
よくある擬人化コンテンツと侮るなかれ
「美術品の擬人化ゲーム」と聞いて、どれほどの期待を抱くだろうか。
正直なところ、筆者も最初は「よくある擬人化コンテンツの一種だろう」という程度の認識だった。だが、実際にプレイしてみると、その印象は大きく覆された。
本作『ネオ・アーティファクト~物華弥新~』は、世界の名宝を擬人化したシミュレーションRPG。iOS,Android向けに開発が進められている。
海外で初月1000万ダウンロードを記録したという実績は伊達ではない。ゴッホの「ひまわり」や葛飾北斎の「神奈川沖浪裏」といった、誰もが知る名画をはじめとした美術品が、美少女・美青年の「器霊(きれい)」として命を吹き込まれ、現代都市で「ユガミ」という敵と戦うという世界観は、確かにユニークだ。
そして何より、タクティカルSRPGとしての戦略性が想像以上にしっかりしていた。
このたびGameWithでは試遊の機会をいただいたので、実際にプレイした感想などをお伝えしよう。
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本作の核となる「器霊」という存在
本作をユニークなものにしているのは、単なる「美術品の擬人化」だけでなく、「器霊」というキャラクターそれぞれに、元となった美術品の歴史や背景がストーリーに反映されている点だ。
こうした設定は、単なるキャラゲーとしてではなく、美術品そのものへの興味を引き出す。ゲームを通じて美術史に触れられるのは、非常にユニークな体験だ。



▲実在する美術品が「器霊」として擬人化されている。
プレイヤーは「蒐集家」として、現代都市に目覚めた器霊たちを導き、世界を歪める異変「ユガミ」に立ち向かっていく。
Live2D技術によるキャラクター表現は滑らかで、声優陣も豪華。豊永利行さん、大原さやかさん、井上喜久子さん、浪川大輔さん、堀江由衣さんといった実力派が揃っており、作品への没入感を増してくれる。

▲プレイヤーは「蒐集家」として、器霊たちを導き、「ユガミ」に立ち向かっていくのだ
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タクティカルSRPGとしての深み
本作は「美術品擬人化」という世界観だけでなく、タクティカルSRPGとしての戦略性もしっかりと作り込まれている。高低差のあるマップ、ユニット毎に設定された6種類の属性、5種類の職業の組み合わせ。これらがゲームに大きな深みをもたらすのだ。


▲それぞれの器霊(ユニット)はいずれかの職業に所属しており、属性も持っている
バトルは自動戦闘と手動操作の両方に対応しており、この切り替えがスムーズなのも好印象だった。
素材集めなど、難易度が低いステージは自動でプレイし、難易度が高いステージは手動でじっくり戦略を練って立ち向かう。
スマートフォンなどの端末で隙間時間にプレイする機会が多いことを考えると、このシステムは非常にありがたい。


▲高低差のあるマップと多彩なギミックを攻略するターン制バトルになっている
ゲーム難易度については少し難易度が高めに感じた。ゴリ押しで進められる難易度ではなく、ベースとなる器霊の育成や、職業バランスを考えたメンバー構成、属性を考えた立ち回りが必要になる。
狭さや段差のせいで自由に動けず集中攻撃を受けやすいマップや、破壊しないと自爆して広範囲にダメージを与えてくるギミックがあるマップも確認できた。
さらに、ボス戦では一定ターン後にマスが抜け落ちるギミックもあり、攻略にはプレイヤーの腕が大きく影響する。


▲ギミックがあるマップや、狭いところで戦うことになるマップなど、一筋縄ではいかないステージが用意されている。
攻略のポイントの一例を挙げると、回復ができる器霊を編成するだけで難易度は大きく下がる。属性相性によるダメージ補正はかなり大きいので、先に進めなくなったら一度立ち止まって器霊の編成や戦い方を検討し直したい。
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育成とクラフトのサイクル
本作の育成システムは、シンプルかつ直感的でわかりやすいが、軸は多岐にわたる。
器霊の強化、スキルのアンロック、そして装備。どれか1つだけでなく、満遍なく成長させていくのが強い器霊を生み出すコツだ。
最初こそレベルも低く各パラメーターが低い器霊たちだが、コツコツと成長させていく育成の楽しみは本作の醍醐味と言える。
レベル上昇にともない各パラメーターが強化されるが、序盤はすぐに上限へ達するため、育成素材を集めて上限を開放し、改めてレベルを上げていく。そうすると、序盤とは比較にならないほどの強さを発揮してくれるのだ。こうやって成長を実感できるのは楽しい。


▲器霊の育成要素は多岐にわたる。
育成素材は専用のクエストをこなしていくと入手できる。メインストーリーを進めるのももちろんだが、キャラクターを成長させるだけでも面白い。さまざまな成長要素があるからこそ少しずつ成長を感じられるのだ。


▲育成用の素材を入手しやすいクエストもある。デイリーでこなしていくことになるだろう。
ストーリーパートで描かれる日常と絆
戦闘だけでなく、ストーリーパートも丁寧に作られている。器霊たちとの会話と、そこから繰り広げられるストーリーは単なる戦闘ゲームではなく、「器霊たちと共に生きている」という体験を提供してくれる。

▲器霊たちと繰り広げるストーリーも魅力のひとつだ
まとめ:時間が溶ける魅力
今回のレビューも軽い気持ちで引き受けたのだが、実際にプレイしてみると想定以上に時間が溶けていった。育成の楽しさ、戦闘の戦略性。これらが絡み合って、気づけば数時間が経過していた。
とくに難易度が高いステージは挑戦のしがいがあり、一度プレイして敗北してしまっても、「戦い方を変えれば……」「いや、器霊を育成してから……」と工夫して再トライしたくなる、そういう魅力がある。
今回は時間の都合もありストーリーをフルに楽しみきることはできなかったが、器霊たちと紡いでいくストーリー展開もプレイの大きなモチベーションになる。

今回プレイしたのはβテストだったが十分な遊び応えがあり、正式サービス時の展開にも大きな期待が持てた。
本作は、タクティカルSRPGが好きなプレイヤーには素直にオススメしたい1本だ。美術や歴史に興味がある人、擬人化コンテンツが好きな人にも刺さるだろう。
正式サービスが始まったら、筆者も引き続き器霊たちを育成しつつ、ストーリーを進めていく予定だ。この世界での「蒐集家」としての日々を、じっくりと楽しんでいきたいと思う。
なお、2月5日よりApp StoreおよびGoogle Playにて事前予約が開始されている。気になる方はチェックしてみよう。
▶『ネオ・アーティファクト~物華弥新~』の事前予約はこちらから
▶『ネオ・アーティファクト~物華弥新~』の詳細情報はこちらから
GameWith編集者情報

| ゲーム全般を中心に、メタバースやAI分野まで幅広く執筆しているライター。 VTuberとしても活動しつつ、メタバース内ではラジオパーソナリティやDJとしても"声"を届けています。バーチャルとリアルを行き来しながら、「いま一番面白い遊びのかたち」を探し続けています。 |
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