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TGAで新作アクションアドベンチャー『Intergalactic』が発表!ノーティドッグの過去作を振り返りながら最新作を深掘り!
2024年12月13日(金)に開催されたThe Game Awards 2024にて、最後のワールドプレミアとしてイベントのトリを飾ったNaughty Dogの最新作『Intergalactic: The Heretic Prophet』が発表された。
これまでに『クラッシュ・バンディクー』『ラスト・オブ・アス』『アンチャーテッド』など数々の人気シリーズを制作してきたNaughty Dogの最新作ということもあり、発表された際の会場では大きな歓声が上がっていた。
筆者も『クラッシュ・バンディクー』でNaughty Dogを知り、最新作や映像作品まで追っているファンの一人として約10年ぶりの新規IPに胸が躍っている。
この記事ではそんなNaughty Dogが世に送り出してきた作品を振り返りながら、発表されたばかりの最新作『Intergalactic: The Heretic Prophet』について深掘りしていこうと思う。
目次
開発会社「Naughty Dog」を紹介
そもそもNaughty Dogって?
Naughty Dogはカリフォルニア州サンタモニカを拠点にアクションゲームを制作する開発会社。
1996年にプレイステーション用のソフトとして『クラッシュ・バンディクー』をリリース後、2021年にソニー・コンピュータエンタテインメントに買収され子会社となる。
買収後、ファーストパーティとして、『アンチャーテッド』や『The Last of Us』などのヒット作を生み出し、現在も世界中から高い評価を得るゲーム会社として活躍している。
Naughty Dogらしさを考えてみる
The Game Awards 2024で『Intergalactic: The Heretic Prophet』が最後に発表された際にコメントでタイトルが明かされる前から「Naughty Dog新作じゃね?」という言葉があった。
Naughty Dogらしさについては作品の傾向が大きく変わっているため、言語化するのは正直難しいが、個人的に最近のNaughty Dogに感じている印象といえばボケ感のある映像で人物を写す画作りや、人物を魅力的に映し出すライティング、人物の表情から感情すらも感じ取れるモーションの作り込みなど、映画的な表現と没入感については右に出るものはほとんどいないだろう。
もう一つわかりやすくらしさを感じやすいのはソニー製品が大々的に登場する点だろう。この要素はファーストパーティ作品ならではの特権とも言える。
次の項では、そんなNaughty Dogを代表する『クラッシュ・バンディクー』『ジャック×ダクスター』『アンチャーテッド』『The Last of Us』の4つのシリーズについて、思い出がたりも交えつつ深堀りしていこう。
『クラッシュ・バンディクー』プレステの顔にもなった最初の大ヒット作
宇宙初の奥スクロールを採用!
「クラッシュ・バンディクー」シリーズは、宇宙初の奥スクロールを採用したアクションアドベンチャーゲーム。
画面奥から転がってきた大岩から逃げたり、昔懐かしの横スクロールになったりと、目まぐるしく体験が変わるゲームプレイは当時では珍しく、毎回新鮮なゲームプレイが楽しめた。
3Dアクションといえばパンチやキックのような格闘技が使えるが、本作の場合はスピンアタックが攻撃技となっており、敵に方向を合わせる必要がなかったので子供でも楽しみやすい。
ボスバトルも個性豊かで楽しめた。
「クラッシュ・バンディクー」シリーズを語る上で、ディンゴダイルやエヌ・ジン、ネオ・コルテックスなど個性的なボスキャラたちも見逃せない。
ボスバトルではそれぞれの個性を活かしたユニークばステージや攻略法が用意されており、体力制ではなく3回攻撃を与えれば勝ちなので難しくて倒せなくてももう一度と思わせてくれる。
個人的には『クラッシュ・バンディクー3 ブッとび!世界一周』のラスボス、ネオ・コルテックス戦のシチュエーションとBGMがアツくて大好きだ。
やり込み要素に燃える
本作はステージをクリアするだけで物語を進めることもできるが、トロフィーやダイヤなどの収集要素も沢山用意されている。
『クラッシュ・バンディクー3 ブッとび!世界一周』ではトロフィーやダイヤなど集めることで裏ステージがプレイでき、本編のステージよりも難易度の高いステージに挑むことができた。
また、日本で販売されたオリジナル版だけの要素だが、進行度によっておまけが用意されていたり、特定のコマンドを入力してゲームを始めると特別な映像が観れたりと、ゲーマー心を鷲掴みにしてくる要素もあり嬉しかった。
『ジャック×ダクスター』3Dアドベンチャーのエポックメイキング
オープンワールドを自由に探索!
