世界初公開の映像も!会場全体で盛り上がった『Lies of P』オフラインイベント
2023年9月2日(土)、NEOWIZはユナイテッド・シネマ豊洲にて、9月19日の発売(限定版は9月16日発売)が迫るアクションRPG『Lies of P』のオフラインイベント「Lies of P JapanPremium」を開催した。
本作は、童話「ピノキオ」を題材としたPS5,PS4,Xbox,PC対応のソウルライクなダークファンタジーゲーム。6月に公開されたデモ版は3日間で100万ダウンロードを超え、発売前から注目を集めている作品だ。
イベント当日は、『Lies of P』開発総括ディレクター・崔智遠(チェ・ジウォン)氏やRound8スタジオ長・朴星俊(パク・ソンジュン)氏を始め、ゲストとしてアイドルグループ「仮面女子」の月野もあ氏と陽向こはる氏、特別ゲストとしてなるにぃ氏、公式インフルエンサーとして岩佐夏芽氏、メルメ氏といった豪華なメンバーが登壇。
作品の最新情報や魅力などの紹介を始め、劇場のシアター設備を存分に利用したプレイチャレンジなど、なかなかお目にかかれない発表会となった。
本稿では、そんな発売が待ち望まれる『Lies of P』のオフラインイベントの模様をお届けする。
「ピノキオ」を残酷劇として描いた期待作!作品の注目ポイントを紹介
イベントが始まると、さっそくチェ・ジウォン氏とパク・ソンジュン氏、そしてアイドルグループ「仮面女子」の月野もあ氏、陽向こはる氏がステージに登壇。
まずは「What‘s Lies of P」と題し、開発総括ディレクター・チェ氏が本作の特徴や魅力の紹介を語った。
『Lies of P』は、2021年に発表され、その後様々なトレーラーを発表。2022年8月に行われたヨーロッパ最大のゲームイベント「Gamescom」では、アワード3冠を受賞、体験版配布から3日間で100万ダウンロードを突破するなど、グローバルな注目を集めている。
そんな本作は、古典童話「ピノキオ」を残酷劇として新たに描いたソウルライクシングルプレイアクションRPG。
誰もが知る童話をまったく新しい物語として再構成し、多くのプレイヤーに興味を持って頂くことが、そもそもの開発の方向性だという。
作中には原作小説のキャラクターが、様々な形で登場。ときにはボスモンスターとしてプレイヤーの前に立ちはだかることも。
「ピノキオ」の物語において重要なキーワードとなる「嘘」。本作では、作中で出会う人々に対して「嘘」をつくほど、Pの"人間性ポイント"が増すというユニークなシステムを採用している。
この人間性ポイントの獲得量によって物語が分岐し、異なるエンディングを迎えるという。
また、描かれた時代背景にも注目。本作の舞台は「ベル・エポック時代」と呼ばれる、フランスが楽観主義と経済的反映を謳歌していた19世紀後半。
第一次世界大戦が起きる直前、ヨーロッパ大陸が地域的な平和の絶頂にあった時代だ。そんなロマンチックで暖かな「ベル・エポック時代」を、本作ではあえて暗く、狂気に満ちた姿で表現している。
続いて紹介されたのは、多様な戦闘システムについて。
そのひとつである「コンバットシステム(武器調合システム)」は、武器を刀身と柄に分解し、別の物と組み合わせて新たな武器を作成するユニークなもの。武器の調合と考えれば、イメージしやすいだろう。
もうひとつがPの義手を活用した「リージョンアーム」。義手を改造・交換することで、その性能にあったアクションや特殊スキルを使用できる。
このように『Lies of P』の特徴が紹介されたあと、作品を表すいくつかのスクリーンショットも公開された。
きらびやかな時代のイメージとは裏腹に、廃墟と化した街を舞台とし、死と狂気を感じる独自の世界観を持つ「ピノキオ」が展開するようだ。
息を呑むプレイチャレンジで会場が一体に!
