大塚角満のゲーム漫遊記 第61回「クセになるゲーム」

大塚角満のゲーム漫遊記 第61回「クセになるゲーム」

最終更新 : GameWith編集部

角満のゲー漫 第61回!今回はなんと1人でつくられたというローグライクRPG『ダンジョンに捧ぐ墓標』を紹介!地味だけどそこがいい!と断言する、噛めば噛むほど味わえる本作の魅力とは!?

ダンジョンに捧ぐ墓標のアイキャッチ画像

大塚角満の「ココ」が凄かった!!

これ……ひとりで作られたゲームらしいけど、マジですか!!? と、アゴが外れそうになるほど、いろんな要素が詰め込まれたローグライクRPG。繰り返し繰り返しダンジョンに潜ることを厭わない人には、最高のゴールデンウィークのオトモになってくれると思います!

死にゲー度
★★★★★(5)
ローグライクRPGは“死ぬのが仕事”ってくらい頻繁にゲームオーバーになるもんだけど、『ダンジョンに捧ぐ墓標』もその通りの作りになっております。そのマゾさが、最高なんだけどね!
作り込み度
★★★★★(5)
2500円ちょっとで買えるインディーズタイトルだけど、作り込み度はハンパじゃない。単純に敵と戦いながら奥へ進むだけではなく、よく考えられた謎解き要素がほどよく散りばめられていて、脳を刺激してくれる作りになっております。
導き度
★★★(3)
本文中に「最初の1時間を乗り越えてほしい」って書いたけど、それの意味するところは“アイテムやシステムの説明が少なくて、理解するまでに時間を要する”ってこと。数十時間遊んでいるけどいまだに、「これ、何に使うんだろう……?」と思うこともしばしばなので、アイテムの細かな説明はどこかに欲しいなと強く思いました。

ローグライクRPGの秀作!!

理不尽な死、どこまでも続くダンジョン、死ぬたびに変わる町…大塚さん好みの要素が詰まりまくったローグライクRPG!それが『ダンジョンに捧ぐ墓標』。

「このゲーム、絶対に俺好みのヤツや!!!」

と1枚のスクショを見た瞬間に確信し、当然ながら発売日に購入して遊び始めながらも、

「なんか……思っていたのとちょっと違う」

そう感じてすぐにプレイをやめてしまうこと、皆さんも少なからず経験しているでしょう。

俺はゲームを遊んで記事を書くことを生業としているので、おそらく一般の人よりもそういう現象(?)に遭遇する頻度が高いと思う。

まあ、購入の際は厳選に厳選を重ねるので致命的な“大外し”をすることはあまりないけど、比較的安価で買えるインディーズ系のゲームに関しては、

「これ、おもしろそうだけど、イヤな予感がしないでもない。とはいえ……1000円だったらハズレを引いても痛くないし、とりあえず買っとこw」

なんてことになって、序盤をプレイしただけで見限ってしまうタイトルが……まあ、わりとある(苦笑)。

そういう意味では今回紹介する1本も、正直、

「見た感じ……どう考えても、俺にとってはど真ん中ストライクのゲームデザインになっているんじゃないか……と思う。でも……」

この“でも……”という思いを払拭することはできなかった。

それでも購入に踏み切ったのは、2530円[税込]というお手頃な価格もさることながら、持ち運べるNintendo Switch版も発売されること(他、プレイステーション4、Xbox One、Steam版も発売中)、そして、

ダンジョンに捧ぐ墓標の画像

この抜群の雰囲気を纏ったゲームが、俺を裏切るわけがないッ!!!

という、妙な確信も覚えたからだ。

そして実際に遊び始め、ルールを理解した1時間後に、俺は思ったのである。

「俺の目に、狂いはなかった……!! めちゃくちゃ楽しいぞこの“死にゲー”は!!!!」

思った通り……いや、想像以上に楽しくて、クソ忙しい俺の時間を存分に削りまくってくれている!!!ww

そんな、うれしい悲鳴がほとばしるゲームとは……!

ダンジョンに捧ぐ墓標のタイトル画面

ワンダーランドカザキリのローグライクRPG『ダンジョンに捧ぐ墓標』です!!

地味だからいい!

