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Call of Duty: Black Ops 7
2025年11月14日 発売中
各ストアで詳細をチェック!
ベータから発売まで、筆者が体験した新たな「Black Ops」

FPSというジャンルの最前線を走り続けてきたタイトルのひとつ『Call of Duty』シリーズ。
その最新作となる『Call of Duty: Black Ops 7』は、前作『Black Ops 6』からの流れを色濃く引き継ぎつつも、シリーズとしての在り方をあらためて問い直すような意欲作となっている。
前作から、ほぼ初めて本格的に「CoD」シリーズに触れた筆者だが、本作は10月に実施されたベータテスト初日からプレイを続けている。
また、発売前には開発者インタビューを行い、シリーズ屈指の没入感が詰め込まれた本作の魅力について話を聞く機会があり、本作への期待は自然と高まっていった。

発売後も時間を見つけてはプレイしているが、率直に言って本作は新規プレイヤーでも入りやすい構成になっているだろう。
さらに、『Black Ops 2』に登場していた武器やマップが復活しており、シリーズ経験者にも嬉しいポイントが散りばめられている。
キャンペーン、マルチプレイヤー、ゾンビ――いずれのモードも、単なる前作の延長では終わらせない、新たな工夫が随所に見られた。
本稿では、前作から始めたカジュアルプレイヤーのひとりとしての視点からレビューしていく。
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- 12月28日(日)
『Call of Duty: Black Ops 7』
“自由に遊べるFPS”へ――遊び方はプレイヤー次第のシリーズ最新作
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年末年始ゲームレビュー祭まとめ2025
目次
Call of Duty: Black Ops 7
2025年11月14日 発売中
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GameWith編集者情報

| 幼少期に『ポケモン』と出会い、そこからゲーム人生がスタート。学生時代にはゲーム実況にドハマりし、様々な職種を経験したのち、憧れだったゲームライターに。FPSなどのシューティング系を中心に幅広いジャンルをプレイしている。特技は台パンと大皿料理。 |
Call of Duty: Black Ops 7
2025年11月14日 発売中
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SF色濃いストーリーと、協力プレイの新体験

キャンペーンは、2035年を舞台にしたややSF要素強めの世界観で展開され、シリーズおなじみの映画のような演出とストーリーが楽しめるモードとなっている。
前作『Black Ops 6』で物語の中心となっていたマーシャルが再登場し、さらに『Black Ops 2』で倒したはずのラウル・メネンデスが姿を見せるという、シリーズ経験者にとってはかなり熱い幕開けだろう。
なお、本作は『Black Ops 2』の主人公「デイビッド・メイソン」が再び物語の中心として登場するが、筆者のように過去作を遊んでいなくても問題なくプレイできた。
公式YouTubeで公開されている約2分のストーリー動画を視聴すれば、おおよそ把握できる構成になっており、より楽しめるだろう。
▲Call of Duty: Black Ops 7 | Black Opsのこれまでのストーリー
本作は、これまでの一本道型の映画的な演出を残しながら、「エンドゲーム」という自由探索パートが遊べる“ハイブリッド構成”。
「エンドゲーム」は、本編のエピローグ的な立ち位置となっており、ストーリーをクリア後にプレイするとより楽しめるだろう。
一本道の没入感と、探索型の自由度。その両方を噛み締められる構造は新鮮味を感じた。
さらにキャンペーンは最大4人で挑戦できるというのも大きなポイント。
これは初心者でも気軽に参加できるようにという配慮だけでなく、開発者が強く意識していた「仲間と一緒に物語を体験してほしい」という想いの現れでもある。

プレイヤーはメイソン率いるチームの一員として、それぞれのキャラクターを操作しながらストーリーを共有する。
筆者はフレンドと2人で挑んだが、問題なく最後まで楽しめ、難易度自体も“協力前提”ではないので気軽に遊べた。
まるで映画の中をフレンドと歩いてるような感覚は、中々クセになる。

アクション面も意外と幅広く、巨大ボスとの戦闘や、ゾンビモードさながらのラッシュ系の戦闘が盛り込まれており、FPSでありながらRPG寄りの遊び心を感じた。
化学兵器の影響が描かれていることで、敵デザインや演出にSF色が濃く、雰囲気はかなり近未来寄り。

シリーズ経験者からする「Black Opsらしさ」より「新しい方向性」が勝っていると感じるかもしれないが、個人的にはこの変化はアリだと感じた。
また、キャンペーン中には『Black Ops 2』の展開を追体験できるような演出も用意されている。
正直これは賛否が分かれると思うが、筆者は『Black Ops 2』を触っていない状態でも楽しめたので、シリーズファンに向けたご褒美的な感覚も強いのではないだろうか。
エンドゲーム:新たなCoD体験

