美しさと、迫力。水墨画の表情の豊かさに驚け。世界がとにかく美しい『妖怪正伝』を特集![PR]
2019年12月19日(木)、グラフィックに水墨画を全面採用した新作RPGがリリース。
あれやこれや説明する前に、ご覧いただきたいのは本作のストーリー挿絵だ。
美しい……。思わず口から漏れた感想である。
そしてキャラクターに、
フィールドマップ。
全て日本画風で描かれている。
和風な絵柄が好きな人はグッとくるのではないだろうか。
本記事ではそんな独特の世界観が特徴の、『妖怪正伝~もののけ山海経~』について特集をお届けしていく。
仲間と共に、「天書」を巡る冒険の旅へ。
物語の舞台は無数の妖魔が蔓延る人間界。
この世界は、皇帝の即位式典が行われたその日、妖魔が現れ多くの人々が犠牲になった過去がある──
本作の主人公は見習い道士「江 酌月(こう しゃくげつ)」。
突如現れた妖魔との戦いの中、兄弟子の夜庭柯(やていか)から「天書」という書物を授けられ、この天書を“命に代えても守れ”と命じられる。
天書には、天下の妖魔を降伏させる方法が書いてあるようだ。
そのため妖魔たちは、主人公の持つ天書を狙って次々に攻撃を仕掛けてくる。
天書を守り抜き、そして強力な妖魔たちを倒すため、妖怪たちを従えて冒険へと旅立つ。
これは、妖魔との戦いの物語だ。
ここまでの紹介文でお見せしてきたキャプチャは、全てストーリーパートで見られるもの。PVのような特別映像の切り取りというわけではない。
イラストの美麗さはもちろん、水墨画タッチながらも、3Dやアニメーションに引けを取らない「力強さ」「迫力」を感じられるのではないだろうか。
日本画風、という他の作品にはあまりない表現方法で展開されていき、あっという間に物語に引き込まれた。
ストーリーは戦闘中の緊張感のあるシーンだけでなく、思わずクスッとさせられるコミカルなシーンも。もちろん、これも水墨画だ。
本作のストーリーはプレイヤーレベルの上昇と共に章が解放されていくぞ。中には仲間キャラが加入する章も。
筆者は「ストーリーの新章解放はまだか、まだか!」とわくわくしながらプレイし、新章解放のアナウンスが入ると飛びつくようにストーリーを見に行った。
普段ストーリーは読み飛ばしてしまうという方もいるかもしれないが、本作のストーリーパートは一見する価値があると思っているのでぜひ、じっくり鑑賞していただきたい。
キャラクターボイスは豪華声優陣が担当!
ストーリーはボイス付きで展開される場面も。
キャラクターのボイスには豪華声優陣が起用されているぞ。
江 酌月(こう しゃくげつ)CV:河西健吾
夜庭柯(やていか)CV:津田健次郎
花鈴(かりん)CV:楠木ともり
クク CV:堀江瞬
気分は肝試し?何に出くわすか分からないドキドキの探索パート
さて世界観について熱弁し終えたところで、次はゲーム面について紹介していこう。
ゲームのメインはダンジョン探索とバトル。探索はキャラクターを自由に動かし、広いマップを動き回ることができる。
もちろんマップも水墨画風に描かれる。仄暗いフィールドを提灯で照らしながら進む体験は、肝試しをしているような感覚だ。
マップ上では壷や宝箱が見つかることも。銅銭や、育成アイテムなどが見つかるかもしれないのでマップはくまなく歩き回ろう。
探索マップには「アンロック度」というコンプリート要素が用意されている。
一度探索したら終わりではなく、繰り返し探索を楽しめる仕組みになっているぞ。
トロフィー集めなど、ミッションを達成していくのが好きな人はついついやり込んでしまう要素かもしれない。
そしてマップ上には妖魔(敵)が潜んでいる。
マップ上にいる妖魔と接触するとバトルが開始するが、妖魔には姿が見えているものと、近寄って初めて姿を見せるものが存在する。
妖魔に近づくと、「ドク、ドク」という心音のSEが鳴り、提灯の灯りが危険を知らせる赤色に。
妖魔は、実際に戦ってみるまでいで立ちや強さが分からないので、一体何に出くわすのか、緊張感が高まる瞬間だ。
攻撃範囲を重ねる「配置」がカギ。テンポの早いシミュレーションバトル
妖魔との戦いは、ターン制のシミュレーションバトルで進行する。
プレイヤーはスワイプでユニットを移動させることで攻撃を行っていく。
1ターンにつき1ユニットの行動選択ができる。
全ユニットに指示を出す前に、相手のターンに移るというのは珍しいかもしれない。
バトルは、ユニットの攻撃範囲をしっかりと理解した位置取りをすることが重要だった。
例えば上記の場面では、前衛ユニットが前に詰めすぎた結果、空いたスペースに敵がひらりと移動し、前衛ユニットが機能しない配置になってしまった。
前衛ユニットの位置修正にも貴重な1ターンを使うため、結果後衛キャラクターが詰められながらなんとか戦うというちょっと危なっかしい状況に。
ターンの周りが早いがゆえ、敵の移動量も多い。じっくりと戦略を考えるというよりは、相手の動き方に応じた臨機応変な対応力が求められた。
そして攻撃時に意識したいのはユニット同士の協力攻撃、「協撃」。
各ユニットの攻撃範囲が重なると「協撃」が発動し、1ターンに複数回の攻撃を与えることができる。
どれだけ多くのユニットの攻撃を重ねられるかが重要。仲間の特徴と攻撃範囲をよく理解してユニットの配置位置を決めていこう。
多くのユニットが絡んだ「協撃」を発動させられると、戦いの手応えはもちろん、爽快感を感じられる。
ちなみに「協撃」が使えるのは敵も同じ。敵の攻撃範囲にまとまって入らないように立ち回るという視点も、必要になってくるのかもしれない。
水墨画タッチで美しさが際立つ!ユニットをピックアップ紹介
最後に、作品の主役となるユニットたちを紹介して特集を締めるとしよう。
「お美しい」ユニットを、独断と偏見でピックアップさせていただいた!
