システムもグラフィックも格段に進化!『PUBG: NEW STATE』αテスト先行プレイレポート!
PUBG Studiosが贈るバトルロイヤルゲームの金字塔『PUBG』。その最新作にして、スマホ向けに最適化された『PUBG: NEW STATE』の第二次αテストが2021年8月27日~29日に実施された。
『PUBG: NEW STATE』は『PUBG』の数十年後、2051年の無政府状態に陥った未来を舞台にしており、現代より少し進んだ近未来の世界での戦いを楽しむことができる。
ただ時代が変わっただけでなく、SFな世界観を活かした新システムや新たなマップが登場。
その世界観に没入させる美麗なグラフィックや、プレイしやすい操作感が実現されており、もはやPCゲームと遜色ない体験がスマホ一台で遊べるようになっている。
GameWithではこの『PUBG: NEW STATE』αテストに参加し、いち早く本作のゲーム性やシステムを体験。その先行レビューをお届けしていく。
「ドン勝」を取った時の気持ちよさが堪らない!人気バトロワ『PUBG』とは?
まずは『PUBG』を知らない人向けに簡単にゲームの概要をおさらいしていこう。
『PUBG』は同一のマップに100人のプレイヤーが集結し、最後の一人(もしくは1チーム)が勝ち残るまで戦い合うバトルロイヤル形式のシューターゲーム。
プレイヤーはゲームが開始すると丸腰からスタートし、マップ上に点在している物資を拾いながら、他プレイヤーと戦うための装備を揃えていく。
最初は広大なマップを自由に探索できるわけだが、ゲーム開始から数分が経過するとマップ外周から「ブルーゾーン」と呼ばれるダメージを受けるエリアが発生し、徐々に行動できる範囲が狭まってくるのがバトロワの面白いところ。
高台や遮蔽物がある強いポジションの取り合いや、パルスから逃げる移動中のプレイヤーを狙い撃ち、物資を集め途中の無防備な敵を待ち伏せるなど、プレイヤー同士の戦いがどこでも発生する。
FPSというと本来撃ち合いの臨場感や緊張感を味わえる作品だが、本作は「移動」や「物資探索」でも緊張感も味わえる作品となっているぞ。
FPSというとAIM(敵に標準を合わせる動作)が苦手で手が出しにくい。
といった声も多いと思うが「バトロワ」においては、単純な物資差(強い武器・防具を持っているか否か)や移動時や探索時など相手が油断している時を狙うなど、運や立ち回り次第で十分に戦えるため、まだ触れたことのない人・これまで敬遠してきた人は是非とも一度触れてみてほしい。
特に『PUBG』はソロモードだけでなく、最大4人で楽しめるSquadモードなども用意されており、友人と一緒に楽しめるのも良いところ。
最後の敵プレイヤーを倒し、一度「ドン勝」(1位になった時に表示されるメッセージ)を見れた時の気持ちよさはやみつきになるハズなので、是非一度体験してみてほしい。
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自分好みにカスタマイズできる!快適さも格段にアップ!
『PUBG: NEW STATE』はそんな『PUBG』のバトロワとしてのシステムはそのまま、新要素・新機能盛りだくさんで楽しめる新作ゲームアプリ。
本記事では、そんな本作の魅力をたっぷりご紹介させていただこう。
最適化されたサクサク動作に感動!自分だけのプレイ環境も作れる!
