大塚角満のゲーム漫遊記 第30回「大穴のゲーム」

大塚角満のゲーム漫遊記 第30回「大穴のゲーム」

最終更新 : GameWith編集部

角満のゲー漫 第30回!今回は注目作や大作の合間にふと手に取ったオープンワールドRPG『キングダムズ オブ アマラー:レコニング』を紹介。ノーマークだったゲームにどっぷりハマった経緯を丁寧に紹介してくれます!

大塚角満のゲーム漫遊記

総評!「ココ」が凄かった!

わかりやすいシステムと、直感的な操作で遊べるアクションが組み合わさったオープンワールドアクションRPGの良作! このジャンルの初心者もベテランも楽しめる造りに脱帽です。

アクション度
★★★★★(5)
武器ごとのアクションとド派手なエフェクトは、数あるハンティングアクションと比べてもそん色ない! オープンワールドのゲームの中では、指折りの出来!
やり込み度
★★★★(4)
広大な世界と長大な物語、無数のダンジョンとミッションはやり込み度満点です。ただ、若干ストーリーがわかりにくいかも。まあ海外の小説っぽいと言えばそれまでだけど。
カメラ操作度
★★(2)
唯一、非常に残念なのが、ゲーム中のカメラ操作。俺は昔からY軸(縦方向)のカメラ操作はリバースなのだが、その設定ができないという……。ぜひ、コンフィグに追加してほしい!

こんなゲームに出会うとは

注目作や大作ゲームをひとしきり遊んだ角満さんが手に取ったのは…?

ずっと遊んでいたゲームが安定期……もしくは倦怠期に入ってきて、

「んー……。つぎの本命タイトルが発売されるまで、ちょっと手持無沙汰になりそうだなぁ」

と思うことって、ゲーム好きならばときたまあるでしょう。少ない人で、数年に1回。好奇心旺盛の人だったら、年に数回は感じるのではないだろうか。

俺はまわりの人と比べて、かなりシツコくひとつのゲームを遊び続ける傾向にある。

『モンスターハンター』シリーズや『パズドラ』がそうだし、じつはいまだにNintendo Switch版の『ディアブロ III』や『スカイリム』でも遊んでいたりするからな。

物持ちがよくて、お財布的には非常にありがたい性格を有していたのだが、最近はこうしたゲーミングコラムをいくつか抱えるようになったことも影響してか、

「手持無沙汰だなぁ」

のサイクルが早くなってしまった。これが小学生だったらギリギリ、

「大塚君はいろいろなことに興味を持ち、研究熱心なので、将来は博士になっているかもね!」

と先生にホメられる可能性があるが、このトシのおっさんになるとむしろ、

「ちょっとは落ち着けや!!!」

と上司に叱責される危険性のほうが高い。このバランスは、じつに難しいものなのである。

まあとにかく、ここ数週間の俺は、完全に手持無沙汰の状態にあった。

9月末に「この秋の本命は、コレだな!!」と以前から注目していたタイトルが発売されるし、まもなくプレイステーション5の詳細発表も来るので(※この原稿を書いているのは9月15日です)、そんなにガツガツせずに「ほげぇ~~~……」なんてつぶやきながら縁側でお茶でもすすってりゃいいんだけど、前述の通り俺の仕事は“ゲームを遊んでナンボ”なので、そういうわけにはいかないのだ。

そんな、ホゲかけていたある日のこと。

「あ……これ、かな~り昔に遊ぼうかと悩んで、けっきょく手を付けなかったゲームのリマスターじゃん」

何かを求めてPS Storeを徘徊していたとき、ふと目に飛び込んできたそのタイトル。

キングダムズ オブ アマラー:レコニングの画像

『キングダムズ オブ アマラー:レコニング』

THQ Nordicから9月8日にリリースされたこのアクションRPGの冒頭をプレイした瞬間、俺はつぎのように思った。

「これは大穴だ。つなぎ……いや、ふっっっつーに遊び続けたい良作に出会っちまった!!」

このゲーム……めちゃくちゃよくできてます。

こういうゲームを良作という

『キングダムズ オブ アマラー:レコニング』は、2012年にプレイステーション3やXbox 360で発売されたオープンワールドアクションRPGのリマスター版だ。

広大無辺な“アマラー”という世界を舞台に、プレイヤーは死の淵から蘇った“運命なき者”となって、戦闘や謎解き、クラフトなどなど、絵に描いたようなオープンワールドアクションRPGを堪能することができる。

