グローバルβテスト“死遊テスト”に参加したぞ!『トライブナイン』をプレイレビュー!
『TRIBE NINE (トライブナイン) 』(以下、トライブナイン)は、『ダンガンロンパ』シリーズを⼿掛けた小高 和剛氏が率いる”トゥーキョーゲームス”と、人気アニメのスマホゲームで数々の大ヒットタイトルを送り出している”アカツキゲームス”がタッグを組んだ基本無料の完全新作ゲーム。
本作は、ゲームに先駆けて放映されたTVアニメと同じ世界観ながら、アニメから2年後のネオトーキョーを舞台にした、新しいストーリーが展開されるアクションRPGとなっている。
もちろん、アニメで話題となった”トンデモ野球”こと「XB(エクストリームベースボール)」もしっかり再現されており、迫力の野球バトルを楽しむことができる。
今回は、グローバルβテスト「死遊テスト」をプレイする機会をいただいたので、実際にβテスト版をクリアまでプレイした筆者が、本作の魅力をたっぷりと紹介していこう。
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難しいけど面白い!激ムズ死にゲー×アクション!
『トライブナイン』のバトルはゴリゴリの3Dアクション。
ド派手なエフェクトとスピーディーな展開で、アクションの手触りは非常に爽快だ。
敵の攻撃をタイミングよく回避すると、一方的に攻撃できるチャンスタイムが生まれる。
これはジャスト回避は攻略するうえで重要なテクニックなので、使いこなせればバトルを有利に進めることができるだろう。
敵にトリガーという状態異常を付与すると、"チェインスキル"と呼ばれる連携攻撃が発動できる。
チェインスキルは、後述する"テンション"を爆発的に上げることができるので、積極的に狙っていこう。
キャラクターはそれぞれ”アルティメット”と呼ばれる必殺技を持っている。
主人公「曜(よう)」のアルティメットは敵に大ダメージを与え、さらにトリガーを付与してチェインスキルが発動可能になる強力な効果を持っている。
テンションを制する者がバトルを制す!
本作のバトルのキモとなるのが、画面上部に配置されたテンションゲージだ。
テンションは双方の士気を現すもので、高まるごとに味方は強化され、敵の危険度が増していく。
そこで重要になるのが”テンションカード”だ。
ガチャなどで入手可能なこのカードは5枚まで装備でき、ときに戦局を左右するほどの威力を持っている。
テンションカードには、効果が発動するテンションのランクが決められている。
強力なカードはテンションMAXのEXTREMEランクで発動するものが多いが、EXTREMEランクのカードばかりで構成するとテンションが上がるまで苦戦してしまう。
カードの効果を確認しながらバランスよく装備しよう。
勝てるまで何度でも挑戦!手加減なしの本気バトル!
本作は、公式が”死にゲー”と呼び、βテストも「死遊テスト」名付けるほどの高難易度が予告されている、ちょっと珍しい作品だ。
とはいえ、βテスト中は特につまることもなく、さくさく進行できた。そう、ヤツ(サメズ)に出会うまでは……。
"WARNING"は強力な攻撃の前兆。生半可な育成では即死しかねないので、注意が必要だ。
育成が足りないと感じたら、いったん出直すことも考えよう。
サメズのテンションをMAXまで上げさせると、極悪非道の即死攻撃”シャークトルネード(勝手に命名)”が発動してしまう。
テンションMAXのときはチャンスが来るまで回避に専念するしかない。
負けても、何度でもバトルの最初から挑戦可能だ。
ちなみに、コンティニューや敵の弱体化といった生易しいシステムは、本作には存在しない。
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ぶっ飛んだ世界観と魅力的なキャラクター達に注目!
『トライブナイン』の舞台は、デスゲームによって支配された近未来のネオトーキョー国。
アニメとは、また一味違った悪役が登場してデスゲームを盛り上げてくる。
とにかく圧倒的な力をもつ悪に絶望感しかない本作であるが、この悪役がなんとも”憎めない”、いや憎らしくはあるのだが”可愛くもあり”なんとも表現しがたい魅力をもったキャラクターとして描かれている。
ぜひともいつか「キャン」と言わせたい。
どこか懐かしいレトロゲーム風のドットで表現された世界
フィールドのキャラクターと建物などは、レトロゲーム風のドット絵で描かれている。
ドット絵ならではの温かみのある雰囲気が、どこか懐かしさを感じさせてくれる。
ドット絵だからといって、まったく古臭くはない。
しっかりと描き込まれた背景にも、制作陣のこだわりが随所に感じられ、見ているだけで楽しい。
これぞトンデモ野球!XB(エクストリームベースボール)!
そして、本作を語る上で避けては通れないのがXB(エクストリームベースボール)だ。
XBとはアウトローの集団であるトライブ同士の抗争に決着をつけるために考案された、野球によく似た決闘方法であり、XB法の定めにより敗者は勝者の命令に従わなければならない。
ゲームは夜のシティ全体を使って行われ、アウトはタッチ(というかノックアウト)と三振のみ。
ボール持った選手が、ランナーと一対一のバトルを繰り広げる、格闘野球とでも言うべきゲームだ。
とはいえ、『ダンガンロンパ』のクリエイター陣が携わっているとあって、XBは単なるゲームではない。
XBの勝敗を分けるのが、相手のテンションを左右する相手の主張に対する反論の選択肢だ。
9つのマス目から、相手の心に効く選択肢を選んで攻撃しよう。
XBとは、相手の心をへし折る競技でもあるのだ。
フィールドを探索していると、まれに”マキュウ”が見つかることがある。
マキュウとは相手の心にクリティカルヒットする重大な秘密だ。必勝を期すならすべてのマキュウを見つけてからXBに臨むといいだろう。
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個性的な「トライブ」のメンバーたちを紹介
『トライブナイン』の世界には多くのトライブが登場する。
ここでは主人公たちの所属する”トラッシュトライブ”のメンバーから、最初から操作可能な3名をピックアップして紹介する。
黒中 曜(CV:小林 千晃)
本作の主人公。
常に冷静で冗談が通じず、幼なじみからも「クソ真面目」と言われるほど。
故郷、約束、記憶……奪われたものを取り戻すためにあらゆる逆境に立ち向かう!
彩葉 ツキ(CV:夏吉 ゆうこ)
主人公の幼馴染。
いつも明るく、常に二人のことを想うムードメーカー的存在。
いつの日か、また三人でXBをできる日が来ることを願っている。
小日向 小石(CV:井上 麻里奈)
ちょっとナイーブで心優しい医療少年。……少年!?。
非力だが「誰かを助けたい」という思いは人一倍強い。
相棒の謎生物とともに、争いの無い世界を目指して戦う。
まとめ
そんなわけで、『トライブナイン』グローバルβテスト「死遊テスト」のプレイをもとにレビューをしてきたが、いかがだっただろうか。
可愛いドット絵の世界に似つかわしくない、絶望感あふれる舞台で繰り広げられるハードなアクションと、ぶっ飛んだXBの魅力が少しでも伝えられたなら幸いだ。
製品版では、”サメズ”の野郎など及びもつかない強敵が待ち受けているだろうと戦々恐々しつつ、新たな強敵とのバトルが楽しみだ。
©Akatsuki Games Inc.
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