注目のスマートフォン向けRPG『エバーソウル』が初のユーザーテストを実施
NINEARKが開発しカカオゲームズから配信予定の新作タイトル『エバーソウル』が、2024年1月30日(火)よりユーザーテストを実施した。
同作はファンタジー世界を舞台にしたスマートフォン向けのRPGで、異世界に召喚されたプレイヤーが「救世主」として、個性豊かな精霊たちと共に交流し、絆を深めながら冒険に繰り出すというものだ。
今回GameWithでは、そんなカカオゲームズから登場する注目作『エバーソウル』を先行体験させていただく機会に恵まれた。本稿では早速その内容についてお届けしていければと思う。
※ 画像は開発中のものであり、最終的な品質を表すものではありません
複雑過ぎないシナリオとボイス付きのストーリーパートに加え、表情豊かな3Dキャラクターで物語に引き込む
物語は精霊の楽園「エデン」を救済する救世主に突然選ばれた主人公(プレイヤー)が、人工精霊の少女・メフィストフェレスの導きと契約に従い、“精霊を指揮する力”を与えられる導入から始まる。
彼女から聞くところによると、主人公はメフィストフェレスがエデンの一国を治める女王・ユリアと共に行った禁断の召喚儀式によって「過去」の世界から召喚されたのだという。
目を覚ますと既にそこはユリアの国であり、前触れなく出現した「ゲート」と呼ばれる物体から魔物たちが押し寄せてきていた...。
混沌がひしめく渦中にあって、物語冒頭から一国の危機が訪れているという緊迫感。本稿ではネタバレを避けるため多くを言及しないが、『エバーソウル』は世界観や精霊の設定にまつわる部分など、底の深さを感じる作風である。しかしながら物語の展開自体は比較的わかりやすいので、普段ゲームに触れないユーザーでも楽しめそうな印象を受けた。
ストーリーパートはボイス付きな上に3Dキャラクターがよく動く。表情も変化に富み、昨今のハイクオリティ志向な3Dモバイルゲームらしいトレンド感を抑えている。
スチルイラストも豊富で、劇中の印象的な場面はよりドラマ性を強く引き出す。スチルイラストは『エバーソウル』が持つ、ソフトなデフォルメの効いたキャラクター(精霊)たちをただ可愛く見せるだけではなく、物語の場面にしっとり映えていたように思う。
意外な一面、芯の強さ、内面に潜む陰り、あるいはコミカルな妄想など、作中を通してキャラクターの描写を丁寧に強調しているので、一層魅力的に感じられるのだ。
しかし、『エバーソウル』においてキャラクターの見せ方にこだわるのは何も物語に限った話ではない。以降で少しずつご紹介していこう。
スキル演出がとにかくド派手で楽しいオートバトル
本作は編成したキャラクターが自動で戦うオートバトルを採用する。戦闘開始前パーティに最大5人のキャラクターを編成して、戦いに臨んでいく。
キャラクター配置で前列・後列にさまざまなサポート効果を付与する【陣形】といった要素も備わり、バトルを始める準備段階で戦略を練るスタイルとなる。
バトル中は3Dのキャラクターが乱戦状態でわちゃわちゃと戦うのだが、プレイヤーが発動指示を出せる【アクティブスキル】と【アルティメットスキル】の演出がとりわけ必見だ。
アクティブスキルは、キャラクターアイコンの下に表示された青いゲージが溜まると発動できるキャラクター固有のスキルを指す。もう一方のアルティメットスキルは、画面下のゲージを消費してパーティ内の誰か1人が発動できる“大技”とでも言うべきものだろう。
後者のスキルは使用可能になるまで時間もかかるが、それに見合う強力なスキルになっており、キャラクターの個性がしっかり反映されていてリッチな演出に。
『エバーソウル』には個性溢れるキャラクターが数多く登場しているが、皆それぞれに特有の“属性”があると筆者は考える。
それはゲームシステム的な話ではなくて、美少女キャラクターの魅力を打ち立てているいわゆる「ジャンル」のことだ。ツンデレ、メガネっ娘、ケモ耳とか、オタクの琴線を揺さぶる1つの概念であると言っておきたい。
物語の中でそれら魅力的な特徴を前面に押し出しているのはもちろんだが、バトル中のスキル演出の中にそういったヒロインたちの属性を要素として混ぜており、実に尊い。カッコ良くもあるし可愛くもあって、3Dキャラクターであるメリットを最大限に活かしているように感じられた。
また、プレイヤーとしてバトル中に何か特殊な操作を求められることはないので、ゲーム進行そのものを気楽にしているオートバトルの手軽さも上手く調和していると思う。
一部のコンテンツではバトル開始前、その戦闘自体をスキップできてしまえるので、プレイヤーの気分に応じて楽しみ方は変えられるわけだ。せっかく作り込んだ3Dキャラクターのバトルを飛ばせる機能があるのはかなり思い切った決断だと思うのだが、プレイヤー心理的で言えばたまには見たくなることも多いので、案外ちょうど良いかもしれない。
気になるあの娘とデートができちゃうお出かけ要素
正直な話、最初はあまり期待していなかったのだが、このゲームは交流要素でちゃんと交流している。一体どういうことなのかと問われれば、早い話がヒロインと“デート”できてしまうのだ。
ヒロインにプレゼントを送って好感度を上げ、その好感度に応じて順次サブストーリーが展開されていく......こういったお馴染みの流れが多く見られる中で、実際にヒロインをデートに誘う要素が備わっているのは大きい。
無論、ヒロインへの贈り物とそのヒロインにフォーカスしたシナリオが楽しめる要素自体は『エバーソウル』にもある。だが、選択肢の中に【お出かけ】という名の実質的なデートがあるのは、ゲームの体験として明確に大きな強みではないだろうか。
お気に入りのヒロインたちと好みの場所にお出かけし、他愛もない話で普段の物語とは少し違った人物像が見えてくる。
さすがに恋愛シミュレーションとまではいかないが、プレイヤーが魅了されること請け合いの没入感であり、交流要素にしては本気度が異様に高いと感じられたコンテンツだ。
まとめ
今回のユーザーテストにおいては、記事内で紹介できる範囲が限られているため、その全容を明かすことはできないが、ゲーム内ではまだまだ気になる要素が数多く登場していた。
今後も正式リリースに先駆け、さまざまな情報が発信されるはずなので、ぜひとも公式Xをフォローして、最新情報を逃さないようにしてほしいところである。今後の動向にもぜひ注目しておきたい。
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GameWith編集者情報
東京都福生市生まれのゲームライター。お酒と革靴が好物でソロキャンプが趣味のミニマリスト気質なおじさんです。なぜかアニメ雑誌でHoYoverse作品を紹介している人。 【活動媒体】 GameWith/インサイド/GAME Watch/月刊アニメディア/App Media/Game*Spark/ GameBusiness |
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