
「信長の野望」シリーズ最新作『信長の野望 覇道』クローズドβテストを先行プレイ!
コーエーテクモゲームスが開発中の新作歴史シミュレーション『信長の野望 覇道』。
本作は2022年6月7日に「シブサワ・コウ40周年記念作品」として正式発表された「信長の野望」最新作にして、スマホでできるシミュレーションとして最大級の人気を誇っている『三國志 覇道』に続く新たな「覇道」シリーズだ。

今回、6月17日から開催中のクローズドβテストで見えてきた本作の全貌を、実際のゲームプレイとあわせてお届けしていきたい。
名だたる戦国大名に仕え、領主として勲功を挙げていく天下統一争い

『信長の野望 覇道』では、戦国時代を代表するさまざまな大名家に仕えたプレイヤーたちが、主君を天下に導くため日本全土を舞台にした領地争いを繰り広げていく。
クローズドβテストで登場したのは織田家・浅井家・武田家・上杉家・北条家・三好家と、知名度・実力ともに比類ない6つの戦国大名家。

▲ 章仕立ての構成にはチュートリアルの側面があり、段階的にゲームシステムを学んでいける
本作では過去作の「信長の野望」シリーズのように、有名な戦国大名の生き様を体験するのではなく、プレイヤー自らが大名に仕えるという立ち位置が特徴的だ。
章仕立てで進行するストーリーでも、各大名家を支持する忠実な領主として成長していく姿が描かれている。
シリーズ未経験者でも安心!?見た目以上に取っ付きやすい戦国時代の世界観に!

今回筆者がクローズドβテストを遊ぶにあたり、最も不安だった点を正直に白状すると“戦国時代の世界観”そのものである。また、「信長の野望」シリーズと言えば、硬派な歴史シミュレーションの特色が強そうな印象だ。
「日本史や歴史が好きなプレイヤーにしか楽しめないのでは...?」
戦国時代の武将に詳しいわけでもなく、小難しい武士の言葉が飛び交いそうな安土桃山時代の世界観を果たして無事に楽しめるのだろうか?という心配があった。

▲ 作中あらゆる面でサポートしてくれる彼女は、プレイヤーの活躍を記録し、大名宛に書簡で報告しているという設定
しかし、それらの予想は良い意味で裏切られることになる。
まず、緊張感が漂う戦国大名への謁見でプレイヤーに遣わされたのは、まだあどけなさの残る楠木いろは。プレイヤーを慕いながらも気さくに語りかけてくれる彼女の存在は大きい。
献身的にサポート役としての力を存分に奮ってくれる。

▲ “前田利家”は創作物で英雄豪傑的に描かれるケースが少なくない
そして戦いの初期メンバーには戦国武将・前田利家が加入。前田利家と言えば、過去に大河ドラマの題材としても取り上げられており、その名を耳にした覚えのある人は多いはずだ。その知名度ゆえに頼もしい限りである。

▲ 戦国時代でも決してマニア向けの“硬派”なキャラ付けではないのが親しみやすい。その絶妙な塩梅は流石の一言
作中ではいろは、利家を中心とした砕け気味の会話で順序立ててゲームシステムを学べる。
本作は戦略ゲームの特性上、覚えることが確かに多いのだが、適度にキャラクターの会話劇が差し込まれるので、ダレずに覚えていけそうだ。こういった部分は特に歴史シミュレーション初心者の視点にも優しく映るだろう。

▲ 初回はやはり織田信長に仕えてみた。冒頭からすごい気に入られています
さらに、冒頭では第六天魔王・織田信長公にかなり親切に接してもらえる。彼が持つ威厳と鋭い眼光はそのままに、だいぶ親しみやすい。
逆に怒らせた時は...と思うと末恐ろしいのだが、名の知れた大名たちは意外にフレンドリーな印象で、デキる上司のような安心感すら覚えた。

本作は戦国時代の世界観を壊さず、キャラクターの個性と会話劇でややマイルドな雰囲気に仕立てあげているのはとても取っ付きやすい。
筆者も基本システムを学び始める頃には、ゲーム開始前の敷居の高さなどすっかり忘れていたほどだ。これならシリーズ未経験者でも安心して楽しめると思う。
先を見据えて領土を確保。仕える大名家を勝利に導く!

