『VRChat』とは?
VRChat Inc.から配信中の『VRChat』は、3D空間でゲームやコミュニケーションが楽しめる基本プレイ無料のVRSNS。
『VRChat』は一般的なオンラインゲームとは異なり、VRSNSというプラットフォームにカテゴライズされるサービスで、XなどのSNSと性質は似ているが、アバターを通して3D空間でボイスチャットをメインにコミュニケーションを楽しむという特徴を持っている。
映像作品で例えると「レディ・プレイヤー1」に登場するオアシスや、「サマーウォーズ」の仮想空間OZに近く、オンライン上で不特定多数のプレイヤーと交流可能だ。
また、『VRChat』というサービス名で誤解されることが多々あるが、推奨スペックを満たしたPCやAndroid端末があればVR機器がなくても楽しむことができる。
『VRChat』では何ができるの?
ワールド名:Udon Bird Sanctuary
『VRChat』の遊び方は明確に決まっておらず、ワールド探索やユーザー間のコミュニケーション、イベントへの参加など、この世界をどう楽しむかはプレイヤー次第。
ただ遊ぶだけでなく、ワールド・アバター制作、イベント主催など創作活動の場としても利用できる懐の深さのも魅力の一つだろう。
楽しみ方の一例を紹介!
この項目では初心者向けに『VRChat』の楽しみ方を一例として紹介していくので、これから『VRChat』をプレイする際の参考にしてほしい。
ワールド名:[JP]Tutorial world
また、細かい操作説明については[JP]Tutorial worldというワールドに詳しく掲載されているので、実際に『VRChat』をプレイしながら学んでいくのをおすすめする。
いろいろな人とコミュニケーションを楽しもう!
『VRChat』とサービス名にもあるように他のプレイヤーとのボイスチャットがメインのコンテンツ。
パブリックのワールドでは思いがけない出合いで溢れていて、歳の差や性別、国境を超えて自由なコミュニケーションが楽しめるのも『VRChat』ならでは。
最近では「NAGiSA」という1対1で会話ができるワールドなども登場しており、見知らぬ人に話しかけたり、既に出来上がっている輪の中に入り込んだりする必要がなく、手軽にコミュニケーションが楽しめるようになった。
また、ワールドに置いてあるペンやテキストボックスなど声以外でのコミュニケーション手段も用意されているので、居住環境の問題や声を聞かれたくないという人でも会話が楽しめる。
ワールド探索でプチ旅行気分!
ワールド名:青天霹靂(夕)
『VRChat』で遊びに行けるワールドのほとんどはユーザーが個人で作成したもので、会話を楽しむワールドや綺麗な景色のワールド、ゲームワールドなどジャンルの異なる場所がさまざまあり、家にいながらいつでも自由に移動できる。
プレイを重ねるうちにできたフレンドと一緒に探索したり、美しい風景を写真に収めたりとワールド探索でも楽しみ方は無限大だ。
このワールドに移動する際に利用するインスタンスを選択するのだが、誰かと交流したい人はPublicを、一人でゆっくりとワールドを見てまわりたい人はInviteを選ぶといいだろう。
豪華なコンテンツが楽しめるイベント!
『VRChat』では企業が主催するイベントから、個人が主催するイベントまで大小さまざまなイベントが毎日のように実施されている。
その日に実施される予定のイベントは有志の方がまとめてくれているVRChatイベントカレンダーというサービスを利用すると分かりやすくて便利だ。
個人が主催する一部のイベントでは少人数で接待されるタイプなどもあり、会話が自然と発生しやすく初心者の人で見知らぬ誰かに話しかけるのが難しい感じる人は入口として楽しみやすいかもしれない。
個人以外だとコミックマーケットのように企業やユーザーのブースが多数出店されているバーチャルマーケットや、ハローキティで知られるサンリオが主催するサンリオVfes、メタバースで活躍するクリエイターが中心に出展しているメタフェスなどが開催されている。
企業が主催するイベントは期間限定で開催されることが多く、見応えのあるコンテンツが多数用意されているので見逃さないように情報をチェックしておくことをおすすめしたい。
思い出を写真に収めよう!
ワールド名:PokoPeaLand
『VRChat』ではカメラ機能が搭載されており、ゲームのスクリーンショットとは違い、現実世界と同じように自由な撮影が可能だ。
フレンドと一緒に写真を撮って思い出を残すような使い方や、画角や絞り、シチュエーションにこだわって自分だけの写真を撮るなど、写真だけでもさまざまな楽しみ方ができるだろう。
また、Boothで販売されているVirtualLens2やIntegral カメラギミックのようなツールをあらかじめアバターに仕込むことで、通常のカメラでは撮れないような本格的な写真が撮影可能だ。
『VRChat』をプレイするのに必要な環境
『VRChat』はゲーミングPCまたは「Quest」シリーズ、Pico4、Android端末などでプレイ可能。
最低システム要件を満たしたゲーミングPCがあればデスクトップモードでプレイできるので、VR機器を揃えなくてもプレイできる。
なお、「Quest」シリーズ、Pico4、Android端末でプレイする際は、行けるワールドや見えるアバターに制限があるので注意が必要だ。
◼︎『VRChat』最低システム要件
OS | ・Windows 10/11 |
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プロセッサー | ・Intel® i5-4590 ・AMD FX 8350 ・equivalent or greater |
メモリー | ・4 GB RAM |
グラフィック | ・NVIDIA GeForce® GTX 970 ・AMD Radeon™ R9 290 ・equivalent or greater |
VRモードでプレイする際は同時に起動することになる『SteamVR』の推奨システム要件を参考にするといいだろう。
◼︎『SteamVR』推奨システム要件
グラフィック | ・NVIDIA GeForce GTX 1060 ・AMD Radeon RX 480 ・equivalent or better |
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筆者の主観だが、大規模イベントや比較的プレイヤーの集まりやすい場所などでも快適に楽しみたい人には、GeForce RTX 3060等の12GB以上のVRAMを搭載したグラフィックボードがおすすめだ。
VR酔いを感じたら休憩しよう!
