ぶっ飛んだ性格の童話の主人公達が活躍する『ネバーアフター~逆転メルヘン~』
2023年8月31日(木)に配信開始した、NetEaseが手掛ける新作MMORPG『ネバーアフター〜逆転メルヘン~(ネバアフ)』。
MMORPGのプレイヤーにとっては馴染みあるシステムと、奥ゆかしさを感じるゲームデザインとなっている本作。
白雪姫や赤ずきん、ピノキオなどの童話のキャラクターが登場する「オズの国」を舞台とした、童話をモチーフにした世界が舞台となっている。
ただし、この登場人物には一癖も二癖もある”ねじれ”があり、それがストーリーに華を持たせているポイント。
ストーリーで登場してくるキャラクターの中には「グリム童話」、「アンデルセン童話」のオマージュと思わしき個性豊かな面々が登場しており、プレイを重ねる毎に味を感じる作品となっている。
序盤をある程度プレイしてみた感想とともにレビューを綴るので、未プレイの方はどうぞ記事を参考に、ねじれた童話の世界を体験してみてはいかが?
▲その他ゲームの配信日はコチラから!『ネバアフ』のゲームの流れ〜最初の印象だけで辞めない方がいい理由
本作はMMORPGとして、プレイヤーは性別(男女)と5つのジョブから1つを選択し、冒険を開始する。
職業 | ロール | 特徴 |
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騎士/ナイト | タンク | 近接戦闘メイン 防御して殴る |
狩人/ハンター | 遠距離 アタッカー | 遠距離から 火力出し |
術師/メイジ | 広範囲 サポーター | 範囲攻撃 デバフ要因 |
刺客/アサシン | 近距離 アタッカー | とにかく早い 一撃必殺 |
楽士/バード | ヒーラー | 回復要員 音波で攻撃 |
好みのロールから選択するのもありだが、見た目重視で性別とジョブを選択するのもありだろう。ロリ、ショタの楽士などは一部の界隈では刺さりそうな見た目である。
ジョブを選択するとキャラメイクが可能になり、髪や顔、飾りなどを選択できる。今回はクール系たぬき顔お姉さんの術師を選択。
ストーリーを進めていくと装飾品が増え、キャラメイクの自由度も増えるので納得が行かない出来でも安心しよう。
プレイの幅が広がるまでがチュートリアル
物語は、主人公(プレイヤー)が記憶を失った状態で「夢の城」で目覚めるところからはじまる。
▲メイドの「ジョーイ・エリオット・フォックス・イヴァルモ・ラッキーホワイト・エヴァ」。「エヴァ」だけ覚えればいい。
今後色々お世話いただくメイドの「エヴァ」から、城が壊れたとか、悪い魔法使いの話を聞き、夢の城の復活を目標に冒険に旅立つこととなる。
本作の戦闘は通常攻撃とスキルを組み合わせて敵と戦うオーソドックスなもの。スキルはレベルに応じて習得していき、ポイント割り振りなどで強化が可能。
ジョブごとにスキルの特性が変わるので、今後パーティー戦闘での自分の役割を理解しておくと有利に戦えるだろう。
本作の序盤においては、メインストーリーを左上に出る「ガイド」に沿って進めば問題ない。ガイドをタップすればオート移動もしてくれるので、戦闘シーンのみコマンドでこなせば効率がいいだろう。
そしてレベルが24~30ほどになると本作の本領発揮といったところ。
釣りや栽培などのサブコンテンツを楽しむもあり、ギルド・パーティーを組んでクエストに挑んだり、キャラクター育成・収集要素もあるので、プレイの幅が一気に広がる。
正直、チュートリアルにあたる部分はそこそこ長い印象ではあるが、それを越えた先の自由度は特筆に値するものだ。序盤だけでやめてしまわず、ある程度進めてみることをオススメする。
ここに注目! | 2時間ほどで到達できるレベル30あたりから本番という印象。最初の印象だけでやめるのはもったいない! |
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豪華声優陣によるクセありキャラクターが活躍
