『ゼンレスゾーンゼロ(ゼンゼロ)』第2回CBT「吸音テスト」を遊んできた!【PR】
『原神』や『崩壊:スターレイル』など、世界的な大ヒット作を生み出してきたHoYoverseの新作タイトル『ゼンレスゾーンゼロ』(以下、「ゼンゼロ」)が、2023年11月24日(金)よりクローズドβテスト(CBT)こと「吸音テスト」を実施している。
本テストは第2回目となるCBTであり、ゲーム内のスクリーンショットおよび、動画などの公開が可能となっている。
今回GameWith編集部では、期待の注目作をガッツリと遊ばせていただく機会にも恵まれたので、CBTプレイレポートをたっぷりお送りしていきたい。
※記事内のゲーム映像はすべて開発中のものです。
※プロモーションを含みます。
謎の球状空間“ホロウ”が多発する街「新エリー都」でのドタバタ都市ライフ!
『ゼンゼロ』の世界は、正体不明の球状空間「ホロウ」が都市のあちこちで発生し、「エーテリアス」と呼ばれる異形の怪物たちが蔓延っている。
プレイヤーはそんなホロウの中で、長時間活動可能な体質のエージェントたちを操作し、危険だらけの依頼をこなしていくことになる。
まず、ゲームに触れてみて体感し得たことと言えば、HoYoverseが配信する人気タイトルの中でも、とりわけ世界観・物語への没入感が高いということ。
有り体に表現すれば、固有名詞の分かりにくさや複雑な設定もほとんど存在していないのが大きいだろう。
作中の世界観を構成する主要な固有名詞などはもちろん登場する。
しかし、“中で凶悪な怪物がうろつき、一度入ってしまうと中々抜け出すことができないホロウと呼ばれる空間が、自然災害のように発生している世界”と、たった一文で紹介できるほど頭に入りやすく、簡潔な世界観の設定だ。詰め込まなくてはならない前知識もほとんど不要なので、全く気軽な感じすらある。
主人公兄妹はそんな世界の中で表向きに“ビデオ屋”を営みながら、影では独自のノウハウを駆使して、ホロウ内部の探索といった数々の高額依頼を請け負う武力なき仕事人、通称「プロキシ」だ。
RPGなどで見られる冒険者ではないので、さまざまな依頼を通して世界観やキャラクターたちを間接的に知っていく構造になっている。
キャラクター同士の会話やノリ、心理描写などもアニメ&漫画的な要素が飛び抜けて強い。中でもコミカルなムービーシーンは視覚的な楽しさを生み出し、メインストーリーにおける見どころとして十分過ぎる。
個性豊かなエージェントたちと共に、ホロウ内部で巻き起こる数々の事件・陰謀を暴いていく......というのが具体的な物語の流れであり、エピソードごとの区切り方が、まとまっていて心地良いのだ。
作風に関していえば、オープンワールドで広大な世界を舞台に7つの国を巡る『原神』、星々を旅して壮大なスペースオペラを描く『崩壊:スターレイル』とは全く違う。
ドラマチックな物語とシリアス成分強めな美少女アクション『崩壊3rd』、女性向けの恋愛ミステリー作品『未定事件簿』とも、やはり大きく異なるだろう。
『ゼンゼロ』は、HoYoverseの全く新しい新規IPとして、“コミカルかつポップな雰囲気”とスタイリッシュに洗練されたオタクカルチャーを見事に織り交ぜていると思う。
新エリー都での事件を忙しく解決に導く、非日常的でユニークなビデオ屋生活が楽しめるのは、本作だけのゲーム体験だと断言できよう。ひとたびこの世界に足を踏み入れれば、多くのユーザーたちが虜になること間違いナシである。
ガチャプレイでも“らしくなる”?
