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大塚角満のゲーム漫遊記 第64回「見守りたいゲーム」

大塚角満のゲーム漫遊記 第64回「見守りたいゲーム」

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角満のゲー漫 第64回!今回は角満さんがいつかやりたかったタイトル『ミートピア』の体験版をプレイ!自分そっくりのMiiだけでなく、著名ゲームクリエーターを大魔王にしたりとやりたい放題。一体だれを作ったかは画像をしっかり見るとわかる!?

ゲーム漫遊記64回のアイキャッチ画像

『ミートピア』に癒されたい

“あなた専用RPG”自分で好きにカスタムできる隠れた名作。それが『ミートピア』!

2016年12月に発売され、ハマる人はとことんハマり込んでいた隠れた名作のひとつに、ニンテンドー3DS用ソフト『Miitopia』があった。

自分で作成したMiiをRPGの登場人物に“配役”し、一種独特の親近感を持ったまま物語を進めていく……という、これ絶対に任天堂以外のメーカーは作れないダロ的なシステムで、老若男女問わず多くのゲームファンの心を打った快作である。

そんな『Miitopia』に新要素が追加され、Nintendo Switch用ソフト『ミートピア(Miitopia)』として復刻されると言うんだから見逃さない手はない!!

だって、俺……!

オリジナル版が発売された2016年当時、不思議なほど仕事が忙しくて3DS版の『Miitopia』にまったく触れなかったから!!

もちろん、発売されたことは認識していたし、もともとMiiを作るのが得意だったので、

「どんなに忙しくても、絶対にプレイする!!!」

と豪語もしていたんだけど、多忙の渦に巻き込まれているうちに……“Miitopiaやりたい熱”がいつの間にか平熱まで戻っちゃったんだよな……(苦笑)。

そして未プレイのまま時は流れて現代に至り、やたらとテレビから流れてくる『ミートピア(Miitopia)』のCMを観て、

「!!!!! あのときできなかった『ミートピア(Miitopia)』や!!!

>< こここ、今度こそ、絶対に遊び倒してやるでええええ!!!><」

このような、焼け木杭に火の状態になってしまったのでした^^;

というわけで今回は、5月21日に任天堂から発売されるNintendo Switch用ソフト『ミートピア(Miitopia)』の体験版を遊んだので、その所感を綴りたいと思う。

ミートピアの画像

ちなみに、「この体験版のセーブデータは、製品版に引き継げます」ということだったので、すでに体験版でできることはしゃぶり尽くしてありますwww

配役の妙

さて。

前述の通り『ミートピア(Miitopia)』は、自分で作成したMiiを登場人物に配役して物語を楽しむという、オンリーワンな作りのRPGとなっている。

これ、なんて表現したらいいんだろう。

ふつうのRPGとは明らかに違うし、キャラエディットがめちゃくちゃ凝っているオープンワールドのゲームともかけ離れているし……。

いっそ、

“インタラクティブ演劇”

なんていう新ジャンルを作って当てはめたほうがいいってくらい、斬新で目を引くシステムをしている。

3DS版を遊んだ人にしたら、「何をいまさらwww」って感じだろうけどねw

ミートピアの画像

ちなみに、物語のバックボーンは↓このようになっている。

“舞台は剣と魔法のファンタジーの世界。そして、この世界の登場人物を決めるのは、あなた自身です。

主人公はあなた、恐怖の大魔王はお母さん、旅をする仲間は……大好きなあの人に。

そんな、あなたの想像が形になったゲーム『ミートピア』。

この世界で、あなたはどんな旅をしますか?”

『ミートピア』の物語は、あなたが設定したMiiが登場人物となってつむがれていきます。

自分のまわりの家族や友だちと?

それとも、大好きなあの人と?

あなたは誰といっしょに、世界を救う旅に出ますか。”

この説明、誇張でもなんでもなく、ホントに大魔王をお母さんにもできるし、救世主をお父さんにもできる。

さらに、知り合いのMiiが尽きたら、有名人や芸能人のMiiをがんばって作って役を割り振る……なんてこともできる。

ミートピアの画像

見知った人たちで演劇をするような感覚でゲームを楽しめるので、没入感という点においては他の追随を許さぬほど抜きんでているのである。

さっそく俺も、みずからのMiiを主人公とし、ゲームの世界に入っていった。

ミートピアの画像

ウン、我ながらソックリwww

戦士のかどまん君は、大魔王によって顔を奪われてしまった人々を助けるため、RPGの定番である魔法使いや僧侶の仲間とともに冒険に出掛ける。そしてもちろん、このへんのキャラクターもすべてMiiを配役できるのだ。

ミートピアの画像
ミートピアの画像

さらに、物語のカギを握っているであろう大魔王と、途中で現れる“大賢者”は“大役”ということで、仲のいいゲームクリエイターさんのMiiを(勝手に)作って、役を演じてもらうことにしましたw

↓こんな感じで。

ミートピアの画像

誰とは言わないが、すんごいアプリを作った方と……。

ミートピアの画像

誰とは言わないが、国民的アクションゲームを作った方……w

まさに、身内の演劇。まさに、手の込んだ忘年会の出し物!!

この、ユルくて殺伐さを感じさせない世界観が、何かと疲れ気味ないまの精神に“しみる”。

ミートピアの画像

気の置けない仲間たちと毎日のように集まり、酒を飲んだり、議論したり、ケンカしたりしていたコロナ禍以前の日常を思い出して、ホンワカしたり泣けてきたりと心が忙しかったわ^^;

いっしょに冒険していると徐々に仲良くなっていくメンバーどうしのやり取りや、

ミートピアの画像

バトル中の会話を見ているだけで、自分の気持ちが浄化されていくのがよくわかる。

嗚呼……。なんて楽しいんだろう『ミートピア(Miitopia)』。

いっそ、すべてをオートで進行させて、環境映像として仕事用モニターの横に置いておきたくなるわ。

それくらい、ただ眺めているだけでも満足できるゲームになっているのです。

そして、体験版のすべての要素をしゃぶり尽くし、自分でも信じられないほど優しい気持ちになっていることに気付いたとき、俺はシミジミと思ったのだよ。

「俺……疲れていたんだなぁ……w」

って^^;

個人的に、疲弊しがちなサラリーマンやお父さん世代にもぜひ遊んでいただきたい!!

『ミートピア(Miitopia)』は、そんなゲームでした。

角満さんの画像
大塚角満
(おおつかかどまん)
20年以上にわたりファミ通で記者、編集長などを務めつつ、自ら著者としてゲームプレイ日記の単行本、『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズなどを上梓。ベストセラーとなる。2019年より独立し、パズドラのストーリーダンジョンのシナリオ担当を務めるなど、活動の幅を広げている。
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