日本一新作ゲームを遊んでいる(かもしれない)GameWithレビュー部編集長奥田総帥が、自信を持ってオススメするゲームをご紹介!
とうとうリリースされた「星のドラゴンクエスト」。もはや説明不要の、日本を代表するRPGドラクエシリーズのタイトルだ。
10/16段階では実装されていないが、今後は旧シリーズの勇者装備が登場するらしく、懐かしのアイテムの数々に往年のファンの期待が高まる。
そんなドラクエリリースを記念して、今回は往年のドラクエのような”懐かしさ”を感じられるRPGタイトルをご紹介していきたい。題して
〜おっさん限定!古き良きRPGを求めて〜
星のドラゴンクエスト
お手軽バトル、共闘マルチ‥‥スマホRPGの”今”を詰め込んだ王道タイトル
懐かしのRPGと言われると真っ先に思い浮かぶドラゴンクエストシリーズ。
そんなドラクエの最新作は、実はいい意味で懐かしさに頼らない「今」のタイトルだった。
バトルは基本オートで、スキル発動をコントロールしていくお手軽なセミオートバトル。マルチプレイではスタンプなどを送り合いワイワイ楽しむことも可能だ。
本作は今のスマホRPGとして求められる要素をしっかり押さえている(システムの詳細はレビューで紹介中)。良い意味で期待を裏切ってきたタイトルだ。
▲ 物語のナビゲーターは元気な「モガマル」
世界観はスライムやゴーレムなど、シリーズ常連のモンスターが次々登場してくるところは懐かしさ満点だが、ストーリーの中身はライトでポップ。
なかなかの若々しさ、Vジャンプ感を感じさせる。ここは好みが分かれるかも。
おっさん(30代以上を想定)的にはもう少し話の重みが欲しかったところだが、まだストーリーの序盤しか進んでいないので、これからかもしれない。
奥田総帥の評価 | 8.0 /10点 |
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アスディバインディオス
”あの頃のRPG”のスタンダードをしっかり守る一本
「手軽に遊べること」がもてはやされがちなスマホRPG界に、燦然と輝くはぐれ星。
そう、KEMCOである。
懐かしのRPGを紹介するときに、この会社は避けては通れない。
かつては売り切りの有料RPGがメインだったKEMCOだが、最近は無料作も意欲的にリリースしている。そんななかの一本「アスディバインディオス」。
▲ ベーシックなコマンド選択式のバトル
本作は、フィールドやダンジョンの移動、町での情報収集など、スーパーファミコン時代から脈々と続くRPGの定型をしっかり守っている。
毎ターン1つ1つ行動を選ぶバトルや、なぜかゲームシステムについて説明しだす町人に触れていると、ゲーム以外のかつて、こんなRPGを遊んでいた頃の記憶がよみがえり、不思議な体験ができることうけ合いだ。
ゲーム自体も硬派なゲームバランス、スキル連携といったやりこみ要素など、作り込まれている。
しかしストーリーはラノベ風の軽さがあり、懐かしさという面では、ややこれじゃない感が漂う。
奥田総帥の評価 | 6.5 /10点 |
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ヒーローズ・ヒストリア
これだよ、これ。ストーリーの懐かしさでは抜きん出た一本
北米Glu社からリリースされたRPG「ヒーローズヒストリア」は、逆にストーリー面で懐かしさを感じさせてくれる作品だ。
物語は、「龍化病」という不治の病を抱えた妹を守る主人公がクローズアップされて始まる。
話が重い。だがそれがいい。
病を抱えながらも健気な妹に、妹思いでまっすぐな主人公。そして明るい幼馴染。
ここには変な趣味を持っている妹や、メンタルを病んでいる幼馴染がいたりしない。お手本のようなキャラたちが健全に冒険、成長していく。
▲ 斜め上からの俯瞰視点で進むバトル画面
昔のゲームやアニメはもっと、こんなピュアなキャラたちが溢れていたように思える。
絶滅寸前とも言える、王道な少年の成長ストーリーを味わえるスマホゲームは他にないだろう。
肝心のゲームは、シミュレーションRPGとベーシックなRPGの間をとったようなシステム。
戦略性が薄かったりUIが見にくかったりなど、消化不良感を感じるのが残念。
奥田総帥の評価 | 5.0 /10点 |
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このゲームはサービスを終了しました。
総帥の総括
今回は「古き良きRPG」をテーマに3本をご紹介した。
必ずしも評価点が高いゲームばかりではないが、どのゲームも違った味わいがある。
RPGに限らず日々スマホのゲーム体験は進化し続けて行っているが、ちょっと懐かしいようなゲームもたくさん出ているのがスマホ市場の良いところ。
秋も深まってくるこの時期、たまにはこういうゲームでノスタルジーに浸るのも乙かもしれない。
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