『ゼンレスゾーンゼロ』Ver.1.4「星流れ、神鳴の奔るが如く」配信開始!待望の新バージョンでは全エージェントで街を歩ける!!
HoYoverseの『ゼンレスゾーンゼロ』(以下、「ゼンゼロ」)が、最新アップデートとなるVer.1.4「星流れ、神鳴の奔るが如く」を配信した。
本バージョンは過去の予告番組でも度々触れられていたように、『ゼンゼロ』にとって大きな節目とも言えるバージョンだ。
新エージェントはもちろん、デシベル値の仕様変更や、実装エージェントの街歩き、さらに連れ歩ける機能に至るまで、多くの要素が詰め込まれている。
さらに身体が大きくて、狭い場所では引っかかってしまう可能性が懸念されていたベンがついに街中を練り歩く。
『ゼンゼロ』はこれまでユーザーフィードバックに対して真摯に向き合い、要望の多かった声を反映して、ゲームのプレイ体験を大きく向上させてきた。
今回は最新バージョンの一部内容に一足早く触れられる「創作体験サーバー」から、新しく実装されたS級・エージェント「星見雅」「浅羽悠真」の使用感に加え、各エージェントの街歩きなどをインプレッションしていく。
※本稿で使用されているゲーム画面は、開発中となる創作体験サーバーの内容です。ゲームの最終的な品質を示すものではありません。
「対ホロウ六課」の“虚狩り”がついに実装。待望の「星見雅」&「浅羽悠真」をインプレッション!
星見雅(CV.小清水 亜美)
まずは「対ホロウ六課」の課長である星見雅から見ていきたい。雅は最年少にして「虚狩り」の異名を持つ、シリオンの少女。
立場としては課長なので6課を取り仕切るはずなのだが、当の本人的には向いてないようで、事務作業や指揮系統といった仕事のほとんどを部下の月城柳が受け持っているようだ。
「異常」エージェントの雅は妖刀を用いた剣術アクションがとにかく映える。しかし、まず彼女を紹介するにあたってプレイヤー的に重要なのはそこではなく、雅が敵に付与する一見氷属性のような特殊な霜列属性だろう。
雅が敵に属性ダメージを与えると「氷焔」が敵に付与される。氷焔が付与された敵は、雅の会心率に応じて、霜列属性の状態異常蓄積値がアップする。
この霜列属性が蓄積したことで発生する状態異常効果は、氷属性を含む他の属性との「混沌」を発生させられるようになっている。
また、霜列属性の蓄積で相手に「霜寒」効果が発動すると、最初の段階で付与した氷焔が打ち消されて「霜灼・破」が発動。
霜灼・破は、雅の攻撃力を参照したダメージを敵に与えると共に、チーム全体の状態異常蓄積値が上昇する「霜灼」状態にできるというもの。
つまるところ、雅はまず自前の霜列属性で状態異常を1度引き起こしからがスタート。敵を霜灼状態へ誘発させることで、チーム全体の状態異常蓄積値をサポートできるわけだ。
また、自身が異常のキャラクターであることと、霜灼・破の起動効果も相まって、自分で瞬間火力を出しつつ混沌の誘発も容易な性能となっている。
雅は攻撃モーションやスキルによる斬撃の発生で空間制圧力も高め。多少離れている敵も巻き込む形で霜灼状態の誘発が狙える。
ほかにも戦闘中のダッシュが瞬間移動のような特殊な挙動になるなど、キャラクターの初発表から温めてきた分、戦闘スタイルがとにかくカッコいい。まずは触れてみて、その使用感を楽しみながら研究していきたい。
浅羽悠真(CV.柿原 徹也)
続いて6課の部隊員である浅羽悠真。普段の勤務態度は怠け気味で、ことあるごとに休暇申請を出そうとしたり、仮病を言い訳にしたりと、エリート部隊のメンバーとしては想像できないほどに不誠実に思える青年。
