角満のゲー漫 第54回!今回紹介するのは『ウマ娘 プリティーダービー』。萌え系のイラストのゲームにハマらなかった角満さんがすっかり沼に浸かってしまった…その魅力とは!?
大塚角満の「ココ」が凄かった!!
大迫力のレースシーン、「俺、何のゲームやってたんだっけ……?」と戸惑いすら覚えるハイクオリティーなライブシーン、そして、競馬に対するアツいこだわり……。たまらないです、『ウマ娘』。こんなに夢中にさせられるとは思わなかった!!
競馬度 | ★★★★★(5) 見た目は美少女たちの徒競走……なんだけど、やってみたらわかる競馬度の高さ!! 競走馬を育てている気にさせられるから不思議ですw |
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グラフィック度 | ★★★★★(5) 『ウマ娘 プリティーダービー』のレースシーンを見て、驚かない人はいないんじゃないかな……。見せ方も演出も、すばらしいのひと言。一見の価値あり!! |
作り込み度 | ★★★★★(5) ウマ娘たちの見た目も、体格も、会話も、じつは実在の名馬たちをしっかりと研究して作り込まれている……ってことを、競馬を知らない若い世代に伝えていきたいです。 |
絶賛しつつオススメします!
いま、このタイミングでゲーム紹介コラムで書く題材と言ったら……やっぱりこれしかないよなあ!!!
もう、何の前置きもなく、『ウマ娘 プリティーダービー』を激賞させていただきますわ!!
すでに多くのファンが、2月24日に配信されたばかりのCygamesのアプリ『ウマ娘 プリティーダービー』に殺到し、そのあまりのクオリティーの高さとゲーム性、そしてステキでかわいい“ウマ娘”たちのトリコとなって……アッと言う間にアプリのセールスランキングでトップに押し上げてしまった。
その様子はまさに……!!
電光石火のロケットスタート!!
そのままライバルに影も踏まさずゴールに飛び込んだ姿は……かのミホノブルボンやサイレンススズカ、サクラバクシンオーを髣髴とさせる快速馬のソレ!!
話題も勢いもとどまることを知らず、『ウマ娘 プリティーダービー』はこのまま年度代表馬(アプリだろ)になってしまうのではないでしょうか!!?
こんな暑苦しい序文を数秒で書いてしまったほど、俺も『ウマ娘 プリティーダービー』には夢中になっている。
その様子を見た同僚は、
「キミがこういう萌え系のイラストのゲームにハマるの……初めて見たかもしれん」
そう言って驚くのだが、それは本人がもっともビックリしているところなので他人が見ればさもありなんなのである。
『ウマ娘 プリティーダービー』、本当におもしろい。
そして……俺のような“おっさん競馬マニア”の琴線に触れまくる細かな描写、演出、設定、そしてテキストもすばらしくて、一瞬で恋に落ちてしまったのであるよ。
きっかけは、
「競馬が好き」
でも、
「イラストの女の子たちが好み」
でもなんでもいい。
とにかく一度手に取って、レースシーンを見ていただきたい!!
これを主張するために、筆を執った次第であります。
このこだわりよ!
『ウマ娘 プリティーダービー』の遊びのメインとなるのが、プレイヤーがウマ娘を育成するトレーナーとなり、彼女たちを夢の実現に導いてあげる“育成モード”となる。
育成の目的は選んだウマ娘により異なり、たとえばこのハルウララだと、徐々にファンを増やしながら大きいレースをこなして行って、最終的には有馬記念、さらには“URAファイナルズ”という架空のグランプリシリーズの決勝で勝つこと……になっている。
これ……何がタマラナイかって、育成するウマ娘も成長の手助けをしてくれるサポート役も、ほぼすべてが実在の名馬たちがモデルになっていること!!
トウカイテイオーも!!
オグリキャップも!!!
牡馬も牝馬も関係なく“ウマ娘”という美少女となり、しかもいかにもそれっぽいキャラ付けもされてゲームの中で躍動してくれるのである!!
育成モードは、非常にシンプルかつオーソドックスな“育てゲー”のそれだ。
担当しているウマ娘の特徴、調子を勘案しつつ、スピードやスタミナ、根性などを特訓で鍛えていく。
成長の証を知らしめる舞台は、もちろんレースだ。
実際の競馬と同様……じゃないけど、ウマ娘たちが猛スピードでターフを駆け、ライバルたちとしのぎを削り合う驚きのレースが展開するので見逃してはいけない!!
あまたの名馬たちが少女たちの姿を借りて、時空を超えた“最強馬決定戦”を見せてくれる夢のような瞬間--。
手塩に掛けて育てたウマ娘が、マルゼンスキー、タイキシャトル、エルコンドルパサー、サイレンススズカといった“伝説の名馬たち”とガチンコでぶつかる衝撃よ……!
もちろん、これが最強馬の答えではないとわかってはいるけど、こみ上げてくる興奮とヨロコビを抑えることはできないわ。
競馬好きのおっちゃん、おばちゃんは、自分が好きだった名馬たちのやり取りを見ただけで涙がこぼれるかもしれない。
競馬を知らない若者たちは、レースやライブのあまりのクオリティーの高さに度肝を抜かれるかもしれない。
楽しみ方は人それぞれだけど、わかっていることがひとつだけある。それは、
『ウマ娘 プリティーダービー』、抜群におもしろい!!
ってこと。
半信半疑の人は、ぜひともオープニングだけでも観てほしい。それできっと、何かが変わるから。
(おおつかかどまん)
20年以上にわたりファミ通で記者、編集長などを務めつつ、自ら著者としてゲームプレイ日記の単行本、『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズなどを上梓。ベストセラーとなる。2019年より独立し、パズドラのストーリーダンジョンのシナリオ担当を務めるなど、活動の幅を広げている。 |
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