『フェスティバトル』のクローズドβテストが開始!
コロプラとMIXIが贈るスマートフォンアプリゲーム『フェスティバトル(フェスバ)』がクローズドβテストを実施する。
本作は、異なる世界で活躍するキャラクターたちが集まり、6対6のチームバトルが展開されるチーム対戦バトルアクションゲームだ。
『白猫プロジェクト NEW WORLD'S』『モンスターストライク』など、コロプラとMIXIの人気作からキャラクターが登場し、1プレイ5分程度の時間でわいわいバトルが楽しめるゲームとなっている。
今回、そんな注目作がメディア合同の先行体験会を実施した。本稿では早速『フェスティバトル』をプレイしてきたので、各ゲームモードとその中身について紹介していこう。
クローズドβテスト期間中、試合に勝つためのポイントについても触れているので、ぜひチェックしていただければ幸いだ。
※ ゲームは開発中の仕様です。製品版とは異なる場合があります。
※ 2024年5月28日時点でのバージョンとなっています。
『フェスティバトル』について
2024年5月17日(金)、フェスティバトル公式YouTubeチャンネルで配信された「【コロプラ・MIXI】“祭”新作スマホゲーム発表特番」にて、その詳細が明らかとなった。
本作はスマートフォンゲームの中でも長らく最前線を走り続ける『モンスターストライク』と『白猫プロジェクト NEW WORLD'S』がクロスオーバーする対戦ゲームであり、開発にあたってはコロプラ側から企画の話が持ち上がったという。MIXIもコロプラからのプレゼンを受けてそのビジョンに賛同したそうだ。
05:50〜 タッグを組んだ経緯
コンセプトには「新時代のマルチプレイゲーム」を掲げており、6vs6の多人数チーム対戦アクションを遊ぶだけではなく、ゲームを配信&視聴できる機能がゲーム内に内包されている特徴を持つ。
そして作中では主に4つのゲームモードが用意され、カジュアルプレイヤーから対戦好きのゲーマーまで幅広く楽しめるようになっている。
それぞれのゲームモードは操作方法こそ大きく変わらないものの、勝敗条件や求められる戦略が大きく変化してくる。
どのようなルールなのかはこれから紹介するが、先に共通しているシステムについて簡単に紹介しておきたい。
本作はフィールド内のボックスから【ドロースキル】と呼ばれるアイテムを取得できる。これはキャラクターが持つ固有スキルとは別に、後から拾い直して入れ替えられるスキルだ。最大2つまで装備可能。
キャラクターたちは「アタッカー」「ガーディアン」「ランナー」「キャスター」の4タイプに役割が分かれており、強みと弱点が異なっている。ドロースキルの構成で強みを伸ばすか弱点を補強するかはプレイスタイル次第。
また、どのルールでも自キャラクターが倒された場合、リスポーンまでの待機時間中に仲間をアシストできる要素が登場している。
対戦ゲームにありがちな仲間の戦いをただ見ているときのような罪悪感は薄く、あれこれ悩んでいる暇があったら敵の妨害やら仲間のサポートやらに専念した方が勝利に繋がりやすいユニークな仕組みだ。
アシスト中は見下ろし視点でフィールド全体の様子を把握できる。戦局を冷静に観察し、仲間のサポートを行いながら、戦闘復帰後の行動へとつなげていくのが、上手く立ち回れるコツとなる。
軽く触れていたが『フェスティバトル』には【フェスCh】と呼ばれる、ゲーム内の動画配信機能が備わっている。特別な機材は不要で、プレイヤーたちがゲーム内に部屋を作り、そのプレイの様子を実況配信できるシステムだ。単純に視聴者同士が応援して配信を盛り上げられるほか、戦いの行末を予想するといった遊びも用意されていた。
この機能は、配信者の使用キャラクターの経験値が視聴者も受け取れる。例えば、何かの作業でゲームをプレイできない場合にあっても、配信を見ながらキャラクター成長を促せるワケだ。エンターテインメントとしても育成要素としても活用できる、面白い仕組みとなっている。
ここからは、早速それぞれのゲームモードについて簡単なルール紹介とプレイの所感、プレイ中のポイントを交えながらお届けしていきたい。
・「チームサバイバル」
まずは初歩的なルールとなる【チームサバイバル】から見ていく。
このルールはバトルロイヤル形式で行われ、生き残っていたプレイヤーがいるチームが勝利となる。
バトロワと聞けば大人数のプレイヤーが皆敵同士...といったことを想像し、反射的に敬遠してしまう人がいるかもしれない。しかし、昨今ではチーム制のバトロワも多く登場し、3人〜4人の小規模チームが多数で競い合うものも増えた。
本作のチームサバイバルはそうした流れとも異なり、自チームと敵チームでシンプルに2分されているのがポイント。6vs6の基本原則は変わらない。
