没入感の高い世界観と続きが気になりまくるシナリオ!仮想現実を生きるRPG『アリスフィクション』を先行プレイ
ワンダープラネットから2022年夏に配信予定の新作ゲームアプリ『アリスフィクション』。
公式ジャンルの「RPG in Wonder Metaverse」にある通り、「Metaverse(メタバース)」を題材に取った本格RPGだ。
2/14より、そんな『アリスフィクション』のクローズドβテストが開始。GameWithでもさっそくプレイしてみたところ、随所に深いこだわりと作り込みが伺えるハイクオリティな一作だと実感した。
というわけで本記事では、実際にやってみた中で特にグッと来たポイントを「世界観」「シナリオ」「バトル」の3つに絞って紹介していくぞ。
進化したメタバースの世界にワクワクが止まらない!
最近、ニュースでもときどき耳にするようになった「メタバース」という言葉。アバターを操作して、ゲームやショッピング、仕事に学業などさまざまな活動を行えるデジタル上の仮想空間のことだ。
もしも家にいながら、商品を手に取ったり試着したりして買い物ができたなら…そんな妄想をしたことがある人も少なくないハズ。
『アリスフィクション』では、まさにそんな夢がみごとに叶えられている。本作の舞台は、「メタバース」が極限まで進化を遂げた世界なのだ。
物語は、[ALICE](アリス)と呼ばれる仮想空間に主人公が新規ログインするところから始まる。
女王が統べる仮想空間[ALICE]
仮想空間[ALICE]では、仕事や学校といった日常的な営みから、趣味、ショッピング、バカンスといったあらゆる活動が行える。
それどころか、さまざまな行政手続きまで[ALICE]内の窓口で一貫して行うことができるらしい。深く日常に根ざした、さながら第二の現実として機能しているようだ。
個人情報は、世界一高度なAI「女王」によって厳重に管理・統括されている。
ときには[ALICE]の平和を維持するため、攻撃的とみなされたデータが矯正されたり、排除されたりすることもあるようだ。
この設定で特に面白いと感じたのは、現実(プレイヤー)の「アリスフィクション」へのログインと、ゲーム(主人公)の[ALICE]へのログインがシンクロしていること。
たとえばゲームスタート時には[ALICE]への歓迎メッセージと詳しい説明が行われたり、よくある「運営からのお知らせ」が[ALICE]からのニュースとして表示されたりする。結果として、まるで本当に[ALICE]に入り込んだかのような没入感が得られるのだ。
[ALICE]に住まう「フォークロア」と「ポーン」
[ALICE]には現実の人間の「アバター」以外にも、「フォークロア」という情報生命体が住んでいる。「アンドロメダ」や「ペルセウス」、または「アンデルセン」や「武蔵坊弁慶」といった伝説・歴史上の人物が元になった存在だ。
ここでも設定が凝っており、フォークロアとは「ネット上に集約された、その人物の情報やイメージ」が人格を得たものとされている。
この説明のおかげで、男性のはずなのに美少女になっていたり、知るはずのない情報を知っていたりすることが、あくまでもフォークロアは本人ではなく「ネット上の情報」であるためだと理由付けされているのだ。
細かいところだが、他作品ではスルーされがちな現象でも破綻なくまとまっているあたりに、本作の特色が出ているように思う。
一方、恐ろしいモンスターも存在する。「ポーン」と呼ばれる、[ALICE]内で捨てられたプログラムやデータが偶然合体して生まれた怪物がそれだ。
「廃棄領域」(パソコンでいう「ごみ箱」にあたる)で生まれ、そのまま表には出ないはずの彼らだが、最近は一般の人々が暮らすエリアでの目撃例が増えているとのこと。なんだか事件の匂いがするぞ…!