続いて行われたのは、ゲストである仮面女子の月野もあ氏と陽向こはる氏による体験版プレイチャレンジコーナー。
2人が交代で現在配信中の体験版をプレイし、特定のボスの撃破を狙っていく。見事撃破すれば、世界初公開となるチャプター3の映像が見られるというご褒美付きとなっていた。
本チャレンジ企画のポイントは、映画館という場所で行うところが大きな意味を持っていると感じた。
劇場の設備をフル活用した高画質、高音空間でのゲームは、ライブビューイングとしてまさに最適。『Lies of P』のグラフィックや世界観の良さ、アクションの激しさなどが、視覚と聴覚を通してダイレクトに伝わる。
そしてなにより、イベントの参加者と一体となって楽しめるのが面白い。実際に今回のチャレンジ企画でも、仮面女子2人のプレイに対して、会場から応援の声はもちろん、危険なシーンでは「あぁ……!」という声が思わず漏れていた。
そんなプレイチャレンジコーナーだが、ソウルライクアクションRPGを謳う作品だけあって、2人は道中に現れる敵に大苦戦。
時間いっぱいまで全力で戦うも、 ソウルライクの手痛い洗礼を食らう結果となった。
やはりクリアは厳しいか……という空気に包まれたとき、ソウル系作品シリーズの動画をいくつも手掛ける特別ゲスト・なるにぃ氏が助っ人プレイヤーとして参戦。
これまで苦戦していた敵を見事な立ち回りで次々撃破し、今回の挑戦のボスである巨大な機械人形「パレードマスター」が待つ場所へと到達した。
これまで一撃のダメージが大きく、ガード性能も高い大剣で華麗に立ち回っていたが、パレードマスターの攻撃が予想以上に激しく、一進一退の攻防が繰り広げられる。
かなり惜しいところまで敵の体力を減らすも、残念ながらタイムアップとなりチャレンジは失敗してしまう。しかしながら、「これぞソウルライク」という攻略しがいのある難易度であり、撃破したときの達成感はかなりのものだと伝わった。
なお、今回チャレンジした箇所は、現在配信中の体験版でもプレイできるので、腕に覚えがある方はぜひ挑戦してほしい。
……と、このまま終わるかと思いきや、チェ氏が「見事なプレイで来場者&視聴者を楽しませてくれた」ということで、のちほど行われた「World Premiere」のパートで特別にチャプター3の映像を公開してくれることに。
体験版には含まれていない未公開のチャプター3。そこにはこれまで見られなかった人間型モンスターが出現したり、これまで以上に薄暗く、ホラー感のあるステージとなっている。
こちらの映像は、現在公式YouTubeチャンネルにて公開されているので、ぜひチェックを。
なお、プレイチャレンジコーナーはもう一度行われ、会場内から募集した参加者の1人が挑戦。当初はチャプター3に挑戦する予定だったが、急遽映像とは異なる新たな場所をプレイすることに。
ソウルライクをトロコンするほどやり込んでいるという女性プレイヤーが挑戦し、一度はボスに敗北するも、その経験を活かした二度目のプレイで見事ボスを撃破した。
開発陣が直接答える貴重なトークコーナー!
続く「開発者トークセッション」では、事前に募集した質問に対して、開発者であるチェ氏とパク氏が直接答えていくというコーナーが進行。そのQ&Aは下記の通り。
――体験版では3日間で100万DLを突破するなど勢いが止まりませんが、その率直な感想をお聞かせください。
パク氏:ソウルライクというジャンル、そして『Lies of P』にこれほど多くの方に興味・関心を持って頂けたことにとても驚きました。この場を借りて感謝を申し上げます。
――ソウルライクというジャンルの作品では、ゲームバランスの調整がキモとなりますが、今作で最も気をつけたポイントは?
チェ氏:ゲーム序盤はゲームシステムを楽しみながらプレイできるようにし、先に進めるほどに"難しさに挑戦する"ことへの面白さを体験できるように調整しています。
――PVや体験版では"回避重視のゲーム"という印象を受けましたが、実際にプレイすると強力な攻撃を行う「フューリー攻撃」や「ジャストガード」なども重要な要素としてバランスが取られているように感じました。その辺りの調整はどうされていますか?
