『BLUE REFLECTION SUN/燦』プレイレビュー！スタンダードながらも丁寧に作られたバトル＆育成にハマる

『BLUE REFLECTION SUN/燦』をプレイレビュー！少女たちが"灰の滅び"に立ち向かうRPG

岸田メル×コーエーテクモゲームス×DMM GAMESがおくるスマートフォン/PC向けヒロイックRPG、『BLUE REFLECTION SUN/燦（ブルリフS）』。

本作はこれまでにゲームが2作品、アニメが1作品リリースされている"BLUE REFLECTION"プロジェクトの最新作で、美少女たちが「灰の滅び」に立ち向かう儚くも美しい物語が描かれる。

スマホアプリでのリリースはシリーズ初の試みだが、終末に向かう世界を舞台にした引き込まれるストーリーや世界観にマッチしたBGM、美麗な3Dグラフィックで表現された透明感ある美少女たちなど、家庭用ゲーム並みのハイクオリティな出来となっている。

特にリリースバージョンでは2022年12月に実施されていたCBTから敵のステータスや編成が見直されているほか、育成についての細かな調整や一部UIの改善などがなされており、遊びやすさはさらに向上していると言えるだろう。

今回、そんな『ブルリフS』をリリース前に先行プレイする機会をいただいたので、この記事では本作をプレイして感じた魅力を紹介していきたい。

【2/21更新】配信開始！今すぐDLしよう

2/21（火）昼から本作の配信が開始。すでにプレイできるようになっている。

ゲームにおいてはスタートダッシュが肝心。本作でも今なら数多くの報酬がゲットできるチャンスなので、まだアプリを落としていない人はまずは下のボタンからダウンロードしてみよう。

※本記事はDMM GAMESの提供によりお届けしています。

※記事内の画像や映像は開発中のものです。リリース版とは異なる場合がございます。

スマホアプリの強みを活かしたテンポのよさ！

▲筆者はストーリーは家でじっくり見たい派。皆さんはどうですか？

細かなプレイ感に触れる前に、実際にプレイしてみて特に遊びやすいと感じた点についてお伝えしておこう。それは、スマートフォンという媒体ともマッチした「テンポのよい自由度」だ。

『ブルリフS』のクエストはバトルパートとストーリーパートの2つからなり、バトルをクリアすることでストーリーが解放されていく。しかし、進行にあたっては必ずしもバトル→ストーリー→バトルという順を踏む必要がなく、バトルパートのみ、もしくはストーリーパートのみを進めていくことが可能なのだ。

2つのパートが分かれていることで、バトルパートでは間に会話シーンなどが挿入されることがないためテンポよく進められる。ストーリーパートに関しても連続して視聴できるので、しっかり物語に集中することができた。

「自由な遊び分け」ができるというこの利点は、家でじっくり遊ぶタイミングと通勤・通学時など時間を気にして遊ぶタイミングとが存在するスマートフォンでのプレイ環境に合致していると言えるだろう。

シンプルだけど奥深い戦略バトル！

本作のバトルはステージ制で、システムはRPGでは馴染み深いターン制のコマンドバトル。4人のキャラクターでパーティを編成し、通常攻撃やスキルで敵と戦っていく。

とはいえシンプル＝単調と考えるのは早計。敵との相性や「ブレイク」を用いたバトルはプレイヤーに試行錯誤のチャンスを与えてくれる。本作のバトルを戦略的にしている要素について紹介していこう。

勝利へのカギは属性相性！

▲美麗な3Dグラフィックで通常攻撃すらカッコいい。

キャラクターにもスキルにも、それぞれ別個に火、土、水、風からなる「属性」が設定されている。

属性には相性があり、たとえば火属性の攻撃は水属性のエネミーには刺さりづらく、逆に風属性のエネミーには高いダメージを叩き出せる。

▲常に左上に属性の相性が表示されているので、慣れないうちは非常に助かる。

実際にプレイしてみると、この属性相性がバトルには大きな影響を与えていることがわかる。効きにくい属性を当ててもなかなか打開できないが、有利な属性を突いて進めれば実に軽快に進行することができるのだ。

