「FGOフェス」初参加レポート!FGO好きなら絶対に一度は体験してほしい素敵な催しを詳しく紹介!
7/30、7/31の土日両日にまたがって、あるビッグイベントが幕張メッセにて開催された。
それこそは「FGOフェス 2022」! 大人気スマホRPG『Fate/Grand Order』の7周年を祝う、まさにお祭りのようなオフラインイベント。
ただしコロナ禍だったこともあり、実際にオフラインで開催されたのは3年ぶりとのこと。
その空白を埋めるかのように、ステージ発表や、キャライラスト・宝具などの展示、果ては英霊と写真が撮れるアトラクションまで、ファンならば目を輝かせて駆けずり回りたくなるほど豪華な内容が用意されていた。
※会場内を走るのはダメ、絶対。
ただ、筆者は「FGOは好きだけどイベントにはそんなに興味がないかなぁ…」勢の1人。参加前は本当に楽しめるのかちょっと不安だったのだが、終わってみれば杞憂も杞憂、キユー・オブ・ザ・ワールド。
「それは、多くの未来に打ち克つ物語。」とは本作第二部のキャッチコピーであるが、この記事は「朴念仁が脳汁ドバドバに至るまでの物語」となっているのでその過程もお楽しみに。
■ライター
98年生まれの九州男児。「Fate」シリーズが好きすぎて小学3年生のときに二次創作小説を書き上げ担任の先生に提出した黒歴史をもつ。『空の境界』や『月姫(リメイク前も後も)』などなど型月作品ならぜんぶ好き。 |
入口から『FGO』の世界に呑み込まれる!お祭り感あふれるウェルカムビジョン
まず我々を迎えてくれたのは、湾曲した画面いっぱいにフェスのPVが映し出される「ウェルカムビジョン」。
今回のために描き下ろされたコンセプトアートや「英霊夢装」という思い思いの衣装に身を包んだキャラクターたちが次々に登場し、「本当にFGOのお祭りに来たんだ…」という実感が一気にこみあげてきた。
ウェルカムビジョンの前には、リヨ氏のイラストを再現した着ぐるみたちもちらほら。
界隈では「人類悪」と名高いぐだ子や、とにかく粉砕したがるアルテラさんなど、リヨ氏の独特な解釈の標的にされているメンツばかりで思わず和んだ。
映像や着ぐるみの歓待をひとしきり堪能し、改めて会場を見回してみると…
広すぎ〜〜!!!!
冬木の大聖杯くらいなら格納できるんじゃないのかというほどの規模感で、改めて7周年を迎えた『FGO』というタイトルのデカさにも気付かされた。
立ち止まって歓喜するヲタク続出!ファンの心を鷲掴みにする展示の数々
ところでさきほどの写真、とある違和感が写り込んでいたことにお気づきだろうか?
ケルヌンノスだ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
さんざプレイヤーたちを苦しめまくったド畜生が超ビッグサイズで地面を突き破りながら顕現。
そんな圧巻の威容ではあるものの、可愛さ・もふもふ感の再現もハンパなく、ツーショットを撮影するファンが続出するほどの人気を誇っていた。
あまりに目立つケルヌンノスに目を奪われがちだが、もちろんその他の展示も必見。
「Road to 7 Memorial Gallery」では、メインストーリーのクライマックスたる7章にむけ、これまでの異聞帯を振り返る特別映像やイベントCGを掲示。
また、妖精騎士ランスロットの宝具や、キャストリアの「選定の杖」といったファンには馴染み深いアイテムの展示も。
魔力をこめたら実際に使える(?)んじゃないかというくらいにリアルな造形で、非常に厳かな存在感を放ちながら鎮座していた。
展示のなかで特に楽しませてもらったのが、「サーヴァントと巡る世界展 - Re:Collection -」。
なんとこちら、今回のイベントのために描き下ろした38騎のサーヴァントが飾られているだけでなく、撮り下ろしの会話劇まで楽しめるという仕様。
これまで巡ってきた6つの異聞帯をイメージした衣装に身を包んだ英霊たちを見て楽しめるのはもちろん、ここでしか聞けないキャラクターたちの掛け合いはファン感涙モノ。
各キャラの前で立ち止まり、推したちの声をじっくりと味わうヲタクたちの姿は、さながらルーヴルで一級の美術品を目の前にした観光客の様相。
公式コスプレイヤーさんが扮するモルガン様が目の前を通り過ぎるという思わぬ幸運にも遭遇し、大満足のまま展示をあとにした。
一生モノの思い出が残るアトラクション!
と、ここまで展示をメインに紹介してきたが、本イベントの真骨頂はなんといっても体験型のアトラクション!
