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12月リリースの新作『ラピスリライツ』を先行プレイ!
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KLabとKADOKAWAが手掛けるメディアミックスプロジェクト『ラピスリライツ ~この世界のアイドルは魔法が使える~(ラピライ)』のゲームが12月にリリース予定だ。
本作は「魔法」×「アイドル」をテーマとした新作RPGで、プレイヤーは1人の先生として、魔女(生徒)たちの成長を見守っていく。
登場するキャラクターはバックグラウンドがしっかりと用意されたキャラが20人。
彼女たち一人一人とのコミュニケーションも可能で、見習いの彼女たちを導いていく成長の軌跡・物語を楽しめるぞ。
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今回GameWithでは、リリースに先駆けて『ラピライ』を特別に先行プレイさせていただいた。
本記事では、実際に遊んで感じた『ラピライ』の魅力を、本作のディレクター・遠藤峻亮氏のインタビューと共にお届けする。
3つのシステムがプレイヤーを『ラピライ』の世界に惹き込む!
本作を構成するシステムは大きく3つに分けられる。
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1つ目はどのゲームにおいても欠かせない“ストーリー”。
2つ目がストーリーの合間に楽しめる“コマンドバトル”。
そして最後がバトルで活躍することになるキャラクターたちの“育成”だ。
まずは各システムについての魅力を紹介していこう。
①.ゲームならではの物語が展開!1人の先生として生徒をサポート!
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物語の舞台となるのは、とある異世界に存在する学校「フローラ女学院」。
このファンタジーな世界に、プレイヤーは来訪者(フォーリナー)として召喚されることとなる。
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この異世界では、魔獣と呼ばれる脅威も存在。
そして、その魔獣に魔法を使って対抗できる人間が魔女と呼ばれている。
▲魔獣を浄化するために魔女は歌って踊って戦う。
「フローラ女学院」はその魔女を育成するための学校であり、プレイヤーはこの学校の先生になるところからストーリーが動いていく。
メディアミックスプロジェクトとして各媒体で展開されている作品だが、プレイヤーが来訪者(フォーリナー)として登場する点は他の媒体とは異なる最大の特徴と言えるだろう。
1人の登場人物として、キャラクターたちと関わり合い、どういった結末を迎えるのか。
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フルボイスで描かれる本作だけの『ラピライ』の物語をぜひともリリース時に体験してみて欲しい。
②.プレイヤーの選択が勝敗を左右する!?操作は簡単でも奥深いコマンドバトル!
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次に紹介したいのが、バトルパートだ。
本作の戦闘は、攻撃するキャラクターをプレイヤーが選択していくコマンドバトル。
▲強敵相手は、まるでライブのような演出で戦える。
プレイヤーのパーティは5人で編成され、登場する敵キャラクターをすべて倒せばステージクリアだ。
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▲音符や雷のようなアイコンで攻撃種を判別できる。
通常攻撃は3種類あり、同じ種類の攻撃を選択すると強力な連携が発動するぞ。
通常攻撃の種類 | 発動効果 |
---|---|
紅珠 | 攻撃ダメージをUP |
蒼珠 | 詠唱魔法に必要なMPをより多くチャージ |
黄珠 | 詠唱魔法を強化 |
そして蒼珠と黄珠に関連する「詠唱魔法」が、いわゆる“カードスキル”になっている。
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詠唱魔法は発動にMPを必要とするため、蒼珠を使った攻撃を行うほど魔法を発動しやすく、黄珠を選ぶほど強力な魔法になっていくわけだ。
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なお、パーティは5人だが戦闘開始時は3人分のスキルしか選択できない。
スキルを使用すると、5枚の中から手持ちに無いカードが補充されるぞ。
ボス戦といった強敵相手では、どのスキルを選択するのかも勝敗を左右するポイントに感じられた。
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攻撃の珠はランダムで付与されるため、その場の状況に応じて戦略を作り上げていく面白さが味わえる。
絶妙な“ランダム性”と詠唱魔法を加味した“戦略性”がバトルの魅力といえるだろう。
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一見すると複雑な印象を受けるかもしれないが、いわゆる雑魚戦・通常戦闘などはオート戦闘でも十分にクリアできた。
強敵相手は自身の手で、「少し手を抜きたい!」という場合はオート戦闘で楽しむことができ、全体的に遊びやすいバランスであったことは紹介しておきたい。
③.親密度も強さに!キャラクター育成!
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最後に紹介したいのがキャラクター育成だ。
彼女たちは身につける装備を強化したり、ガチャで入手できるキャラクターカードを強化することで強く出来るぞ。
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強化にはメインクエストを進めることで手に入る素材やアイテムが必要だが、クエスト報酬などで入手できる“スキップチケット”を利用すれば一瞬で周回も可能だ。
▲頭をなでたり、ボディタッチが可能。どのキャラクターも可愛らしい反応を見せてくれる。
また、キャラクターの“親密度UP”でも彼女たちを強く出来る。
親密度はクエストに連れて行ったり、マイルームで交流することで上がっていくぞ。
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先に紹介した装備やカードの強化と比べて、強くなるのにどうしても時間はかかってしまうが、筆者としてはぜひとも親密度UPを推しておきたい。
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▲親密度が上がることで通信が来ることも。
メインストーリーで来訪者(フォーリナー)と魔女の関係が描かれるように、本作を楽しむ上でプレイヤーとキャラクターの関係は欠かせないポイントの一つだ。
プレイヤーは物語が進むほどキャラクターを理解していき、遊ぶほどにキャラクターを好きになっていく。
日常のさりげないコミュニケーションですら、日数が経つにつれてプレイヤーの感情を大きく揺さぶってくれるはずだ。
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「全員!」とは言わずとも、ぜひともお気に入りのキャラクターを見つけて、成長を見守ってほしい。
本作のこだわりを制作陣にインタビュー!
