
美麗な3DCGで知られるスマートフォン向け恋愛シミュレーションゲーム『恋と深空』では、6月17日(水)から7月2日(木)までの期間限定で、新イベント「情熱を映して」が開催されている。
映画制作をテーマに、様々な小ネタや遊びを盛り込んだイベントだ。もちろん、恋愛シミュレーション要素もしっかりと堪能できる。
今回は、実際にプレイして分かった本イベントの魅力をたっぷり紹介しよう。
テーマは映画制作、実在する映画ネタも登場
パートナーのカレと一緒に、プロデューサーとして映画を撮影することになった「私」。本イベント限定の思念カードで見られる物語では、実在の映画をオマージュした物語が上映される。
例えば、ホムラの思念カード「かの日を永遠に」の元ネタは『タイタニック』だ。映画でのストーリーは、身分の異なる2人が楽しいひとときを過ごした後、客船が事故で沈んで死別してしまう、切ないラブロマンスとなっている。
そうなると、「ホムラの物語は悲しいものになってしまうのか!?」……と思うかもしれないが、そこは後味良く、美しくもキュンとくる展開にアレンジされている。

▲途中までわからなくても、この有名なシーンでピンとくる人も多いはず。芸術家のホムラの配役もぴったりだ。
他にも、切ない映画が元ネタとなる思念カードはあるものの、どれも最後は幸せな展開で終わるものばかりなので安心してほしい。
映画がテーマということもあり、幕間ストーリーではところどころに映画ネタが散りばめられていた。タイトルこそ明かされないものの、話の内容から元ネタを推理するという楽しさもあった。
筆者は映画にはそこまで詳しくないが、それでも「もしかしてこれかも?」と思えるものから、「それって何か元ネタがある?」と気になって調べてしまったものもあった。もし元ネタを知っていれば、ニヤリとできる場面も増えるに違いない。

▲こんな一幕も。元ネタは「ナイトミュージアム」だ。
美麗な映像と映画というテーマの相性の良さ
本アプリの大きな魅力は、映像表現の美しさだ。その持ち味と映画というテーマの相性は抜群で、どこを切り取っても絵になる美しさがあった。

▲光と影のコントラストや建物や植物などの描写も細かく、終始絵画のような美しさ。
また、そんな映画さながらの演出を登場人物の視点で味わえるのも、本作ならではの魅力だ。カレのさまざまな表情を、ヒロインの視点で見つめられたのは嬉しい。

▲映画を鑑賞するのとは違った没入感を感じられた。
5人それぞれの映画、それぞれとの時間
本イベントでは、プロデューサーとなるパートナーを5人から選ぶことができる。パートナーは、イベント中にも切り替えることが可能だ。
ホラー映画を好むセイヤ、ミステリー映画っぽく推理を披露するレイなど、カレによってテーマや元ネタとする作品が大きく異なる。
それぞれの思念カードや幕間ストーリーはもちろん、ゲームプレイ中の細かい部分もパートナーによって変化する。そのため、「選んだパートナー以外だったらどうなるのか?」と、プレイしながらつい気になってしまった。


▲シンとマヒルの撮影チャプター。同じチャプターでもカレによって異なるシチュエーションが用意されている。
イベントの進行は毎日少しずつ解放されていくため、クランクインからクランクアップまで、カレと数日間を実際に過ごしているような感覚で、最後の幕間では少し寂しさも覚えるほどだった。

▲幕間最終章もカレによって締め方が全く違うが、どれも「撮影は終わっても私たちの物語はこれからも続く」というメッセージが込められているように感じた。
ただ注意したいのは、進行はカレごとに設定されているが、消費アイテムは共通している点だ。そのため、推しがいる場合は、なるべく推しから進めていくのがおすすめだ。
直感的なゲーム性で周回も簡単
本イベントでは、資金集めと撮影を繰り返して映画を制作しながら、カレとの思い出をイラストとして記録する「メイキング」を作り上げていく。
イベントのミニゲームはとてもシンプル。資金集めでは、クレーンゲームのようにさまざまなアイテムをゲットしていく。最初は単純に狙って取るだけで良いが、レベルが上がると障害物も増えてくる。
アイテムを取り続けると連携度が上がり、MAXになるとアームがフル回転モードに突入する。一定時間アームが速くなったり、アームがどこを狙っているのかがわかりやすくなったりする。さらに、アイテム回収時に獲得できるスコアが2倍になる。
撮影は、心理テストのように、プレイヤーが選択肢から答えを選ぶことで進む。「こんな状況になったとき、あなたならどうする?」という質問が15問続き、回答によって3つの制作傾向の比率が変動する。


▲1枚目なら芸術クオリティ、2枚目ならチームの団結力が上昇する。
最終的に、制作傾向のうちどの数値が一番高いかで、完成するメイキングが変化する。自分の直感を信じて回答して出来上がるメイキングを楽しむもよし、計画的に特定の制作傾向を高めて目当てのメイキングを狙うもよし。人によって楽しみ方が分かれそうだ。

▲カレ1人につき3枚のメイキングを作成できる。
ちなみに、撮影は1度クリアすれば何度でもやり直すことができる。そのため、同じパートナーで制作傾向を変えて、メイキングのコンプリートを狙うことも可能だ。簡単操作でサクサクプレイできるので、周回プレイ時の負担も少ない。
まとめ
イベント「情熱を映して」は、映画制作というテーマの中で、個性豊かなカレとの交流を楽しめるイベントとなっていた。
選んだパートナーによって、ストーリーも登場する映画ネタも違ってくる。筆者も全ルートをしっかり楽しめた。
操作が簡単なこともあって、周回のハードルが低いのが非常に嬉しい。
▲【恋と深空】限定/願う「一幕一会」
1つ、個人的に悔しかった点をあげるとすれば、筆者が映画にそこまで詳しくなかったことだ。元ネタを知っていれば、より深く楽しめただろう。
登場する映画には「タイタニック」のような2000年以前の名作ロマンスも含まれていた。映画に詳しくない筆者が調べずに元ネタに気づけたのは、『タイタニック』や『ナイトミュージアム』のように、自分でも知っていた作品くらいだった。
しかし、そこは逆に本イベントから元ネタの映画を知って観てみることでまた違った楽しみ方もできそうだ。「ゲーム内ではこういう流れになっているけど実際はどうだったのだろう」と調べるだけでも面白かった。
カレとの交流を通して、映画を知っている人には元ネタを探す楽しさを、知らない人には新しい映画との出会いを与えてくれる、そんなイベントだった。
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