かわるがわる魅せるスピード感満載のバトル
『ゼンゼロ』は、三人一組でステージを攻略するアクションRPGだ。エージェント3名とさまざまなサポートを行うNPC「ボンプ」1体でチームを編成し、敵の全滅を目指していく。
本作に近いジャンルとしては同じHoYoverseの『崩壊3rd』が挙げられるが、『ゼンゼロ』はアクション性をよりカジュアルな方向性に舵取りしていた。
バトル中の主なボタン操作は移動を除くと、【通常攻撃】【スキル】【終結スキル(必殺技)】【ダッシュ】【キャラ切替】の5種類だけ。スキルは通常攻撃でエネルギーが溜まれば強力な【強化特殊スキル】に変化する仕組みだ。
また、通常攻撃はキャラクターごとに“ボタン長押し”や“ディレイ”による派生が存在していて、攻撃に幅を持たせているのが特徴的だろう。
バトルではほかにもジャスト回避やブレイク状態、連携スキルなど、アクションゲーマー的にピンとイメージしやすい要素が備わっている。
とはいえ、どれもそう特別なことをする必要はない。敵を攻撃し続けるとやがて【ブレイク】するので、そこに強化特殊スキルを当てると、仲間と交代しつつ攻撃を加える【連携スキル】が発生する......といった具合だ。ボタンや要素が多くて戸惑う心配は少なく、可能な限りコンパクトにまとめたミニマリズムの精神すら感じられるほど。
『ゼンゼロ』は、キャラクターを使う楽しみが非常に大きい。
どのエージェントも同じような武器ということはなく、剣や2丁銃の王道があれば、チェーンソーに電動ハンマー、コンクリートの柱や改造されたトランクケースなど、風変わりな武器を巧みに使いこなす。
アクションがそこまで得意ではないプレイヤーにとっても、操作に関して求められるプレイヤースキルはそう高くはない。
通常攻撃、スキル、ダッシュを織り交ぜたいわゆる“ガチャプレイ”でもそれなりにスタイリッシュで見栄えの良いバトルが楽しめてしまうのがポイント。もちろん、挑むコンテンツによってはボス敵が手強いため、立ち回り方を考える必要があるだろう。
“アクションRPG”の前提に立ち返って編成から考え直したり、あるいはキャラクター育成に集中するのも良い。多彩な攻略手段を駆使して、『ゼンレス』ならではの「俺のプレイ、上手くね?」感を正式リリース版で味わってほしいと思う。
ビデオ屋の仕事を忘れて“それ以外”に専念するプロキシの日常
本作では1つのメインストーリーが終わると、幕間期間を挟んだ後に、また新たな物語が進行するストーリー構造だ。この幕間期間に街中での依頼をこなしたり、エージェントたちと交流したりできるのが『ゼンゼロ』のもう1つの魅力。
『ゼンゼロ』はかなり“日常シーンにフォーカス”しているタイトルで、エージェントたちのオフの姿を目撃することが多々ある。
ベンチでハンバーガーを頬張るアンビーや、ゲームセンターに誘ってくるビリーなど、キャラクターとの交流要素でありながら、作中の世界に生きている人物として親しみが持てるのは画期的。
中でも面白いのは、街中にある主要施設のほとんどがそれぞれ独立した機能を持っており、例えば「ゲームセンター」ならば、実際にミニゲームが遊べてしまうというもの。
「雰囲気はあるが特に機能はない」といったこともなく、「お店」としてちゃんと成立している。そういった細かい箇所に、HoYoverseの作り込みやこだわりなんかを感じられる。
今回のCBTで触れた街「六分街」の中はそこまで広くないものの、雰囲気は非常に良くできていて、意味もなく歩き回りたくなる不思議な魅力があった。
街に関しては、ゲーム内の「ナビ(ファストトラベル)」機能から「unknown」エリアの存在を確認しているので、正式リリース後に拡張される可能性が高そうだ。
『ゼンレスゾーンゼロ』とは?
『ゼンレスゾーンゼロ(Zenless Zone Zero)』は、『崩壊3rd』や世界的な人気を誇るオープンワールドRPG、『原神』で知られるmiHoYo / HoYoverseの最新作アクション。
超自然災害によって壊滅した世界で紡がれる、特殊な仕事を請け負う専門家「プロキシ」たちの物語となっている。
本作の世界では人間以外にも獣人など、個性豊かなキャラクターが登場。過去にmiHoYoが手掛けた『原神』や『崩壊3rd』などとは一風様変わりしたテイストになっており、ゲームの作風もどこか漫画的な印象を受ける。
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下記の記事では作中に登場するキャラクターと、それを演じる豪華声優陣たちをまとめている。ゲームの正式リリースまでに、気になるキャラクターを見つけてチェックしておくのも良いだろう。
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GameWith編集者情報
東京都福生市生まれのゲームライター。お酒と革靴が好物でソロキャンプが趣味のミニマリスト気質なおじさんです。なぜかアニメ雑誌でHoYoverse作品を紹介している人。 【活動媒体】 GameWith/インサイド/GAME Watch/月刊アニメディア/App Media/Game*Spark/ GameBusiness |
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