ワールド名:Horse Mountain
VR機器には向き不向きがあり、慣れていても体調不良などでVR酔いを感じてしまう時がある。
そんな時は無理をせずにプレイを中断し落ち着くまで休憩を挟むか、別の日にプレイしよう。
アカウントの作成方法など始め方
『VRChat』をプレイする際は専用のアカウントが必要だ。この項目ではアカウントの作成やユーザーランクについて紹介していく。
アカウント作成方法
アカウントを新しく作成する際は、まず初めに公式サイトから「Jump in Now!」を選択。
ログイン画面から「Create an account」を選択。
Display Nameに表示させたい自分のユーザーネームを記入し、メールアドレス、パスワード、誕生日等を記入して「Create account」を選択することでアカウントの作成が完了する。
Steam、Meta、Pico、Viveportなどのアカウントをそのまま使うこともできるが、ユーザーネームの後ろに4桁の文字列が付いてしまうなど仕様が異なるので、これから新しく始める際は公式サイトからのアカウント作成をおすすめする。
また、Steam、Meta、Pico、Viveportなどのアカウントで初めても、後から『VRChat』のアカウントへアップグレードさせることもできるので、安心していただきたい。
ユーザーランクとは?
アカウントには下からVisitor、New User、User、Known User、Trusted Userの5つのユーザーランクがあり、Visitorでもワールド探索や他のプレイヤーとのコミュニケーションなどを楽しめるが、アバターのアップロードができないなどの一部制約がある。
ユーザーランクはプレイ時間やフレンドの数などさまざまな条件で自然と上がっていくものなので、気付かぬ間にランクが上がっているなんてことも。
また、VisitorとNew Userは初心者の証でUser以上のプレイヤーから可愛がってもらえるはずなのでユーザーランクを有利に活用していこう。
好きなアバターで仮想空間生活!
『VRChat』で使用できるアバターは人間や動物、ロボット、宇宙人など数えきれないほどあり、自分の好きな姿で生活できるのも『VRChat』のメインコンテンツの一つ。
自分らしさを表現するためにアバターをカスタマイズする改変という文化もあり、アバターだけでも楽しみ方は無限大だ。
ワールド名:日本語話者向け集会場「FUJIYAMA」JP
改変する際は販売アバターを購入する必要があるが、サンプルアバターや公式で用意されたアバターなど無料で利用できるものもあるので、Visitorのユーザーでもアバター文化を楽しめる。
アバターのアップロードについて
『VRChat』で使用するアバターは、ゲームエンジンの「Unity」からアップロードできる。
「Unity」と聞くと難しそうと思うかもしれないが、踏み入ったことをしない限りプログラミングスキルなどは必要なく、手順を覚えるだけで簡単にアップロード可能。
アバター改変はUnityを使用して行うのだが、最近では「Modular Avatar」のように誰でも簡単に改変できるツールなどが登場し、初心者でも改変作業を簡単に行うことができる。
販売アバターについて
販売アバターを購入できるサービスはさまざまあるが日本国内では主にBOOTHが代表例として上がるだろう。
アバター以外にも、アバターに着せる用の洋服やアクセサリーなども販売されている。
また、BOOTHでは『VRChat』のタグが用意されているので、活用することで人気のアバターや改変用の服などが見つけやすくなるので参考にしてほしい。
今回登場したワールド
この記事で話題に上がったワールドや写真として登場したワールドは実際に行くことができるので、『VRChat』をプレイする際の参考にしていただきたい。
ワールド | ・Udon Bird Sanctuary ・[JP]Tutorial world ・Horse Mountain ・PokoPeaLand ・青天霹靂(夕) ・日本語話者向け集会場「FUJIYAMA」JP ・日本人向け 1対1お話しワールド NAGiSA [JP] |
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発売日など基本情報
発売日 |
PC: 2017年2月1日 アプリ: 2023年6月29日 |
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会社 |
VRChat Inc. |
ジャンル | その他 |
対応ハード | PC / アプリ |
価格 |
PC : 基本プレイ無料
アプリ : 基本プレイ無料
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公式HP | |
公式Twitter |
GameWith編集者情報
3歳の時に『クラッシュ・バンディクー3』をプレイしゲームに目覚める。好きなゲームジャンルはFPSやTPS、音ゲー等々。「DQ」や「FF」、「ペルソナ」シリーズをまた一からプレイするために限られた時間と格闘中。 アメコミ映画が好きすぎて蜘蛛に噛まれたら自分の手首から糸が出ると思っているが、一向にそれらしい蜘蛛が現れない...。 |
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