
「2019年のアプリゲーム」を振り返る
2019年。元号が令和に変わり、ラグビーが一躍人気になったり、ゲームでは待望のPS5発表があるなど世の中が大きく動いた年だった。

▲アプリ『ポケモンマスターズ』に登場するレッド&リザードン。新作に映画にと、ポケモンシリーズには様々な動きがあった1年だった。
一方でアプリゲームに目を向けると、『ポケモン』『ドラクエ』の完全新作や過去の名作の移植など、強力なIPを活かしたタイトルが多く出た年だったように感じる。
また「Stadia」や「Apple Arcade」など、アプリという枠にとらわれない新しい楽しみ方を提供するサービスも出現。
スマホゲームの未来が大きく広がった1年となった。

▲スクウェア・エニックスのApple Arcadeタイトル『VARIOUS DAYLIFE』の画像。『ブレイブリーデフォルト』と『オクトパストラベラー』の製作陣が携わっている。
今回の記事では、ページ閲覧数やダウンロード数など複数の観点から、GameWithで特に注目されていたタイトルを月別にご紹介していく。
この記事を読めば、今年1年の「流行ジャンル」や「ゲームアプリ業界の流れ」が見えるかもしれない。
もし、まだ遊んだことのないタイトルがある方は、この冬休みに手にとってみてはいかがだろうか。
2019年上半期(1~6月)
2019年上半期の人気タイトル早見表
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【1月】は「原作あり」の作品がたくさん登場!その中での注目作は『バウンティラッシュ』!

2019年1月、もっともユーザーに注目されたタイトルはバンダイナムコエンターテインメントが贈る『ONE PIECE バウンティラッシュ』。
大人気マンガ『ONE PIECE』を題材にしたアプリで、ルフィやゾロ、ナミなど、おなじみのキャラで戦う4vs4のチーム対戦ゲームだ。

原作を忠実に再現したキャラクターの技や動き、バトルステージは必見。ファンには堪らないものになっているぞ。
リリースが1月ということは、もうすぐ1周年記念キャンペーンが開催される可能性も?続報に期待しよう。
編集部ライターの声
1月はその他にも『グリアド(HUNTER×HUNTER)』や『ダイマジ(FAIRY TAIL)』など、アニメを題材にした作品が沢山リリース! そんな激戦の中、週刊少年ジャンプのレジェンド作品『ワンピース』が特に注目を集めました! |
©尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション
©BANDAI NAMCO Entertainment Inc.
アニメが終わってもその人気は絶えず…!【2月】は「オーバーロード」のRPG『オバマス』

2月の注目作は『MASS FOR THE DEAD』。大人気作品「オーバーロード」のキャラ達が登場するコマンドバトルRPGだ。
「オーバーロード」は2012年に出版された小説から始まり、3度のアニメ化やマンガ化などで人気を博し『ソードアートオンライン』などにも肩を並べるほどの大人気作品だ。

本作の魅力は、原作とは違うオリジナルストーリーが展開されるところ。原作を知っている人でも知らない人でも「オーバーロード」独特の雰囲気を感じられるものになっているぞ。
BGMやイラスト、デフォルメされたおなじみキャラ達の3Dグラフィックの出来がよく、ストーリーを抜きにしてもハイクオリティな作品になっている。
編集部ライターの声
リリース時点で既にアニメ放送は終わっていましたが、この作品を経てアニメ『オーバーロード』を見返しました。「ダーク」という言葉では表しきれない「オーバーロード」感のある独特の世界観・雰囲気に必見です! |
© 丸山くがね・KADOKAWA刊/オーバーロード製作委員会
”ソロゲー”が続々登場した【3月】独特な世界観にハマれる『グリムエコーズ』が受けた!

3月の人気作『グリムエコーズ』は、スクウェア・エニックスが贈るマルチ協力プレイが一切ない完全ソロプレイゲーム。
童話をモチーフにしたアクションRPGであり、物語の枠から外れた「罪人」たちによる贖罪の物語を描いてゆく。

テーマは「人生の岐路に立った際の選択とその残響」。静かに心を打つ味わい深い物語と、童話ならではのファンタジックな雰囲気が魅力だ。
「完全ソロプレイ」ゆえに、人と競わず自分のペースで進められるのも嬉しい。
じっくりゲームと向き合い進むRPGらしいゲーム体験を求めている方におすすめ。
編集部ライターの声
3月は『風来のシレン』や『ブレイブフロンティア ローグストーリー』などの1人で遊べるゲームの注目度が上がったのが印象的です。その中でも『グリムエコーズ』は様々な「選択」が用意されていて、「オトナ向け」のじっくりと遊べるゲームになってます。 |
このゲームはサービスを終了しました。
© 2019 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
ドット絵x3D空間による迫力&立体感!【4月】最も注目されたのは『ラスクラ』

