Re:Legend
農園×モンスター育成×ファンタジー×アクションRPGのてんこ盛り作をプレイレビュー!
2022年9月6日に505 Gamesより正式リリースされたモンスター育成RPG『Re:Legend』。
数々のモンスター育成系ゲームにインスパイアされた開発された本作は、モンスター育成はもちろん、農場経営、釣り、魚の飼育、住民との交流……などなど非常に遊び幅が広いことが特徴だ。
今回は 『Re:Legend』ネタバレ無しの序盤プレイレビューをご紹介させていただこう。
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『Re:Legend』の魅力は?
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農園に釣りに交流に。遊び幅の広いゲームシステム
まず、本作の主人公はキャラメイクが可能。プリセットから目元や髪型、衣装などを選んで自分だけのキャラを作っていくのは中々楽しい。
そうしてできあがった自分だけの主人公は、いきなりOPで謎の人物に突き落とされる。
その後、ひとまず無事だったようで胸をなでおろすが、代わりに記憶喪失になってしまう。そんな記憶を取り戻す旅に出るのが、本作のスタート地点となる。
ここからどう本作を進めるかはプレイヤー次第。ストーリーを進めたり、もらった農園を経営したり、住民と交流したり、釣りをしたり……とにかく遊びの幅が広かった。
戦い方は千差万別!4種類の武器から選べるバトル
本作には、近距離武器の「大剣」「双剣」、遠距離武器の「弓」「杖」という計4種類の武器が存在しており、それぞれ戦い方が異なってくる。
戦闘はアクション形式で進行するため、敵との立ち位置が重要となってくる。筆者が使っている分には、敵の攻撃を避けやすい遠距離武器の方が扱いやすく感じた。
だが、近距離武器はその分コンボの連撃、一撃の重みなど遠距離武器には無い魅力が詰まっており、動かす面白さのある武器だった。好みで選んでも問題ないだろう。
また、仲間になったモンスター「マグナス」たちとも共闘することができる。相棒となるマグナスの得意な立ち位置と、自分の武器の特性との相性を考えていくのも楽しい部分だ。
シンプルながら確かにハマる面白さ。自分だけの農園を作れる!
旅に出る前に、町の住民から自分だけの農園をプレゼントしてもらえる。最初こそ荒れ放題の状態だが、草を抜いて耕すことで使えるようになっていく。
種をまいて、冒険の合間に水をやって、収穫して……というサイクルはシンプルながらやはり楽しい。見た目も珍しい作物が多いため、次はどんな作物が育つだろうと想像する楽しみが多いのも面白さのポイントだ。
雨が降ったら水をやらなくてよくなるため、冒険に使える時間が増える! と喜んだり、逆に農園が広がれば農園の作業がメインで冒険には行けなかったり……と主従が逆転してしまうほどハマってしまう魅力があった。
王道ヒロインだけじゃない!個性豊かな住民たち
本作の住民それぞれに好感度が設定されており、町中での会話、贈り物などによって交友を深めることができる。
元気快活で商店の娘という王道ヒロインのような子もいれば、毒舌で塩対応のナース、非常にアクの強い筋骨隆々とした鍛冶師など、それぞれ個性がかなり強く思い入れも持ちやすい。
町中での会話が1種類しか確認できなかった点は惜しく感じたが、キャラエピソードでの掘り下げはしっかり行われているので、誰と仲良くなるか考えても楽しいだろう。
魚の使い道もさまざま! 奥深い釣りの世界
チュートリアルを終えて釣り竿を入手すると、各地の海や川、池の近くで釣りを行うことができる。
釣りはミニゲーム形式となっているのだが、釣り糸が切れないようなパワー調整、ランダムに指定される方向キーの入力などなかなか難しくやり応えあるものとなっている。
釣った魚は料理の素材やマグナスの餌にする以外にも、家のため池で飼うことができる。飼育する場合は1日でもサボると魚が弱ってしまうため、これまた冒険より優先したくなってしまう。
育てればフィッシュレースというミニゲームにも挑戦できるのだが、同じ魚でも一匹一匹ステータスが違う点も見逃せない。こちらにハマったら抜け出せなさそうなほど、やり込めるものとなっている。
仲間と一緒に冒険!フレンドとマルチプレイ可能!
本作は最大4人でのマルチプレイにも対応している。
シングルプレイ中、いつでもメニュー欄からマルチプレイモードに切り替えることができるため、スムーズにフレンドと遊べるのも嬉しいポイントだ。
今回のレビュープレイで実際のマルチプレイは体験できなかった。だが、1人で戦うと苦戦する敵も多かったため、フレンドと一緒ならばより簡単に、楽しく進めることができそうだ。
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不思議な生き物「マグヌス」たちの存在。モンスターと助け合いながらの共同生活
本作もう1つの魅力は、島に住む謎の多いモンスター「マグナス」たちの存在だろう。
マグナスは好物を与えることで手懐けることができ、ともに旅をする心強い仲間となってくれる。
一緒に戦うだけではなく、上に乗って移動したり、農作業を手伝ってくれたりと幅広く助けてくれる彼らは、プレイしていてとても頼もしく感じることができた。
ド派手な技で戦局を覆す! マグヌスたちと共闘
バトル中は最大2匹のマグナスが協力してくれる。当然一人で戦うよりも楽に戦闘ができるため、いてくれるだけでも非常に心強い。
マグナスの種類によって覚えている技やパラメータが異なるため、どうステータスを上げると強くなるか、誰と組ませるとシナジーがあるか、など育成・収集要素としても面白く感じた。
また、マグヌス騎乗中も攻撃可能で、こちらの場合は固有技を任意のタイミングで放つことができる。主人公を操作しているときとは違った、派手な戦闘が楽しめるのも魅力的に映る部分だ。
農作業の苦楽も共に。農作でもマグヌスと協力
マグナスには戦闘スキルとは別に、農作業や釣りで使用可能なスキルが割り振られている。
たとえば、最初のチュートリアルで仲間になるドラコニュートは、3マス同時に水やりできるスキルを持っている。主人公が1マスずつしか水やりできないことを考えると、破格のスキルだ。
このように戦闘だけでなく生活面でも助けてくれるマグナスたちは、より苦楽を共にする相棒という感触が強くなるため、非常に愛着がわきやすかった。
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まとめ
ここまで『Re:Legend』の序盤レビューをご紹介してきた。本作の遊び幅の広さは間違いなく長所で、ときにはストーリー進行すら疎かになってしまうほどの魅力が詰まっていた。
テキスト量、細かいバグなど、気になる点はいくつか存在している粗削りな状態ではあるが、個性豊かなマグナスたちの存在によって、ファンタジーライフを満喫できる一作となっている。
モンスターを育成していく王道RPGが好きな方にもピッタリの作品だろう。
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『Re:Legend』の基本情報
ゲームジャンル | アクションRPG |
---|---|
プレイ人数 | 最大4人 |
価格 | 2,600円(税抜) |
プラットフォーム | Steam |
リリース日 | 2022年9月6日 |
会社 | 505 Games |
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GameWith編集者情報
幼少期に難病を患うも、ゲームを心の支えとして完治。その後、竹馬の友のごとく歩んできたゲームへの恩返しとしてゲームライターに。 「パワプロ」シリーズで野球の楽しさを知り、「逆転裁判」シリーズで法律の勉強を志すなど、ほぼ全てでゲームの影響を受けながら人生を歩んでいます。 あらゆるゲームの楽しさを伝えたいので、ジャンル問わず幅広くプレイしています。特に「ポケモン」「FE」「世界樹の迷宮」といったシミュレーション・RPG系が好み。 |