とはいえ、そんな悠真も任務で現場に赴くことになれば、持ち前の鋭い観察眼と皮肉を繰り出す余裕が、彼の実力の底の見えなさ一層際立たせる。現状では6課唯一の男性メンバーでもあるためなのか、作中でも多くの女性ファンを抱えていたりする。
悠真は電気属性の「強攻」エージェントで、対の刀に分離する変わった弓武器を扱う。
拡散する矢を高速で打ち出す、背面に跳躍しながら矢を的中させるといった俊敏かつアクロバティックな戦闘モーションが特徴的。
絶え間ない攻撃を遠・近の両レンジで浴びせる悠真だが、戦闘中に強化特殊スキルや連携スキルを発動すると、周囲に「電壺」を滞空させる。
電壺は特殊スキルや通常攻撃長押しによって起動し、敵に電気属性ダメージを与えることが可能だ。
また、悠真の通常攻撃長押しは対象をロックして矢を放ち、対象の敵に「十文字」の印を付与。
印が付与された敵がいる場合、悠真は「醒覚」状態に移行する。醒覚状態中の悠真はダッシュ攻撃が変化し、2分した刀による斬撃攻撃を放つことができるようになる。
悠真は強攻エージェントなので、ブレイク状態の敵に対して火力を出していく役割だ。しかし、その使用感は雅以上にテクニカル。電壺の設置、十文字の印の付与、醒覚状態中でのダッシュ攻撃などなど、仕掛けも豊富。
ただ、縦横無尽に動き回る悠真は“よりアクションゲームのキャラクターらしい操作感”でもある。敵の攻撃を適切に避けつつ、彼の特性を活かして継続的にダメージを出せるようになると、これが中々に楽しい。
しかも、Ver.1.4が配信中の現在では、期間限定ピックアップ対象の浅羽悠真を無料で獲得できる。(もう一度言う、限定キャラが配布されるのだ)
まさかのS級エージェント配布という大盤振る舞い。プロキシたちも悠真ファンも、その心意気に感謝しつつ、これからの『ゼンゼロ』の進化を見届けよう。
全エージェントで街中を歩けるように!さらに推しとのお出かけやデシベル値の仕様変更など注目ポイントが目白押し
冒頭でも触れたが、本バージョンから待望の全エージェントのアバター切り替えが実現した。プレイヤーが所有しているエージェントであれば、操作キャラクターを切り替えてあちこちを見回れるのだ。
ベンだろうが、11号だろうが、リナだろうが、誰でもプレイアブルキャラクターを切り替えて街歩きを楽しめる。
ほかにも任意のエージェントを街中で連れ歩けるようになった。エージェントとの仲が深まれば、一緒にお出かけするエリアも増えていくようだ。
お気に入りのエージェントとさまざまな場所を巡って行けば、思いがけない一面を発見できるかもしれない...?
また、バトル部分にも大きなテコ入れがある。これまでパーティ単位で管理していたデシベル値の仕様が変更。
キャラクター個別にデシベル値が用意されたため、全エージェントに終結スキルを発動する機会が巡ってくるようになったのだ。なのでこれからのバトルでは、パーティ全員の終結スキルを変わるがわる放つことも。
メインストーリーの流れを順に追っていける「道筋」機能も登場している。『ゼンゼロ』では、これまで物語で挿入されたムービーシーンや会話パートを後から振り返ることもできるが、この機能で遡っていくと、物語のあらすじを要点的に振り返れる。
これまでの予告番組で大々的に告知されていた主要な機能や調整は、本バージョンで一通り行われた。しかしながら、『ゼンゼロ』はこれからもユーザーフィードバックに対して向き合い続け、より良いコンテンツの提供に主眼を置いていくのだろう。細かい調整はここで紹介し切れていないものを含めてまだまだある。
なお、本バージョンはメインストーリー第1期のクライマックスにあたるとのことなので、ぜひ物語にも注目していただきたいところだ。
Ver.1.4のイベントで育成素材やポリクロームなどの豪華報酬をGETしよう!
