撃って奪って生き延びろ!「タルコフ」ライクなゲームプレイに没入する次世代タクティカルFPS『Arena Breakout』
7月14日(金)、『Arena Breakout(アリーナブレイクアウト)』が配信を開始した。
本作は、広大なフィールドの中で、他プレイヤーやNPCとの銃撃戦を繰り広げながら物資を持ち帰るというゲーム性が楽しめる新作FPSだ。
まだ見ぬ物資を探して次なる目的地に向かうのか、手に入れた物資を持ち帰るために脱出地点を目指すのか、プレイヤーの判断と緊張感あふれるゲームシステムが魅力となっている。
PCゲームが好きな人であれば、ここまでのゲーム性でとあるタイトルが思い浮かんだ人もいるのではないだろうか。
そう、”知る人ぞ知る”リアリティ満載のPC向けゲーム『Escape from Tarkov』(通称:タルコフ)だ。
FPS好きのユーザーだけでなく様々な配信者もプレイしている人気タイトルだが、実際に遊ぼうとすると高スペックPCが必要だったり、英語やロシア語の公式サイトから購入しなければならなかったりと、意外とハードルが高い。
その点、『Arena Breakout(アリーナブレイクアウト)』はスマホ1台あれば良かったりと、とにかく遊びやすいのが嬉しいポイントだ。
本稿では、実際に筆者もプレイして見て感じた本作の面白さを紹介。多くのゲーマーを虜にしたゲーム性を手軽に楽しめるタイトルとなっているので、ぜひともプレイしてみてほしい。
目に入る人影は全て敵!広大なマップで生き残りをかけた緊張感MAXの銃撃戦!
まず、本作のゲームシステムは上述の通りFPS。相手に狙いを定めて銃でぶっ放す、という多くのプレイヤーが遊んでいるポピュラーなジャンルだ。
しかし本作では、大きなマップの中でどこにいるかもわからない数多の敵と戦いながら様々な物資を持ち帰る、というサバイバル要素を体験することができる。
では実際にどのようなことができるのか、プレイした感想とともに見ていこう。
このゲームでの大まかな目標は「時間制限内に出口を見つけて脱出を目指す」というもの。脱出するだけなら簡単そうに思えるかもしれないが、これが意外と一筋縄では行かないのが本作の面白いところ。
マップには、自身だけでなく他のプレイヤーやNPCも探索しており、あちこちで起こる銃声や弾丸の雨を掻い潜りながら、やっとの思いで出口を見つけていく”PvPvE形式”となっている。
脱出に成功すると手に入れた装備やアイテムを持ち帰ることができるが、脱出する前にやられてしまうと所持していた全てのアイテムや装備を全て失ってしまう。
NPCだけでなく他のプレイヤーも物資や相手の装備を狙っているので、この”リスクとリターン”によっていつどこで襲われるかわからない、常に張り詰めた空気の中でのプレイングが楽しめるというわけだ。
この赤い煙の出ているエリアが出口。一つのマップに対して出口は複数あるが、マップの中央に近い出口ほど競争率も高い。
言い換えれば「他のプレイヤーが持ってきた物資を手に入れるチャンス」になるわけだが、小心者の筆者は比較的安全な外側を目指すムーブで安定を取るのだった。
響き渡るリアルなサウンドで没入感あるプレイ!初心者でも楽しめるエイムアシスト機能も搭載!
ちなみに本気でやられたくない!という方はイヤホンやヘッドホンを着けてプレイすることをおすすめする。
FPSということでゲームプレイ中に音楽はもちろん鳴らない。聞こえてくるのは風や鳥のさえずりといった環境音、そして足音や銃撃音のみ。どれもかなりリアルなサウンドだと感じた。
どの方向、どの距離で撃っているのか、またこちらに近付いてきているのかがハッキリと分かるようになる……だけでなく緊張感や没入感も数倍になるので試してみる価値は十分にあるだろう。
「エイムに自信がない…」という方でも安心してほしい。本作にはエイムアシストが用意されており、初心者でも簡単に敵を倒すことが可能だ。
バーチャルパッドによる移動はもちろん、しゃがみや匍匐、スコープを覗くといった動作もボタン1つですぐ切り替えられるので、操作がすぐに馴染むというのも初心者でも触れやすいポイントだ。
ちなみに、所持している武器はカスタマイズすることが可能。もちろんカスタマイズで見た目や扱いやすさもガラッと変わる。
探索途中で手に入れたサイトやアタッチメントを自由に取り付けて自分だけの扱いやすい武器を作り上げよう。ただしやられると全ロストなのでもしそうなったら……泣こう。
体の損傷や脱水症状、空腹など…操作キャラクターにも影響するリアルなシステム!
本作で繰り広げられるリアリティな銃撃戦の影響は操作キャラクターにも影響していく。
銃弾を受けるとただHPが減るだけでなく、視界がぼやけたり体の部位が損傷して移動速度が極端に落ちたりという様々なデバフ効果があり、単純な撃ち合いにとどまらない緊迫感が味わえる。
また撃ち合いに勝ってもデバフ効果のまま逃げられず、銃声を聞きつけた他プレイヤーからの漁夫の利で「せっかく勝ったのに…!」となることもしばしば。いつ何が起こるかわからないのは結構怖い…!
また、喉の乾きや空腹までもシステムとして用意されており、ずっと飲まず食わずのままだと脱水症状や過度の空腹でHPが徐々に減ってしまう。
探索で有用なアイテムを確保できたは良いけど水や食料がどこにもなく餓死…なんてことのないように、武器や弾薬だけでなくメディカルキットや食料品も持っていきたいところだ。
プレイヤー同士でマッチする機能も!協力して物資をかき集め共に脱出を目指せ!
最後に1プレイしようと思っていたら、いつの間にか他のプレイヤーとデュオでマッチ。お互い初心者だったが、何故か上手くカバーしあって相手プレイヤーとの戦闘を次々と制することができた。
結果的にはプレイヤーキルを含めてなんと合計10キル。持ちきれないほどの物資を担いでの脱出だったのでかなりウハウハだった。(その後のマッチでロストした時の喪失感もしっかり味わいました…。)
立ち回りの上手いプレイヤーにやられそうなことも多かったので上級者も混じっているかと思っていたが、リザルトを見るとほとんど同じ位のプレイヤーレベルでマッチが構成されていたようだ。
それでもやはり脱出する最後の最後まで緊張で気が抜けなかったので、筆者のような始めたての初心者でもすぐに心臓ドキドキの銃撃戦にハマってしまうことだろう。
『タルコフ』を知っている方はもちろん、初心者でも問題なく楽しめる内容となっているので、臆すること無く気軽にプレイを楽しんでみてほしい。
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