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レブロン・ジェームズの豪快なダンクには胸が躍る。
筆者は、テレビやYouTubeでときどき試合やニュース映像を見る程度のNBAライト層だ。知っている選手もステフィン・カリーやレブロン・ジェームズ、日本人では河村勇輝など、有名どころが中心。オンライン対戦型のスポーツゲームを本格的に遊ぶのも今回が初めてだった。

配信前に本作の試遊の機会をいただき、『NBAダンクシティ』で挑んだ3on3。最初は、何をすべきかわからないまま試合が終了した。
それでも練習を重ね、レブロンで挑んだ「11点マッチ」で勝利をつかんだ瞬間の快感は忘れがたい。

味方へのパスが得点につながったり、ゴール下へ切り込んでダンクを叩き込んだりした瞬間、本作ならではの熱さが見えてきた。
覚えることは多い。しかし、覚えたぶんだけ自分の動きが変わる。その上達の手応えこそ、『NBAダンクシティ』でもっとも印象に残った。
目次
NBAスターのひとりを担当する密度の濃い3on3
『NBAダンクシティ』は、NBA・NBPAの公式ライセンスを受けた対戦型ストリートバスケットボールゲームだ。
世界的に有名な実在する選手が、コミック調にデフォルメされたポップな姿で登場する。実名スターの特徴を残しながらも親しみやすく、NBAを詳しく知らなくても画面を眺めているだけで気分が上がる。

▲3on3で実在する選手たちがぶつかる。
基本のゲームモードである「11点マッチ」では、3人ずつ2チームに分かれ、参加プレイヤーはそれぞれひとりの選手の操作を担当する。先に11点を取ったチームが勝利する短期決戦で、筆者が遊んだ試合はおおむね3分前後で終了。
スマートフォンで気軽に挑戦できる長さながら、担当する選手の位置取りやマーク、パスの判断がそのまま試合の流れに響く、密度の濃い対戦を楽しめた。

▲ゴール下へ切り込み、迫力あるダンクを狙う。
その一方で、3人という人数だからこそ自分のプレイが結果へ直結する。ボールを奪う、マークを引き受ける、空いた味方へパスを出す。得点以外の働きにも明確な意味があり、本物の試合を思わせる立ち回りを追求できるのが面白い。
チュートリアルを進めるほどできることが増えていく
基本操作は仮想スティックとボタンなのでわかりやすい。画面左側の仮想スティックで選手を動かし、右側のボタンでアクションを選ぶ。ボールを持っていればドライブやパス、シュート。守備に回ればスティールやブロックと、状況に応じてボタンの役割が変化する。
さらにゴールまでの距離やマークの有無によっても選べる動きが変わり、シンプルな入力から多彩なプレイを繰り出せる。
ただし、最初からすべてを使いこなすのは難しいだろう。筆者も初戦では表示を追うだけで精いっぱいだった。
その習得を支えるチュートリアルはかなり充実している。「ストリートデビュー」「ストリートルール」「スキル練習」「フリー練習」に分かれ、移動やシュートだけでなく、ティップインやアリウープ、選手固有のスキルまで段階的に練習できる。

▲基礎から選手固有スキルまで、練習メニューは豊富。
チュートリアルとはいえ「実戦トレーニング」のクリアにはかなり苦労した。リバウンドとボックスアウトを成功させつつ、2点リードで勝利する必要があり、筆者は10回以上敗北した。

▲選手ごとの役割を実戦形式で学ぶ『実戦トレーニング』。
それでも何度も挑戦するうちに、ボールだけを追うのではなく、相手とのあいだへ体を入れることや、味方の動きを見て立ち位置を変えることなど、有効な動きが少しずつわかってくる。一通り練習したあとに通常の試合へ戻ると、最初より明らかに動けるようになっていた。
タップした瞬間の反応は素直で、操作の意味を覚えれば直感的に動かせる。バスケットボールに詳しい人なら、ポジショニングやパスを出すタイミングも、より早くつかめるだろう。初心者でもチュートリアルを順番に進めれば、「つぎはこの動きを試そう」と自然に選択肢が増えていく。
とっつきやすさと、練習するほど見えてくる奥深さを両立した作りだ。
レブロンの豪快ダンクと固有技「サイドキング」

▲レブロンは豪快なプレイが持ち味。
筆者がおもに使用したキャラクターはレブロン・ジェームズだ。ポジションはSF(スモールフォワード)。選手ステータスではインサイドオフェンスが151と突出し、インサイドディフェンスも121と高い。
大きな体とパワーを生かしてゴール下へ切り込み、豪快なダンクで得点するプレイがわかりやすく楽しい。

▲インサイドオフェンスに優れたレブロン。ゴール下で存在感を発揮する。
レブロンには「タンクチャージ」「タンクターン」など複数の固有アクションが用意されている。なかでも印象的だったのが、大技の「サイドキング」で、士気を消費して横へステップしながら高難度のミドルシュートを放つ。
発動時には専用のカットインも入り、NBAスターを操作している特別感を味わえる。
▲専用の演出から放たれる『サイドキング』。
ただし、強力な選手や技を使えば勝てるわけではない。自分のシュートがブロックされる場面もあれば、守備を引きつけてパスを出した方がいい場面もある。
やはりチームプレイが大切ということで、実現できたときは別の気持ちよさがある。
個人技で決める爽快感と、仲間を生かすチームプレイの達成感。その両方が短い一試合の中に詰まっている。
▲味方の得点を生むアシストも、3on3ならではの快感。
好きな選手を思い通りに育てて極められる
登場する選手は、ポジションや基本的な能力に加え、それぞれ異なるスキルとそれに付随する「タレント」を持っている。「タレント」を育成すれば同じスキルから新たな効果が派生し、得意な動きをさらに伸ばせる。

▲スキルごとに派生する「タレント」。選手の長所をさらに伸ばせる。
選手のレベルと能力値を伸ばしたい場合は「フィットネス」を行う。今回の試遊では選手が最大まで育成された状態だったが、好きな選手を使い込み、スキルの選択肢を増やしていく長期的な楽しみは見て取れた。

▲フィットネスで選手レベルや能力を強化。
選手の入手に使う「サプライボックス」では、「指定スカウト」として欲しい選手をひとり指定できる。サプライボックスからは選手だけでなくコーデも獲得可能。ユニフォームやバッシュなどを着せ替えられるのも嬉しい。

▲欲しいNBA選手を指定して狙える『指定スカウト』。


▲お気に入りの選手はコーデを変えて自分好みの姿に。
昔から好きなスターを極めるのもよし、性能や自分の戦術に合う選手を探すのもよし。ビジュアルも親しみやすく、NBAを詳しく知らない人にとっては、遊びながら新しい選手と出会う入り口にもなりそうだ。
まとめ:すぐに遊べてじっくり上達できる3on3
1試合はおおむね3分前後。手軽にプレイ可能ながら、ついもう1試合と続けてしまう中毒性がある。
ひとりのNBAスターになりきって個性豊かな技を使い、残るふたりと連携して勝利を目指す。自分の判断が得点にも失点にもつながる密度の高さは、3on3だからこそ味わえるもの。
これに加えて、実名スターになりきれるワクワクと、好きな選手を育てて極める楽しさも大きな魅力。

▲練習の成果が勝利につながった瞬間は格別だ。
NBAファンはもちろん、短時間で白熱する対戦ゲームが好きな人にもおすすめしたい。気軽にコートへ立ち、立ち回りを覚えるほど上達を実感できるストリートバスケだ。
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