普通にプレイしていたら、その後に続くセリフの「なお一緒にいてくれる友人」でネモたちのことを思い出すかもしれないが、投票してくれた多くのユーザーが「スグリのことを思うと刺さる」といったコメントをしてくれていた。
有料追加コンテンツをプレイした後に聞くと、印象ががらりと変わるセリフでもある。
【このセリフを推した理由】
ユーザー
「良くも」は本編部分で3人の仲間たちとの心の通わせ合いを、「悪くも」はDLC前編でのスグリくんとの確執を表していると考えたらすごく深いな……と思いました。
オーリムAI / フトゥーAIは これ以上 戦う つもりは ない!
オーリムAI / フトゥーAIが 勝負を しかけてきた!
楽■防衛プ?グラムが&が %負を しか&て■た!
オーリムAI / フトゥーAIは
これ以上 戦う つもりは ない!
楽園防衛プログラムが 勝負を しかけてきた!
第12位は、「楽園防衛プログラム」に上書きされてしまったオーリムAI / フトゥーAIが、ゼロラボでの最後の戦いを仕掛けてくる前に表示されるメッセージだ。
このメッセージが表示される際はバグが発生したかのように文が点滅する演出になっていて、よく見るとほんの一瞬だけこのメッセージが映し出される仕様になっている。気づいたときにハッとなった人も多いのではないだろうか。
厳密にはセリフではないのだが、「楽園防衛プログラム」に抵抗しようとするオーリムAI / フトゥーAIの意思が感じられ、グッとくるシーンとなっている。
【このセリフを推した理由】
ユーザー
楽園防衛プログラムに乗っ取られる直前まで抗っている心情が伝わってきて泣きそうになりました。また、このテキスト自体がサブリミナル的に一瞬だけ表示されるのも、ほとんどが楽園防衛プログラムに乗っ取られてしまったが、まだ微かに意思があると感じられるからです。
あなたの目玉を エレキネット!
「あなたの目玉を エレキネット!
何者なんじゃ? ナンジャモです!」
第11位には、ナンジャモの自己紹介の挨拶がランクイン。
でんきタイプのジムリーダーらしく「エレキネット」を用いたキャッチーな挨拶で、その後に続く「何者なんじゃ?ナンジャモです!」までを含めて、『ポケモンSV』史上声に出して読みたい日本語第1位となるセリフである(諸説あり)。
【このセリフを推した理由】
ユーザー
でんきタイプのジムリーダー兼、動画配信者として完璧なキャッチコピー。
急所って どこよ! 絶対 当たってないから!!
「急所って どこよ!
絶対 当たってないから!!」
第10位は、有料追加コンテンツ『ゼロの秘宝 前編・碧の仮面』に登場するキャラクター・ゼイユとのバトルで、攻撃を急所に当てた際に聞けるセリフだ。
急所攻撃でいきなり自分のポケモンが倒され、「それがなければ勝ってたのに……」と絶望した経験が、誰でも一度はあるだろう。
ゼイユのこのセリフが多くのユーザーから共感を集め、見事TOP10入りを果たした。
【このセリフを推した理由】
ユーザー
自分もポケモンをやっていて、とても感じたことです。
アハ! アハハハハ! まだ 弛んでは いけませんよ!
「アハ! アハハハハ!
まだ 弛んでは いけませんよ!」
第9位は、四天王戦後に行われるトップチャンピオン・オモダカとのバトルにて、ラスト1匹になるまでオモダカを追い詰めた際に登場するセリフ。
普通なら焦るところを拍手をしながら笑っているその様子は、まさにトップチャンピオンというべき風格を感じさせるシーンとなっている。
【このセリフを推した理由】
ユーザー
戦闘を愉しんでいる強者感溢れるセリフで、オモダカの狂気を象徴しているから。
最高の勝負…… 始めるよ!
「ずっと ずーっと 待ってたの!
最高の勝負…… 始めるよ!」
第8位は、チャンピオン、そしてライバルとして挑むネモとのラストバトルの際に、ネモが放ったセリフ。
主人公がチャンピオンになった後、校内で2人の最後の戦いが始まるのだが、ネモがようやく対等に戦える相手ができたことを喜んでいるのが伝わり、プレイしているこちらも思わずこの後のバトルにワクワクしてしまうシーンだ。
【このセリフを推した理由】
ユーザー
ずっと待ち望んでた対等な関係のライバル、彼女にとっての宝物をようやく見つけることのできた喜びをよく表しているセリフだから。
星々のように テラスタル! なりたい自分に 変身しろ!