もちろん敵もこちらの弱点を突いてくるのでゴリ押しでのクリアは難しく、属性のすくみをしっかりと理解して戦略的に立ち回る必要がある。簡単すぎず難しすぎない、ちょうどよいバランスだ。

ブレイクを使ってずっと俺のターン！

そしてもう1つ、バトルの戦略性を高めている要素として紹介したいのが「ブレイク」だ。これはダメージを与えるごとに減少するブレイクゲージを0にすれば、1ターン行動不能にできるというもの。

弱点属性だとゲージが2倍削れるので、ブレイクでも「属性」の相性がカギになってくる。

▲ブレイクし続けると敵のターンが回ってこないため、一方的に攻撃し続けられる。

特にボス戦では1発1発が強力なので、とにかく攻撃を少しでも遅らせることが重要。弱点を突き、ブレイクを維持していくことで推奨レベルに達していないパーティでも有利に立ち回ることができた。

この「戦略がハマると、苦戦していたステージでもあっさりクリアできる」くらいに調整された難易度が気持ちよい。シンプルだからこそやりごたえも感じられるよう、丁寧に設計されているようだ。

▲スキル演出も魅力の1つ。カットインやボイス、ド派手なエフェクトでバトルをより楽しいものにしてくれる。

バラエティに富んだ育成要素は強化以外の楽しみ方も！

育成の基本

育成要素は「キャラ」「フラグカード」「武器」の3つに分かれており、それぞれ専用の育成アイテムで強化可能。成長すればステータスをアップさせたり新たにスキルが使えるようになったりと戦略の幅が広がる。

また、キャラクターとレッスンやおでかけ、ココログラムの強化といった交流をすることでもスキル、ステータスの強化につなげることができる。プレイヤーの推しキャラへの想いが強さになるので、お気に入りのキャラを見つけて交流を深めていってほしい。

キャラクターもさることながら、本作の育成要素で特に取り上げたいのが「フラグカード」と「武器」の2つ。それぞれ解説していこう。

フラグカードは集めるのも楽しい！

「フラグカード」は各キャラに最大5枚まで装備できる特殊カード。装備させることで新たなスキルが使用できたり、キャラの基本能力を底上げできたりする。

攻撃においては4属性すべてのスキルが用意されているので、1つの属性に特化したキャラにするもよし、どの属性の敵にもマルチに対応できるキャラにするもよし。

一方で攻撃だけでなく、回復、ステータス上昇効果といったサポート系のスキルも存在する。装備するカード次第で様々なタイプのキャラに育っていくので、ここはプレイヤーの腕の見せどころといえよう。

▲絵柄のみをじっくり見られる仕様はありがたい。

また、描かれている絵も魅力的でコレクション心がくすぐられる。

SR以上のカードでは絵柄に対応したストーリーも見られるので、こうなると好きなキャラのカードはぜひともコンプしたくなる。

やりこみ度が高い武器作成！

武器は、バトルなどで入手したアイテムによって作成可能。強化して武器レベルが一定値に到達すると、HPアップ・攻撃力アップなどの「特性」が解放される。

注目すべきは、「特性」が武器作成時にランダムで付くということ。このため同じ武器であっても性能が大きく異なり、いわゆる"厳選"ができるのもやりこみ度が高いポイントだ。

まとめ

筆者は先行プレイで初めて"BLUE REFLECTION"プロジェクトの作品に触れたが、なぜ今まで遊んでこなかったんだろうと自分を責めるほどどっぷりとハマってしまった。

追いつけるか心配していたストーリー部分も、今作から始めても問題なく楽しめるようになっているので安心して遊んでほしい。それでいて、登場人物やBGMなど過去作をプレイしていたファンにわかる仕掛けもされているようで、要素の一つひとつ非常に細かく、丁寧につくられていることに感動を覚えた。

皆さんに『ブルリフS』の面白さを体験してほしい思いでこの記事を書いていたが、リリースを1番心待ちにしているのはほかでもなく筆者自身かもしれない。

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