2024年という新しい年になり、皆様はいかがお過ごしだろうか。
日々の『アークナイツ』で忙しい方も多いと思うが、そんなドクター諸氏にとっての仕事始めとも言うべきイベントが東京ビッグサイトにて行われた。
それが『アークナイツ 4th Anniversary Fes. 「For you」』。2024年1月13日(土)〜1月14日(日)にかけて開催されており、今回は初日の方にお邪魔させていただいた。
この日は非常に冷え込んでおり、入場前は陰鬱な空気も漂いかけていたが、入ってみればそんな寒さとは無縁。
むしろアークナイツ好きの心を燃えたぎらせるようなアトラクションの数々を前にしたら、寒さに震えてる場合ではなかった。
本記事では、この4周年リアルイベントについて熱く語らせていただきたい。後生なので。
目次
巨大オペレーターたちのお出迎えに興奮冷めやらぬ入場
入場してまず見えたのは、いわば本作のヒロインポジションとも言える「アーミヤ」を模した「巨大たれうさぬいぐるみ」。非常にモフモフしててかわいい。
ぬいぐるみのお祭り感も相まって、テーマパークに来たみたくテンションが上がっていったが、ぬいぐるみの裏にある「異格オペレーター スペシャルスタンディパネル」で最高潮に。
今までに登場したオペレーターたちの異なる姿「異格」システムが『アークナイツ』にはあるが、そのオペレーターたちが全員集結ともなれば熱すぎるだろう。
そして、会場内には滑らかに動くアニメーションや、3Dモデルで語りかけてくるオペレーターたちも。まさか、ここにイグゼキュターの姿は…
い、いるッッッ……!!!!
動いてるッッッ……!!!!!!
動く推しオペレーターに動揺しすぎて、筆致が乱れてしまったことをお詫びしなければならない。だが、このくらい興奮してしまうだけのサプライズが会場には待っていた、ということでお許しいただきたい。
圧巻の光景が広がる「4周年記念展示」
会場内には4周年を記念した展示物も数多く飾られていた。「オペレーターウォール」は開催時点で実装済みのオペレーターほぼ全員が描かれており、まさしく圧巻の光景だった。
この他、家具「ピザチェーン店」の再現展示や、ゲーム・TVアニメの設定資料など貴重な展示も数多くあった。
このうち特にピックアップしたいのが、3周年〜4周年までのイベントを振り返る「回想」コーナー。
過去イベントのバナー画面を実際に再現してみた、といった形で過去のオシャレなUIの数々に思いを馳せることができた。
コーナーによっては、ススキの草原が実際に広がっていたり、花が重要な意味合いを持ったイベントのコーナー付近でラベンダーの香りが漂ったり…と、五感で思い出へと浸れるつくりとなっていた。
本家さながらの魔性の魅力『特別展示「統合戦略」』
『アークナイツ』では「統合戦略」というローグライク形式のモードが遊べ、「ファントムと緋き貴石」「ミヅキと紺碧の樹」という2つのテーマが常設コンテンツとして用意されている。
今回の展示ではこれら2つのテーマに沿った特別展示も実施。
「ファントムと緋き貴石」ブースでは、バナー画面でも表示される劇場の階段が忠実に再現。
「ミヅキと紺碧の樹」ブースも、青に照らし出されたブースはどこか魅入られてしまいそうな妖しさが醸し出されており、本当にゲーム内へ入り込んでしまったかのようだった。
それぞれのイベント内で使われるスチル絵も大盤振る舞いで公開されており、高画質かつ間近で見られるとあってこちらにも釘付けだった。
また、ブース内にはアトラクションも用意されており、ファントム側では「演目絵合わせ」、ミヅキ側では「ダイスロール占い」を遊ぶことができた。
特に「ダイスロール占い」は大盛況で、待機列が会場外にまで伸びていたほど。特典の占いカードも含めて、海の導きに誘われる方が続出していたが正直気持ちはわかる。
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五感もフル活用で楽しめる!充実のアトラクション
推しとの急接近に卒倒寸前「オペレーターと2ショットフォト」
本イベントでは、オペレーターと2ショットフォトが撮れるブースも。ここで2ショットができるオペレーターは、なんと異格オペレーターも含めたほぼ全員のオペレーターだった。
流石にコラボ組などは入っていなかったが、『アークナイツ』の推しであればここで絶対に撮れる。このチャンスを逃すまいと、筆者も刹那に鞘走ってイグゼキュターとの写真を撮ってもらった。
い、イグゼキュターが……隣にッッッ……!!!!!!