下記で紹介しているような妖怪の成り立ち・エピソードは、ユニットの「伝記」という項目から確認できるぞ。
鬼母夜叉(きもやしゃ)
CV:櫻川めぐ
人間が死んだ後に化けた半鬼半神。凶悪な顔つきで身体は大きく、手には三叉槍を持ち、頭には炎がぶら下がっている。
人肉を食らい、人の血を飲む。鬼母夜叉は冥界の役人であり、小鬼を使役できる。
紅衣の少女(こういのしょうじょ)
CV:荒浪和沙
事故で亡くなったが、母親の執念によって禁術で妖魔として復活した。普段は人を引きつけて魂を奪っている。
復活後に自分を騙した母親に報復するチャンスを伺っていたが、最終的に母親を許し、家族を守った。
白娘子 (はくじょうし)
CV:荒浪和沙
紹興の千年生きた妖蛇が美女・白素貞に化けた妖怪。杭州西湖で薬剤店の丁稚・許仙と出会う。白素貞と許仙は一目惚れし、夫婦になった。
結婚後、白素貞は何度も怪奇現象を起こし、許仙はそれに耐えられなくなってしまう。最終的には「雷鋒」という七段の宝塔に、白素貞は永遠に封印されることとなった。
青衣姫(あおいひめ) CV:倉知玲鳳
太上老君の娘で、人間界の猟師を愛してしまったと伝えられている。言い伝えでは青衣姫が愛した猟師「張五郎」は月日が経つにつれて心変わりし、青衣姫は張五郎が逆立ちの練習をしている間に定身法(金縛り)を施し、その後自分も首を吊って自殺してしまった。
現存する「張五郎」の彫像は逆立ちしたもので、梅山文化のシンボルとなっている。
育成は「共食い」でステータスをカスタマイズしながら強化
ユニットの育成面にも特徴があるので紹介しよう。
強化要素のテーマは「共食い」。共食いというと少しゾッとするが、ユニットである妖怪は他の妖怪を食べることでステータスの強化ができる。
そして食べさせる妖怪の種類(属性タイプ)によって、上昇するステータスが変わるというのが特徴だ。
妖魔 | 攻撃力がUP |
---|---|
鬼魅 | 防御力がUP |
精霊 | HPがUP |
仙人 | クリティカルがUP |
自分の好みのステータスを強化することができるので、同じ妖怪でも攻撃特化型、防御特化型など違った立ち回りのできるユニットを育成できるというわけだ。
素材となる妖怪を集めるのは少し時間がかかるかもしれないが、この仕組みは育成要素に戦略性ややりこみ要素をプラスしてくれているように思う。
ちなみに主人公などの人間は妖怪を食べることは不可で、アイテム(食べ物)で強化を行うらしい。よかった。
育成要素は他にも、スキルのレベルアップや装備なども用意されているぞ。
進化すると攻撃範囲が広がり、より頼もしく使い勝手の良いユニットに。さらに高難度の戦いにチャレンジしよう。
まとめ
ここまで、『妖怪正伝~もののけ山海経~』のリリース特集をお届けしてきた。
本稿では紹介しきれなかったのだが、ほかにも他プレイヤーのパーティと戦えるPvPコンテンツや、素材集めダンジョン、指定された条件下でのクリアを目指す詰将棋のようなクエスト群=「道場」など様々なコンテンツが用意されているぞ。
続きが読みたくなるストーリーと、たっぷりと遊びつくせるコンテンツでプレイヤーを楽しませてくれることだろう。
水墨画で描かれた独特な世界の冒険へと、飛び込んでみてはいかがだろうか。
※本稿で使用している画像は全て開発中のものです。
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