HoYoverseが贈る新たな冒険『崩壊:スターレイル』βテストレポート
期待のSF超大作を遊んできた!
詳細な設定を基に練り上げられたSFの世界、未知なる惑星や宇宙船を渡り歩くワクワク感、仲間と共に未知の敵へ挑む冒険……『崩壊:スターレイル(略称:スターレイル)』は、そんなロマンに満ち溢れた新作RPGだ。
『原神』や『崩壊3rd』などを手掛けるHoYoverseが贈る、『崩壊』シリーズ期待の新作。
これまでの作品にもみられた、アニメチックなキャラクターのビジュアルや、スピーディーかつ大迫力の演出は、『スターレイル』でさらなる進化を遂げている。
そんな本作では2月10日より、リリースに先駆けた「ファイナルβテスト」が行われ、完成間近の『スターレイル』の世界を体験することができた。
本記事ではその様子を、システムや魅力を深堀りしながら紹介していく。
本作は2/10より事前登録も実施されているので、気になった方はぜひ登録してリリースを待とう。
※βテストのスクリーンショットはPC版で撮影していますが、スマートフォンでも遜色ないグラフィックで楽しめます。
※本記事は COGNOSPHERE PTE. LTD の提供によりお届けしています。
舞台は宇宙!さまざまな惑星や宇宙船を冒険
銀河を列車で旅するSF感がたまらない!
本作の舞台は、前述した通りの広大な銀河。この宇宙には、神様のような神秘的で偉大な概念「星神(アイオーン)」が複数存在している。
それぞれが理念や力を持つ星神。
そのひとつがばらまいた謎の存在「星核」によって、宇宙の各地で災厄がもたらされていた。
そんな災いの種である星核を、なんと体内に埋め込まれた主人公は、記憶を失い目覚めたところを、宇宙を股に掛ける「星穹列車」のメンバーに助けられる。
「開拓」の星神・アキヴィリの意志を継ぎ、星核を追う星穹列車のメンバーに同行することになった主人公は、仲間と共に宇宙を股にかけた冒険へと旅立つ……。
ここまでのあらすじで、専門用語がやや多めに出てきたと思うが、それは本作の世界観が恐ろしいほど綿密に練られている裏返しと言えるだろう。
主人公の出自が謎……ということもあり、最初は情報量に圧倒されるような感覚を覚えたが、ゲームを進める中で徐々に理解が追いついてくる。
キャラクターたちが用語を話し、それについて主人公が尋ねるなど、記憶を失った主人公とともに徐々に世界を知っていく体験ができるのがとても楽しい。
星核を追って訪れる、多種多様なスポットが美しい!
場所によって大きく変化する環境
本作で訪れる様々な場所は、それぞれの技術レベルや環境によって、雰囲気が全く異なる。
移動するたびに真新しい世界が待っており、飽きることのない冒険が楽しめるはずだ。
以下ではβテストで訪れることのできた世界を、順を追って紹介しよう。
宇宙ステーション「ヘルタ」
主人公が目覚め、初めてこの世界に触れることになる宇宙ステーション。
日夜研究が行われており、謎の機械やコンピュータに囲まれたSF感あふれる内装が特徴だ。
主人公は、「星核ハンター」のカフカと銀狼によって目覚めさせられる。
プロローグではこのふたりを操作でき、チュートリアルを経て一気に世界観に引き込まれたのが印象的だ。
ベロブルグ
氷に覆われた惑星「ヤリーロ-Ⅵ」の都市で、極寒に対抗する最後の砦。
さまざまな施設が立ち並ぶ文明的な上層部と、地下空洞に残された旧世界の下層部に分かれている。
綺麗な建物が多く栄えている地上と、アウトローな空気感が立ち込める地下で、雰囲気が大きく違っているのが面白い部分だ。
仙舟・羅浮(ラフ)
「仙舟同盟六大旗艦」という同盟に所属する船で、とてつもない大きさを誇る。
古風な中華のデザインと、近未来のデジタル感が混ざり合った、絶妙な外観がユニークだ。
圧倒的ビジュアルで繰り広げられるコマンドバトル!