序盤から現れるいくつもの謎
「アリスフィクション」は、シリアスな展開もありながらポップで笑える、そして何より続きが気になるシナリオも魅力の一つ。
特に序盤では目まぐるしい展開の中で主人公や[ALICE]にまつわる多くの謎が提示され、「いったい何が起こっているのだろう?」とグイグイ引き込まれていくぞ。
記憶をAIに消された主人公
ゲーム開始と同時に、主人公は[ALICE]に初めてログイン。[ALICE]がどんなところなのか、詳しい説明を受けることになる。
しかしその最中、何の前触れもなく画面が歪み、警告音が鳴り響いた。なんと、AI「女王」に攻撃的ウイルスとみなされ、アカウントを凍結されてしまったというのだ。悪いこと何もしてないのに…!
次に目を覚ましたとき、そこは[ALICE]の中。主人公は一切の記憶を失い、その代わりに見知らぬ時計「クロノグラフ」を手にしていた。「クロノグラフ」は、普通は1体しか契約できないはずのフォークロアを何体でも呼び出すことができるという、特別な力を持つ時計だった……。
このような流れで『アリスフィクション』は始まる。いったい主人公はなぜ記憶を消されてしまったのか?「クロノグラフ」とは何なのか?
好奇心をそそる謎が次々と提示され、序盤からグッと心を掴まれる。ゲームなのに、あたかもページを捲る手が止まらなくなるような気持ちにさせてくれるこのシナリオこそ、『アリスフィクション』を推したいポイントの一つだ。
瞬時の判断が求められる、戦略性の高いバトル!キャラ育成もユニーク
『アリスフィクション』のバトルは、属性を考慮したデッキ構成など事前にじっくり考える部分と、パネルを連鎖するためにとっさの判断が求められる部分とのバランスが絶妙。
相手との相性や消すべきパネルを考えていくと効果的な攻撃を繰り出せる。うまくハマって、強い相手を一網打尽にしたときはめちゃくちゃ気持ちいいぞ!
パネルを連鎖してスキルを放て!
戦闘システムは4人編成のターン制。攻撃の前に、制限時間内にパネルを割るアクションが挟まる。ここで割ったパネルの数に応じて、そのターンの攻撃に攻撃力ボーナスが付与されるという仕組みだ。
隣り合ったパネルは一度に割ることができるので、いかに効率的に、数多く割っていくかの判断が重要になるぞ。
さらに隣り合ったパネルを3個以上繋げて割ると、強力な「クラッシュスキル」を発動させることが可能。パワフルな演出も決まって爽快だ!
属性の有利・不利を把握しよう
敵も味方も、キャラクターは火・水・木・地・光・闇の6属性に分類される。属性どうしで相性が存在するので、うまく把握して活用できると効果的な攻撃を決めることが可能だ。
たとえば地属性の敵を相手にするなら、水属性ではなく木属性のパネルを優先的に消すのが望ましい。連鎖をかさねてクラッシュスキルも発動させれば、大ダメージを与えられるぞ!
なお、オートバトルや3倍速も常時可能。強化するための素材集めといった作業を効率的に行えるので、時と場合によって使い分けていこう。
ネット上のアイテムを装備してキャラを強化
キャラを強化するための装備として、本作には「ワールドメモリー」というものがある。これはさまざまなモノ・コトに関する、ネット上のデータやイメージの集合体だ。
いわゆる武器や防具ではなく、ネット上のアイテムを装備するというのがユニーク。世界観とゲームシステムが合致しているいい例だと言えるだろう。
まとめ
以上、先行プレイに基づいて『アリスフィクション』の魅力を、ごく一部ながらレポートさせていただいた。
没入感の高い世界観、謎多く牽引力のあるシナリオ、戦略性が高いバトルと、さまざまなポイントで面白みがある作品だ。作中で提示された謎がどのように回収されるのか、今から楽しみでならないぞ。
そんな本作は2022年の夏に正式リリースを予定している。気になる方はGameWithのリリース通知を登録の上、お待ちいただきたい。
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