『PUBG: NEW STATE』をプレイして驚くべきところとして、その動作の快適さである。
本作は非常に高いグラフィッククオリティなのだが、筆者の古いスマホ(2017年発売のGalaxy S8)でもサクサク稼働するし、しっかりと綺麗なグラフィックが表示される。
遠いところにあるものは簡易表示、近くにあるものは綺麗に表示といった感じで表示をコントロールしているようで、パラシュート降下中などはざっくりとした表示になるのだが、着地する頃には周囲の街並みが綺麗に立ち並んでいる(廃墟ではあるが)。
また、ゲームがバトロワ形式であるため、終盤まで生き残ると30分以上プレイすることになるのだが、スマホ本体が熱くなる程度で動作はまったくカクつかず、快適なプレイが楽しめた。
最新のスマホではさらに高画質な設定で実写と違わぬグラフィックでゲームが楽しめるので、ぜひリリース前には最新のスマホに買い替えて臨みたいところだ。
またゲームの操作はスマホ向けに特化しており、バーチャルパッドで移動、画面の右側をスライドすると視点移動、各種ボタンをタップすることで射撃や武器変更、バックパックの呼び出しなどが行える。
操作性も非常に快適の一言で、モバイルではあまりバトルロイヤルをやったことない筆者でもすんなりとゲームに馴染むことにできた。
バーチャルパッドを前に押しっぱなしにすれば自動ダッシュになったり、武器を持っていなければ武器やそれに合う弾を自動で拾ってくれたりと、操作がいい具合にオート化しているところもあり、操作量が多くなりがちなシューティングゲームをサポートしてくれている。
総じてスマホでのゲームプレイを快適にするような仕様が垣間見れ、αテストの段階でありながら高い完成度を誇っていた。
▲その他ゲームの配信日はコチラから!新機能、新マップ、新武器、新乗り物!面白さそのままに、正当進化した『PUBG』
冒頭でも述べた通り、本作は近未来の世界が舞台となっており、新マップやギミック、装備などもそれに準じたものが登場するので、αテスト中に発見できたものをご紹介してく。
ギミック豊富!近未来感のある新マップ「Troi」
今回のαテストではマップが固定となっており、新マップの「Troi」が登場。
近未来をおもわせるオブジェクトが立ち並ぶ住宅地や中心街や、ロボット・工業機械が存在するファクトリーなど、マップ自体の雰囲気もだいぶSF感がある。
そして新要素として、マップの一部にギミックが存在している場所もある。マップ北東にある「Lab」では、入り口のゲートや一部の実験施設に立ち入ると警報が鳴り響いてしまったり、防弾ガラスによって視認はできるが戦闘できない場所があったりする。
また、一部の場所では畑で休んでいるカラスに近づくと鳴き声をあげながら飛び去っていくなど、居場所がバレるギミックもあった。
今回発見できたのは主にこの2箇所だが、他にも様々なギミックが存在していると思われるので、マップの隅々まで探索してみたいところだ。
新たな物資の入手方法!「ドローンショップ」
新機能としてわかりやすくかつ一番お世話になるのが、ドローンショップだ。
フィールド上に装備などと混じって、ドローンクレジットというそのゲーム内でのみ使用するゲーム内マネーが登場する。
これを集めることで、いつでもどこでもドローンにアイテムの配送を頼むことができ、回復アイテムや弾薬、一部装備といったものを補給できる。
ドローンの配送はそこそこ時間がかかる上、他のプレイヤーに場所がバレたり、奪われる危険性もあるので注意が必要だが、必要なアイテムを好きな時に補充できるというのはありがたかった。
Squadがより面白くなる新武器・新防具が複数登場!
