PS5 ProとPCのスペック比較です。PS5ProとゲーミングPCの性能、値段などを比較してどっちが良いか考察しています。
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PS5 Proのスペックはどれくらい?
現行機種との比較
PS5 Pro | PS5 | Nintendo Switch | Xbox Series X | |
---|---|---|---|---|
価格(税込) | DE: 119,800円 | 通常版: 79,980円 DE: 72,980円 | 32,978円 | 66,978円 |
発売日 | 2024年11月7日 | 2020年11月12日 | 2017年3月3日 | 2020年11月10日 |
光学ドライブ | なし(別売り) | UHD Blu-ray Blu-ray DVD | なし(別売り) | UHD Blu-ray Blu-ray DVD |
カードスロット | なし | なし | microSD Switchゲームカード | SSD用 |
メモリー | 不明 | 16GB GDDR6 RAM | 4GB LPDDR4 | 16GB GDDR6 RAM |
CPU | 不明 | x86-64 AMD Ryzen Zen 2 8コア16スレッド | NVIDIA Tegra(20nm) | AMD Zen 2 |
GPU | 不明 | AMD Radeon RDNA 2-based graphics engine | NVIDIA Tegra(20nm) | AMD RDNA2 Series X:52 CUs @ 1.825 GHz |
ストレージ | 2TB SSD | 1TB カスタムSSD | 32GB フラッシュメモリ | 1TB カスタムSSD |
外部ストレージ | 不明 | 可能(拡張SSD, 拡張HDD) | 可能(microSDカード) | 可能(専用SSD) |
通信機能 | Wi-Fi7対応 | Gigabit イーサネット IEEE 802.11 a/b/g/n/ac/ax | 無線LAN (IEEE 802.11 a/b/g/n/ac) | Gigabit イーサネット IEEE 802.11a/b/g/n/ac |
映像音声出力 | 不明 | HDMI出力(4K/フルHD@最大120fps) | HDMI(最大1080p/60fsp) ※携帯モード時は720p | HDMI出入力(4K/1440p/フルHD) |
まとめてみると分かる通り、9/11時点でのPS5Proの詳細なスペックは不明な点が多い。
現状分かっている情報
- 【GPU】
・コンピュートユニットの数が67%増加
・GPUメモリ28%の高速化
・レンダリング45%高速化 - 【レイトレーシング】
・よりダイナミックな光の反射と屈折の表現が可能に
・PS5の2倍、場合によっては3倍の速度で光源描写可能 - AIドライブアップスケーリング「PlayStation スペクトルスーパーレゾリューション(PSSR)」の導入で映像のディテールを大幅追加
- ・「ゲームブースト機能」でゲームのパフォーマンス安定化が見込める
・PS4のゲームも画像品質、解像度向上 - Wi-Fi7搭載
12万円という金額と見合っているのか?
