
『モバレジェ』のMoontonが手掛ける本格ゴシック・ヴァンパイアRPGをレポート

4月4日より、Moontonが贈る新作RPG『シルバー・アンド・ブラッド』のβテストが開催されていた。
本格ゴシック・ヴァンパイアRPGと銘打ち、ダークファンタジーな世界観で描かれる重厚なストーリーや手軽ながら戦略性の高いバトルが魅力の作品だ。
本作を手掛けるMoontonは、スマホ向けMOBAの代表『モバイル·レジェンド: Bang Bang』や洋ゲースタイルのタワーディフェンスRPG『ウォッチャー・オブ・レルム』などを開発・運営してきたパブリッシャー。
これまで培ってきたものを活かして“今風”のスマホRPGを世に送りだした形だ。
今回、『シルバー・アンド・ブラッド』のβテストに参加。どんなゲームだったかをレポートしてしていこうと思う。
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アニメとともに描かれる重厚なダークファンタジー!

まず本作で注目したいポイントといえば、重厚なストーリー展開だ。
ヴァンパイアがや人狼が登場する中世ゴシック風の世界観。
主人公「ノア」と、その命を救ってくれた吸血鬼のヒロイン「エンプーサ」は、自分たちと同じ「月の子」を探す旅に出ることに。ダークファンタジーを主軸しつつも、王道の物語が展開がされていく。
世界観の詳細を見る「血液」は生命の根源であり、記憶を宿す媒体でもある。
大陸紀元が始まる前、13人の錬金術師が神話に登場する「最初の死者」アベルの血を分け合った。これにより、彼らは血液に宿る記憶を別の器に移す術を得て、「永遠の命」を実現し、最初の「血族」となった。
それから千年以上の時を経た1353年の晩秋――
大陸を「黒血病」と呼ばれる疫病が襲う。小さな町の青年ノアは病に感染し、「異端」として教会から火刑に処せられた。しかし、刑場の柱に縛り付けられたとき、一人の「血族」の少女に救われることになる……。
彼女の言葉によれば、ノアは血族が「月への帰還」を果たすための鍵になるという。こうして一つの冒険が始まる――




▲アニメとゲーム内の3Dモデルのモーションを織り交ぜつつ進行する形は、まさにJRPGの一形態といった雰囲気だ。
また、ストーリー中、時々短いアニメが挟まれ、声優も豪華。序盤から衝撃的な展開が続き、すぐに引き込まれる事間違いなしだ。
戦略性と手軽さのバランスの取れたバトル&育成システム

▲戦闘開始前の編成画面では敵の通るルートが開示されている。タワーディフェンスのような面白さも感じられた。
本作のゲームシステムは、育成した眷属(キャラ)でパーティを組み、敵と戦っていくオーソドックスなスマホRPG。
バトルも通常攻撃や通常スキルは自動発動され、奥義のみプレイヤーのタイミングで方向や対象などを指定し発動する、という定番のものだ。
▲奥義発動のリソースはチームで共通。リソースの中で前衛の敵はタンクで挑発しつつ、後衛の厄介な敵は長射程の奥義ですぐに倒す……、など戦闘プランを立ててていこう。
さらに、そこに本作独自の「月相」システムにより、面白い戦略性を生み出していた。
「月相」を説明すると、眷属ごとに「新月」「残月」「満月」3種類の月相を持ち、奥義を発動するとその月相が得られる。3種全ての月相を揃えると「血月」という強力なバフがパーティ全体にかかる、というシステムだ。
▲戦闘では、奥義発動時にクールなカットインが入る。もちろん設定で表示なしにすることも可能で、「1日1回表示」というのもある。
つまり、敵のギミックに対応しつつ、月相を揃えることも考えてパーティ編成や戦闘プランを考える必要がある。しかし、作戦がきれいに決まったときの爽快感はひとしおだ。
また、バトルのオート機能ももちろん搭載。戦力を上げきってサクサククリアする、最低限の育成でも手動でうまく戦略立てて攻略する、どちらのプレイスタイルも可能そうだ。

育成システムとしては、育成素材が放置で得られるタイプ。ステージ進行によって育成素材が豪華になり、面倒な周回などが必要ないのは嬉しいポイントだ。
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美しいイラストで描かれる眷属(キャラ)たち




本作のもう一つの魅力といえば、Live2Dで動く眷属(キャラ)たち。
イラストは厚塗り風のタッチで描かれ、美男美女はもちろん、ダークファンタジーらしく癖の強い眷属も存在する。


▲一筋縄ではいかなさそう雰囲気が、逆に魅力を感じさせる。そんなキャラが何人も存在する。
リリース時点で眷属の数は50名以上にも及び、きっと誰か一人は気に入ること間違いなしだ。


▲何とは言わないが、男女ともに「大きい」キャラが多い。大きいのが好きな人は特に要チェックの作品だ。
『シルバー・アンド・ブラッド』は正式リリースは2025年内を予定。
βテストの時点でも十分にクオリティが高く、「本作らしさ」も十分に感じられる、新作スマホRPGの中でも特に期待できる一作であった。ダークファンタジーやヴァンパイアといったワードに惹かれる人はチェックしてみてはいかがだろうか。
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