簡単操作でここまで爽快なバトルアクションに!?オープンワールドRPG『鳴潮』を先行レビュー!
KURO GAMEからPC/スマホ向けに配信予定のオープンワールドアクションRPG『鳴潮』。
本作は、終末世界を舞台に広大なフィールドの探索やスタイリッシュなバトルアクションが楽しめる作品だ。
またキャラクターから建築物、背景の細かい部分まで繊細に表現されたハイクオリティのグラフィックも合わさり、注目を浴びているタイトルとなっている。
今回、そんな本作のクローズドβテストに参加する機会に恵まれたので、本稿では『鳴潮』のPC版の先行レビューと共に本作の面白さを紹介していこう。
※本記事はKURO GAMEの提供によりお届けしています。
災害によって生まれた「共鳴者」や序盤から多くの謎が残る主人公が織りなすシリアスなストーリー展開
本作のストーリーは、「悲鳴」と呼ばれる地球規模の地質災害によって多くの命が失われ、幻像(ファントム)と呼ばれる新たな生命体が蔓延る終末世界が舞台。
いつの間にか谷で倒れていた記憶消失の主人公。「秧秧(ヤンヤン)」という女性に助けられ、共に行動する所からゲームが始まっていく。
共鳴者はそれぞれ、幻像などの敵を吸収する「鳴域デバイス」というヒョウタンのような形をした物を持っているのだが、彼女曰く主人公のデバイスは見たことがないらしい。
また記憶喪失なのに強力な幻像を倒すほどの実力を持っていたり、デバイスで吸収できなかった際は自身の身体を使って吸収したり…ゲーム序盤にも関わらずかなりの怪しさが漂う。
吸収した際にはなにかの記憶がフラッシュバックするようなシーンも…主人公は一体何者なんだ…?
その後は様々な事件を追いながら時には信頼関係を築き、時には絶体絶命のピンチに立ち向かったりと思わずストーリー展開から目が離せなくなる。
本作ではゲームの進行と同時にストーリーが進んでいくので、自然と世界観や様々なキャラクターの魅力について理解が深まっていくのが特徴だ。
爽快感バツグンのスタイリッシュな3Dアクション!
本作の戦闘は、スタイリッシュなアクションでスマートかつ大胆に敵を倒していく3Dアクションバトルが展開。
キーボードのWASDキーで移動しながら左クリックで通常攻撃を繰り出していくのが基本操作となるが、実際にプレイしてみてかなりの爽快感が味わえた。
連打や長押し、空中から攻撃などで大きくノックバックさせたり凄まじい速度で切り刻んだりと様々な攻撃の組み合わせが楽しめ、ここだけでも作り込みの高さが伺える。
スキルや必殺技の演出も超豪華!細かなこだわりが感じられる演出面にも注目!
キャラクターはそれぞれ「共鳴スキル」を持っており、通常攻撃と組み合わせることでコンボを繋いでいくような感覚でバトルを進めていくことができる。
例えば上記画像のキャラクター「熾霞(シカ)」は、通常攻撃時に”熱意の弾丸”をストックし、スキルを長押しすることで弾丸を消費しながら高速連射が可能となる。
これらの攻撃によって”共鳴エネルギー”を貯めていくことができ、最大まで溜まると強烈な攻撃を繰り出す「共鳴解放」が発動可能に。
エフェクトはもちろんのこと、髪や衣服がなびいていたり顔の表情も変わっていたりと細かい部分まで手が加えられており、バトルにおける演出面のこだわりも感じられた。
「回避」「パリィ」でより戦略性を味わえるバトルに!
道中の敵であれば、数々のスタイリッシュな攻撃で難なく倒せるが、強敵相手の場合は「回避」の要素にも目を向ける必要がある。
回避と一口に言ってもただ避けるだけでなく、本作では敵の攻撃に合わせてタイミング良く回避することで”パーフェクト回避”が発動し、瞬時に反撃に繰り出すことが可能となる。
また、上記のように敵が攻撃してくる際に2つの光る輪が表示される時がある。輪が重なるタイミングに合わせて攻撃することで「パリィ」が発動し、一定時間硬直させることができる。
パリィのタイミングによって硬直時間は2パターンあるが、どちらも素早く動き回る強敵をその場に留まらせて一方的に攻撃できるのが強みだ。
癖のないオーソドックスな育成システムでサクッと強化!
本作の育成システムはレベルアップや武器装備・強化、各種スキル強化などがメインになる比較的オーソドックスな形式。
また後述する”音骸の装着”や、ガチャでキャラが被った際に変換される専用アイテムを使ってステータスやスキルを強化できるシステムも用意されている。
ちょっぴり嬉しい点としては、レベルアップの際にレベル上限を超過する経験値があった場合、その分の素材が返却されるというところ。
これによって、わざわざ数種類ずつ強化素材を投入しなければならないという手間が省けるのはありがたかった。
敵を倒して吸収&スキルに!攻撃スタイルの一部として戦いに役立てよう!
主に人間以外の敵を倒すと、画像のように一定確率で姿を残すことがあり、これを吸収することで「鳴域デバイス」に経験値を与えることができる。
鳴域デバイスのレベルが上がるに連れて姿を残す確率が上昇。ゲーム開始時は確率が低い状態なので、運良く姿を残した際には積極的にゲットしておきたい。
この要素の大きなポイントは、一度吸収した敵は”音骸”として装着することでいつでも召喚できるようになるという所にある。
攻撃による援護だけでなく回復など召喚効果も異なるので、広大なフィールドを駆け抜けながら様々な敵を倒す楽しみと共に、バトルでのさらなる戦略を編み出すことができる。
キャラクター1人に対して装着できる音骸は最大5体まで。そのうち一番右側に装着した音骸のスキルを使用できるようになる。
その他、装着した5体の音骸の合計レベルによって装着者のステータスが上昇するのだが、組み合わせによって更にステータスを上げるといったものもあり、意外と奥深さを感じるシステムだった。
まとめ
終末世界を舞台に、スタイリッシュかつスピーディーなバトルが楽しめるオープンワールドアクションRPG『鳴潮』。
アクションの爽快感、ハイクオリティの3Dグラフィック、魅力的なキャラクターの数々など…CBT段階ではあるものの、実際にプレイしてみてかなり高水準に仕上がったゲーム性になっていると感じた。
あまりアクションゲームをプレイしたことのない筆者でも早く正式版をプレイしたくなるほど面白い作品だったので、プレイ予定の方はリリースされる日を楽しみに待っていよう。
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