アヴァロンへの降下から始まるこの「エンドゲーム」では、自由な探索が待っており、一本道では味わえない手応えを楽しむことができる。
これが想像以上にガッツリ遊べる別ゲー級の内容となっており、筆者はこのモードを遊ぶことが多い。
まず雰囲気は、『Call of Duty: Warzone』を自由に探索しているようなフィールド型構造。

ただ走って移動するだけでなく、乗り物が用意されていたり、高所から飛べる「ウイングスーツ」やフックで遠くまで移動できる「グラップリングフック」、大ジャンプができる「キネティックジャンプ」など近未来みを感じるアビリティを装備して挑める。
空を飛び、建物を駆け上がり、距離を一気に詰める――FPSでありながらも、もはやアクションRPGに近い体験が可能だ。
このアヴァロンには様々なミッションが用意されており、それらをクリアすることで武器などの報酬や戦闘評価を得ることができる。
戦闘評価をあげると、いわゆるスキルのようなものが獲得できる仕様になっており、最大60レベルまであげることが可能。
成長するほど高難易度のエリアに挑戦した際の失敗のリスクが下がるものとなっている。

なお、大前提としてこのエンドゲームでは、制限時間内に脱出地点から脱出することが目的となっている。
ただ、脱出に失敗すると戦闘評価を全ロストしてしまい、再び0からになる仕様で、緊張感はかなり高い。
筆者も一度、脱出の瞬間に足滑らせて落下死してしまい全ロスト。強い武器を手に入れ、ウキウキで脱出する瞬間だったため、数日プレイできなくなるほど本気で心が折れかけた。

さらにこのモードの面白いところは、他プレイヤーと自然に共闘が発生するという点だ。
共闘後に屈伸で挨拶をし、共に強敵に挑んだり、脱出を目指したりと、この一期一会感が魅力的。

普段マルチでボコボコにされているかもしれない相手と共闘しているかもしれないと思うと非常に面白い。
成長とリスクとリターンが絡み合って、気づいたら何度も潜ってしまう中毒性の高いモードだ。
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Call of Duty: Black Ops 7
2025年11月14日 発売中
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ウォールジャンプが生む新たな戦場の立ち回り

マルチプレイでは、シリーズ経験者にも新規プレイヤーにも手触りが残るよう作られており、まず目を引くのは、新要素「ウォールジャンプ」を前提としたマップ構造だ。
上下に広がる導線や立体的な交戦ポイントが多く、従来のCoDとは異なるスピードと駆け引きが生まれている。
特に“壁をジャンプして再び射線へ飛び込む”といった動きは、早くも差が出るポイントになっている印象だ。なお、筆者はまだ上手く扱えておらず、よく落下している。
そしてやはり“CoD=マルチ”という人も多いだろう。実際、PvPへの熱量は相変わらず高く、本作もそこに抜かりはない。

▲これでもマシな方…
ただ、SBMM(スキルベースマッチメイキング)の仕様変更が影響しているのか、筆者の体感では強い相手と当たるマッチが増えた。――とはいえ、単純に筆者の立ち回りとエイム力が低いだけの可能性は大いにある。
本稿のためにプレイしている最中も、「全然勝てねぇ……」と半泣きになりながらプレイしていたため、マルチプレイに関してはまったく参考にならない。
それで嫌にならずに遊べているのは、“負け続けても別モードへ逃げられる余白”をしっかり残しているからだと思う。
実際、筆者は「マルチ2戦 → ボコボコにされる → エンドゲームに帰る」という流れが固まりつつある。

▲ショットガンにボコされすぎて泣きながら握っていた
また、武器に関しても、シリーズ経験者が嬉しくなる作りが随所にある。特に『Black Ops 2』経験者は、同作の武器が“当時と同じ役割と触感に寄せられている”点に気づくはずだ。手に取った瞬間に「こう扱えばいい」と直感できる感触は、懐かしさと安心感につながっている。
リリース直後で武器の総数自体はまだ多くないが、今後どのような武器が追加されるのかに期待したい。

▲復活した「ピースキーパー」
そして、今作では「グローバルプログレッション」が導入されたという点が大きい。どのモードを遊んでもXP(経験値)が入るため、キャンペーン・マルチ・ゾンビなど、プレイヤーが触れたいモードを触れば自然と武器のレベルが上がっていく。
特定モードの強制を無くし、それぞれ好きな遊び方で進行できるこの設計は、大きな進化だと感じた。
勝率に悩みながらも遊び続けられているのは、この要素のおかげといっても過言ではない。
PvPとしての刺激を追えるプレイヤーはもちろん、力尽きたら別のモードに移れるという柔軟さも含めて、本作のマルチは長く付き合える設計になっている。
Call of Duty: Black Ops 7
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広大なマップに挑む、シリーズ最新のゾンビ体験