チェ氏:ソウルライクというと、高難易度という印象が強いですが、ただ難しいだけというものではありません。慎重に考えながらプレイしていくことで"ソウルライクの楽しさ"を、知らないうちに身に付けることができるんです。あともうひとつが"死"に関してです。今作では、"死"に対して怖がったり、戦いに行けなくなってしまったりせず、ぜひ"死"を積み重ねて先に進む楽しさを感じて頂ければと思います。
――『Lies of P』で特にこだわった部分はどこでしょうか?
チェ氏:大きく2つあります。1つは戦闘です。なかでも「コンバットシステム(武器調合システム)」で深みのある戦闘をぜひ楽しんでほしいですね。もう1つは物語。プレイヤーの皆さんには、ぜひマルチエンディングをすべて体験して頂けるとありがたいです。エンディングの最後の最後には、皆さんが考えられないようなモノが用意されていますよ。
――パクさんはいかがですか?
パク氏:ソウルライクのアクションを楽しんで頂きたいのですが、我々が創り出した深い世界観や物語も楽しんで頂きたいです。
体験版から大幅変更!アフターインタビュー
すべての演目が終わり、イベントは大団円のなか終了。作品の世界観やアクションゲームとしての奥深さが伝わり、発売への期待感がより膨らむ内容となっていた。
なお、イベント後は別室にて出演陣や関係者、メディアを交えた懇談会が行われた。出演陣への囲み取材も行われたので、本記事ではチェ氏とパク氏に向けたQ&Aの内容を抜粋してお届けする。
――限定版は9月16日から配信開始となりますが、ストリーマーによる配信は可能でしょうか?
こちらから制限をかけることは考えておりません。逆に配信者の方々に広めて頂きたいです。じつはシークレット要素がかなり豊富なので、そういう部分を皆さんで楽しんでほしいです。
――DLCの開発予定はありますか?
もちろん開発は準備しています。もともと本作は膨大な世界を想定して制作しており、今回入らなかった要素がたくさんあります。ご期待ください。
――体験版をプレイした方からの意見をフィードバックし、調整した部分はありますか?
ゲームのほとんどを変えたと言いたいです(笑)。例えば普通に進めてもプレイヤーが適応できない部分があったので、そこは戦闘バランスのみならず、チュートリアルやガイドなども大幅に変更しました。体験版をプレイされた方は、ぜひ製品版でどのように変わったかを探しながら遊んでみてください。
――最後に、本作を楽しみにしているプレイヤーに、どのような体験をしてほしいですか?
一度本編をクリアに到達した方でも、本作はマルチエンディングとなっていますので、異なる結末に期待して繰り返しプレイしてほしいです。また、本作では様々なプレイスタイルを用意しています。自分に合った、楽しめるプレイスタイルを探して、より『Lies of P』を深く楽しんで頂けたらと思います。
――ありがとうございました!
『Lies of P』とは?
童話「ピノキオ」×ソウルライク!狂気に満ちた都市でゼペット爺さんを探し出せ!
NEOWIZから発売のPS5,PS4,Xbox,PC対応ゲームソフト『Lies of P』は、童話「ピノキオ」の題材としたソウルライクアクションRPG。
本作の舞台は19世紀後半から20世紀初頭のベル・エポック時代。
かつての華やかな都市とは程遠く、悲鳴が響き渡る地獄のような「クラットの街」で“ゼペット爺さん”を探し出す物語が描かれる。
武器を組み合わせて応用できるバトルシステムや、「ピノキオ」の体の一部を改造して新たにスキルを習得できるなど、様々な戦闘スタイルで楽しむことが可能。
そして本作は、プレイヤーの選択次第で分岐するマルチエンディングシステムを採用。人間になるため、偽りを選択し続ける新解釈「ピノキオ」が味わえる作品だ。
発売日など基本情報
発売日 |
2023年9月19日 |
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会社 |
NEOWIZ |
ジャンル | アクションRPG |
対応ハード | PS5 / PS4 / Xbox / PC |
タグ | |
価格 |
PS5 : 7,600円(税抜)
PS4 : 7,600円(税抜)
Xbox : 7,600円(税抜)
PC : 7,600円(税抜)
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最大プレイ人数 |
1人
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公式HP | |
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