
※当記事のリンクはアフィリエイト広告を含みます。
Nito Souji氏が開発・発売した『Pull Stay』は、「ひきこもり」をテーマとしたベルトスクロールアクションゲームである。プレイヤーは、長年部屋に引きこもっている若者「進(すすむ)」が作り出した守護ロボット「ROBO」となり、なぜか部屋に侵入してくる様々な敵を撃退していくことになる。

本作の魅力のひとつは、独創的かつユーモアに満ちた世界観にある。すすむの部屋には、アニメの女性キャラクターのポスターが所狭しと貼られており、そこへサラリーマン風の男たちや、火の玉を投げてくる空手家、段ボールでできた奇妙な人形など、個性的な敵が次々と押し寄せてくる。

ROBOはパンチやキックといった基本的な攻撃に加えて、敵をつかんで投げ飛ばす、空中から強烈なパイルドライバーを叩き込むなど、多彩な必殺技を駆使できる。さらに、敵を倒すことで新たな技を習得できるため、戦えば戦うほどROBOは強くなっていく。

インディゲーム100選!

Pull Stay
敵をトラップで迎え撃つタワーディフェンス要素

こうした爽快感あふれるアクション要素に加え、本作には戦略的な思考が求められるタワーディフェンスの要素も備わっている。隣人の家を破壊して資源を集め、それを使って部屋を増築したり、様々な罠を設置したりすることで、強固な防衛ラインを構築していくのだ。

設置できる罠は全15種類に及び、抱き枕で油断させて敵を捕食するもの、さんまをミサイルのように発射するもの、すいかバズーカをぶっ放すものなど、いずれも奇想天外なものばかりだ。
さらに、すすむ自身もただ守られるだけの存在ではない。彼は集めた資源を使って、ROBOの能力を強化するためのアイテムを作成し、戦闘をサポートしてくれる。

ただし、すすむは時にはサボってしまうこともあり、その際には「おしおきタイム」と呼ばれるミニゲームで無理やり働かせなければならない。たとえば、ピンポン玉をぶつけてやる気を引き出すといった要素は、ゲーム展開にテンポの良い変化とアクセントを与えてくれる。

Pull Stay
開発者の実体験をもとに制作したゲーム

ゲームを進める中で登場するボスたちもまた、奇抜な外見と予想外の攻撃パターンを持ち、プレイヤーを大いに楽しませるだろう。
開発者であるNito Souji氏は、自身も引きこもりの経験を持つ人物であり、その実体験をもとに本作を制作したと語っている。ただ奇抜で楽しいゲームというだけでなく、「ひきこもり」という現代的な社会問題に対する、深い洞察やメッセージが込められているのかもしれない。

Pull Stay
その他の新作ゲームもチェック!
発売日など基本情報
発売日 |
2025年3月31日 |
---|---|
会社 |
Nito Souji |
ジャンル | アクション |
対応ハード | PC |
価格 |
PC : 1,727円(税抜)
|
公式Twitter |
今後発売の注目作をピックアップ!
2025/5/30 発売

/Xbox
ELDEN RING NIGHTREIGN
5,200円(税抜) 2
2025/5/30 発売

Lost Soul Aside
7,254円(税抜) 3
2025/5/22 発売

/PC/Xbox
ファンタジーライフi グルグルの竜と時をぬすむ少女
6,980円(税抜)