最新アップデートとなるVer.1.4でもゲーム内イベントは盛りだくさん。メインストーリーやエージェント秘話、新コンテンツ以外にも、期間中にクリアすることでたっぷりと報酬を獲得できるイベントが実施される。以降ではそれらを一挙に振り返っていこう。
◆ 虚白なる荒廃の地へ
新イベント「虚白なる荒廃の地へ」では、作中世界を脅かす6大ホロウの一つ「プルセナス」近辺に位置した共生ホロウ「メリノエ」の調査へと乗り出すことに。
ホロウ内部の侵食症状は悪化し、地形の変化や電子機器の故障によって、ホロウの鎮圧は失敗。治安局は雅の率いる対ホロウ六課への協力を要請し、この調査に我らがパエトーンも協力していく。
本イベントはホロウ内部の探索を中心としたイベントコンテンツ。なお、メインストーリー第二章のクリアで開放されるので、Ver.1.4から始めたプレイヤーも比較的すぐ楽しめることだろう。
◆ 零号ホロウー異形の影に惑う
毎週更新されるコンテンツ「零号ホロウ」に新たな探索依頼が登場する。「異形の影に惑う」では、難易度を選択し、ビルドを構築しながらステージ形式のバトルが楽しめる。
育成途中の能力水準に満たないエージェントがいても、推奨レベルまで引き上げて挑戦できる。気軽にエージェント同士の組み合わせを考えながら攻略に臨めそうだ。
「ポリクローム」の入手以外にも、ドライバディスクの周回に使える便利アイテム「ヴィクトリア家政チケット」も獲得可能。このアイテムを使うと、ステージ1回分のクリア報酬が入手できるので、キャラクター育成の大幅な時短に繋がるはずだ。
◆ 危局強襲戦
「危局強襲戦」は、指定された3体の強敵を、異なるパーティーとボンプで攻略するバトルコンテンツだ。戦闘開始前に得られるバフ効果と、エージェントの組み合わせでバトルを有利に立ち回ろう。
バトルの「ダメージスコア」と「操作スコア」が集計され、一定のスコアを獲得するごとに星が1つ貰える。1周期で合計星6つを獲得すれば全報酬がもらえるため、強敵1体につき星3つを獲得できれば2体のボスを倒すだけOKだ。
パーティ編成が一貫して固定されやすかった「式興防衛戦 激変ノード」とは異なり、バトル中の操作テクニックとパーティの組み合わせがより重視される本コンテンツ。プレイヤースキルを磨くつもりで、最大星9つの獲得を目指してみるのも面白い。
◆ ボンプVSエーテリアス
今までのイベントと一味違うのが、全く新しいコンテンツとなる「ボンプVSエーテリアス」。
こちらは作中に登場する個性豊かなボンプたちの能力を駆使する、まさかのタワーディフェンスとなっている。
ステージクリアで「試験レベル」が上昇し、バフ効果が付与される。つまり、イベントに参加した直後にクリアできなかったステージも、再チャレンジによってクリアを目指せるワケだ。
その他にもお手軽なインゲームイベントが続々と登場!
対ホロウ六課には熱烈なファンが多いことでも知られている。「星々のきらめく地」では、宣伝活動としてエージェントたちを派遣し、育成素材を集めることができる。獲得したばかりのエージェントたちの育成に役立てたい。
手軽に遊べるパズルイベントも新たに実施された。イベント「作戦記録振り返り」のパズルを完成させると、ボンプとエージェントたちのイラストが楽しめる。
普段あまりお目にかかれない仕事中のエージェントのイラストが見られそうだ。特定陣営のファンはスクリーンショットの準備を。
「共同デザイナー」は、VR戦闘のデータ集めをしているシビルの依頼を引き受けると報酬が貰える簡単なイベント。
ウィークリーで更新される「エリー週記」と同様に、ビンゴ形式で依頼を達成していけば追加報酬も獲得可能となっている。
キャラクター育成のリソースが足らないプレイヤーにとって嬉しいのが、「模擬実践」「定期掃討」の報酬が2倍になるこちらの「データ検証-模擬実践」だ。今後の新コンテンツに備えて、エージェントたちを幅広く育成しておきたい。
恒例のログインイベントも忘れてはならない。「暗号化マスターテープ」「ボンプチケット」をそれぞれ10個ずつ貰えるので、忘れずにログインして報酬を受け取ろう。
©COGNOSPHERE
GameWith編集者情報
東京都福生市生まれのゲームライター。そしてお酒と革靴が好物でソロキャンプが趣味のミニマリスト気質おじさん。サ終ゲームのヒロインをAIで復活させてニヤニヤしたり、国語辞典を持ち歩いて山中フラフラしたりしています。ULキャンプに傾倒しているためSNSは大体キャンプの話題が多め。 |