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soramame-koubouが開発し、KIC Gamesが発売した『超増税都市』は、プレイヤーが都市の経営者となり、次々と押し寄せる超増税の波を乗り越え、都市を発展させていくゲームだ。ちょうど確定申告を意識するタイミングでもあり、誰しも身につまされるテーマである。
ゲームの目標は、ステージ終了までに指定された金額を稼ぐこと。市長に「○○秒後に支払いよろしく」といわれ、その間に施設を街に配置し、住民に働いて稼いでもらう。もしも税金が支払えなければ即クビにされ、達成すると次の税金が待っている。それを何回か繰り返すと、ゲームクリアだ。
基本的なゲームの流れは、まずランダムに提示される3つの施設から1つを選び、マップ上に配置することから始まる。「単に施設を置くだけ」の操作はシンプルで、5×5マスのマップも見やすく、テンポ良くプレイできる。

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超増税都市
チキン工場とファミレス、電波塔と電球ショップで“デッキ”を組む

それぞれの施設には異なる役割や効果があり、配置場所や組み合わせによって都市の発展が大きく左右される。食料については「チキン工場」、電器については「発電所」などリソースを作る施設もあれば、それらを消費してお金を稼ぐ「ファミレス」や「電球ショップ」がある。ほか、電気を消費して施設の作業を完了させる「アンテナ」等もあり、これらを上手く組み合わせて、効率的な生産ラインを構築していくのが攻略のひけつだ。
この都市では住人達が歩き回っており、彼らが施設に立ち寄って一定時間で「作業」が完了するしくみ。そのため、人の流れの導線もスムーズに整える必要があったりする。
たとえば「チキン工場」と「ファミレス」を隣接させたり、電気リソースを貯まるたびにお金を稼ぐ「電波塔」は「電球ショップ」を組み合わせる。ないしは電気リソースが消費する「電池ショップ」と、消費のたびに施設の作業を完了させる「アンテナ」を組み合わせれば、作業時間を短縮し、効率的に稼げるのだ。

施設には200種類以上のバリエーションがあるが、そこから選べるのは毎回3つの内の1つだけ。できればファミレスやステーキハウスとチキン工場など食料系、あるいは電波塔やアンテナ、電球ショップなど電気系で固めると効率が最高にいいはずだが、狙った施設ほど出てこない。与えられた手札でデッキ(街づくり)を組み、毎回のように展開が大きく変わるところが「ローグライト」なのである。

超増税都市
超増税との戦いはテンポ良くて中毒性高し

ゲームが進むにつれて、施設のレベルアップや適切な入れ替えも重要になってくる。なにしろ、税金は凄まじいペースで上がっていく。最初は10コイン(金貨)だとタカをくくっていたら、やがて250、500、1800……と上乗せされる「超増税」ぶりであり、ドル箱を築き上げつつ、より稼ぐ力をアップデートしていかなければならない。
役に立つ施設も時間とともに変わっていき、中にはデジタル看板のようにリソースが少ない内は使いにくいが電力がたっぷりある後半では大化け。逆に宝箱のように、序盤の稼ぎに使いやすいが後半では有り難みが薄れるものもある。何回もプレイする内に理解が深まり、着実に「どれを選ぶか、いつ投入するか」のウデが磨かれていくのだ。
徴税までの時間は最大60秒で、クリアまでの時間は30分と掛からない。が、サクサク進みあっさりゲームオーバーになるため、あともう1回だけ……とドハマリしてしまう。それに効率的に稼げているときの演出も派手でチャリンチャリンという音も耳に心地よく、ちょこまかと動き回る住民を見ているだけでも飽きが来ない。あまり忙しくないとき、できれば確定申告を済ませた後にプレイをお勧めしたい。

超増税都市
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2025/5/30 発売

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