「星々のように テラスタル!
なりたい自分に 変身しろ!」
第7位は、「スターダスト★ストリート」でのラストバトルで、自身の最後のポケモン・ニンフィアをテラスタル化させる際に放たれたボタンのセリフだ。
スター団を解散させる「スターダスト作戦」を企てていたカシオペアが、実はスター団のマジボスであるボタンだったことがわかり、けじめをつけるべくマジボスとして主人公にバトルを挑んだボタン。
スター団結成に至るまでの背景なども明かされたうえで改めてこのセリフを聞くと、思わずこみ上げるものがあるだろう。
【このセリフを推した理由】
ユーザー
不登校だったボタンが言ったからこそ、「なりたい自分に変身しろ」という言葉が理想の自分になりたいというボタンの切実な思いや、「星々のように」輝きたいという願望が見受けられて、非常に胸を打たれた。
出会いの数だけ あなたたちに 大きな成長を もたらすでしょう
「しかし 時代は 変われど
ポケモンと出会う 素晴らしさは
いつの世でも 色あせません
出会いの数だけ あなたたちに
大きな成長を もたらすでしょう」
第6位は、主人公がポケモン図鑑を使えるようになった際に、校長・クラベルから語られるセリフだ。
クラベルの時代はポケモン図鑑もノートに手書きの時代だったらしく、今は図鑑もアプリになったことを「本当にたのもしい世の中」と言及している。
校長としても、そして人生の先輩としても、長い時間を過ごしてきたクラベルからの身にしみるありがたいお言葉だ。
【このセリフを推した理由】
ユーザー
これまでの歴代ポケモンシリーズの「出会い」を思い出させてくれる。始めてすぐに聞いたから覚えているけど、主人公を初めての学校生活に送り出すクラベル校長のセリフとして一番心がジーンとした。
強く 強く! 強く!! 強く!!!!
「ならないと……
もっと 強く…… ならないと
強く 強く! 強く!! 強く!!!!」
第5位は、有料追加コンテンツ『ゼロの秘宝 前編・碧の仮面』に登場するキャラクター・スグリの最後のセリフだ。
オーガポンを「鬼さま」と呼んで憧れていたスグリは、オーガポンを捕まえる権利をかけて主人公に挑んだ最後のバトルで負けてしまう。
その後部屋で1人になった際にこのセリフが登場するのだが、セリフ後の表情も相まって、かなり不穏な雰囲気で前編のストーリーが終了する。
この後スグリはどうなってしまうのかは、配信予定の後編をプレイして見守ろう。
【このセリフを推した理由】
ユーザー
物語の鍵を握るスグリが何か取り憑かれたように強さを求める姿が、最初のおとなしめなで気弱な態度と対比になっており、不気味な何か予感させるから。また、この勝ちだけを求める姿勢が、ポケモントレーナーがあるべき真の姿なのではないかと思わされた。
おはこんハロチャオー!
「おはこんハロチャオー!」
第4位は、ジムリーダー・ナンジャモの挨拶が再びランクイン。
配信者としても活動しているナンジャモらしいこれまたキャッチーな挨拶で、『ポケモンSV』史上声に出して読みたい日本語第1位となるセリフである(諸説あり2回目)。
選ばれた理由は「かわいい」「ナンジャモらしい」といったものが多く、ナンジャモというキャラクターを象徴するセリフとして、ファンの心をわしづかみにしているようだ。
【このセリフを推した理由】
ユーザー
こんなにも元気が出るポップな挨拶、見たことがない。
いてこましたる! ドオー! 隆起せえ!
「いてこましたる! ドオー! 隆起せえ!」
第3位は、四天王戦で自身の最後のポケモン・ドオーをテラスタル化させる際に放たれたチリのセリフだ。
選ばれた理由は「かっこいい」が圧倒的。四天王戦の前からたびたび現れてはファンの心をつかんでいくチリとの待望のバトルで、興奮した人も多かっただろう。
余談だが、アンケート投票の際に、「チリ」ではなく「チリちゃん」と“ちゃん付け”で答えてくれたユーザーが多かったこともあえて伝えておきたい。
【このセリフを推した理由】
かっこいいからです!!!!
ユーザー
ユーザー
美人でスレンダーなお姉さんが発言する関西弁が大好物。
そう シンプルなのが 一番 強いんですよ
「人間も ポケモンも
もっと わかりやすくで いいんです
やれ 突飛さだ 奇抜さだ
ケレン味が 評価される 世の中ですが
楽しい旅行先よりも 帰ってきた
わが家が 一番 安らぐでしょう?