新装備もいくつか登場しており、まずはチームプレイで効果を発揮する「グリーンフレアガン」。
チームのメンバーを蘇生することができるアイテムで、従来シリーズでは死んでしまったプレイヤーは観戦か離脱するしかできなかったが、この装備の登場で戦略は大きく変わるだろう。
ただ、フィールド上ではまったく見かけることもなく、ドローンショップでも非常に高額なので、過信は禁物といった具合だった。
ショップドローンと違い、自分でドローンを操作する「偵察ドローン」は、周囲をドローンの映像によって索敵できる装備だ。
飛べる距離や高さに制限はあるが、安全に索敵を行えるので特に終盤に威力を発揮する。
ただし、操作中はプレイヤー自体は完全に無防備なので、安全な場所に身を隠すか、チームメンバーに護衛してもらう必要があるだろう。
ドローンを使って、有利な位置を索敵するもよし、突撃先を偵察するもよし。攻防どちらにも使える面白い装備だ。
「設置型シールド」はその名の通り、自分の好きなところに身を覆い隠すシールドを設置できる。何もない開けた場所でも遮蔽物を作り出せるほか、階段の上など通路に設置することで、高い効果を発揮する。
従来のPUBGでは建物で籠るのが有利で、平地から攻めるのがなかなか難しいゲームだった。シールドを上手く使えば投擲物などを投げれる距離まで近づきやすくなるので活用しよう。
その他にも従来のベスト防具と違い、近距離武器の弾に対して高い防御を誇るベストとなっている「ダイニーマベスト」なども登場。
ガンガンインファイトを仕掛けたい人は「ダイニーマベスト」、中長距離から狙い打ちたい人は「通常のベスト」を装着するなど、プレイヤーの選択幅が広がった印象だ。
お気に入りの武器を強化する「カスタマイズキット」登場!
拾った武器にアタッチメントを装着して強化するのは従来シリーズ同様なのだが、新たに消費アイテムを使用することで武器固有の強化をできる「カスタマイズキット」が登場した。
カスタマイズ内容は武器ごとに固定で、基本的にアタッチメントの枠をひとつ使用する。通常のアタッチメントより性能が高いようで、中にはセミオート武器をフルオート武器に変えることができるものもある。
ただ、メリットばかりではなく、リコイル制御がしやすくなる分、リロードの速度が落ちるなど、一部デメリットも存在していた。
キット自体はフィールドで拾えるほか、ドローンショップで買うこともでき、割と手軽に試せるので、自分好みのアタッチメントを見つけてみるのも良さそうだ。
近未来の移動手段が登場!
本作ではガソリン自動車の他に、EVバッテリーを使用することで動く「電気自動車」が登場する。ガソリン車に比べて高速で移動できるブーストが使用できるほか、静音で高耐久といったメリットがある。
ただ、EVバッテリーはガス缶に比べて見かける頻度が非常に低く消費も早め。またブースト移動やブルーゾーン(エリア外)ではバッテリーをとても消費するので、長距離移動には難点があるかもしれない。
また、車周りの新機能として、「トランク」と「ドア」が追加されている。
これはガソリン車、電気自動車どちらも共通の機能で、「トランク」は車のトランクにアイテムをしまうことができる。
持てないアイテムを運んだり、チームのアイテムを共有したりと非常に便利な機能で、走行中にアイテム整理したり、止まって補給地点として活用することもできた。
「ドア」については乗り込み以外で開け閉めができるようになっているので、車の周囲で戦う際に遮蔽にすることが可能だ。ただし、耐久はあまりなさそうである。
最後に紹介するのが「トラム」。
これは自動運転で運行されるバスのようなもので、特定の地域で停留所間を周回し続ける乗り物だ。
車ほどのスピードはないが、歩くよりは断然早く、操作せずとも移動できる。結構な本数が走っているようで、少し待てば次のトラムがガンガン停車するので、街エリアの探索に便利だった。
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まとめ
今回のαテストは約3日間と短く、筆者の腕では惜しくも「ドン勝」をとることができなかった。しかし、快適な操作性と美麗グラフィック。SF的なギミックを活用した新たな戦闘・戦略と、次世代モバイルバトルロイヤルの可能性をひしひしと感じるαテストとなっていた。
本リリースではさらにシステムの向上や新モード、新アイテムなどが登場するであろう。
すでにAndroid版の事前登録はすでに2500万人を突破しており、全世界が今注目している『PUBG: NEW STATE』。
iOS版の事前登録もスタートし、事前登録特典として永続の車両スキンが入手できるチャンスだ。アプリのリリースは年内予定となっている。楽しみに待とう。
>>『PUBG: NEW STATE』のもっと情報を見る(紹介記事へ)
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