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大塚角満のゲーム漫遊記 第63回「PS5が欲しくなる作品」

大塚角満のゲーム漫遊記 第63回「PS5が欲しくなる作品」

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角満のゲー漫 第63回!今回は超美麗グラフィックの探索アクション『リターナル』をプレイ!操作はすぐに理解できるレベル。でも“あまりにもマゾで救いようのない設定”が角満さんを襲う!その設定とは一体!?

ゲーム漫遊記63回のアイキャッチ画像

大塚角満の「ココ」が凄かった!!

PS5でしか遊べない良作がついに出てきた!! と、思わず膝を打ちたくなる快作! システムもグラフィックも秀逸で、これのためだけにPS5を買いたくなるくらい、心に刺さりまくりました!

ゲーム性度
★★★★★(5)
ローグライクなシステム自体、好き嫌いが分かれるポイントかもしれないけど、本文中にある通り筆者は大好物なのでヨダレを垂らしながらプレイしております。形が変わるダンジョンを飽くことなく何度も冒険できるので、コスパ度も高いと思いますよ!
ユーザーフレンドリー度
★★★★★(5)
しっくりくる操作、見やすい三人称視点、そこからもたらされる気持ちのいいシューティング……。イチTPSとしても、完成度の高い作品だと思います。おじさんでも、快適に遊べるよ!
回復度
★★★★(4)
死をくり返して少しずつ強くなる……というシステムのため、全体的に難度が高い。そしてそれを助長しているのが、回復ポイントの少なさだ。まあこれも、ゲーム全体に緊張感をもたらす要因なので痛し痒しではあるが……もうちょっと回復したい!w

『リターナル』、クセになるな……

ゲームオーバーのたびに世界の姿と入手できる装備が変わっていく、新感覚なローグライクTPS。それが『リターナル』。

4月30日にソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)から発売されたプレイステーション5専用ソフト『Returnal(リターナル)』を、何の気なしに起動してしまった。

……いや、“何の気なし”は言い過ぎだな。

……大いにヤバい予感がして、心臓が痛くなるほどドキドキしながら円盤をプレイステーション5に挿入してしまいました!!(ぜんぜん違うじゃねえか)

リターナルのタイトル画像

だって『リターナル』にまつわるキーワード、俺の琴線に触れるものばかりだったんですもの。

いわく、「ローグライク!」

いわく、「サードパーソンシューティング!」

いわく、「弾幕系!」

いわく、「死にゲー!!」

もうこれだけで、

「会ったことないけど、たぶん……好き(ハート)」

ネット恋愛のごとくメロメロになりかけたんだけど、トドメとなったのは『リターナル』が、

“PS5専用ソフト”

という点だったかもしれない。

そう、俺は求めてたのだ。

PS5でしか遊べない、PS5ならではの高クオリティーなゲームを!!

というわけで、始めたばかりなので序盤しかプレイしていないけど、先に覚えた“いい予感”は間違いなかったと確信できたので、ここに一筆綴らせてもらおうと思う。

シンプル操作の、良質TPS!

『リターナル』は前述の通り、自動生成される世界で怪物と戦いながら“死”と“復活”をくり返し、徐々にその謎に迫っていく……という“ローグライク”なシステムを採用したアクションシューティングだ。

リターナルの画像
リターナルの画像

これでもしも、苦手な一人称視点のゲームだったら、

「あ……FPSなのね。じゃ、いっかな^^;」

となっていたと思うが(30秒で酔うもんで)、『リターナル』は3D酔いとは(個人的に)無縁な三人称視点。それも……!

リターナルの画像

うわ。さ、さすがPS5……! 主人公が付けているスーツも、細部まで事細かに描き込まれているのがよくわかる……!! そして背景も……めちゃくちゃ美しい!!!

もうこれだけで、ずっとスキップで冒険したくなるくらいテンション上がったわ。

設定的には、死をくり返してしまう自分とこの惑星のナゾを解き明かすという、けっこう重めなものなんだけどさ^^;

そして操作も、オーソドックスなTPSのソレ……と言ってしまえばそれまでなんだけど、自然な指の動きで移動、ジャンプ、攻撃、視点操作などなどができてしまう、よく考えられたものだった。

リターナルの画像

俺はアラフィフのおっさんなので、新規のゲームをプレイするときはいつも、

「そ、操作を覚えられるだろうか……? もうおじさんだから、複雑なことは、ちょっと……(((( ;゚Д゚)))」

と、入口で立ち止まってしまうことも増えたんだけど(泣ける)、『リターナル』に関しては忖度抜きで、一瞬で操作が手に馴染んだ。

このへん、奇抜なことはさせず、可能な限りシンプルなボタン操作に徹していることに好感を抱いたね。

そして、ゲーム自体はくり返しになるが、主人公が降り立った不思議な惑星“アトロポス”を探索すること。

リターナルの画像

道中には武器や装備が落ちているので徐々にパワーアップをしつつ、“弾幕”と呼ばれる大量の弾をまき散らしてくる敵を、

「バンバンバァン!!www」

なんて言いながら(言わなくても可)蹴散らしまくる!!

リターナルの画像
リターナルの画像

そしてここでもおじさんへの配慮が随所に見られ、弾は無制限でストレスなし、リロードは勝手に行われる、照準を合わせるのも簡単……と、じつにユーザーフレンドリー。細かな操作もすべて自分で行いたい“ガチ”なプレイヤーには物足りなく感じるかもしれないが、その分、

リターナルの画像

敵の攻撃がめったやたらと苛烈なので(※ゲームの冒頭で、“意図的に難度を上げています”って出てきたからなw)、ヒリヒリ感は十分に感じられると思う。

そして……。

激闘の果てに、主人公のセレーネはたびたび命を落とす。

リターナルの画像

しかし、ここは地獄か天国か強制的に復活させられて、再び魔物渦巻くダンジョンに進まなければならない。

リターナルの画像

そう、ほとんどの装備とアイテムを失い、またイチから……(((( ;゚Д゚)))

この……あまりにもマゾで救いようのない設定が、たまらなく俺に刺さる!!!w

何度も何度もくり返しプレイして、すべてのナゾを解き明かしてぇぇぇえええ!!!www

いま俺は基本的にテレワークなので、『リターナル』の続きを遊ぼうと思ったらPS5が置いてある会社まで行かねばならない。

自宅作業に順応してしまった身体だとそれがすでに億劫なのだが、『リターナル』を遊びたいがゆえに、片道1時間かけて出社しようか悩んでいるナウ(苦笑)。

それか……もしも買えるなら、自宅用に1台、PS5を購入しちゃおうかなぁ……!

リターナルの画像

それくらい惹かれましたよ、このPS5専用タイトルにね!

角満さんの画像
大塚角満
(おおつかかどまん)
20年以上にわたりファミ通で記者、編集長などを務めつつ、自ら著者としてゲームプレイ日記の単行本、『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズなどを上梓。ベストセラーとなる。2019年より独立し、パズドラのストーリーダンジョンのシナリオ担当を務めるなど、活動の幅を広げている。
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