そう シンプルなのが 一番 強いんですよ」
第2位は、メインストーリークリア後に行えるジムリーダー・アオキとの再戦で語られたセリフだ。
四天王戦ではひこうタイプを使って戦うが、ジム戦ではノーマルタイプを使うアオキは、ノーマルタイプを「個性のない自分に似つかわしく愛着が持てる」と言っている。
サラリーマンとして酸いも甘いも経験してきたアオキがシンプルであることの重要性を説くと、なんだか重みを感じる一言である。
【このセリフを推した理由】
その通りだと思う。何気ない日常の中にこそ本当の幸福があると思うから。
ユーザー
ユーザー
シンプルなのが1番だという、ある程度年を取らないとわからないが共感性が高いセリフはなかなかないと思う。
ボン・ボヤージュ!
「……さらばだ 自由な 冒険者たちよ!
ボン・ボヤージュ!」
堂々第1位に輝いたのは、オーリムAI(スカーレット) / フトゥーAI(バイオレット)がゼロラボでの最後の戦いで主人公たちに告げたセリフ「ボン・ボヤージュ!」。
タイムマシンを復旧するシステムの一部となってしまったオーリムAI / フトゥーAIは、主人公との戦いに破れた後、自身を古代 / 未来に送ることになる。
しかし、タイムマシンを止めるだけでなく、「自分だけの宝物を見つけたい」と自分の意志で冒険するために旅立っていくのだった。
メインストーリーにおけるラスボス戦を締めくくるこのセリフは多くのファンの胸を打ち、「一番感動した」「素晴らしい」といったコメントが多く集まった。ここのオーリムAI / フトゥーAIとペパーのやりとりに、泣いた人も多いはず。
【このセリフを推した理由】
本作のストーリー最大のセリフだし、1番感動するセリフだと思うから。
ユーザー
ユーザー
「良き航海を!」という見送りの言葉ですが、「宝探し」という未知への冒険をテーマにした本作の締めくくりとして、そしてまた新たな冒険へと向かっていくプレイヤーへのエールとしても、これ以上なく染み渡るセリフだったかなと思います。
名言はこれだけじゃない!そのほかにも投票されていたセリフ
以下は、惜しくも15位以内にはランクインしなかったものの投票されていた、印象深い名(迷)ゼリフとなっている。
「オレモヌシー!!」シャリタツ
「アヴァンギャルド!!」コルサ
「あんた 嘘ついてたら ドガース 丸飲み だかんね」ゼイユ
「どんどん 実っていく……!」ネモ
まさに名言製造機!?一番セリフの投票数が多かったキャラ
同一のセリフはまとめて1でカウントし集計したところ、一番投票されたセリフ数が多かったのはネモだった。
15位以内には2つのセリフがランクインしているものの、そこまで高くない順位に落ち着いたのは、名言が多すぎて票が分散したのが要因と言えるだろう。ネモに次いで多かったペパーも同様のことが言えそうだ。
その次に多かったのは、ランキングでも1位・2位にランクインしていたオーリムAI / フトゥーAIとアオキ。
逆に、チリやナンジャモのように、TOP15にランクインしているものの投票されたセリフ数が少なかったキャラクターは、ほぼ同じセリフに票が集中していたことも特徴的だ。
まとめ
GameWithユーザーのご協力のもと『ポケモンSV』の名言をランキング形式にてお届けしてきたが、いかがだっただろうか。
有料追加コンテンツ『ゼロの秘宝 前編・碧の仮面』からスグリとゼイユのセリフも多数投票されており、この後配信される『後編・藍の円盤』でも新たな名言が生まれることを期待させる結果となっていた。
セリフにも集中してプレイしてみると、より楽しみ方の幅が広がるだろう。
【アンケート概要】
投票期間:2023年11月16日〜11月30日
総投票数:116票
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GameWithはこのほかにも、「一番泣けた乙女ゲーム」についてのアンケートを実施中です。
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【アンケート】一番泣けた乙女ゲームは?※Google フォームのアンケートページへ飛びます。
GameWith編集者情報
女性向けエンタメWEBメディアのライター・運営を3年半経験。ライブなど現場に赴くタイプのゴリゴリのオタクでした(年齢を重ねるごとに落ち着く)。KH・ペルソナ・ポケモンなどのRPGが好き。デンリュウ推し。 |
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