本ルールにおいては、ゲーム開始からしばらくの間は死亡しても復活可能。
試合開始から2分半経過したところで復活できなくなり、フィールドの端から徐々に【ダメージエリア】が迫ってくる。この時点で、どちらかのチームメンバーが全員倒されれば試合終了となる。
筆者はバトロワというジャンルが苦手な部類に入る。しかし、6vs6のチームバトルでは誰かが生き残ってさえいれば勝利となるため、比較的プレイヤー一人ひとりが抱える責任感は分散されている気がした。
ゆえにあまり気負わず楽しむことができる。冒頭の3分間は復活可能というのも大きいだろう。
本ルール中は、キャラクターの能力を強化する【パワースフィア】と呼ばれるパワーアップアイテムが出現。お互い様子を見ながらただ殴り合うだけでなく、それを奪い合う駆け引きが能動的な試合運びを作り出している。
このアイテムは所持したプレイヤーが倒されるとドロップしてしまうので、相手チームから集中的にターゲットされるリスクも含む。
それでも3つ拾えることができればさらに効果が増幅して、チーム内の強力なフィニッシャーになれるチャンスが巡ってくるから、狙わずにはいられない。
また、前半と後半でそれぞれ求められる動きも異なる。この辺りは実際のCβTと正式ローンチ後にプレイヤー間の研究が進み、ある程度セオリーのようなものが固まっていくと思うが、試合の流れに起伏があるので配信はかなり盛り上がりそうだ。
なお、後半戦はバトロワ特有のスリルや緊張感がしっかり備わっていた。倒された仲間からのアシストも心強いので、なるべく焦らず孤立しないよう仲間と行動すると、生存時間は大きく伸ばせるはず。
CβTはここを意識したい! | 最初の3分間と残りの2分間で試合の流れは大きく変わります。それを踏まえた上で生き残ることを意識して、選んだキャラクターの役割をカバーできるドロースキルは早めに抑えたいところ。 フィールド内は回復アイテムが出現するポイントもいくつかあります。慣れないうちは前半戦でその場所を把握しておくのが良さそうです! |
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・「クリスタルハンター」
【クリスタルハンター】は、お互いのチームがフィールド内に出現するクリスタルを奪い合い、チームのカウント数を進めていくルールだ。
チームメンバー全員が所有するクリスタル合計数が12個に達した時点でカウントが進行していく。
なお、クリスタルを所持したプレイヤーが倒されるとそのクリスタルの一部がドロップする。当然相手に取られてしまうので、クリスタルを多く所有する味方に気を回しながら立ち回れる役割がチームにほしい。
クリスタルはその所有数に応じてキャラクターの移動速度を低下させる。味方の受け持つ負担を考えると、後衛のキャラクターでも取れるのであれば、自分の負担にならない範囲でクリスタルを確保しておきたい。
クリスタルを大量に所有するプレイヤーほど狙われやすく、移動速度も遅くなる。チーム内ではある程度分散して所有できるのが望ましいかもしれない。
試合中盤になると、フィールド内に【メガクリスタル】が出現する。確保できればこれ1つでクリスタル5個分相当になることから、味方と協力して確保しにいくべきだろう。
ちなみにクリスタル確保時はキャラクターが一定時間その場で停止する都合上、アシストモード中の敵に対する妨害がそのほかのモードより活躍しやすい印象を受けた。倒されても諦めず、リスポーン時間までは敵の妨害をガンガン行うといい。
CβTはここを意識したい! | 足の早いランナータイプが活躍できそうなルールです。が、ランナーの耐久力はそこまで高くないことから、すぐ味方と合流できるようにしておきたいですね。 それとクリスタル確保までには少し時間がかかるので、確保しようとしている仲間を見つけたらぜひ協力してあげましょう。 |
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・「アンテナハック」
【アンテナハック】はいわゆる“陣取りゲーム”をイメージしてもらいたい。フィールドの各所に設置された3つのアンテナを制圧していき、【ハックカウント】を100%にしたチームが勝利となる。
なお、アンテナは3つ全てを制圧しないとカウントが進まない上、1つでも取り返されると停止してしまう。そのため、ほかのルールよりも試合展開が早い傾向にあり、皆があちこち忙しく移動している。
上述したクリスタルハンター同様、アンテナのハックには少しの時間を要する。もちろん複数のプレイヤーでハックすれば制圧時間は短くなるが、その分別のアンテナが手薄になるのでなんとももどかしい。
試合中盤はクリスタルハンターのように逆転要素として【フルハックマシーン】が出現する。装置を起動できればフィールド内にある3つのアンテナを一度にハックできてしまうので、戦況が覆る可能性も高い。
