『かみながしじま』シーズン2をプレイレビュー。アップデートによって緊張感マシマシに!
『かみながしじま 〜輪廻の巫女〜』はLiTMUS、Aiming、講談社の3社が共同で制作した非対称型オンラインホラーアクション。
人気YouTuberでUUUM専属のクリエイター「はじめしゃちょー」が企画に参加していることでも話題のタイトルだ。
孤島から脱出を目指す4人の【ヒト】と、ヒトの脱出を阻止する【カミ】に分かれて、熾烈な駆け引きが繰り広げられる4vs1の対戦ゲームとなっている。
本作は2023年7月19日(水)から「ランクマッチ・シーズン2」が新たに開幕。ゲーム内アップデートが実施され、試合の緊張感がさらに増した。
具体的にはヒトとカミ側の両勢力にアッパーな調整が図られ、どちらも攻撃寄りなアップデートになっている。本稿ではそんな新たな『かみながしじま』(以下「かみ巫女」)を実際にプレイレポートしていきたい。
※本記事はLiTMUSの提供によりお届けしています。
「茂み」の配置変更とマップ上に岩が追加。隠密行動は取りやすくなるも相変わらず気は抜けない...!
茂みの配置が調整!野生動物たちから身を隠して勝利を掴め
シーズン2からはマップの各所に設置された「茂み」の配置箇所が一部変更されている。
これによってヒト側はより隠れやすく、野生動物たちに見つかりづらくなった。
実際にプレイしてみると心なしか開けたエリアでも身を隠しやすい。
辺りを見回すとだいたい茂みが見つかる。カミに倒された際は地べたを這いずって、その箇所まで十分移動できる距離感だ(もちろん倒された場所にもよるのだが...)。
茂みから茂みへの移動も難しくないので、仲間からの救助を受けやすいよう距離を縮めながら待機できるのは嬉しい。
とはいえ、カミの【感知】スキルで場所は容易く割れてしまうので、救助を待つ側も気を留めておいた方が良さそうだ。
カミは「感知」を駆使しよう。倒したヒトを“餌”にするのもよし!
ヒト側が隠れやすくなった一方で、実はカミもヒトの動きが読みやすくなったと思う。
“隠れやすい”ということは、前述したように倒したプレイヤーが積極的に茂みを活用することと概ねイコールだ。
例えばあえて瀕死のプレイヤーを泳がせておき、救助で合流したスキを突くといった選択肢も有効打になり得る。救出側のプレイヤーは、今まで以上に慎重な行動を心がけておきたい。
マップ上の変化と言えば、カミが起動できる転がる岩も新たに追加されている。こちらは確かに強力なトラップではあるのだが、起動すると岩が置かれていた元の場所はヒト側にとって、通り抜け可能な道になってしまうのが悩ませどころ...。
カミ側は「ここぞ!」というべきタイミングに使える奥の手として、狙える時に有効活用していきたい。
ヒトとカミとの戦いが激化!アタッカーが今まで以上に頼れる存在に
カミは野生動物と顕現体のHPが向上。憑依の硬直も短縮されて攻めやすく!
調整項目として他に挙げられるのが、ヒトとカミの戦闘寄りなバランス調整だ。
一部のアタッカーと武器種は攻撃力が伸びたが、カミ側は全体的に耐久力の増加やスキルなどにも調整が入っている。
また、イノシシや神獣のHPも引き上げられ、野生動物全般に対する【憑依】の硬直が減った。
ヒト側のプレイヤーを見つけ次第攻撃へと移りやすくなったので、積極的に追撃できるのがポイントだ。【顕現体】のHPも増えている。
武器の弾数が増加。「桜川舞」と「有櫛小姫」の強化も行われて優秀なアタッカーキャラクターに進化!
ヒト側はハンドガンやショットガンといった武器の残弾数が増加している。
カミの耐久力が増えたこととアタッカーの強化も相まって、今まで以上に役割を意識したプレイが求められてくる。特にアタッカーは憑依したカミに対して以前よりも活躍できる印象だ。
刀の攻撃力も上昇している。接近戦はリスクを伴うが、銃がない場合の攻撃手段として優秀な武器。
ただし、カミが【擬態】した際の刀のダメージ量まで伸びているため、ヒト側は警戒する必要があるだろう。特に刀を持って急に接近してきた味方には一応注意してほしい(筆者も不意打ちを喰らいかけた)。
シーズン2からは「桜川舞」「有櫛小姫」の2名が大幅に強化されていた。攻撃力だけではなく、スキルの使用回数増加や結界の解除速度も上がっているため、今まで以上に汎用性があって扱いやすい感触だ。
アタッカーは戦闘面での役割比重が以前よりも重いので、さらに頼れる存在になったと言えるだろう。【ランクマッチ】ではパーティバランスを考えた上で、ぜひ積極的に採用していきたい。
ヒトもカミも「行動選択」がキモに。今まで以上に役割の強みを活かした戦いが展開する
パーティ編成とそれぞれの役割を全うするロールプレイがヒト側勝利の秘訣に
シーズン2でのプレイを通して、ヒト側はゲーム開始直前にパーティ編成をより重視する必要があると感じられた。
特にレートが変動する【ランクマッチ】で勝利を狙うならば、いわゆるロールプレイが最重要と言えそうだ。
実際、キャラクターのタイプごとにそれぞれの役割をしっかり加味した上で戦いに臨まなければ、苦しい戦いを強いられることは多かった。
好きなキャラクターを使うのは楽しいものだが、時には気分を変えて編成に必要なキャラクターを選ぶのも悪くないだろう。
ゲーム内では武器の残弾数増加がアタッカー以外のキャラクターにも嬉しい。そのため野生動物の対処は以前よりも手軽に行えるはずだ。
しかしながらやはり顕現化状態のカミや、憑依した動物への対処などは無理をせず、積極的にアタッカーへと役割を譲りたいところ。
また、マップ内の構造も前シーズンから認識を改める必要がある。茂みの調整で確かに隠れやすくはなったが、現在はカミ側も憑依や転がる岩の追加によって、能動的な攻撃を仕掛けやすい環境だ。
野生動物1匹との遭遇もリスキーになるので、マップを探索していく緊張感と、茂みの恩恵も大きく高まった。
カミは相手の編成によってこれまで以上に戦略を考えるべし。攻め手は増えたので攻撃は積極的に
カミ側はアタッカーの強化に伴い、「誰から狙っていくのか」「どのように攻め立てるのか」をより慎重に考え抜くべきだろう。
例えば装備が整っていない比較的序盤にアタッカーを狙ってみる...というのは中々有効的な戦術のように思える。
新たに開催となった『かみ巫女』のシーズン2だが、体感的にはヒトとカミとの駆け引きは今まで以上に増えて、手に汗握る対戦が色濃く楽しめるようになった。
新キャラクターとして登場した「マガツヒ」もシーズン2の見逃せない魅力の1つ。より遊びやすく、よりスリルに満ちた『かみ巫女』のゲーム性をぜひとも味わっていただきたい。
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