キングダムズ オブ アマラー:レコニングの画像

誤解を恐れずに書くと、『キングダムズ オブ アマラー:レコニング』を遊んでいて、

「これは斬新!! 新しくておもろいシステムだな!!」

と、驚く場面はほとんどない。そういう意味では、良作には必ずと言っていいほど含まれる“発明”は、いまのところ……見当たらないな。

キングダムズ オブ アマラー:レコニングの画像

それにより、このゲームがチープで安っぽいものになってしまっているのかと言えば……決してそんなことはない。もう、言下に否定する。

前述の通り、『キングダムズ オブ アマラー:レコニング』はおもしろいのだ。そして、非常にわかりやすいのである。

キングダムズ オブ アマラー:レコニングの画像

このわかりやすさの源泉となっているのは、アクションも、システムも、絵作りも、とにかくゲーム中のあらゆる部分において、

「どこかで触れた覚えがあるな……」

と感じさせる“既視感”だ。チュートリアルや攻略を見なくても、

「これはきっと……こういうことなんだろうな」

なんて勘を頼りに遊んでも成立してしまうほどしっくりハマる造りになっているので、新規のゲーム(リマスターだけどさ)を遊んでいるとは思えないほど、つねに安心感に包まれながらのプレイになるのである。

キングダムズ オブ アマラー:レコニングの画像

『キングダムズ オブ アマラー:レコニング』を根底で支えているのは、あまたの名作アクションRPGに対するリスペクトだろう。

ともすれば「マネだ」とか「あのゲームに似すぎw」なんて揶揄されてしまう恐れもあったろうに、そこは「いいゲームを作るためだ」

と割り切って、良作にインスパイアされた部分をつぎつぎと導入していったのではないか……と容易に想像できる。

でも、単純に要素をてんこ盛りにしただけでは取っ散らかって、ひたすら遊びにくいだけのゲームになってしまうところだが、『キングダムズ オブ アマラー:レコニング』のチューニングは完璧だ。

アクションは数々のハンティングアクションゲームにまったく引けをとらないレベルだし、

キングダムズ オブ アマラー:レコニングの画像
キングダムズ オブ アマラー:レコニングの画像

重厚な物語と膨大なミッションは、ゲーマーのやり込み心を刺激してやまない。

キングダムズ オブ アマラー:レコニングの画像

「つなぎで遊べればいいや……なんて思って、スミマセンでした!!!><」

このゲームを遊び始めて1週間ほど経ったが、深みにハマればハマるほど、浅はかだったころの自分が激しく土下座をするのでありました(苦笑)。

角満さんの画像
大塚角満
(おおつかかどまん)
20年以上にわたりファミ通で記者、編集長などを務めつつ、自ら著者としてゲームプレイ日記の単行本、『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズなどを上梓。ベストセラーとなる。2019年より独立し、パズドラのストーリーダンジョンのシナリオ担当を務めるなど、活動の幅を広げている。
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今回のゲーム『キングダムズ オブ アマラー:レコニング』

キングダムズ オブ アマラー:レコニングの画像
発売日2020年9月18日
メーカーTHQ Nordic
ジャンルオープンワールドRPG
プレイ人数1人

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© 2020 THQ Nordic AB, Sweden. Developed by KAIKO. Originally Developed by Big Huge Games. Kingdoms of Amalur, THQ, 38 Studios and their respective logos are trademarks and/or registered trademarks of THQ Nordic AB. All rights reserved. All other trademarks, logos and copyrights are property of their respective owners.