この装置の起動条件はマシーンのHPを「0(ゼロ)」にすることだ。敵チーム総出で削っている最中、最後の一撃だけを横取りするといったチャンスもあることから、終始油断ならない。
開発チームから聞いた話によれば“最後の最後まで諦めないことが重要”になるそうだ。
プレイヤーたちが本ルールになれる頃、フィールド内の各所で激しい攻防戦が展開されていくことから、6vs6によるチームバトルの共闘感や駆け引きを体験しやすいと感じる。
CβTはここを意識したい! | 空いているアンテナを奪取しようと、単独行動に走れば複数人のプレイヤーから返り討ちにされる可能性も高くなります。 慣れないうちは仲間たちと一緒に行動しながら、アンテナを確保していきたいです。 |
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・「キャノンエスコート」
今まで紹介したルールの中でも、異彩を放つのがこちらの【キャノンエスコート】である。
ルールはルート上を進行するキャノンを敵陣地まで到達させれば勝利になる。
フィールド中央には巨大なキャノンが1つだけ置かれており、これをどちらかのチームが修理することで、修理した側が攻撃役となって敵陣地までキャノンを護衛していく。
逆に防衛側の相手チームは陣地にキャノンを寄せ付けないよう、キャノンの破壊を目指す...といった具合だ。
進行中にキャノンが破壊されると、再びどちらかが修理するためにチーム同士の総力戦が展開する。こちらもこちらでアンテナハックとも異なる忙しさがある。
さらにルート上にはゲートが出現して、攻撃側のキャノン進行を阻む。ゲートを解放するには対応するスイッチの操作が必要になり、攻撃側はスイッチの起動、防衛側はそれを防ぎながらキャノンを攻撃するなど、敵味方が入り乱れる攻防が繰り広げられた。
終盤になるほどキャノンの進行スピードが早まる傾向にあるようで、今回の試遊会ではルート進行率98%と、あとわずかなところから一気に形成逆転されてしまった。
このルールにおいては、アシストモード中の妨害によって設置できるアイテム「柵」を駆使すれば、キャノンを狙う相手プレイヤーを進行を大きく妨害できる。
ルールの特性上乱戦になりやすいので、アタッカーやガーディアンといったタイプの活躍が見込めそうだ。
CβTはここを意識したい! | ルートが狭いので混戦になりやすく、キャスターやランナーは強引に倒されてしまうこともありそうです。 ランナーは機動力を駆使してキャノンに向かう敵の撹乱、キャスターは後方か地形を活かした安全圏からの援護が戦いやすいかも? |
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まとめ
体験会で触れられた範囲だけでも、本作が『白猫プロジェクト』『モンスト』がタッグを組んだタイトルに相応しい作り込みだったというのは伝わってきた。
ゲームをただプレイさせるのではなく、配信機能「フェスCh」を共にコンテンツの主軸とすることで、今までにない目新しさを提供してくれそうだ。
配信を見るだけでキャラクターが成長したり、見ているバトルで発生するイベントを視聴者が決められたりと、見るだけでも楽しめるポイントが多い。
先日投稿したキャラカスタマイズ動画のコメントにてご要望がございましたソアラのカスタマイズを紹介‼️
— フェスティバトル公式 (@festibattle) June 3, 2024
元気溢れるポップカラーで揃えました#フェスバ#白猫プロジェクト#モンスト pic.twitter.com/rtHlFuT8lA
また、各キャラクターは多彩なアクセサリーやカラーチェンジで自分好みに細かくデコレーションできる。ゲーム中は仲間と同一のキャラクターを使用する場合もあるので、こうしたところで自分らしさをアピールできるのは嬉しい機能だ。
正式サービス開始後はプレイアブルキャラクターも増えていくので、一体どんなキャラクターが参戦するのか期待が高まるばかりである。
バトル以外にも上述したデコレーション機能やフェスChなど、魅力的な機能の数々をぜひCβTにて体験してほしい。
GameWith編集者情報
東京都福生市生まれのゲームライター。お酒と革靴が好物でソロキャンプが趣味のミニマリスト気質なおじさんです。なぜかアニメ雑誌でHoYoverse作品を紹介している人。 【活動媒体】 GameWith/インサイド/GAME Watch/月刊アニメディア/App Media/Game*Spark/ GameBusiness |
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