『ダンジョンに捧ぐ墓標』は“ローグライクRPG”とされている通り、入るたびに形を変えるダンジョンを舞台に、パズルのようなナゾを解きながら敵を倒し、アイテムを回収して奥へ奥へと進んでいく……という“ダンジョン探索”がメインとなっている。

ダンジョンに捧ぐ墓標のゲーム画面

そしてもちろん、ローグ系のお約束とも言うべき問答無用の要素として、ダンジョン内でゲームオーバーになるとレベルも拾ったアイテムもすべて失って拠点まで強制送還される……というシステムもしっかりと搭載。

ダンジョンに捧ぐ墓標の画像

厳密には、装備しているアイテムやスキルは失わないので、“完全にイチからやり直し”というわけではないんだけど、マゾいのは間違いない。

……いや、救済措置がたくさんある昨今のゲームの中にあっては、“極めつけにマゾい”と言ってしまってもいいかもしれない。

ダンジョンに捧ぐ墓標の死亡した時の画面

しかも、謎が解けなかったり、強敵を前にして足がすくんで動けなくなったとしても、ダンジョン内ではみるみるうちに“ブラッド”(つまり血ですな)が減っていってしまい、これがゼロになるとゲームオーバーになってしまう。

おちおちと、思い悩むこともできないのだ。

ダンジョンに捧ぐ墓標の画像

進むも地獄、止まるも地獄、あきらめるのはもっと地獄……という極限の状況の中で、主人公はただひたすら、形を変える世界のナゾを解くためにダンジョンに潜り続けるのである--!

ダンジョンに捧ぐ墓標の画像

この『ダンジョンに捧ぐ墓標』、ワンダーランドカザキリの制作者さんが、

「ゲーム好きな制作者が大好きな要素を思いつくまま、うっかり詰め込みすぎました」

とコメントしているのを読んだんだけど、確かに、

「え!! こんな要素も入ってんの!?」

と驚くほど、いろいろな楽しみがギュウギュウに入っていて驚かされてしまう。

たとえば、拠点で請け負うさまざまなクエストだったり。

ダンジョンに捧ぐ墓標の画像

任意の場所を指定して、そこから枝葉を広げていくという斬新なスキル画面だったり。

ダンジョンに捧ぐ墓標のスキル画面

ダンジョンだけでなく、拠点そのものも姿を変えてしまったり……!

ダンジョンに捧ぐ墓標の会話シーン

どこから手を付ければ世界の真相に近づけるのか、いまだ20階のボスすら倒せない俺では皆目わからないんだけど(苦笑)…

ダンジョンに捧ぐ墓標のボス対決シーン

このゲームが飛び切りの中毒性を持ち、他の大作ソフトをちょっと脇に置いてでも遊び込みたくなるほどの魅力を放っていることは紛れもない事実だ。

ダンジョンに捧ぐ墓標の再度死亡した画面

地味なのは、間違いない。

一足飛びで強くなれるわけじゃないので、最初から最強装備で無双したい人には、まったくもって向かないゲームであることも確かだ。

でも……!!

徐々に積み上げられる“ほんのちょっとの強さ”に喜びを感じ、

「今日は、昨日よりも1フロアーだけ深いところに行ってみよう……!!」

なんていう、わずかな1歩に快感を覚えられる人ならば、

「これほどおもしろいゲーム、なかなかないぞ!!!」

と、全面的にオススメできる。

ダンジョンに捧ぐ墓標の画像

無数に経験する死を糧とし、

「さっきよりも、先に!!!」

なんて思えるガッツあふれる人(マゾとも言う)は、騙されたと思って触ってみてほしい!!

そして……最初の1時間ほどはコツがわからなくて困惑すると思うけど(俺がそうだった)、それを乗り越えれば必ずや、

「このゲーム、止め時がわからねえええええ!!!www」

とうれしい悲鳴を上げることになると思うので、どうかそこまで遊び続けてください。絶対に、後悔させませんので!!

さ、ダンジョンに潜ってこよっとw

角満さんの画像
大塚角満
(おおつかかどまん)
20年以上にわたりファミ通で記者、編集長などを務めつつ、自ら著者としてゲームプレイ日記の単行本、『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズなどを上梓。ベストセラーとなる。2019年より独立し、パズドラのストーリーダンジョンのシナリオ担当を務めるなど、活動の幅を広げている。
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今回のゲーム『ダンジョンに捧ぐ墓標』

ダンジョンに捧ぐ墓標の画像
発売日2021年4月23日
ハードNintendo Switch, PS4 , Xbox one , Steam(Windows,Mac)
メーカーワンダーランドカザキリ
ジャンルローグライクRPG/3Dアクション
プレイ人数1人

©Wonderland Kazakiri inc.

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