
食べ出したら止まらない物ってありますよね?
筆者は「柿ピー」が好きすぎて、ゲーム中や執筆中、アニメを観ているときなどにポリポリと食べ始めたが最後、完食するまで止まらなくなる。
同様にゲームにも、プレイを始めると「やめどきを見失う」中毒性MAXの作品がある。今回紹介する『LINE マジマジ』はその最上級に君臨する、ド級の「やめどき迷子」なタイトルなのだ。……まあ、個人差はあるけど、少なくとも筆者はそうだった。

▲マージパズルと魔法が融合した中毒性の高いシステムが魅力。
本作は、LINE GAMEの基本無料の完全新作。ジャンルは、世界中で人気上昇中と言われている成長株マージパズルで、その醍醐味はそのままに、魔法の力で一発逆転を狙う爽快感&戦略性の高さも併せ持っている。
このたびGameWithでは、そんな本作を試遊する機会を得た。この新作がいかに時間泥棒なのか。開発陣のインタビューも交えて紹介していく。
目次
くっつけて、レベルアップして、納品する。マージパズルとは

▲同じ絵柄のブロックをどんどんマージして、レベルアップさせていく。
「マージ(merge)」とは「融合・結合する」を表す英単語。その意味の通り、ゲームの基本ルールは、盤面にある同じ絵柄のブロックをスワイプしてくっつけ(マージさせ)、よりレベルの高いブロックへ進化させること。
プレイヤーは、こうして依頼されたブロックを作成し納品することで、各ステージを攻略していく。 たとえば……。
「切り株」が描かれたブロック同士をマージする。
すると「魔法陣の描かれた切り株」へ進化し、さらにこれをマージすると「祭壇」へ進化する。
といった具合に、段階を経てブロックを進化させていく。この過程も単純に楽しい。

▲生産ブロックから素材を取り出すとエナジーを消費する。エナジーがなくなるとしばらく素材が召喚できなくなる。
ちなみに先ほどできた祭壇は、タップするたびに魔法の素材を召喚する便利なブロックだ。
こうした生産ブロックは複数ある。たとえば木材系が必要なら「祭壇」、布系が必要なら「カバン」など、素材に合わせて生産ブロックを使い分けるのがミソ。
ただし、素材は生産ブロックのまわりに排出されるので、ゲームを進めるうちにさまざまな素材が散らばって盤面がゴチャついてくる。そこでプレイヤーは、自然に盤面を整理整頓しだすのである。マージゲームの醍醐味はこれなのだ。
え、なんで整理整頓が楽しいのかって? それは、整理することで同じ絵柄のブロックが見つけやすくなって、効率よくマージできるから。つまり、気持ちいいプチプチがエンドレスで続くってわけ。

▲ブロック情報で進化の流れを確認。目的のブロックに必要な素材を効率よく集めよう。
しかし、本作はただ丹念にプチプチするだけのゲームじゃない。「魔法カード」という独自の要素によって、一気に盤面をひっくり返す豪快さも加わっている。
それってもしかして……、プチプチを雑巾のように絞って「ブチッブチッブチッブチッブチッ」ってやるってこと? うっひょー、これはたまりません!
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魔法ポーションもマージ可能。状況を覆す「魔法カード」の爽快感

▲魔法のひとつ「ファイアブーストIII」が発動。生成されるブロックをレベルアップする。
「魔法カード」にはさまざまな種類・効果があり、盤面を一変させる一発逆転の攻略性を生み出している。
ブロックをマージすると、たまに「魔法ポーション」が出現する。これが魔法発動のもと。ダブルタップすると魔法ゲージが溜まり、最大まで溜まると魔法を発動できる。
面白いのは、この魔法ポーション自体もマージできること。同じ種類のポーション同士をマージすれば、より効果の高いポーションが完成する。
一気に魔法ゲージを満タンにすることもできるから、タイミングを見計らって魔法を発動する戦略性が重要になるのだ。

▲レアリティの高い魔法カードをガチャで引き当てよう。
魔法カードはおもにガチャで入手できる。リリース時には70種類が用意され効果もさまざま。なかには一発逆転の効果を秘めた強力な魔法も存在する。
以下は、その効果の一例だ。
| N 魔法使いブラウン | ランダムにブロックをレベルアップ |
| SR 華やかなオウリー校長 | 生産されるブロックがレベルアップ |
| SR 道をさがす者サリー | 追加エネルギーを生産 |
プレイヤーは所持する魔法カードを任意で3種類(最大5種類までアンロックできる)選び、プレイ中はそのデッキから選択して発動する。