写真は本格的な機材とスタッフさんによって撮ってもらえるというハイクオリティぶり。オペレーターは思った以上に近い距離で写してくれるので、実際の写真を見て卒倒しかけたのもやむを得ないだろうか。
正直「フィリオプシス」といった他のオペレーターとも撮ってほしかったくらいで、これだけでも来た価値があった…と深く感動した。
波乱しか起こらない「オリジムシレース4周年記念杯」
会場の中心にはひときわ盛り上がるブース「オリジムシレース4周年記念杯」があった。ここでは、普段はザコ敵として登場する「オリジムシ」たち4匹の中から1位でゴールする「勝ちムシ」を当てるというシンプルなルールのイベントが行われていた。
筆者が握った「ムシ券」は、選んだオリジムシは出だしで快調なスタートを決める。しかし、このまま行ってくれという願いはむなしく、後ろから巨大オリジムシ「Pompeii」が乱入。
選んだオリジムシはPompeiiの体当たりで見事な場外HRを決められ、見事に「ムシ券」は紙クズへと変わったのだった(※)。
※外しても参加賞はもらえるので、決して無駄になったわけではないです。
他のレースを見学していても、突然後方のバクダンムシが覚醒して猛ダッシュでの追い込みを決めたり、かと思えば突然バクダンムシが自爆してオリジムシの不戦勝になったりと、普通に終わるレースは一つも無かった。
その度に会場は一喜一憂しており、元ネタとなった「ケオベの茸狩迷界」さながらの盛り上がりように自分も思わず笑いながら見入ってしまった。
マドロックへの道が険しすぎる『決めろ!「岩崩し」』
アトラクションの中には、オペレーターの一人「マドロック」の回転攻撃を再現した『決めろ!「岩崩し」』というブースもあった。この「岩崩し」、シンプルなダルマ落としのように見えて非常に難しい。
力強くまっすぐに飛ばすのが「ダルマ落とし」での定番…とは頭でわかっていても、巨大なハンマーを手にするとそう上手くは行かない。
思いっきり飛ばすと横に力がかかってしまっては崩れ、弱めると今度は摩擦で崩れ…と想像以上に難しく、あのマドロックの回転は相当レベルの高いものなのでは…?と身をもって実感することになった。
この他にも、会場内のたれうさを集めていく「デジタルスタンプラリー」や、ゲーム内の任務クリアでポストカードがもらえる「4周年記念特設訓練場」なども用意されていた。
訓練場の方の任務は、初級こそ序盤のストーリーステージをクリアと簡単なのだが、上級は歴戦プレイヤーでもちょっと難しい歯ごたえのある難易度となっていた。
フェスを彩るショップ&アイテムの数々!
アトラクションの他にも、会場には「フード&ドリンクエリア」もあり、ゲーム内では必ずと言ってもいいくらいお世話になる「理性回復剤」などファンならばニヤリとする商品がズラリ。
中には、「シーボーン焼き(※)」という本当に食べて大丈夫なのか…?という代物もあったが、むしろ怖いもの知らずのドクターたちには大人気。一時は3時間待ちの札も出されるほどの大盛況だった。
※「シーボーン」とは海より襲い来る異形の存在。そんな物を口にするだけでもという感じなのだが、ゲーム内では食べた後のことも描かれており……この後は本編で確かめて欲しい。
その他、購買部の物販コーナーやガチャマシンブースといった場所もあり、財布の紐は緩むばかり。
ロドスのオペレーターたちが着ける「IDカードホルダー」といった熱いアイテムの数々を手に取っていたら、帰り道は荷物の重量に負けて筋肉痛という有様であった。
大盛況のイベントステージ!
会場ではスペシャルステージが用意されており、アニメ「冬隠帰路/PERISH IN FROST」での裏話や、ReoNaさんと高垣彩陽さんによる生歌披露の場面もあった。
アニメの印象的なシーンの数々に合わせての生歌は、思わず涙腺が危うくなりかける場面もあった。重たい命のやり取りと、そこから生まれる絶望と希望…そんな本作の主題をも感じさせた。
その後「4周年記念公式生放送」が行われたが、こちらでは現在開催中のイベント「火山と雲と夢色の旅路」の情報が初公開。
少し成長して大人びた雰囲気を感じさせる「純燼エイヤフィヤトラ」、ファン待望の水着姿での実装となった「琳琅スワイヤー」の二人が新★6オペレーターとして告知されると会場は大盛り上がり。
会場中から歓喜の声と、石の無いこのタイミングで来るか…!というような複雑な声とで、リアルタイムにドクターたちの反応が見られるのは正直かなり楽しかった。
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イベントを回り切って
イベントを回り終えて、まず楽しかった…!!という思いが一番に出てくる。
世界観の再現もしつつ、普段の重苦しさとは別に4周年を純粋に祝おう!という祝賀ムードも満載で、『アークナイツ』ファンならばまず楽しめる内容となっていた。
いわゆるスマホゲームが続かないタイプだった筆者も、始めてからずっと続いている『アークナイツ』。これからもその重厚なシナリオと、高すぎる戦略性で魅了し続けてくれることだろうと思う。
この記事を読んでイベントに興味が湧いた方や、元から参加してみたいと思ってた方は、ぜひぜひ次回以降のイベントで一緒に盛り上がって欲しい。
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