シンプルながらアクセントの効いたシステムがクセになる
本作では3Dのマップを自由に移動して探索を行うのだが、道中で敵にエンカウントすると、画面が切り替わってバトルが発生。
コマンドを選んで行動を決める「ターン制バトル」で、アクションが苦手な人やマイペースに遊びたい人でもとっつきやすいのが特徴だ。
選択できるコマンドは、主に通常攻撃、戦闘スキル、必殺技の3種類。
通常攻撃は、何も消費せずに敵を攻撃できる、もっともベーシックなコマンドだ。
通常攻撃を行うと、パーティ共有のスキルポイントが溜まり、これを消費して特別な戦闘スキルが発動できる。
戦闘スキルの効果はキャラクターごとに異なり、敵全体への攻撃や回復などが代表的だ。
敵を攻撃してEPゲージが満タンになると、必殺技が発動可能に。
大迫力の演出と共に、大ダメージを与えたり特殊なバフを与えたり、戦況を大きく変化させる効果を発揮できる。
この必殺技は、システム的にもユニーク。何がといえば、どのタイミングでも発動させることができる点だ。
通常の行動はターン制で、キャラごとのステータスに合わせた順番でターンが回ってくる。
しかし必殺技は味方の行動と同時に出したり、敵の行動にかぶせるようにしたりなど、どのタイミングでも発動させることが可能なのだ。
属性が勝敗をのカギを握る
仲間および敵には属性が設定されており、敵の弱点と同じ属性で攻撃すると、敵の靭性(シールドのようなもの)を削ることができる。
これを0にすると弱点撃破となり、被ダメージをアップして行動を遅らせるだけでなく、属性に合わせたデバフ効果を付与させられる。
本作のバトルは、この弱点属性を突くことが重要になる印象だ。キャラクターをたくさん集めて、様々な戦術のパーティを組んでおくことがカギだろう。
その他、キャラごとのパッシブスキルなども充実していて、メンバーの組み合わせなど考えるポイントが多く、手ごたえのあるバトルに仕上がっていた。
時間が溶ける探索要素!マップを隅々まで歩き抜こう
調べるほどに出てくる情報が楽しすぎる
大迫力のバトルはもちろん本作の醍醐味だが、「マップを探索すること」も同等に見どころが満載だ。(もしかしたらRPG好きにはこちらの方が刺さるかもしれない)
前述したとおり、マップごとにそれぞれ特徴があるのだが、配置されている施設やアイテム、ゴミ箱や看板といったオブジェクトの1つ1つにいたるまで、調べられる場所がとにかく多い。
すべて探索していると、メインの物語の展開を忘れてしまうほど、探索できる範囲は大ボリューム。しかし、それに見合った驚きと楽しみが待っている。
調べたオブジェクトから、ちょっとしたクエストに派生することもあり、隅から隅まで調べたくなること間違いなしだ。
また、落ちている本や資料が読める仕様となっており、その総数は非常に多い。スマホゲームとして見るとたいへん珍しいボリューム感だろう。
じっくり読めば、ただストーリーを追うより何十倍も世界の解像度が上がる。
探索で知識をつけながらゲームを進めれば、いっそうこの世界を奥深く楽しめるだろう。
これらを調べるためにいろいろな場所を行き来する際も、ファストトラベル機能があるため、移動がストレスなく行えるのもグッドポイントだ。
個性豊かなキャラクターを仲間に!
ユニークなキャラクターが多数登場するのも、外せない魅力のひとつ。
ここでは、ファイナルβテストから初登場となった仙舟・羅浮のキャラクターたちを中心に紹介しよう。
彦卿(ゲンキョウ) CV.井上麻里奈
意気揚々とした、仙舟・羅浮最強の剣士。
自信にあふれた態度をとっているが、それを裏付けるだけの実力を持っている。
手にしている実体剣と、召喚する無数の剣で攻撃する。剣に乗る舞のような攻撃は必見だ。
白露(ビャクロ) CV.加藤英美里
明るく元気な女の子で、龍のような角と尻尾が特徴。
歩きから攻撃、待機まで、モーションが逐一かわいく、ずっと眺めていたくなる……。
腕利きの名医であり、瓢箪からあふれ出る水の力で、味方のHPを回復させる。
停雲(テイウン) CV.高田憂希
大きな狐耳が特徴の少女で、天舶司商団「鳴火」の首席代表。
非常に弁が立ち、戦闘を避けてできるだけ話し合いによって解決する。
交渉に応じないものには手に持った扇子を振るい、その熱を冷まさせる。また、持ち前の話術で味方にバフをかける戦術を得意とする。
ユニークな雰囲気が特徴的!ファイナルβテストの新マップ、仙舟・羅浮を観光してみた!
ファイナルβテストより新たに解放されたマップである、仙舟・羅浮。
ここでは、星核を巡る新たなストーリーが展開されるのだが、これまでのマップと何より異なるのは、その街並みの雰囲気。
本作の探索の奥深さはここまでにも解説してきたが、街並みの作りこみも見どころのひとつ。
そこで「HoYoLAB」に投稿されている「仙舟観光ガイド」を見ながら旅してみることにした。
SFと歴史が混ざりあったような、他にない雰囲気を特徴とする仙舟・羅浮。
呼び込みを行っている人々が多くいたり、店が並んでいたりなど、市場の活気が大きいことがよく伝わってくる。
風景自体は明らかに現実離れしているが、このあたりはなんとなく親しみを覚える空気感だ。
なかでも筆者が注目したのは、屋台や店の作りこみ。
観光ガイドのとおり、お店がただの背景ではなくきちんとアイテムが購入できる……だけでなく、店主と話し込んだりなど、世界観への没入度を上げてくれる要素が詰まっている。
コンテナが並ぶ港では、敵と戦ったり、コンテナを動かして先に進んだりしつつ、活気ある街の裏側を探検できる。
(ベロブルグほどではないものの)大都市ならではの二面性の再現は見事というほかないだろう。
そして、空を飛び交う、舟かと思っていた星槎(せいさ)。
探索の中で、実は「種」から培養されてできていたという衝撃の情報を知り、この宇宙の不思議さをより一層感じることになったのだった……。
ストーリーでなぞれる範囲に限らず、細かな部分まで余すことなく世界観を作り込んでいることを、今回のファイナルβテストで再認識することができた。
まとめ
ここまで、『崩壊:スターレイル』のファイナルβテストで体験できた内容についてまとめてきたが、いかがだっただろうか。
まだテストの段階ながら、バトル・探索・ストーリーなど、隅々まで作りこまれた新時代のRPGを存分に体験できた。
ここから更にパワーアップして登場する、製品版での大冒険がとても楽しみだ。
気になった人はぜひ事前登録をしておいて、リリースに備えておこう。
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