▲魔法カードは強化することでレベルが上がる。ビシバシ合成してジャンジャン詠唱しよう。
ポーションはプレイ中に結構な頻度で出現する。もったいぶらずにマージさせてガンガン魔法を使っていくのが攻略のカギだ。
あっという間に2時間溶けた!? LINE FRIENDSとちょっとダークな魔法世界を冒険しよう

▲ちょっとダークな世界観が、可愛らしいLINE FRIENDSに妙にフィット。先の展開が気になるストーリーだ。
ゲームとしての手触りのよさも特筆すべき点だ。「同じ絵柄のブロックをくっつけてレベルアップさせる」というルール自体がシンプルでわかりやすく、パズルゲーム初心者でもすぐに楽しむことができる。
難易度にも気配りが行き届いていて、プレイ中にどれをマージしようか少し迷っていると、ゲームのほうから「これとこれはどうですか?」とさり気なく教えてくれる。
筆者は、あからさまにヒントを出されると妙な敗北感から使用したくなくなるタチなのだが、ヒントの表示がとても控えめで、ためらうことがなかった。

▲プレイヤーからの入力がないと、白い手袋のアイコンが出現して、さり気なくヒントを提示してくれる。考えあぐねて進まなくなる心配は無用だ。
さらに、UIも迷うことがなくストレスフリーのひと言。通勤や通学など、日常のちょっとしたスキマ時間にサクッと遊べる手軽なプレイ感は、まさにLINE GAMEらしい軽やかさだ。
筆者の参加したリリース直前の体験会は2時間の予定だったが「始まったと思ったらもう終わっていた」と感じるほど、没頭してしまった。
ストーリーは、おなじみのブラウンやコニーたちといっしょに、失われた魔法でブロックをマージしながら、壊れた魔法の世界を修復していくというもの。少し切なく、どこかダークな雰囲気が漂う、ちょっとビターなファンタジーが特徴的だ。
コニーとブラウンのラブラブなロマンスや、世界を壊した黒幕の正体を追うなど、気になる展開も用意されているようだ。

▲依頼品が完成したら提出して完了。こうして依頼をこなしながらゲームを進める。
また、プロモーションの一環として『LINE マジマジ』の短編アニメシリーズもXなどで公開中だ。全12話構成で1話あたり30秒前後と観やすいボリューム。1万年前から始まる謎に満ちた展開が面白かった。
さらに、リリースに合わせてさまざまなゲーム内イベントやプロモーション企画も目白押しだ。 ピックアップ魔法召喚やリリース記念のログインボーナス、「Yahoo! JAPAN」アプリのきせかえテーマのほか、総計1600名以上に「えらべるPay」が当たる大規模なSNSキャンペーンも実施されている。
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マージパズル×魔法カードはなぜ生まれた?開発陣インタビュー

▲マージして、イベントをこなして、カードを集め、建物を修復して、またマージする。
最後に、開発を主導した2名へのインタビューを紹介する。マージパズルへの挑戦や、魔法カードの誕生秘話、そして少し大人向けのストーリーについて話を聞いた。
【インタビュイー】
下平光峰氏:カジュアルゲーム1ディビジョン Divリード
朴ヘソン氏:『LINE マジマジ』プロデューサー
──LINE GAMEからパズルゲームがリリースされるのは、いつぶりですか?
下平氏:パズルゲームとしては約1年ぶりになります。LINE FRIENDSのキャラクターを使った作品としてはさらに久しぶりになります。
ユーザーの方からも「パズルゲームをやりたい」という要望を多数いただいていたので、今回はファンの皆様に大いに楽しんでもらえるのではないかと思っています。
──昨今、マージパズル市場が非常に伸びていると言われていますが、その要因は?
下平氏:「同じものを合体させるだけ」という、説明不要ですぐに楽しめるわかりやすさが一番の理由だと考えています。
朴氏:スリーマッチパズルは「ブロックを消していく」楽しさなのに対して、マージパズルは「散らかった盤面を綺麗にしていく」、あるいは「自分の好みに盤面を整理整頓していく」というまったく違う楽しさがあります。
生産ブロックを上にまとめる人もいれば、ポーションを一箇所に集める人もいるなど、自分好みの盤面を作れる快感が、ユーザーの皆様に新鮮に受け入れられているのだと思います。