どれもヲタクを幸せにする気マンマンの仕様になっていたので、それをまとめにくらってしまったヲタク並の感想をお伝えしていこう。
英霊召喚フォトスタジオ
好きなサーヴァントと、プリクラの形式でツーショットの写真を撮れるというこの催しの会場前まで来たところで、ある絶望的な情報が目に入ってきた。
待ち時間:80分
某テーマパークも真っ青の盛況ぶり。FGOだもん…しょうがない…と自分に言い聞かせて列へ並んだ。
筆者のお目当ては当然「スカサハ」。高校2年生の修学旅行の帰りに引き当てて以来、尊敬と崇拝を一心に注ぎ続けてきた超絶☆推しの一体なのだ。
そして1時間強の忍耐を経てようやく順番が巡ってきた。係員さんに生暖かい目で見守られながら、精一杯のピースを作る。
あ〜めっちゃいい。身長差についてキモい考察をしてしまうくらいに出来がいい。
写真は現像されたものを持ち帰らせてもらえたので、絶対写真立てに入れて家宝にしようと誓った筆者。これだけでもイベントに来た価値あったかもしれん…
ストーム・ボーダー シアター
第二部5章と6章の内容をまとめた特別映像が体験できるのが、この「ストーム・ボーダー シアター」。
ネタバレ絶対許さないマンである筆者の都合で詳しい内容はお伝えできないが、上映中の筆者の反応をまとめると、
お?
おおっ!
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!
といった感じである。
あのストーリーを経験したプレイヤーの涙腺ダムを決壊させるような、圧倒的な映像の奔流。
プレイした当時の感動が新鮮な形で蘇ってきて、しばらく余韻でボーッとしてしまうほどの衝撃を残してくれた。
お祭りを彩るコラボメニューも充実!見てヨシ食べてヨシの大満足
お祭りはなにも見て回るだけのものではない。
当然食事やドリンクも豊富に用意されており、思い思いの食事をとるのも紳士の嗜みというもの。
前もってメニューを見ていたので、会場ではこれ食べたい、あれ食べたい、というのを思い描いていたのだが…
あっっっっっっっっっっつい!!!
あまりの暑さに気が狂い、大ボリュームのかき氷を全種類注文するという暴挙に出た。
キャラクターをイメージしたかき氷のデザインやプリントクッキーを手早く吟味したのち、かぶりつくように氷にがっついた。
キャストリアの宝具よろしく、猛暑のデバフから一気に開放されイベント後半への活力を一気に取り戻し、いざ向かうは「偉大なる舞台(グランドステージ)」!
当て字は適当なのでスルーしてください。
感動と笑いのカルデア放送局!幸せの余韻に浸っていた最後の最後に事件が起きる!?
イベントのフィナーレを飾るのは、ファンにはおなじみの生放送イベント「カルデア放送局」、その拡大版スペシャルである。
会場は1フロアぶち抜きのグランドステージとなっており、16:30の開幕と同時に「Fate/Grand Order 7th Anniversary BAND」による特別な演奏会がスタート。
凄まじい声量・熱量のコーラス、優雅で深みのあるバイオリン、圧倒的な音圧のバンドサウンドで紡がれる第二部6章の音楽たち。
胸の奥までドシンと響いてくるような演奏で、思わずじわりと涙がにじんでくるほど感動的な体験となった。
そして演奏が終わると、マフィア梶田さんはじめ、コスプレおじさん(島﨑信長さん)、川澄綾子さん、石谷春貴さん、大久保瑠美さんらが入場。
ギャラクシーなアルジュナ・オルタの姿に扮装した島崎さんの暴走でひとしきり笑いが起きたあと、いつものカルデア放送局がスタート。
これまでのFGOの歩みを振り返ったり、罰ゲームのかかった余興でキャッキャウフフしている声優さんたちを眺める穏やかで幸せな時間が流れる。
事件はそのあと、7周年10大キャンペーンの発表中に起こった。
キャンペーンはガチャ石が最大で1135個もらえるというとんでもない規模になっており、運営の太っ腹さに狂喜乱舞するオーディエンス。
キャンペーンの詳細はこちらそしてその最後、最後に発表された新規サーヴァント…
\アーキタイプ:アース/
うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
え?マジ?アルクェイド?
うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
へ?夢じゃないの?
現実(マジ)だあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
こんな嬉しいことないって・・・
余談:島﨑信長さんもこの発表後に語彙力を失っていて、謎のヲタク親近感が湧いたのは筆者だけじゃないはず。
イベントを終えての感想
真祖の姫のせいで少々取り乱したが、イベント全体を振り返ってみて、やはり大満足というほかない。
繰り返しになるが、そんなにイベント参加欲の強くない一般ヲタクを自覚していた筆者でもテンションがぶち上がるほど刺激の強いイベントだった。
この記事を読んで興味がわいた人や、元から参加してみたいと思ってた人は、ぜひぜひ以降のイベント参加を検討してみてほしい。
FGOがリリースしてから7年という歳月、思えばここまで長続きしたゲームというのは今までに経験がなかった。
今も勢力を拡大しながら、数多くのヲタクを沼に沈め続けており、実はFGOって黒聖杯なんじゃないかという考えもあながち否定できない。
イベントの最後には、第二部7章の開始時期が2022年12月であることが発表された。
「待て、しかして希望せよ。」という巌窟王のセリフが頭をよぎりつつ、来年のフェス参加も心の中でブチ決めた筆者であった。
©TYPE-MOON / FGO PROJECT