ゾンビモードは、シリーズの中でも根強い人気を誇る定番コンテンツ。
伝統の「ラウンドベース」、長時間生存を狙う「サバイバルモード」、そして見下ろし型シューティングとして楽しめる「DEAD OPS ARCADE 4」の3つが用意されている。
ラウンドベースのマップは現時点で2種実装されており、今回はローンチ時点から遊べた「アッシュ オブ ザ ダムド」をプレイ。

ストーリーは『Black Ops 6』の続編で、前作に登場した主人公たちが引き続き登場している。
なお、筆者は前作をクリア済みでおおむねストーリーを理解しているつもりだったが、“誰?”と首をひねるキャラクターもいて困惑している。
ただ、キャラクター同士の掛け合いは個性豊かで、非常に面白い。

今回、特に印象的だったのは、「オールドテッシー」というトラックの存在だ。マップがとにかく広く、車移動が必要な場面が用意されており、従来のゾンビモードとは違う緊張感が味わえた。
謎解きに躓き、試行錯誤の末、4時間ほどかけてボスへ到達したものの残念ながら敗北。彼らの結末を追うためにもクリアを目指したい。
本作のゾンビモードは従来の緊迫感と、シリーズの積み重ねを感じるストーリー性、そして新規要素によるスケールアップは魅力的な仕上がりだと感じた。
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Call of Duty: Black Ops 7
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その日のノリで遊べる――気分転換ができるFPS

本作は、シリーズの流れを強く意識しながらも、遊び方や体験の幅を大きく広げた意欲的なタイトルだと感じた。
キャンペーンでは、従来型の一本道と探索型要素を組み合わせた新構成や、4人協力プレイによる没入感の強化など、シリーズとして新しい挑戦がしっかりと形になっている。
マルチプレイは、新たな要素“ウォールジャンプ”前提とも言える構造のマップが特徴的で、個人的には勝率が安定せず苦労しているが、腕に覚えがあるプレイヤーにとっては、奥深さが光るシステムだ。
ゾンビモードは、広大なフィールドと新要素の導入により、これまで以上の探索性とストーリー性を実現。ボス到達まで4時間かかったほど手応えは重いが、新鮮さと中毒性が共存している。

また、モード間で経験値を共有できる「グローバルプログレッション」により、好きなモードを遊び続けられるのも魅力。
キャンペーンに疲れたらゾンビへ、ゾンビで行き詰まったらマルチへ――自由な遊び方を組めるのは、本作最大の強みだと言えるだろう。
そして、過去作からの復活要素やシステムの刷新は、シリーズ経験者にもライト層にも刺さるポイント。
FPS初心者やCoDを久々に触る人でも、違和感なくシリーズの世界観に入り込める作りになっていると感じた。
初めてBlack Opsに触れる人も、シリーズファンも楽しめるタイトルとしておすすめしたい。
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Call of Duty: Black Ops 7
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『Call of Duty: Black Ops 7』とは?

Activisionから発売のPC,PS5,PS4,Xbox Series X|S,Xbox One対応ゲームソフト『Call of Duty: Black Ops 7』は、「Black Ops 2」「Black Ops 6」の激動を経た2035年を舞台にしたFPS。
混沌に飲み込まれた世界の危機に立ち向かうのは、伝説の兵士「デイビッド・メイソン」と精鋭チーム。彼らは、恐怖を最大の武器とする敵を相手に、最新鋭のテクノロジーを駆使して姿なき戦争に挑む。
本作は『Black Ops 6』から40年以上が経過した未来を舞台に、新たな戦いが幕を開けるタイトル。
協力型キャンペーン、進化したマルチプレイヤー、新章へ突入するラウンド制ゾンビモードなど、各モードにシリーズ屈指の没入感が詰め込まれている。
発売日など基本情報
| 発売日 |
2025年11月14日 |
|---|---|
| 会社 |
Activision |
| ジャンル | シューティング |
| 対応ハード | PC / PS5 / PS4 / Xbox |
| 価格 |
PC : 8,909円(税抜)
PS5 : 8,909円(税抜)
PS4 : 8,909円(税抜)
Xbox : 8,909円(税抜)
|
| 公式HP | |
| 公式Twitter |
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