▲昔から整理整頓が苦手な筆者は……ご覧の通り盤面もゴチャゴチャしている。これでも、本人は超整理しているつもりなのだ。
──マージパズルに「魔法カード」を組み合わせた着想のきっかけは何だったのでしょうか?
朴氏:マージ市場がどんどん盛り上がっていく中で、ほかのタイトルとの差別化を図る必要がありました。そこで、マージを楽しみながら、何か恩恵がもらえるようなシステムを作れないかと考えたのが始まりです。
また「カード」という見せ方が、LINE FRIENDSのキャラクターたちのビジュアルにぴったりだとも思いました。
魔法の要素を、自然にマージパズルに溶け込ませるため、マージをしていると「魔法ポーション」が勝手に出てきて、そのポーションもマージできるようにしました。複雑な操作を増やすのではなく、同じルールの中に魔法を混在させてなじませる工夫をしています。
──テストプレイなどで、想定していなかったようなカードの組み合わせ(シナジー)や大逆転などはありましたか?
朴氏:はい、たくさん生まれています。たとえば、魔法スキルの中には「クールタイムなしで何度も使えるようになる」ものや、「エナジー(※1)の消費がなくなる」といったものがあります。
このふたつを組み合わせると、エナジー消費もクールタイムもなくなり、ものすごい効率でブロックを作り続けられるような状況が生まれます。組み合わせ次第で戦略は無限に広がるので、ユーザーの皆様はぜひ色々なコンボを探してみてほしいですね。
※1 生産ブロックから素材を取り出すごとに消費され、0になると一定時間素材を生産できなくなる。

▲素材はマージするだけでなく、ショップで購入することもできる。
──魔法が解放されるまでに、どのくらいのプレイ時間が必要ですか?
朴氏:本作の特徴は「魔法」なので、ゲームを始めた当日に魔法を体験できるように調整しています。通常のプレイであれば、だいたい30分ほどで魔法システムが解放されるバランスになっています。
また、魔法が解放される「チャプター2」の序盤までは、クエストをクリアすればすぐにエナジーがもらえるので、実質エナジー待ちなしでゲームを進められます。
──今回のストーリーは少しダークで切ない設定になっています。その理由を教えてください。
朴氏:今回は、感情を失ってしまったブラウンを救うため、コニーたちが魔法の世界を回復させるストーリーになっています。
いつもの明るくてかわいいLINE FRIENDSのイメージとは少し違う方向性ですが、今回はキャラクターの新しい魅力を引き出しつつ、ストーリー自体もしっかり読み込んで楽しんでもらいたいという思いがあり、あえて少し重めの設定を採用しています。

▲壊された魔法学校を舞台に序盤のストーリーは進む。そこはかとないダークさがたまらない。
──最後に、リリースを楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。
朴氏:魔法ポーションを集めると、皆さん「もったいないから取っておこう」と貯め込んでしまいがちなのですが、序盤はクールタイムなしで何度も魔法を使えるようにしています。
もったいぶらずにどんどん魔法を使って、一気に盤面をひっくり返す爽快感を存分に味わっていただきたいです。よろしくお願いします!
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ただのパズルじゃない!楽しい時間を生む魔力が宿る奇跡のタイトル

▲魔法発動のエフェクトは賑やかで見ていて楽しい。
『LINE マジマジ』は、スキマ時間に手軽に遊べるうえ、魔法カードによる戦略性と爽快感を融合させた、ちょっとレベチな仕上がりの時間泥棒なタイトルだ。
直感的な操作性と、少し切ない物語で、日常のわずかなスキマ時間を魔法で埋めてしまうのも悪くない。
指先ひとつで魔法を唱える楽しさを、その指で、ぜひ体験してほしい。
©NHN Corp. All Rights Reserved.
GameWith編集者情報

| フリーランス物書き。ドーナツ食べながら子どもとゲームするのが至高。好きなジャンルはインディーズとFPS/TPS。ゲームの腕前は皆無のポテトゲーマー。ジャンルやタイトルにとらわれずゲーム業界全体に興味があります。ゲーム以外にはアウトドア系やローカルニュースなどを執筆中。普段は塾講師、ときどきラジオパーソナリティ。 |
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