メインのストーリーでは、個性豊かで”ねじれた”キャラクターが活躍する物語が楽しめる。
本作の魅力の一つとして、主人公がかなりのメタ発言をするので、会話展開に飽きが来ないことが挙げられる。
例えばスライムっぽいモンスターを見て、「これはチュートリアルね。」などと発言するなど。
ぶっ飛んだキャラクターが多い中、真っ当な人間が主人公のみにもなりそうなので、いいバランサーになっている。
▲M・A・Oさんが声優を担当する、天然女子の白雪姫。
登場キャラクター達の個性も強烈。長ったらしい詠唱をしてアヒルに変身する(使えない)王子や、天然娘の白雪姫、猟奇的な二重人格の赤ずきん。
釘宮理恵さんや花江夏樹さんほか豪華声優陣がキャスティングされているので、ぜひボイスにも耳を傾けて、主人公と食い違うクセのある会話を堪能してほしい。
ここに注目! | キャラクターが個性的で、会話の細部までこだわりアリ。ボイスつきなのでストーリーを読むのが楽しい! |
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MMORPGの王道コンテンツを盛り込んだ、ノスタルジックな作品
本作は古き良きMMORPGの伝統や醍醐味を大事にしている作品であり、その手のゲームを長らくプレイしている人には、どこか懐かしさを覚えることも多いかもしれない。
美麗な3Dやぬるぬる動く視覚効果など過剰な演出ははなく、ほぼ定点のカメラでプレイできる仕様。素朴で味のあるプレイ感は、刺さる人にはとことん刺さるはずだ。
キャラクター育成
プレイヤーキャラクターの育成はレベルアップ、スキル割り振り、装備変更などで可能なのはもちろん。序盤以降に幅が広がる、ビジュアル変更で自分好みのカスタマイズで愛着が湧く。
舞踏会イベントも用意されているため、それに向けた衣装集めにも精が出る。
プレイヤー自体を強くするために、パーティーとは別の仲間を召喚できる。戦闘ではスキルと同様に、仲間を召喚できるので忘れずに「参戦」させよう。
より強力な支援をもらうために、仲間の「育成」と「キズナ」を高める必要がある。
仲間集めにはガチャなども必要だが、ログイン報酬やストーリー進行でも手に入るので、中盤までは無課金で全く問題なく進行可能だ。
クラフトなどでほのぼのと生産職を極める
戦いに明け暮れるだけでは疲れてしまう。といった人には、自分の城で「栽培」「釣り」「採掘」でアイテムを収集し、クラフトで装飾品やアイテムの生成が可能。
生産、入手したアイテムは市場に出して、他プレイヤーに売却するシステムも導入されている。
生産型をメインに進めても十分なボリューム。自分の城である「童話の城」内の自室を装飾するなど、ほのぼのプレイをしてもいいだろう。
MMOの醍醐味「パーティー編成」でクエストに挑む
メインストーリー以外にも、アリーナ、タワー攻略、お使いイベントなどのサイドクエストも満載。
ソロで挑むクエストもあるが、敵との交戦が多数あるタワー攻略や人数指定のあるサイドクエストではパーティーを組むことが必須になってくる。
ただし、「友人がいなくてパーティー組めない」という心配は無用。自動マッチング機能があるため、、プレイヤーが多数ログインしている時間帯ではほんの数秒でパーティーが組める。
前衛職がいなくても、支援職や遠距離系のジョブでも十分に強いので、序盤に関してはガチガチのパーティーでなくとも問題なく進むだろう。
また、ギルドも存在しているので、フレンドを作って高ランク帯のクエストに挑むメンバーを集めるという、MMORPG特有のコミュニケーション要素を満喫可能だ。
ここに注目! | 古き良きMMORPGの醍醐味を感じる作品。冒険、クラフト、コミュニケーションと、自分なりの遊び方を見つけよう。 |
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