『聖剣伝説』との大型コラボが記憶に新しい『ラストクラウディア』が4月で登場!ドット絵キャラクター×3D空間という独自の世界観を演出、大迫力で爽快なバトルシーンを実現した本格RPGだ。
ユニットを切り替えながら戦うリアルタイムバトルと、登場キャラクターの心情や臨場感溢れる情景が伝わってくる奥深いシナリオが楽しめる作品だ。

本作の魅力はドット絵キャラが3D空間でド派手に戦う本作ならではの演出。各キャラクターが持つ特技や超必殺技は、画面いっぱいのカットインと圧倒的な威力で、最高の爽快感が味わえるぞ。
編集部ライターの声
新学期に合わせて新作タイトルが大量にリリースされる4月は『ラストイデア』や『魔女兵器』がリリース。その激戦を制したのは『ラストクラウディア』でした。3Dのマップの奥行き、激しく動く2Dドット絵は「懐かしくも、新しい」という印象でした。 |
© 2018 AIDIS Inc.
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【5月】サクッと対戦ゲームが多数リリース!そんな中での注目作は、腰を据えて遊べる『とわなな』に

5月に最も注目を集めたタイトルは、NetEaseとDeNAがタッグを組んで贈るマルチエンディングRPG『永遠の七日』。
世界崩壊までの7日間を何度でも繰り返し、様々な出会いと別れを繰り返すタイムリープものの作品だ。

7日間の中でのバトルの勝敗やシナリオ中の選択によってエンディングが変わり、要所要所でのシナリオが「CG」としてコレクションされていく。
2周目,3周目とやり込めばやり込むほどに面白い作品になっているので、時間のある冬休み中にもってこいの作品になっているぞ。
編集部ライターの声
5月は『ナナカゲ』や『リンクスリングス』などの短時間で楽しめる対戦ゲームが多い印象でしたが、そんな中で時間をかけてじっくりとプレイすることで楽しめる『永遠の七日』がに注目を集めましたスマホゲームとは思えないボリュームのシナリオに驚き! |
このゲームはサービスを終了しました。
© ©NetEase, Inc. / ©DeNA Co., Ltd. All Rights Reserved
梅雨でまったりゲームをする人も多い【6月】には『七つの大罪 グラクロ』が登場!

『リネレボ』や『TERAオリジン』などを運営するnetmarbleが贈る『七つの大罪 ~光と闇の交戦~』が6月の注目作。
大人気マンガ『七つの大罪』の世界を舞台に、メリオダスやバンなどのキャラたちがフル3Dで暴れまわるRPGだ。

原作ではおなじみ、キャラの必殺技同士を掛け合わせる「合技」も搭載。原作では見られないオリジナル合技も用意されており、ファンには堪らないものになっている。
またリリースされてから各種季節イベントで限定コスチュームを着たキャラが登場するのも面白いところ。年末年始はサンタ姿や着物姿のキャラクターを見ることができそうだ。
編集部ライターの声
6月は『七つの大罪』以外にも、新たな戦略ゲームジャンル「AUTO CHESS」がスマホゲームにも浸透し、たくさんの戦略ゲームがリリースされました。そんな中『七つの大罪』はバトルの戦略性と高品質なグラフィックを兼ね備えており、爆発的な人気を獲得しました! |
© 鈴木央・講談社/「七つの大罪 戒めの復活」製作委員会・MBS
© Netmarble Corp. & Funnypaw Co., Ltd. All Rights Reserved.
2019年下半期(7~12月)
2019年下半期の人気タイトル早見表
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【7月】は「とある」の入門にピッタリ『とあるIF』が人気を集める

7月には、『とある』シリーズの新作スマホゲーム『とある魔術の禁書目録 幻想収束(イマジナリーフェスト)』がリリース。
作品の枠を破りキャラが集結、科学と魔術の垣根を越えたドリームチームの戦いが繰り広げられる、学園異能バトルRPGだ。

本作の注目ポイントはバトルにあり、カードゲームとコマンドバトルをミックスしたような独特の戦略が楽しめる。
ストーリーでは『とある魔術の禁書目録』の物語を1から追体験できるので、原作を知らない方への入門作にもピッタリ。
編集部ライターの声
7月には、2020年にスピンオフアニメ「とある科学の超電磁砲T」も控えた「とある」が登場。『FFDCG』や『ガンダムブレイカー』『Dr.Mario』など数々のIPタイトルを抑えての1位は「総決算」にふさわしい文句なしの名作ですね。 |
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「ポケモン」フィーバー!【8月】の一番人気はトレーナーにも焦点を当てた『ポケマス』!