▲ 国づくりの土台となる「内政」の画面
冒頭でいろはと利家から内政や戦術に関する簡単な指南を受けたら、いよいよ領主としての活動が本格的に始まる。
ゲームでは自分の領土をより強固で豊かなものにしていく「内政」と、日本全土を3Dマップで表現しつつ、熾烈な領土争いの起こる「地図(全体マップ)」の2つの機能が軸になる。


▲ 日々プレイヤー同士が領土を奪い合う「地図」の画面
流れとしては「内政」で資源を生産しつつ、武将の装備品や育成アイテムを入手。その後武将育成や部隊編制を経て、戦いの準備ができたら「地図」から、自分あるいは協力関係にあたる仲間プレイヤーの領土を拡大していくのだ。

▲ 制圧は自家の領土と隣接する領土から行う。空白の領土、他大名家の領土は戦闘勝利後、一定時間経過後に制圧できる
領土の攻撃&制圧には「軍令書」と呼ばれる消費アイテムと、「威信旗」の2種類のアイテムを使用。特に「威信旗」は領土制圧におけるコストであり、旗の回収を前提として運用する。

新しい領土が欲しければ、既存の領土から旗を回収して使い回す必要があるため、制圧予定地がどのような領土で、どんなメリットが得られるのかをしっかり熟考する必要性があるだろう。
先を見据えた計画を立てていくのも戦略シミュレーションの醍醐味だ。


ゲーム中では春・夏・秋・冬と各季節を巡り終えた時点で1年が経過し、戦国大名家の情勢が変化する。
この際、自分が仕えている大名家の領土数や城の数が集計されるため、他の領主と積極的に協力し、他の大名家の領土をガンガン攻めていきたいところだ。
“3すくみ”の相性が鍵を握る戦略バトル
領土・城の制圧で欠かすことのできない「合戦」。
『信長の野望 覇道』では足軽・騎馬・弓と、3種類の兵科で部隊が“3すくみ”に分かれ、敵部隊に対して如何に相性の良い兵科の部隊をぶつけていくかがポイントになる。


▲ 部隊編制では武将同士の相性も。史実で繋がりのある人物と組ませると「縁(えにし)」が発動し、より強力な部隊となる
兵科は自由に変更可能だが、部隊を指揮する「大将」の役割を担う武将の得意・不得意で判断するのが基本。
苦手な兵科と得意兵科では著しく「戦力」が変化するので、注意して部隊編制を組むべきなのだろう。

ちなみに領土は制圧するだけではなく、他大名家から護り切るのも大切。気軽に攻め込まれないように、「遊撃」と「待伏」のコマンドで領土に防衛網が敷ける。
「遊撃」は索敵エリア内に侵入した敵部隊を自動的に攻撃し、「待伏」は足止めして進軍を許さないものだ。

▲ 「遊撃」「待伏」の指示を出す部隊の兵科にも注意を払っておきたい
領土が広がればそれだけ攻め込まれるリスクも増加する。後述する「攻城戦」に持ち込まれないよう、予め重要な領土には戦力を割いておきたいところ。
適度に情勢と回りの領主との位置関係を把握し、厳しい戦いを避けられるよう、同大名家の領主に協力を仰ぐなど、自分なりの工夫で生き残る術を見つけていくのが楽しいと感じられた。

なお、フィールドのあちこちに他大名家の領主以外に、野盗などの「賊」が徘徊している。彼らを討伐すると、「勲功」を獲得可能だ。

「勲功」は他大名家の領土を制圧しても獲得でき、これは大名家内での勲功ランキングに影響してくる。ランキング上位の領主には報酬も用意されており、「勲功」の数が単純な大名への貢献度に直結すると考えても良いかもしれない。
専用マップで繰り広げられる「攻城戦」!