スペック向上によるメリットは当然ある
ポジティブな意見としては様々なゲームの画質が向上している、フレームレートの安定が見込めるというのはあるだろう。
現在のPS5では処理の重い映像を表示しようとするとどうしてもフレームレートの乱れ(処理落ち)が発生しやすく、ゲームへの没入感を損ねてしまうことがある。
こういった懸念を払拭できるのであれば悪くないという考え方はできる。
ただし、そのためだけに現行のPS5の1.5倍の値段で購入する価値があるかどうかは疑問が残る。
正直、割高感は否めない
今後スペックがどんどん明らかになっていくとは思われるが、現在デジタルエディションのみとの発表になっているため、ディスクドライブは純正の外付けのものを使用しなければならない(公式価格11,980円)。
現行モデルの通常版とデジタルエディション版の価格差は7,000円しかないということもあり、何故デジタルエディション版しか用意していないのかという疑問が残る。
PS4のソフトはディスクで持っているというユーザーも多いので、どちらにしてもディスクドライブは必要ではないかと思うが…。
また、日本国内での価格に関しても円安の影響で欧米諸国に比べ、かなり高値になってしまっていることが逆風となっている。ネガティブな要素を払拭してくれるような今後の情報に期待したい。
12万円で買えるゲーミングPCとの比較
ではここで「そもそも12万円出したらミドルスペックのゲーミングPCを購入できないのか?」ということに焦点を当ててみよう。
NEXTGEAR JG-A5G5A
例えばこちらのPCであればほとんど同じ価格で購入できる。
Lenovo LOQ 15IRX9
こちらはノートパソコンだが、この価格帯でも最低限3Dゲームもそれなりの画質で動く。
その他、12万円以内に収まるゲーミングパソコンはかなりあるため、ゲームプレイ以外にもそれなりに性能の良いPCが欲しいということであれば12万円というのは現実的な予算と言えるだろう。
一方、PS5Proの利点としては
- ・PS専売のゲームが遊べる
- ・ゲーム専用のため、発売されているタイトルが動かないということがない
この2点に凝縮されている。どうしても遊びたいゲームがPSにしかない、色々なゲームをつまみ食いして遊びたいが動かないゲームがあるのが不満という方はPS5Proも選択肢に上がるだろう。ただ、その用途であれば現行のPS5でも良いという考え方もある。
PS Proと同スペックPCの金額は?
まだスペックの詳細が発表されていないため多分に推測が含まれるが、PS5のおおよそのスペックは以下の通り。
要素 | 内容 | 値段 |
---|---|---|
CPU | Ryzen 7 3700X | 35,000円 |
GPU | RTX 2060 Super | 30,000円 |
SSD | 1TB | 9,000円 |
メモリ | GDDR6 16GB | 8,000円 |
総計 | 82,000円 |
このうち、恐らくGPUは刷新されているため、実際にはRTX3060~3070程度の性能に落ち着くことを鑑みると+約5万円程度と見て良いだろう。
そうすると13万円を超えてくるため、この価格帯で同程度のパソコンが組めるかどうかは難しいところではあるものの、ユーザーの間ではこういった話も。
12万でゲーミングPC買えないか見繕ってみたけど普通に組めたわ pic.twitter.com/p3eQygR3dT
— てぃるry (@p_till) September 10, 2024
このポストの構成で行くとCPUは一段落ちる、SSDは1TBではあるものの、GPUやメモリなどは向上しているため、比較的過不足無く動くと言っても差し支えないだろう。
PS5Proの性能そのままを同じ価格で手に入れるのは流石に難しそうではあるが、ゲームしか出来ないということを考えるとやはり妥当な価格のようにも思える。
まとめ:現状飛びつくのは尚早だが…
今回の記事では新型のPS5Proの性能に関して見てきた。現状詳細なスペックが出ていない以上、いきなり購入に動くには価格が強気すぎるというのが見方ではあるものの、今後のスペックや追加の機能(8K解像度や4K/120Hzなど)が出てくれば評価は変わる可能性もある。いずれにせよ今は新しい情報を待つのが賢いと言えるだろう。
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監修/ライター
たろっさ
家電量販店、家電情報ブログ「家電損をしない買い方をプロの販売員が教えます」を運営するプロの家電ライター。家電アドバイザーの資格を有し、家電と名の付く物すべてに精通。家電で分からないことはなく、現在は家電ライターの業務を通して「すべての人が平等に良い家電に巡り会える機会の提供」に尽力。 ゲームも幼少期から現在に至るまでオールジャンル幅広くプレイし、とくに格闘ゲームでは過去に全国大会に出場した経験も。現在はAPEXやOW2、GBVSRなどを中心にプレイ中。最近はSteamの新着インディーズゲームを漁るのが日課。 |
今後発売の注目作をピックアップ!
真・三國無双 ORIGINS
8,580円(税込) 2
/PC/Xbox
テイルズ オブ グレイセス エフ リマスター
5,900円(税抜) 3
/PC/Switch
FAIRY TAIL2
7,800円(税抜)