『ジャック×ダクスター 旧世界の遺産』は主人公のジャックを操作してイタチになってしまった親友、ダクスターを元に戻す旅へ出るアクションアドベンチャー。
本作の舞台となる島にはプリカーソル文明の遺跡が点在しており、プリカーソル・オーブやパワーセルを集めながら冒険していく。
また、本作よりオープンワールドが採用されており、「クラッシュ・バンディクー」シリーズのようなステージ制ではなく、フィールドを自由に探索できるのが本作の大きな特徴だ。
ゲームプレイは昔懐かしの3Dクションとなっており、ジャンプやスピンなどの体術アクションは「クラッシュ・バンディクー」の面影が感じられる。
おしゃべりなキャラの会話が面白い!
『ジャック×ダクスター 旧世界の遺産』では、主人公のジャックは基本無口だが、ダクスターがずっと喋っててとても賑やかだ。
主要の登場人物もキャラが濃く、プレイしながら思わず突っ込んだり笑ったりできるのも本作ならでは。
本作ではムービー中のみならずフィールドを探索していても状況に合わせてキャラクターがリアクションしてくれるので、ムービーとゲームプレイの断絶感がなくとても自然な体験となっている。
『ジャック×ダクスター』のお喋りなキャラクター性は後の「アンチャーテッド」シリーズでも受け継がれており、Naughty Dog作品の「とてもおしゃべりなゲーム」の方向性を確立した作品とも言えるだろう。
PS2の作品だけどPS4でも遊べる!
2024年12月10日より、『ジャック×ダクスター 旧世界の遺産』がPS4,PS5向けに配信された。
これまでにもPS4向けに配信されていたが、トロフィーや巻き戻し機能、アップレンダリングに対応したのでより遊びやすくなった。
トロフィーなどの機能にはまだ対応していないが『ジャック×ダクスター2』や日本未発売の続編『Jak 3』なども配信されている。
特に初代はシリアスなゲームを遊んだ後や疲れている時にプレイするとほっこりできるのでぜひ遊んでほしい。
『アンチャーテッド』過去2作のDNAを受け継ぎ作り上げた「PLAYする映画」
トレジャーハンターとして大冒険!
「アンチャーテッド」シリーズはアクション映画さながらの大冒険が楽しめるアクションアドベンチャーゲーム。
本作が登場する以前にもトレジャーハントを題材としたアクションアドベンチャーは存在していたが、ここまで滑らかに壁のぼりやカバーアクションが楽しめる作品は当時珍しかった。
遺跡の謎を解きながらお宝に迫るゲームプレイは、「インディ・ジョーンズ」のような冒険映画が好きな人には堪らないだろう。
『アンチャーテッド2』のトレイラーを初めて観た時の衝撃と興奮は今でも覚えている。
「PLAYする映画」を体現した作品
「アンチャーテッド」シリーズでは、『クラッシュ・バンディクー』や『ジャック×ダクスター』のようなコミカルなアートスタイルから一転してリアル調な作風が採用。
倒壊する建物からの脱出や崖から落ちそうになった電車からの脱出、墜落する飛行機からの脱出など、「PLAYする映画」を体現したド派手なシーンを操作できるのは本作ならではの体験で、奥スクロールで大岩に追いかけられるようなステージが収録されていた『クラッシュ・バンディクー』の面影を感じる。
特に列車から脱出するシーンは印象的で、『Stellar Blade』や映画「ミッション:インポッシブル/デッドレコニング」などの作品でもオマージュされていた。
本作から映画的な演出に路線しているが、主人公のネイサンが『ジャック×ダクスター』のダクスターのように状況に応じてリアクションしてくれたり、相棒たちと会話したりと、過去作のDNAを多く受け継いでいて毛色は違うがNaughty Dogらしい作品となっている。
