
名だたる刀剣が戦士の姿になった「刀剣男士」を収集・育成・戦闘させるPC&スマホ向け育成シミュレーション『刀剣乱舞ONLINE(とうらぶ)』。2015年1月14日にリリースされてから、今年でちょうど10周年を迎えた。
それを記念して、1月18日と1月19日に東京・幕張メッセにて10周年記念イベント「刀剣乱舞 大本丸博 2025」が開催。
このたび取材できる機会をいただいたので、大盛況だったイベントの様子をお届けする。
ミュージカル、舞台、アニメ、映画、歌舞伎…ゲームだけじゃない多種多様なコンテンツ
国際展示場9・10・11ホールにはファン垂涎もののアイテムや資料が多数見られる展示ブースやフォトスポット、グッズを買えるスポンサーブース、そして桜ステージなどのプログラムが展開されていた。

エントランスは本丸の雰囲気を思わせる和テイストになっていて、刀剣男士「三日月宗近」の姿が。

さらに進むと、祝装(十周年記念Ver.)の刀剣男士たちが勢揃いした圧巻のパネルが来場したファンたちをお出迎えしていた。

まずは、「とある本丸ブース」を紹介する。こちらはさまざまなメディアで展開されてきた『刀剣乱舞』の世界を堪能できるブースだ。

ミュージカル、舞台、アニメ、映画、歌舞伎、コミカライズとあらゆるコンテンツで世界を描いていることにとても驚かされた。

ミュージカル、舞台、映画のエリアでは実際に使用された衣装が展示されてあったが、とても見応えがあった。

同じ『刀剣乱舞ONLINE』を原案としていても、コンテンツによって異なる色を出していることが伝わってくる。

人気を集めていたのは、eeo Storeブースに展示されていたあったサンリオが展開する「わんぱく!刀剣乱舞」のエリア。
これは刀剣男士たちをパステルカラーとキュートなフォルムで描いたコンテンツで、多くの人が「推し」の写真を撮影していた。
こちらは2026年にアニメが放送予定なので、可愛すぎる刀剣男士たちの姿に期待したい。

スポンサーブースエリアでは、エスケイジャパンのもちもちマスコット、タニタのコラボ歩数計、ブシロードの「カードファイト!! ヴァンガード」コラボカードなどさまざまな企業が出展し、グッズ販売や頒布などを行っていた。

「アニメイト/ムービック/SuperGroupies」のブースには防災グッズメーカーとコラボした商品もあり、ラフな雰囲気で描かれた刀剣男士たちがかわいらしく、災害時に推しのグッズを持っていたら心に安らぎを与えてくれそうだと感じた。

「刀剣乱舞 大本丸博 2025」の目玉のひとつである刀剣の展示では、「復元 三日月宗近 真」をはじめ合計6振りが展示されていた。
こちらは、古刀の代表的な一振りとなる三日月宗近が当時作られた「生ぶ(うぶ)」な状態を推定復元することに挑むプロジェクトにより作刀された刀剣だ。
鋭さと反ったフォルムがとてもカッコよく、生で見ると迫力があった。

祝装(十周年記念Ver.)の刀剣男士が勢揃いした壁面展示は非常に長い列となっており、大盛況ぶりがうかがえた。
他にも、推しの刀剣男士とツーショットが撮れる記念撮影館やフォトスポット、刀剣関連施設の掲示板など、ファンには嬉しいエリアが多数あった。
キャスト多数集合の富士ステージ!

国際展示場ホールとは別に、イベントホールでは「富士ステージ」が設けられ、刀剣男士の声優などが多数出演する舞台イベントが行われた。

イベントは、1月14日に新映像となった『刀剣乱舞ONLINE』のオープニングが流されて開幕。
ニッポン放送アナウンサーの吉田尚記氏と、『刀剣乱舞無双』でこんのすけ役を務めた山口勝平氏がMCを行った後、全出演者が出揃ってイベントが始まった。

最初のプログラムはスペシャルライブでは、板垣奏太郎氏が刀剣乱舞の幕開けとも言える刀剣乱舞ONLINE主題歌(2016年8月‐2020年7月)「夢現乱舞抄」を歌唱し、会場を大きく湧かせた。

力強さを感じさせつつ、透明感もある歌声は聴き応えがあり、ワクワク感を刺激してくれた。
トークセッションは前半と後半に分けて実施。
『刀剣乱舞』のゲームとゲーム外の出来事で振り返るトークテーマでは、サービス開始初年の2015年には早くもミュージカル化が行われるマルチメディア展開の速さには驚かされた。
リリース当初は42振りだった刀剣男士も、現在は116振り(※イベント開催時点)と約3倍にもなっているのにも、本作の歴史の深さを感じさせる。
「近侍にするならどの刀剣男士?」「本丸の名前は?」など様々な質問にキャストが答えていた。
質問の回答と共に、興味深いエピソードも飛び出た。
お遊び企画として3つのチームに別れてチャレンジする「各部隊協力 刀剣プチ演練」が行われた。
内容はストップウォッチを10秒でぴったり止めるストップウォッチチャレンジとお絵描き伝言チャレンジの2種類のゲームに挑戦するというもの、そのチャレンジに成功した分だけ、ユーザーへゲーム内アイテムをプレゼントするというご褒美が用意されていた。
ユーザーの期待を一身に背負っているというプレッシャーがかかる場面で、見事5回成功しユーザーへのプレゼントが決定した。


プログラムも終盤に差し掛かったところで、出演者が朗読劇を披露。
終盤では松任谷由実氏からのメッセージもお披露目され、最後は全員で「あなたと 私と」を合唱して締めくくった。

そしてイベント終了間際、10周年記念の重大発表である「十重発表」の最後のひとつとして、新たな刀剣男士「童子切安綱 剥落」(CV.中村悠一)が2025年夏頃に実装されることが発表された。
三日月宗近、鬼丸国綱、大典太光世、数珠丸恒次と並ぶ、日本刀の最高傑作「天下五剣」のひとつである「童子切安綱」をモチーフにした刀剣男士が実装されるという発表に、会場ではファンの嬉しい悲鳴に包まれ、最大級の盛り上がりを見せた。

「刀剣乱舞 大本丸博 2025」は、さまざまな展示とイベントで10年間の歴史の深さと展開の豊かさを感じられるイベントだった。
まだ遊んだことがない人もこれを機に是非ともプレイしてみてほしい。
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