暑さもピークの8月には、全世界待望の『ポケモンマスターズ』が登場。
ポケモンとトレーナーのコンビに焦点を当てた新しいゲーム性でファンを沸かせた。
特に、シリーズ作のプレイを通してジムリーダーに愛着のあった方には待ちきれないタイトルだっただろう。

バトルは3vs3のリアルタイム制ということもあって、他の『ポケモン』ゲームとはまた違った戦い方が求められる本作。
『ポケマス』オリジナルの必殺技「バディーズわざ」でトドメを刺した時の爽快感はバツグンだ。
編集部ライターの声
5~8月に掛けては「名探偵ピカチュウ」や「ポケモン剣盾情報」などポケモンフィーバーと言って良いほどあらゆる方面での「ポケモン情報」が絶えませんでした。その中でも『ポケマス』リリースは衝撃的でしたね。 |
© 2019 DeNA Co., Ltd. © 2019 Pokémon. © 1995-2019 Nintendo / Creatures Inc. / GAME FREAK inc.
ポケットモンスター・ポケモン・Pokémonは任天堂・クリーチャーズ・ゲームフリークの登録商標です。
【9月】GameWithではおなじみ『モンスト』のスピンオフ『モンパニ』が登場!

9月はGameWithではお馴染み『モンスト』のスピンオフ作品『モンストドリームカンパニー』が注目度トップに。
『モンスト』の引っ張りアクションとパーティーゲーム「すごろく」が混ざった新感覚の引っ張りアクションだ。

騎士王アーサーがジャーナリストになったり、ツクヨミがお天気キャスターになったりと本作でしか見られないオリジナル衣装のモンストキャラ達が登場。
『モンスト』同様に4人でのマルチプレイもできるので、友達同士で集まった時にワイワイ遊べるパーティーゲームとしてプレイしよう!
編集部ライターの声
本作の特徴はサイコロを「投げる動作」と「進む方向」が同時にプレイできる操作方法。個人的にはスマホボードゲームでの基本になりそうな革新的なアイディアだと感じています! |
このゲームはサービスを終了しました。
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全てがハイクオリティー。【10月】は豪華製作陣で贈る本格RPG『ブレスロ』!

10月は2019年秋最大の注目作だった『ブレイドエクスロード』がリリース!
監督に『ブレフロ』『FFBE』を手掛けた早貸久敏氏、アートディレクターに『FF7』『クロノ・トリガー』を手掛けた中谷幸夫氏など、数々の名作RPGを手がけてきた豪華製作陣が集結。
なんと全登場キャラがSSRという高レアのみの格差なしなキャラたちも魅力の一つとなっている。

本作随一の見所はストーリーパート。ハイクオリティな3Dのキャラが自由に動き回り、シーンに応じてアングルが変化する。美しいキャラたちの魅力を最大限に引き出すシネマティックな演出は本作ならではだ。
編集部ライターの声
全てが本格。本当にこの一言に尽きますね…!グラフィック・BGM・バトルなど全てがコンソール顔負けのクオリティ。10月リリースの中でダントツ、文句なしの人気作でした。 |
このゲームはサービスを終了しました。
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2D好きにはたまらない神作!【11月】の注目作は『エピックセブン』!

11月人気はYostarが贈るアニメRPG『エピックセブン』。
「3Dが多いこの時代に、あえて美麗な2Dで勝負した」というYostar代表取締役社長の言葉通り、アニメーションのクオリティは歴代スマホゲームで5本の指に入るものに。

魅力はアニメーションだけじゃない。バトル・ストーリー・キャラクターどれを取っても最高峰。
年末年始には『エピックセブン』初となる大型イベントを実施。始めるなら今が一番熱いかもしれない。
編集部ライターの声
11月は『ディスガイア』や『FFBE』『SAO』など他の月にリリースされていたらピックアップ間違いなしの大作が大量にリリースされました!その中で所謂「原作」「シリーズ」ものではないエピックセブンが注目を集めたのがすごいですね。 |
© 2019.SUPERCREATIVE Corp. All rights reserved. Published by Smilegate Megaport, Inc. & Yostar, Inc.
聖なる夜に配信開始!
【12月】は『アクション対魔忍』がスマホに見参!

2019年を締めくくる12月の話題作は、クリスマスイブに配信が開始された『アクション対魔忍』。
人気シリーズ『対魔忍』が全年齢対象のスマホゲームになったことは、Twitterでトレンド入りするほど注目されたぞ。

もちろん、ゲームのクオリティも抜群に高い。簡単・爽快アクションはユーザー全てを満足させること間違いなし。
対魔忍は着せ替えもでき、いろんな角度から写真を撮ることもできる。
原作ファンも納得の一作と言えるのではないだろうか。
編集部ライターの声
ボッチの私にとっては、最高のクリスマスプレゼントでした。12月は『デュエマ』などガッツリやり込めるタイプのゲームが多数登場しているので、冬休みどれで遊ぶか迷いますね…! |
このゲームはサービスを終了しました。
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