遺跡探索感じる他作品との繋がり
作風は大きく違うが遺跡を探索するワクワク感は「ジャック×ダクスター」シリーズと通ずるものがありとても楽しい。
本作ではステージ攻略中にさまざまなお宝を発見できるのだが、Naughty Dogの他作品からさまざまなイースターエッグが登場している。
特に驚いたのは『アンチャーテッド 海賊王と最後の秘宝』にて、版権の問題で復活が絶望的とされていた初代『クラッシュ・バンディクー』がプレイできたことだ。
現在「クラッシュ・バンディクー」シリーズはNaughty Dogの手を離れてしまっているが、『アンチャーテッド 海賊王と最後の秘宝』に登場以降リメイクや続編などが続々と発表されファンの一人として嬉しかった。
「PLAYする映画」が本当に実写映画化
「PLAYする映画」が2022年に実写映画化されたのはご存知だろうか。
『スパイダーマン』やネタバレ王子でお馴染みのトム・ホランドがネイサン・ドレイクを演じており、幼すぎるのではと思いきやかなりハマり役だ。
飛行機の墜落シーンなどゲームのオマージュもありつつ、最後の決戦はさすがハリウッドな出来栄えとなっており大満足。
続編企画が進行中とのことなので今後の展開がとても楽しみだ。
『The Last of Us』映画的な没入感は次のステップに
「映画的な没入感」が大幅進化!
『The Last of Us』は「アンチャーテッド」シリーズのような映画的な派手な演出は無いものの、「映画的な没入感」を軸に一歩前進した作品。
海外ドラマ「ウォーキング・デッド」のような濃厚な人間ドラマが楽しめるのも本作ならでは。
思い思いの正義がぶつかり合う物語にとにかく胸が締め付けられるのでプレイするタイミングは選んだ方が良さそう。
過去作を見返すとギャップで風邪ひきそうになるが、今のNaughty Dogらしさを確立した作品とも言える。
息遣いが感じられる重厚なアクション
本作ではアンチャーテッドから一変して重厚なアクションが楽しめるゲームプレイに進化。
最強武器のレンガを片手にステルスしながら敵を制圧する緊張感のあるゲームプレイは思わず手に汗握ってしまう。
特に『The Last of Us Part II』の操作モーションはゲームらしさを感じさせない自然な動きで当時プレイして驚いた記憶がある。
終末世界の作り込みが凄まじい
『The Last of Us』で描かれる世界は、人類の滅んだ後の世界をしっかりと描いており、荒廃した街並みに美しさすら感じてしまう。
家やお店などを探索していても営みの痕跡が感じられ、世界が滅ぶ前の生活を想像してしまいとても辛い。
人物の表情の作り込みも凄まじく、些細な顔の動きから相手が今考えていることも感じられるほどだ。
Naughty Dogの過去作に関するイースターエッグがフィールドのあちこちに隠されており、筆者は単純なのでプレイしながらこれってあのアイテムじゃん!とつい一人で盛り上がってしまう。
ドラマ版「THE LAST OF US」が好評!
現在配信中のドラマ版「THE LAST OF US」が再現度が高く、原作ファンからも熱い支持を得ている。
シーズン2も決定しており、続編では映像を見た限り『The Last of Us Part II』の物語が描かれるようだ。
正直物語の内容を思い返すと胃が痛いが、ドラマ版で新たに描かれる物語がとても楽しみ。
最新作『Intergalactic: The Heretic Prophet』が発表!