普段のフィールドとはまた違った専用マップで行われる「攻城戦」では、「一門(同盟システム、ギルドシステムのようなもの)」を組んだ仲間と共に、リアルタイムの城攻めバトルが楽しめる。

3すくみの基本的なバトルシステムはそのままに、城門や要所への攻撃など、本丸を落とすための要素が登場。「攻城戦」は仲間と協力して臨むことになるため、いつもより緊張感のある戦いになるのは間違いない。

攻撃側も防御側も、選りすぐりの精鋭部隊を出陣させる「攻城戦」では、単純な武力衝突だけでは終わらないリアルタイムシミュレーションとしての戦略性が問われる。
仲間たちと事前に作戦プランを練りつつ、それらを実行に移すチームワークがキモになりそうだ。
名武将たちの育成と「内政」における下準備で合戦に備える

戦いで上手く戦果を上げるには、プレイヤーに仕えてくれる武将たちの育成を忘れてはならない。
武将のレベル上げはもちろん、さまざまなステータスの個別強化や、「鍛冶(かじ)」にて装備品を鍛造(たんぞう)することが大事だ。

▲ 「鍛冶」では素材からレアリティN〜SSRまでの装備をランダム抽選で鍛造。素材の“玉鋼”は「商店」か制圧済みの一部領土から調達できる
特に「鍛冶」の機能は「指南(ミッション)」を達成し、章を進めていくと「内政」の機能として解放される。
他にも「内政」では「鍛冶」を始め、資源を経験値アイテムや銅銭に交換する「取引」、民の依頼をこなして報酬を獲得する「目安箱」、戦いで消耗した兵士を募集する「兵舎」など、多くの施設が登場。

どの施設も章の進行に合わせて解放されていくので、順番にその機能を覚えていける。始めたばかりのプレイヤーに対する配慮がここでも見られた。
確かにいきなり全ての施設を紹介されたところで、その情報量の多さに頭がパンクしてしまいそうなものである。

ただ、本格的な戦いに向けての下準備には当然各施設を使いこなす必要がある。そのためプレイ開始直後は「指南(ミッション)」に沿って、全機能の解放を目指していくとよいだろう。
この大まかな流れは恐らく、正式サービスが開始した場合においても変わらないはずだ。
戦力増強のため、更なる人材を登用できるスカウト機能「勧誘」

本作ではゲーム内通貨である小判を消費して武将を抽選登用する他に、「交流」で特定の武将との友好度を高め、「勧誘」で登用できる。

▲ 武将にあるまじき最後を迎えてしまった宇佐美定満。どんな武将なのか簡単な概要を知れる「列伝」もユニーク
部隊編制で得意兵科が偏っている際に、こういった機能がとても役に立つ印象だ。「交流」「勧誘」を通して、欲しかった武将が入手できる点も素直に嬉しい。

一つの部隊編制を全て縁のある人物同士で構成すれば、「戦法」の連鎖率を高め、戦闘力を飛躍的に向上させられる。
有名武将だけのドリーム編制も夢ではないが、「交流」「勧誘」を上手く活用した戦力の底上げも優先したい...。ここは中々に悩みどころだ。
なお、クローズドβテストの時点で多くの武将が登場しているが、正式サービス開始の際には新たな名武将の登場にも注目しておきたい。
『信長の野望 覇道』とは?
シブサワ・コウ40周年記念作品!戦国時代の風を感じられるMMO戦略シミュレーションゲーム

『信長の野望 覇道』は、コーエーテクモゲームスがシブサワ・コウ40周年記念作品として発表した開発中の新作アプリ。
現在、クローズドβテストを経て更なるクオリティアップを行っている状況とのことだ。




公式ジャンルはMMO戦略シミュレーション。リアルタイムで行動するほかのプレイヤーたちとの争いが楽しめる。
作中で使用されているマップは、大河ドラマなどで実際に使用された地図を本作用にアレンジしたもの。刻一刻と変化する四季の表現や戦国時代の情勢を緻密に表現している。
基本情報
タイトル名 | 信長の野望 覇道 |
---|---|
略称タイトル | 信長の野望 覇道 |
配信日 | 未定 |
会社 | コーエーテクモゲームス |
ジャンル | MMO戦略シミュレーションゲーム |
対応OS | iPhone,Android |
事前登録 | 未定 |
公式Twitter | 「信長の野望 覇道」公式Twitter |
公式サイト | 「信長の野望 覇道」公式サイト |
©コーエーテクモゲームス All rights reserved.
その他おすすめゲーム

その他、スマホで遊べるおすすめRPG

▲GameWith編集部厳選!おすすめRPGはこちら
その他おすすめゲーム