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▲『ラピスリライツ ~この世界のアイドルは魔法が使える~』ディレクター・遠藤峻亮氏
ここからは、本作のディレクターである遠藤峻亮さんへのインタビュー内容をお届けする。
ゲーム内容やこだわりのポイントについて詳しくお聞きしたので、是非一読してみてほしい。
GameWith(以下GW):
――:さまざまな媒体で展開している『ラピスリライツ』プロジェクトですが、ゲーム版はどのような立ち位置になるのでしょうか?
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遠藤峻亮(以下遠藤氏):
毎日簡単に触れることができるコンテンツなので、遊んでくださるユーザーのみなさんが日々キャラクターたちと気軽に交流しながら、プレイしている他のユーザーさんと共通の話題で盛り上がれる場所にしたいと考えています。
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また、ゲームが盛り上がることでプロジェクト全体の寿命も長くなると考えています。そうなることを自分たちの使命として、現在はしっかりとリリースに向けての準備を進めている最中ですね。
GW:
――:アニメ版といった、他の媒体との共通点や相違点を教えてください。
遠藤氏:
わかりやすいのは、すでに放送されたテレビアニメ版とゲーム版との違いです。
アニメでは、生徒たちが切磋琢磨しながら一人前の魔女に育っていくストーリーが中心でした。
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しかしゲームでは、異世界に迷い込んだ主人公=プレイヤーが先生となって、生徒を導いていくというものになっています。
各ユニットのでき方もアニメとは異なっていて、成り立ちやユニット内で起こる物語は、メインストーリーとは別のユニットストーリーとして描いています。なので、アニメなどでは見られなかった生徒たちとの掛け合いなども楽しめますよ。
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他にも、学院の校章や制服といった細部がアニメ版と微妙に違っていたりするので、他媒体との違いを探して楽しめるようになっています。
GW:
――:ゲームで初めて『ラピスリライツ』を知ったユーザーも、問題なくプレイできるでしょうか?
遠藤氏:
各媒体ごとに少しづつ異なるパラレルワールドを展開している『ラピスリライツ』ですが、それぞれが個々で完結する内容になっているので、気兼ねなく楽しめるようになっています。
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ゲームでラピスリライツに興味が出た方には、アニメをはじめとした他のコンテンツにも触れていただけると、+αで楽しめるといった形ですね。
GW:
――:ゲーム制作において、こだわった部分はどのようなものがあるか教えてください。
遠藤氏:
ゲームならではのポイントで一番描きたかったのが「先生と生徒」という関係性です。各20人の個別キャラストーリーが用意されているので、どのキャラが好きになっても楽しめる、よりキャラを好きになってもらえるようにこだわっています。
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さらに、キャラをより魅力的に見せるため、3Dモデルは髪や衣装の貫通を極力なくすように微調整を繰り返したり、表情やリップシンクなど、グラフィック的にも職人的なこだわりをもって制作しています。
また、イラストに関してもすべてのレアリティのカードにアニメーションをつけたり、イベントなども含め、ストーリーはすべてフルボイスにしているなど、コストよりもクオリティを最優先していますね。
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GW:
――:キャラクターの親密度で解禁されるコンテンツ量(各種ボイスやARモードのモーション)も豊富ですが、こちらは意図があってのことでしょうか?
遠藤氏:
キャラたちの魅力に加えて、キャラの「生きている感」や「実在性」を出すという意図がありますね。何度も会話を重ねて交流を深めていく、という過程を表現するために、徐々にボイスやポーズが追加されていく形に落とし込みました。
GW:
――:バトルシステムについて、いい具合のランダム性と戦略性がプレイしていて感じられましたが、そのこだわりについて教えて下さい。
遠藤氏:
ゲームを遊ぶうえで、バトルパートは一番触れる機会が多い部分なので、なるべく複雑にならないようなシステムを採用しています。
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自動選択やスキップ機能という簡単・手軽さもありつつ、強敵との戦いでは自身で選択して戦うほうが良いという、絶妙なバランスになるように調整しました。ライトユーザーからコアなファンまで、幅広い層に楽しんでいただけると思います。
GW:
――:これから『ラピスリライツ』を遊ぶユーザーに向けて、メッセージをお願いします。
遠藤氏:
生徒20人みんなが個性的で素敵なので、1対1で親密度を上げていく過程はできれば毎日行って、全員を一人前の魔女にしてあげてほしいですね。
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ファンのみなさんに待っていただいた分、ゲームのクオリティはかなり高いものに仕上ったので、みなさんに満足していただける作品になっていると思います。プロジェクトをさらに大きくするためには、皆さんの存在がとても重要だと思っているので、至らぬ点もあるかもしれませんが、是非ともよろしくお願いいたします。
まとめ
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以上12月リリース予定の『ラピライ』先行プレイ&インタビューについてお届けしてきたが、いかがだっただろうか。
いまなら事前登録で、ガチャ5回分の召喚チケットや序盤のゲーム攻略がスムーズになる豪華報酬のプレゼントが決定。
さらに事前登録の人数が増えるほどプレゼントも増えていくので、気になる人は早急に登録を済ませて配信を楽しみに待とう。
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