2024年12月13日(金)に開催されたThe Game Awards 2024の大トリとして『Intergalactic: The Heretic Prophet』が発表された。
プレイヤーは賞金稼ぎの「Jordan A. Mun」として、辺境の惑星Sempiriaからの脱出を目指す物語が語られていくようだ。
この項目では公開された最新映像を参考に、『Intergalactic: The Heretic Prophet』を深掘りしていこうと思う。
期待すること
個人的には『The Last of Us』ではシリアスな物語が展開されていたので、今回の旅はジョークが飛び交うような比較的明るい作品であってほしいと願っている。
しかし、本作の音楽を2024年に人気を博したドラマ「SHOGUN 将軍」のMain titleを務めたAtticus Ross氏が担当することが発表されているので、緊張感のあるストーリー展開が予想される。
発表時に公開された映像はとても綺麗な映像だったが、Naughty Dogの開発力ならこの美麗なグラフィックスのままゲームをプレイできそうな気もしてしまう。
本作の舞台となる辺境の惑星Sempiriaがどのような土地なのかは映像では少ししか分からないが、どのような顔を見せてくれるのかこれからの発表が楽しみだ。
映像を見て思ったこと
最新映像の最後に過去作の名前が大々的に出ていたので、Naughty Dogの集大成的な作品として期待できるのではと思っている。
辺境の惑星の惑星が舞台ということもあり、辺境の地に流れ着いたものとしてNaughty Dogのイースターエッグとか出てきたら喜んでしまいそうだ。
主人公役を演じているタティ・ガブリエルさんは、映画「アンチャーテッド」にてヴィラン側の敵として登場しており、ドラマ版「THE LAST OF US」ではノラ役を演じるということもあり、Naughty Dogとはゆかりが深い俳優とも言えるだろう。
また、映像ではコックピットのモニター上部に男性の顔写真が映し出されていたが、この人はメイル・ナンジアニさんという映画「エターナルズ」やドラマ「オビ=ワン・ケノービ」にも出演している俳優の方だ。
映画好きの筆者としては『Intergalactic』に登場する俳優の方にも注目していきたいと思っている。
本作のアートスタイルも非常に興味深い。
一見宇宙船に乗っている状況からしてSFやサイバーパンクのようにも見えるが、記録媒体にCDが使われていたり、モニターがブラウン管だったり、カートゥーン調のアニメが流れていたりと、レトロフューチャーな世界観が本作ならではの独特な雰囲気を醸し出している。
Sempiriaでは過去600年間誰も脱出できていないようだが、この長い期間の中で流れ着いたアイテムなどもありそうで既に楽しみだ。
ゲームプレイ面白そうかも?
映像の最後に映し出された戦闘シーンを見る限り、片手剣を使って戦うアクションゲームのようにも感じるが、足にはサブマシンガンを装備しているので、接近戦のみではなくシューティング的な要素もありそうだ。
山鉈のような形の武器にはオーディオスペクトラムのようなビームが発生しており、CDで音楽を流しているシーンを露骨にクローズアップしていたことから、音楽がゲームプレイに深く結びついているのかもしれない。
人間ドラマが中心のリアルな世界観の作品が続いていたが、本作では久しぶりにアクションメインの作品になりそうな予感がするので、Naughty Dogの新たな作品にとても期待している。
『INTERGALACTIC』とは?
Naughty Dogから発売のPS5対応ゲームソフト『INTERGALACTIC: The Heretic Prophet』は遠い宇宙からの脱出がテーマのSFアドベンチャー。
プレイヤーは賞金稼ぎとして、遠い辺境の惑星Sempiriaからの脱出を目指す。他惑星との交信は数百年前に途絶されているようで、その挑戦は困難を極めるだろう。
本作を手掛けるNaughty Dogは、これまでに『クラッシュ・バンディクー』『ラスト・オブ・アス』『アンチャーテッド』など数々の人気シリーズを制作してきた。
これまでの会社の歴史の中で最も深いゲーム体験を用意しているとのことで、期待が高まっている。
発売日など基本情報
発売日 |
未定 |
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会社 |
Naughty Dog |
ジャンル | アドベンチャー |
対応ハード | PS5 |
価格 |
PS5 : 未定
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公式HP | |
公式Twitter |
GameWith編集者情報
3歳の時に『クラッシュ・バンディクー3』をプレイしゲームに目覚める。好きなゲームジャンルはFPSやTPS、音ゲー等々。「DQ」や「FF」、「ペルソナ」シリーズをまた一からプレイするために限られた時間と格闘中。 アメコミ映画が好きすぎて蜘蛛に噛まれたら自分の手首から糸が出ると思っているが、一向にそれらしい蜘蛛が現れない...。 |
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